FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

「ほら、早く言いなよ」
「あ、あの…あ…っ!」
「黒魔法、覚える気あるの?」
水と森の都トロイア。その森の中、雲一つない美しい夜空の下で水面に映る月よりも美しく、澄んだ声がか細く響いていた。
普段は女性的な柔らかい肢体を隠しているローブを半分はだけさせ、その下に着ているこの国の神官が身につける涼しげな法衣の中には男の手が無遠慮に入り込んでいる。
「今日も実戦で失敗したよね…聞いてる?レオノーラ」
舐るような声が少女の名前を呼んだ。あまりの刺激に耐えられずに、側にあった木にしがみつくようにして何とか身体を支えているのは、トロイアの新米神官―レオノーラだった。
「は、はいっ……んぁ…ごめんなさ……っ!」
「口では何とでも言えるからね、結果を出さないと。…それに今さっき俺が言ったこと、忘れちゃったの?」
法衣の中の手が、レオノーラの胸のあたりをやわやわとさすり始めた。途端に身体がピクリと反応し、再び嬌声があがる。
「あっぁ…!ん……はぁ……!…パロム…や、やっぱり無理…です……!」
「やりもしないのに諦めるわけ?」
「だって…だって……!」
今、甘い刺激に小さく震えているレオノーラにパロムが課したものとは、黒魔法の暗誦だった。
普段の彼女ならそんなことは普通にこなせるのだが、今は違う。服の中に手を突っ込まれ柔肌を愛撫されながらなど、男性経験が今までなかったレオノーラからすれば、平常心を保つことなど出来るはずもなかった。
「!!…ひゃぅ…っ!」
パロムの指が、レオノーラの双丘を舐るように撫で始めた。決して大きくない彼女の胸、しかし吸い付くようなその肌の感触は、パロムの嗜虐心を一層強く駆り立てる。
「なんでこんなに敏感なんだろーね…トロイアの新米神官は魔法はイマイチなのに、ソッチの方はお盛んなわけ?」
「そ、そんな…ぁ……こと…あ、あ…ありませんっ……!」
「そんな甘い声だしながら言っても説得力ないけど?」
「うぁ…!あ、あっ……!パロム……パロム…!!」
譫言のように名前を呼びながら、レオノーラはここ数日の事を思い出していた。いつからか毎晩のように繰り返されるこの情事…最初は嫌がっていてもパロムと身体を重ねるごとに芽生えていくのは、レオノーラの意志とは逆の、女としてのものだった。
神官というクリスタルに仕える身でありながら、身体が求めるのは男性の、パロムの体温。穢れない心を持てと教えられたのに今考えていることは、どんな形であれ一人の女として愛されたいという想いだけだった。
パロムに対しても、魔法の師弟関係以上の感情を抱いているのは否定できない。ただそれらを肯定しまえば今の自分が自分でなくなってしまうような…
臆病な彼女は結局パロムのなすがままに快感を享受することしかできなかった。心は否定しつつも、身体を解き放つ…ただ、それが出来るのはパロムを想う―愛している気持ちがあるからこそだとは知らずに。
「うぅ……ぁん…!パロ…ム……ふぁ!」
不意に桜色の蕾を扱かれ、身体が小さく跳ねた。
先程から焦らされていた分、儚げに自己主張をしていた場所を責められ、身体を貫くような官能がレオノーラを襲う。
「あ、ぁ…!うぅ……パ、パロム…はぁ……ッ!」
掌の中で形を変える柔らかな果実の感触を楽しみながら脇から腰へ、お臍の辺りを撫で回す。息も絶え絶えに快感を我慢する余りにも扇情的な姿に、パロムはフッと笑みを浮かべた。
「ホント、イヤらしい身体してるよね…ほら、見てみなよ」
「……!!…ぃや…です……」
そう言って水面に視線を向けさせれば、レオノーラは小さい悲鳴と共に顔を伏せてしまう。
揺れる水面には、二つの銀色の月と服をはだけさせて頬を染めた彼女の姿がひどく官能的に写し出されていた。
「どうしようか…このままよりもいっそ全部脱がせてあげようか?身体が火照ってしょうがないんじゃない…?」
「そ、そんなぁ……!嫌…です……!」
何をしたでもない、ただ純粋で健気なその姿はパロムの嗜虐心を酷く掻き立ててくる。
苛めるつもりもないのだけれど、その姿を見ているとついそういった言葉がでてしまうのだ。ただ、そこでか弱い抵抗をしてくるのがより一層パロムの心を煽り立ててくる。
「イヤならいいけど……そろそろ弄くって欲しいんじゃない?」
臍の辺りを往き来していた手が、不意にレオノーラの太股へと下ってきた。続いてもう一つの手もなだらかな肢体を這いながら、同じく内ももの辺りをさすり始める。
「はぁ…!…っくぅ…!パロム…!!」
焦らすように脚の付け根の辺りを撫で回され、思わず官能と少しの不満の混ざった吐息を漏らす。
「やっぱり弄くってほしいんだ。」
「そ、そんなこと…!!」
「イヤなら、止めるけど」
無遠慮に肌を蹂躙していた手が、不意に動きを止めた。
「ぅ…あっ…?」
突如止まってしまった官能の波に、レオノーラは困惑の表情でパロムを見つめる。
「パロ…ム……?…ぁの……その…っ…!」
「子供じゃないんだ、やってほしいなら自分の口で言ってよ…いつも言ってるじゃん」
「…っ!!」
冷ややかな口調と冷淡なパロムの笑顔に、レオノーラの頬が赤に染まった。
身体への愛撫はしてくれても、秘部への愛撫は自分で求めてから…毎回の事であっても身も心もとろけてしまいそうな羞恥責めに、レオノーラは身体をフルフルと震わせながら言葉を紡いでいく。
「…さ、触って…!触れて…ください…!…パロム…!」
「…30点」
―クニュ…
「ひぁぁあっ…!!」
パロムの指が、既に濡れそぼった下着越しに秘部を撫でた。あまりにも弱々しい愛撫、しかし焦らされて火照った身体のレオノーラはその微弱な刺激だけで軽く達してしまっていた。
「はぁ……はぁ…!!うぅ…パロムっ…!」
「ダメだよ、そんな綺麗な言葉。もっと、もっとさ…欲望にまみれたような言葉じゃないと」
パロムはそう言いながらも秘部を解すようにして指を往復させる。説教じみた自分の言葉の合間に聞こえる彼女の吐息。
酷い背徳感に苛まれているレオノーラの美しい鳴き声は、パロムの心を黒く塗り潰していく。
「ホラ、続き」
「あっ、ぁ…!も、もっと……激しく……ぅあ!」
「激しく?」
「激し…く……!…弄って…!!弄ってくださいっ……!!」「んー…65点」
今にも泣き出しそうなレオノーラの表情に、パロムはわざとらしい台詞とともに下着に指をかけ、膝の辺りまでずり下ろす。
下着としての機能を果たせなくなるほどに愛液を纏わせたそれは太ももを汚しながら、熱を持った秘部を外気に触れさせる。
「…ひぅ…ん……!」
夜の空気に晒されて熱が放たれる感覚に、レオノーラは小さく身震いした。
秘部からは大量の愛液が零れ落ち、更なる快感を得まいとその身をとろけさせている。
―チュク…ッ
「あ…ッ!!!」
遂にその場所へと指が触れた。待ちわびた男の指にさらに蜜を滴らせ、潤う花弁へと誘っていく。
「ギリギリ次第点…でも俺、レオノーラより年下だからさ…今どうなってるかとか、しっかり教えてくれるよね?」
耳元で絡み付くような言葉を呟きながら、パロムは秘部への指戯を続けていく。
「は、はい……んぁ!い、今…ん…!やっと…触ってもらえて…ぅん…!いっぱい…その…出ちゃって…ます…っ!!」
「何が出てるの?」
「あ、ぁっ…愛液…です…」
「何で出るの?」
チュクチュクと水音が夜の森に響き渡る。それに合わせるかのように衣擦れの音と、レオノーラの消え入りそうな声が混ざり合っていた。
背後からのパロムの熱と欲望を感じながら、官能を貪るようにして味わう。
「パ、パロムに…っ!ひぅ…っ!…感じさせられてるから…いっぱいでちゃう……!…エッチな気持ち……と、止まらないんですっ…!!ひ、ひああぁっ!!」
たっぷりと愛液をまぶされた肉芽を扱かれ、今までにない嬌声が森にこだました。
息も絶え絶えのレオノーラは既に立っていることもままならず、目の前の木にしがみつくようにして身体を支えていた。
「随分と嫌らしい言葉だよね…恥ずかしくないの?」
「はい……恥ずかしい…です…」
より卑猥な言葉を口にした方が身も心も快感に染まっていく…羞恥が悦楽と混ざり合い、昇華されるマゾヒスティックな官能。
知らず、レオノーラはその歪んだ性癖を悦しむようにしてパロムの愛撫を受け続けた。
「も、もう…!!イって…しまいそうです…あ、あっ、あぁ…!!あぁ…パロム、パロム…ッ…ああぁぁあぁっっ!!!!」一際艶らかな喘ぎと共に、レオノーラの身体が大地へと沈んだ。指を引き抜かれた秘部からは、勢い良く愛液が吹き出し、レオノーラの衣服を汚していった。
神官の法衣をはだけさせて絶頂の余韻に浸るその姿は酷く淫らで、普段の純粋で健気な姿とはかけ離れたものだった。
「そろそろ、俺も限界かな」
夜露に濡れた若草のベッド…その上でレオノーラはパロムの起立したモノを見つめていた。
「あ…パロム……」
「レオノーラだけじゃズルいからね」
そう言って剛直を、同様に濡れた黄金の茂みの先へと押し付けた。
「来てください…パロム…」
―ズッ…!!
「ふぁ…!!あああぁうぅ!!!」
「く…ッ!!!ああっ!!」
溶けてしまいそうなほど、灼けてしまいそうなほど、熱い…互いに感じる体温に、二人は声を漏らした。
満たされるような圧迫感と、絡み付くような抱擁感。相反する感覚を抱いていようとも、髪の色も、瞳の色も違おうと…お互いにこの時だけは素直になれた。
片や素直になれず普段は無愛想な態度でも、片や素直な気持ちを伝えられずに臆病になっていても…ただ今だけは正直に。
「レオノーラ…動くよ…」
「はい…パロム…」
再び静かな森に身体の擦れ合う音が響いた。
暗闇を照らす二つの月…これから起こるであろう事はつゆ知らず、二人は今夜も身体を重ねた。
「あぁっ…!!パ、パロム……大好き……大好きです…!!」
「レオ…ノーラ……レオノーラッ!……好きだ…!!」
普段は言い得ぬ飾らない言葉を夜風に乗せて、今夜も夜は更けていくのだった…
FIN
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このページへのコメント

5FuVLu I am so grateful for your blog post.Really looking forward to read more. Fantastic.

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Posted by check it out 2014年01月22日(水) 18:08:09 返信

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