奇書・実験小説・特殊文体 wiki - 犯罪資料

No.39 犯罪資料

作品基本情報

原題

Crime Dossiers
シリーズ各作品は
『マイアミ沖殺人事件』(Murder off Miami)
『誰がロバート・プレンティスを殺したか』Who Killed Robert Prentice?
『マリンゼー島連続殺人事件』(The Malinsay Massacre)
『手掛かりはここにあり』(Herewith the Clues!)

作者

デニス・ホイートリー

発表年

1936年〜1939年

媒体

小説

原語

英語

あらすじ

マイアミ沖を航行中の豪華ヨットから、イギリスの石鹸会社社長が消えた。自殺かと思われたが、急行した刑事は他殺と判断、乗客の訊問をはじめた。乗客全員の調書、現場写真、手紙、電報、犯罪者記録、証拠物件等、すべての捜査資料を綴じたマイアミ警察本部の事件簿から読者自身が推理する画期的な捜査ファイル・ミステリー。(「BOOK」データベースより)

奇書性・実験性・特殊性概要

捜査ファイル形式のミステリ

特筆すべき点

イギリスの作家デニス・ホイートリーのシリーズ。
捜査ファイル形式のミステリである。
本を開くと報告書や現場の写真、証拠などが出てくる。
読者はそれを見て自分で真相を探り当てる、というミステリ。
いわゆる一般的なミステリでは探偵役が読者をナビゲートしてくれるが、この作品ではそのまま証拠がたたきつけられる。
真相は同梱の袋とじ内にあり、答え合わせができるようになっている。

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