エミュレータだとユーザーが気にしない部分です. 日米の家庭用を比較します.
言及機種は下記のとおりで珍品系はいれてません.
HVC-001 では RF のみだったのに対して HVC-101 では AV 対応の通りでスーパーファミコンのケーブルが使えるようになっています. 一方 NES-001 は両方対応だったのに対して NES-101 では逆に RF のみになっており、NES-101 の人気がない理由だと思われます.
RF, Composite ともに NTSC 規格となりますが、日米で NTSC の規格が少し異なりますので利用地域に合わせて調整してあるものと思われます. RF のアナログアンテナ入力は未調査です(今となっては使えるテレビがありません).
HVC-101 では NES の 7-pin のコネクタが採用されました. その一方、IIコンにマイクがなくなり START と SELECT が増えました. HVC-101 では 15-pin の端子もありますので従来の機器も問題なく使えます.
ファミコン 15-pin の端子に相当するコネクタは NES-001 底面の Expansion Port にあるようですが、これを利用した公式機器は存在しないようです. このコネクタは NES-101 にはありません.
NES では最初から 7-pin のコネクタにユーザー入力や他の機材が統一されています. ファミコンで 15-pin の端子で利用していた機器は基本的に NES との互換性はありません
言及機種は下記のとおりで珍品系はいれてません.
- HVC-001: 通称: 赤白ファミコン, 紅白機
- HVC-101: 通称: AV対応ファミコン, ニューファミコン
- AN-xxx: ツインファミコン
- NES-001: Nintendo Entertainment System
- NES-101: 通称: NES 2 と呼ばれてるのを見たことがあります
- 外見は HVC-101 にかなり似ていてケースの下半分は同じようです.
注意:電源入力を間違えると、一瞬でも部品が壊れます. 知識がない人はこの項目を信用せず、専用のアダプタを利用してください.
通常 AC アダプタの出力は直流です. コンセントプラグの直方体の中に降圧用のトランス、整流用のブリッジダイオードが入っています. NES-002 ではトランスのみで出力はACのため無極性です. NES-001 と NES-101 ともに本体側にブリッジダイオードが入っています. 個人的な所感ですが、AC 出力の AC アダプタはほかで見たことがありません.
シャープのツインファミコン用の AC アダプタは極性が逆になっていますので、任天堂のファミコンに絶対に挿してはいけません.
その一方、 NES-001, NES-101 には AC, DC 極性関係なくどのACアダプタでも物理的にさすことができれば動いてしまします. ただし、 NES-002 を日本仕様の本体に挿すと壊れてしまいますので絶対に挿してはいけません.
# 交直 電圧 電流 極性 機種 -------------------------------------- HVC-002 DC 10V 850mA center(-) HVC-001,HVC-101 NES-002 AC 9V 1.3A none NES-001,NES-101 (不明) DC 7.8V 1.25A center(+) AN-300,AN-500
通常 AC アダプタの出力は直流です. コンセントプラグの直方体の中に降圧用のトランス、整流用のブリッジダイオードが入っています. NES-002 ではトランスのみで出力はACのため無極性です. NES-001 と NES-101 ともに本体側にブリッジダイオードが入っています. 個人的な所感ですが、AC 出力の AC アダプタはほかで見たことがありません.
シャープのツインファミコン用の AC アダプタは極性が逆になっていますので、任天堂のファミコンに絶対に挿してはいけません.
その一方、 NES-001, NES-101 には AC, DC 極性関係なくどのACアダプタでも物理的にさすことができれば動いてしまします. ただし、 NES-002 を日本仕様の本体に挿すと壊れてしまいますので絶対に挿してはいけません.
機種 出力 必要な機器 ---------------------------- HVC-001 RFのみ HVC-003 (RFモジュレータ) HVC-101 RF HVC-103 (RFモジュレータ) Composite SHVC-007 または SHVC-008 AN-xxx RF AN-58C (RFコンバータ) Composite RCAケーブル(黄、白) NES-001 RF NES-003 (RF Switch) Composite RCAケーブル(黄、白) NES-101 RFのみ (不明,おそらく NES-003)
HVC-001 では RF のみだったのに対して HVC-101 では AV 対応の通りでスーパーファミコンのケーブルが使えるようになっています. 一方 NES-001 は両方対応だったのに対して NES-101 では逆に RF のみになっており、NES-101 の人気がない理由だと思われます.
RF, Composite ともに NTSC 規格となりますが、日米で NTSC の規格が少し異なりますので利用地域に合わせて調整してあるものと思われます. RF のアナログアンテナ入力は未調査です(今となっては使えるテレビがありません).
機種 P2-MIC 7-pinport 15-pinport EXP --------------------------------------- HVC-001 MIC none x1 none HVC-101 none x2(*1) x1 none NES-001 none x2 none x1 NES-101 none x2 none none (*1) pin #6, pin #7 が内部に配線されていない
HVC-101 では NES の 7-pin のコネクタが採用されました. その一方、IIコンにマイクがなくなり START と SELECT が増えました. HVC-101 では 15-pin の端子もありますので従来の機器も問題なく使えます.
ファミコン 15-pin の端子に相当するコネクタは NES-001 底面の Expansion Port にあるようですが、これを利用した公式機器は存在しないようです. このコネクタは NES-101 にはありません.
NES では最初から 7-pin のコネクタにユーザー入力や他の機材が統一されています. ファミコンで 15-pin の端子で利用していた機器は基本的に NES との互換性はありません
Zapper (NES-005) と光線銃 (HVC-005) のソフトウェア上のレジスタの仕様は同一 (address $4017, data bit 4:3, read)であり、ダックハント/Duck Hunt やワイルドガンマン/Wild Gunmanなどの Nintendo の専用ソフトでは NES とファミコンの ROM の中身も共通です.
Zapper は NES (NES-001 または NES-101) の 7-pinport #2 (#1は不可) に接続することで利用できます. 同じコネクタを持つ HVC-101 の 7-pinport #2 では Zapper に利用する pin #6, pin #7 が内部の回路へ配線してないので使えないようです. (筆者は現在 Zapper を所持してないので持ってる人は本当に動かないかを教えて下さい)
Zapper は NES (NES-001 または NES-101) の 7-pinport #2 (#1は不可) に接続することで利用できます. 同じコネクタを持つ HVC-101 の 7-pinport #2 では Zapper に利用する pin #6, pin #7 が内部の回路へ配線してないので使えないようです. (筆者は現在 Zapper を所持してないので持ってる人は本当に動かないかを教えて下さい)
ファミコン 15-pin の端子で必須となっていた外部コントローラ(ジョイカード系)も仕様が異なります. 日本で出したソフトの外部コントローラの対応プログラムコードは NES 版のために削除する必要はないみたいで、NES のソフトをコネクタの形状変換でファミコンで動かした場合は動く可能性が高いです.
その一方、 NES だけで出ているソフトは 15-pin の端子のコントローラに対応する必要はないので動かないことがあります. 例えば、 Tecmo が出した Star Force がそれで、Hudson のスターフォースとは別に NES 専用に作り直されたものです. この場合は通常のコントローラIから連射入力をしたいとなると、NESと同じ端子からの連射コントローラ(HVC-101用の公式機器は存在はしています)や連射機能付きのツインファミコンを使うことになります.
その一方、 NES だけで出ているソフトは 15-pin の端子のコントローラに対応する必要はないので動かないことがあります. 例えば、 Tecmo が出した Star Force がそれで、Hudson のスターフォースとは別に NES 専用に作り直されたものです. この場合は通常のコントローラIから連射入力をしたいとなると、NESと同じ端子からの連射コントローラ(HVC-101用の公式機器は存在はしています)や連射機能付きのツインファミコンを使うことになります.
ファミコンの通常のコントローラ(address $4016-$4017, data bit 0, read)と拡張端子のコントローラ(address 同じ, data bit 1, read)はハードウェア上別のデバイスです. この2つのデバイスがどちらでもコントローラ I (address $4016) または II (address $4017) として動くようにソフトが作られています. おそらく、量産前のテストで動かないと規格違反で作り直しになると思います.
別のデバイスのため3人用、4人用ゲームでは区別させる事が可能です. 例:ファミコンのもえろツインビーは最大3人で遊べますが、それに相当する NES の Stinger では最大2人になっているのもこれが関連していると思われます.
1つのコントローラでは通常入力できない上下や左右の同時押しも2つのコントローラでは簡単にできてしまいますが、NES ではやりづらいです. (例:リンクの冒険の高速移動バグ)
別のデバイスのため3人用、4人用ゲームでは区別させる事が可能です. 例:ファミコンのもえろツインビーは最大3人で遊べますが、それに相当する NES の Stinger では最大2人になっているのもこれが関連していると思われます.
1つのコントローラでは通常入力できない上下や左右の同時押しも2つのコントローラでは簡単にできてしまいますが、NES ではやりづらいです. (例:リンクの冒険の高速移動バグ)
マイクは裏技を呼び出すきっかけによく使われていて、ゼルダの伝説で大きな耳のポルスボイスにマイクを使うと倒すことができますが、 NES の The legend of Zelda ではマイクがないので説明書の Polsvoice の紹介文が NES ユーザーには理解できなかったという話もあります.
マイクがゲームの進行に必須というゲームはおそらくたけしの挑戦状のみで、これはマイクの代わりの機能を設けておりマイクがなくても正規の手順で最後まで遊べます.
詳細は忘れましたがタイトーの人生劇場シリーズでマイクを使う場面があり、マイクがないと不利な状況になったような記憶があります.
マイクがゲームの進行に必須というゲームはおそらくたけしの挑戦状のみで、これはマイクの代わりの機能を設けておりマイクがなくても正規の手順で最後まで遊べます.
詳細は忘れましたがタイトーの人生劇場シリーズでマイクを使う場面があり、マイクがないと不利な状況になったような記憶があります.
機種 pin pitch front back --------------------------- HVC 60 2.54mm 1->30 31->60 NES 72 2.50mm 36<-1 72<-37
SOUND IN, SOUND OUT
- NES のソフトでは公式の状態でカートリッジに音源をいれることができません. 対策としては本体底面の EXP の端子を利用することができるようです.
EXP 0-9, CIC, SYSTEM CLOCK (21.47 MHz)
- EXP は筆者は詳しくありませんので nesdev wiki をみてください.
- CIC はライセンス認証用で NES-001 では見つからない場合は約1秒周期にシステムにリセットがかかります. NES-101 では認証機構がありません.
ロック機構はないのですが、NES-001 ではCIC の端子群が接触不良になると CPU にリセットがかかってしまい、CPU の ROM は0.5秒間正常に動いてしまうと、RAM も初期化されてしまいます.