フィギュアの作り方に関する情報をまとめるwikiです。原型制作からお披露目まで動画付きで初心者にも分かりやすく説明します。

簡易素体が完成したら、素体にポーズをとらせましょう。
以下ではポーズをとらせる時のポイントについて説明します。

ポージングの例

素体にポーズを取らせて、ポーズが変わらないように固定します。
ここも特別難しいことはないです。自分の納得いくまでいじってみましょう。

用意するもの

名前画像備考
光硬化パテ
すぐに固まるパテや瞬間接着剤を用意しましょう。光硬化パテなら強い光を当てればすぐ硬化する上に、後から切削することも容易なのでポーズを固定する際に重宝します。

ポージングの手順

素体にポーズをとらせていきましょう。


  • ひとまず、間接をまげて素体にポーズをとらせます。

  • 足元にパテを塗って、こけないよう固定します。
    • 光硬化パテを使う場合は、まずパテを盛って…

    • 強い光を当てると10秒もせず硬化します。

  • 足元から順に固定していきます。
    • 間接が固定できるようしっかりパテを盛っておきましょう。

  • 硬化不良をなくすため、全体にもう一度光を当てて固定します。


間接をすべて固定したらポージング完了です。
それでは次のステップに進みましょう!

ポージングは超重要!

この段階でフィギュアにとらせるポーズを決めるわけですが、この段階で完成時の大まかな形が決まってしまいます。
ポーズが破綻してないかのチェックは勿論、遠くから見ても近くから見ても存在感のあるフィギュアになりそうか、しっかりと確認しながら進めましょう。

色んなポーズ

グラビアのような女性の魅力を引き立たせるポーズや、アクションシーンのような力強く男らしいポーズなど、ポージング1つをとっても奥が深いようです。
自分で考えるのも良いですし、黄金パターンのようなポーズにするのも良いかもしれません。
構想段階で考え抜いたポーズがすでにあるとは思いますが、以下のような資料を見ておけば、新たな発想に結びつくかもしれません。

ポーズをとらせる

まずは、構想段階で妄想を膨らませたポーズを取らせて見ましょう。

ポーズをとらせたら土台に載せて確認してみましょう。

思ったとおりの雰囲気が出てきているでしょうか。
変なところがあれば、関節を曲げなおして微調整を繰り返します。

ある程度形になってきたらいろんな方向から確認してみましょう。
横から見たらなんだか変な感じがするといったことはよくある話です。

また、ポーズを取らせているうちに、別のポーズを取らせて見たくなることがあるかもしれません。
構想段階では思いつかなかったよりよいポーズが見つかれば、それは良いことだと思います。
自分の納得するまでいろんなポーズを取らせて見ましょう。

最後に、いろんな方向から確認して、近く、遠くから確認して、それでも問題ないようでしたら、次はポーズを固定していきましょう。

ポーズを固定する

さて、ポーズが決まったら関節が動かないように固定してしまいましょう。
基本的にはパテを盛って固まるのを待つだけで良いですが、パテを関節に盛る際、関節が曲がってポーズが変わってしまう可能性があります。

そこで、私は盛り付ける際に力を加えなくても良くて、すぐに固めることができる光硬化パテというものを利用しています。
この光硬化パテは盛り付けたパテに光を当てると数秒で硬化してくれる便利なパテです。
補修の際に使う事が多いですが、瞬間的に固めてしまいたいときなどには活躍すると思います。


図のように、関節に光硬化パテを盛り付け、

光に当てて数秒待ちます。
よく紫外線を利用している写真を見ますが、光であれば何でも良いみたいです。
強い光ほど早く硬化するので、スポットライトを使うと作業が捗ります。


以上の作業をすべての関節に対して行えば、ポーズの固定が完了です。

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