FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

その女は突如現れた。いや、女と言うよりは魔物に近いだろうか。
モーグリから購入した紅の石――『召喚石』から風を纏い降臨したバルバリシアという女は俺を見るなり目をギラギラと光らせ、こう囁いた。
「あら、可愛らしい坊やだこと」
そのしなやかな長い指で顎を捕らえ、獲物を仕留めるような瞳で俺を見つめて――。
「私と楽しいことしましょうか?」
「……俺を殺す気か?」
「勘違いしないでちょうだい。大丈夫、私が気持ち良くしてあげるわ」
妖しい笑みを浮かべ、バルバリシアが指を鳴らすと、鎌鼬のように俺の衣服は音もなく裂け散り、彼女の前に裸体を露にした。
間もなく俺は固く冷たいテントの床に押し倒される。
「な、何をするんだ!」
「静かになさい、仲間が来てもいいの?」
「……くっ」
“殺す気はない”という彼女の意を信じ、俺は力なく床に寝そべる。
「イイ子ね。……それにしても、何て良い身体なのかしら……」
バルバリシアは愛しげに俺の身体を撫で回した後、首筋、鎖骨、胸へと柔らかな唇で所有印を付けていった。
「う……、くっ」
「あら、感じてるの?」
「ち、違う……!」
「なら此方はどうかしら」
バルバリシアの手が俺の下腹部に伸びていき、その掌に緩く勃ち上がった性器を収め、慣れた手つきでゆるゆると扱き上げてくる。
「あっ、くぅ……っ!」
俺は堪らず呻き声を上げた。
「女相手にこのような行為をされるのは初めてのようね」
性器を扱い続けながらバルバリシアは俺に口付けてきて――。
「ん、う……!」
彼女の美しく整った顔が間近に迫り、口を塞がれながらも俺は思わず生唾を飲んだ。
その隙を突かれ、ぬるぬると生暖かい舌を絡ませられる。
「ん、ぐ、……ぅ」
(そろそろいいかしら……)
バルバリシアが唇を離すと、二人の混じり合った唾液が銀の糸を引く。
やっと口腔内を解放され、息を整えるが、行為はまだ終わってはいなかった。
「さあ、私と一つになりましょう?」
バルバリシアは黄色い腰布の紐を解き、その一枚下に隠れる下穿きを脱ぎ下ろすと、俺の性器をぬらめく秘部に宛がった。
「や、やめろ!」
俺の制止も虚しく、硬く熱を持った性器はズブズブと彼女の中に沈み込んでいく。
そして休む間もなく、バルバリシアは俺を見下ろしながら腰を激しく揺さぶり始める。
先走り液と愛液とが混ざり合った蜜が結合部から溢れ、ぐちゅぐちゅと卑猥な音をテント内に響き渡らせる。
「くっ……、あ……!」
「どう?気持ちいい?」
ぎゅうぎゅうと性器を締め付けてくる内壁、目眩がするほどの快感に教われ、思考が止まり、俺はただ彼女にされるがまま善がり続けた。
「うう、も、出る……っ」
「いいわ。受け止めてあげる」
ラストスパートを掛けてバルバリシアが腰を振り、性器を強く擦り上げられると俺は達し、彼女の膣内に精を吐き出した。
ずるり、と秘部から性器が抜き取られていくのを、俺は黙って見届ける。
「凄く良かったわ。……坊やもそう思うでしょう?」
「……まさか初めての相手がお前とは思わなかったが……」
「あら、随分余裕なようね?」
――遠くから仲間の足音が聞こえてきた。
「さあ、もう戻った方がいい」
「ほっほっほ、じゃあまたね、坊や」
そう言い残し、バルバリシアはまた風を纏い、召喚石の中に消えていった。

――俺の中に残る彼女の温もりは暫く消えそうにない――。

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