ロークアルは採掘支援母艦という位置付けであるが、自身もエクスカベーターと呼ばれる超大型の採掘ドローンを使用して採掘を行うことができる。そのため、FITは一概に支援用で固まっているわけではない。採掘艦を随伴させず、ロークアルだけで採掘するロークアル艦隊というものも多くの場所で運用されている。この運用が「採掘艦、そして採掘艦隊の選択肢を狭める」と問題になり、ロークアルはインダストリアルコア使用時の採掘能力を大幅に削られることになった。優秀な採掘艦であることは確かだが、素直に採掘支援母艦として運用するのがコストパフォーマンス的によいだろう。
いずれの場合もまず必ず積んでおきたいモジュールは、パルス発動型ネクサス非脆弱化コア(Pulse Activated Nexus Invulnerability Core)だ。起動すると一定時間の無敵状態となるこのモジュールは敵に襲われ、逃げ切れなかった場合のロークアルと採掘艦隊の生命線である。もちろん強力な戦闘艦隊によるバックアップがあってこそではあるが、それが望めない場合はむしろロークアルを使うべきではないとさえ言える。このモジュールはインダストリアルコアの起動や鉱石のターゲットなどの発動条件があるため、それに合わせて最低限インダストリアルコアは搭載しておきたい。これは動けなくなるというデメリットはあるが採掘支援能力を大幅に向上させ、また鉱石を圧縮することによって可搬性も向上させてくれる。
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パルス発動型ネクサス非脆弱化コア
オーソドックスなFITは、ハイパワースロットの残りをスマートボム(ワープ妨害型駆逐艦のワープ妨害フィールドなど、タックラーへの対策)やエネルギーニュートライザで埋め、ミディアムパワースロットはシールド防御用のモジュールで埋めるものだ。ローパワースロットは大抵ダメージ制御や採掘強化、あるいは他のモジュールを扱うためのパワーコアなどで埋まる。
ガチガチに固めたこの状態から、用途に合わせてFITを変えていきたい。
ドローンを使用する場合、それは非常に鈍重なので、そのサポートのためにモジュールを割きたい。距離が欲しい場合はドローンリンクオーグメンター(ハイパワースロット)、速度が欲しい場合はドローンナビゲーション(ミディアムパワースロット)などがあり、いずれも防御用・有事用の装備を削ることになる。普段の運用に沿って適切な個数を選択し装備しよう。
採掘支援を行う場合は、ハイパワースロットに採掘支援バーストを搭載することになるため、これもやはり有事への対策用のモジュールを削ることになる。
いずれの場合もロークアルがどこの世界の海賊や攻撃的な艦隊にとっても非常に美味に見えるエサであり、のんきにしていることはこの超高額艦を残骸に変えてしまうことになることを常に忘れずにいたい。ローカルの監視だけでなく、Intelなどによる広域監視も併用し、常に状況に対して気を配ることが大切だ。