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税関(Customs Office)とは




税関とは惑星の軌道上に1個ずつ設置可能な施設で、惑星開発(Planetary Interaction)に使用します。惑星から撃ち上げ、または軌道上から撃ち降ろす資材に関して一定の税金をかけるかわりに、大容量の輸送を可能とする設備です。
全ての税関は、基本的にインターバス(InterBus)というNPCコーポレーションの所有ですが、ぶっ壊して建設することで所有権を得ることができます。

プレイヤーが所有権を持つ税関を一般的にPOCO(Player Owned Customs Office)と呼びます。
設置はLow-Sec、Null-Sec、またはWHに限られていましたが、Rubicon(2013/11/19)アップデートでHi-Secの税関も建て替えが可能になりました。

税関を所有すると、スタンディングによって使用を制限したり税率を変更したりすることができます。

基本的な税率


まず、税関では輸出・輸入する資材の種類によって、打ち上げ・打ち下ろしにかかる関税の基本値が設定されています。
グレード加工度基本価格(isk/個)
RawP0(未加工)5
ProcessedP1(一次加工品)400
RefinedP2(二次加工品)7,200
SpecializedP3(三次加工品)60,000
AdvancedP4(最終加工品)1,200,000

この値を元に、税関の所有者は税率を0%〜100%まで設定することができます。例えば20%に設定した場合、一次加工品を打ち上げるのに1個につき80 ISKかかる計算になります。

Low-Sec以下のセキュリティステータスにおける税関はプレイヤーの設定する税率が全てです。Hi-Secに設置された税関は、所有者のプレイヤーが設定する税率に加えて、NPCの税率が輸出(惑星から撃ち上げ)10%、輸入(惑星へ撃ち降ろし)5%かかります。




Hi-Secの税関を使用する場合、関税知識(Customs Code Expertise)スキルによってNPCがかけている分の税率を減らすことが出来ます(10%/LV)。これはプレイヤーの税率には影響せず、NPCの取り分を減らすだけのスキルです。
横暴すぎる。

税関の設置手順と管理

すでに設置されている税関の破壊

自分たちが税関を設置する前に、まずはそこにある税関を破壊しなくてはいけません。ローセク以下の場合はおもむろに攻撃をしかけることができます。セキュリティステータスが1.0〜0.5のハイ・セキュリティ宙域の場合、NPCが所有する税関については普通に攻撃できますが、プレイヤーのコーポレーションが所有している税関を攻撃する場合は事前にコーポレーション間戦争をしかけることで、CONCORDが介入しないようにする必要があります。

税関の耐久力はこんな感じです。
シールド(Shield)5,000,000 HP
アーマー(Armor)2,500,000 HP
構造体(Structure)2,000,000 HP
シールドの自動回復(Shield Recharge)1,000/secくらい

シールドを25%まで削ると強化状態(リーンフォースモード(Reinforce Mode))に入り、24時間+数時間(設定された持ち主のコアタイムまで)攻撃できなくなります。
強化状態が終わると、シールドが0%になります。自動回復によって25%まで回復されると、攻撃した際に再度強化状態に入ってしまうようになります。そのため、リーンフォースモード明けはシールドを回復させないように間断無く攻撃し、そのまま税関を破壊しきる必要があります。

また、ハイセク・ローセクではぶっ壊した後一定時間(どのくらいかは知らないが24時間くらいか?)経つとインターバスが新しい税関を設置します。その間に建て替えを行いましょう。

必要な資材の準備

税関を設置するために、税関警護砲台(Customs Office Gantry)が必要です。
(※そりゃガントリーじゃなくてセントリーガンだろ)

訳は絶対間違っているので、正しくは、税関構築設備くらいの訳でいいとおもいます。お値段はおよそ80m〜90mほど。



自作する場合は、CONCORDまたは義勇軍のLPストアでブループリントコピーを購入できます。
お値段は20,000,000 ISKと6000LP 、義勇軍の場合はその半分です。


加えて、アップグレードのために惑星開発によって作成される以下の資材が必要です。
  • ・ブロードキャストノード(Broadcast Node)8個
  • ・再帰コンピューティングモジュール(Recursive Computing Module)8個
  • ・自己調和型パワーコア(Self-Harmonizing Power Core)8個
  • ・ウェットウェアメインフレーム(Wetware Mainframe)8個

ガントリーも加えて、総額100mくらいです。破壊した後すぐに設置に移れるように、資材を準備しておきましょう。

設置に関する情報

既にある税関を破壊した後、同じように惑星の軌道上にガントリーを輸送して設置します。

設置可能な範囲は、オーバービュー上で対象の惑星に対して0kmワープしたポイントを基準にします。実際には惑星から数千キロ〜数万キロの位置にワープするので、その距離をまずは確認しましょう(距離A)。税関を設置可能な範囲は、惑星から距離A+1000kmの範囲内です。離れすぎるとエラーが出てガントリーを設置できません。



極論、惑星表面付近、極の上空や、惑星の裏に設置することすら可能なようです。ただしそこまでは通常航行で移動する必要があるので、惑星にワープした地点付近に設置されるのが一般的です。
係留
ガントリーをコーポレーション名義で射出します。この際、コーポレーション権限である機材設置(Config Equipment)が必要になります。



このように宇宙空間に設置された状態になると、星系内のどこにいてもオーバービューに表示されるようになります。そして、直接ワープが可能になります。
2022年3月 アップデートで修正)

射出したガントリーを係留します(係留時間、5秒)。




ガントリーを右クリックし「アップグレードホールドを開く」を選択します。




指示に従ってアップグレードホールドに、必要な資材をドラッグ&ドロップします。




全部入れるとアップグレード開始が押せるようになるので、クリックします。




アップグレード(オンライン)開始(アップグレード必要時間 15分




アップグレードが完了すると、税関が設置されます。


「うおおおおおおお!?」


巨大なPOCOに輸送艦が弾き飛ばされるところまでがテンプレ。アップグレード資材はもちろん、ガントリーも税関に組み込まれて消費されます。

係留解除
ガントリーの係留を解除する場合、15分かかります(2022年3月 アップデートで、既存の30秒から大幅に増加)。係留の5秒に比べて大幅に長いので、設置をミスらないように注意が必要です。

また、宇宙空間に放出した直後のガントリーは回収できない不具合?があるようです。一度係留し、係留解除すれば回収できます。つまり放り出してしまうと15分は回収不能になってしまうので、設置位置の選定は注意深く行いましょう。

設置中のガントリーへの攻撃
設置された(係留中、オンライン中も含む)ガントリーに攻撃すると、容疑者タイマー(Suspect Timer)が作動します。これはCONCORDには制裁を受けませんが、星系内のプレイヤーは誰でもその人を攻撃できるような状態です。
(※2022年3月 アップデートで、犯罪者→容疑者に変更)

関連ページ:PvPガイド 各種タイマー(Timers)


逆に言えば、ハイセクなどで設置中のガントリーは今まではCONCORDに守られていましたが、現在は反撃さえ覚悟すれば普通に攻撃して破壊できるということです。また、ローセクにおいてもスタンディングの低下が小さくなるという恩恵があります。

税関の設定

税関の設定は、直接税関を操作する必要があります。

基本的な管理操作は以下の2つです。

・税率、使用制限、攻撃された場合の強化状態(リーンフォースモード(Reinforce Mode))明け時間帯の設定。
・税関の所有権委譲



見たとおり、時間帯をグリニッジ標準時で設定したり、スタンディングごとに税率を設定したりすることが可能です。

税関の所有権委譲は、コーポレーションに対して行うことができます。
コーポレーション名を入力して所有権を委譲します。



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