フィギュアの作り方に関する情報をまとめるwikiです。原型制作からお披露目まで動画付きで初心者にも分かりやすく説明します。

あえて言及する必要もないかもしまれませんが、まず最初は何をフィギュアとして制作していくのかを決めます。
このページではモデルを選定する際、考慮しておくべきことと、最初にしておくべきことについて記します。

モデル選定に当たって最初に考慮しておくべきこと

モデル選定に当たって、2点ほど考慮しておくべきことがあります。一つは版権の有無。もう一つは年齢制限の有無です。以下で詳しく説明します。

版権(著作権)の有無

いきなり重苦しい話ですが、個人で楽しむ範囲では版権について考慮することなく自由に制作しても大丈夫です。しかし、版権のあるキャラクターフィギュアをイベントに出展したり、公の場に出展する際には著作権に対して注意する必要があります。例えば、版権のあるキャラクターフィギュアをイベントに出展する場合は権利者に対して制作物の提出や、著作権料の納付が必要になってきます。
ですので、まず自分は版権のあるフィギュアを作るのか、版権のないフィギュアを作るのか決めましょう。以下で版権のあるフィギュアと版権のないフィギュアの特徴について説明します。
版権ありのフィギュアの特徴
版権のあるフィギュアの例
  • アニメキャラクター、ゲームキャラクター、ガンダムなどのロボット、TVなどで放送されている戦隊物、映画に出てくるキャラクターなど

版権のあるフィギュアを作るメリット
  • 知名度が高い
    • 企業や団体がお金をかけて大々的に広告されていたりするので、知名度の高いキャラクターであることが最大のメリットだと思います。
  • キャラクター愛を共有しやすい
    • 知名度の高さと同じようなものですが、多くの人から愛されるキャラクターを作ることで、そのキャラクターを好きな人と知り合いになれたり、熱く語り合うなんてこともできるでしょう。場合によっては原作ではあまり目立たないキャラクターを作ってコアなファンと仲間になれたりするかも?
  • 製品になる可能性も!?
    • 企業によってはよくできたフィギュアをそのまま製品にできないか交渉することもあるようです。もしかすると原型師として世界に名をはせることになるかもしれません。

版権のあるフィギュアを作るデメリット
  • イベントへの出展ができない場合がある
    • 最大のデメリットは、イベントへの出展を拒絶される場合があることです。原作のイメージを壊すもの、同人活動の枠を超えるもの、営利活動に影響があるものなどなど、理由は様々ですが運が悪いとイベントへの出展を拒絶される場合があります。イベントへの出展を決定した後に拒絶されるといった可能性もあるので、版権のあるフィギュアを作る場合には、この点を覚悟の上で作りましょう。
  • 著作権に対する対価を要求される場合がある
    • 権利者によって対価を定められる場合があります。具体的には出展自体に何円、一体販売するごとに何円、販売に当たってはサンプルとして完成品フィギュアを何体か提出。など要求される場合があります。
  • 制限を付けられる場合がある
    • これも権利者によりますが、販売個数や販売回数など制限される場合があります。具体的には、艦コレのキャラクターフィギュアはイベントへの出展を1回のみ認めるとしていました。

版権なしのフィギュアの特徴
版権のないフィギュアの例
  • 自分で考えたオリジナルキャラクター、昆虫、魚、動物など

版権はあるが、権利に対してゆるいフィギュアの例
  • pixiv上のオリジナルキャラクター、ご当地キャラクター、実在の人物、車、戦車、船、建物など
    • *著作権を放棄していない場合、必ず著作権が発生しています。権利に対してゆるいとは言え必ず連絡しましょう。

版権のないフィギュアを作るメリット
  • 何でも自由!
    • これが全てといっても良いでしょう。何の制限もなく自分のおもうがままに作ってよいです。好きなものを好きなように作ることができます。どこに公開するのも自由ですし、販売個数、販売回数、値段などなど自分の責任で自由に設定することができます。
  • 自分をアピールできる
    • 自由に作ることができるので、自分のキャラクターをデザインするセンスや造形力をフルに発揮し、アピールすることもできます。

版権のないフィギュアを作るデメリット
  • 知名度が低い
    • 一番の課題は知名度の低さでしょう。基本的にはオリジナルキャラクターですので、自分で広告していかない限り誰も知りえないキャラクターです。例えばイベントなどに展示した場合、知っているキャラクターと知らないキャラクターが並べられていたらどちらを見に行くでしょうか。しかし、有名なキャラクターが多いイベントなどで、存在感を発揮するフィギュアを作れたなら、それは多分ものすごいことです。知名度の低さはある意味自分を成長させるチャンスでもあります。

年齢制限の有無

版権のほかに対象年齢についても検討しておくとよいでしょう。年齢制限は詳しく言うまでもないですが、一般向けと成人向けに分けられます。
一般向け
特別に年齢制限することなく公にしても問題ないとされる作品です。大体の作品は一般向けに分類されると思います。
成人向け
18才以下に対しては恥部(女性の乳首や性器)を露出した作品やグロい作品(基準が曖昧ですが、恐怖をおぼえるようなスプラッターもの)を閲覧できる状態にしてはいけないことになっているようです。イベントに出展する際には成人向けブースに追いやられたりするので注意が必要です。

モデルの選定が終わったら

モデルの選定が終わったら、そのモデルを正確に作り上げるために資料の準備をしましょう。一応、本体資料の準備と付属品資料の準備という項目に分けました。

本体資料の準備

まずは選定したモデル本体の資料を準備しましょう。
具体的にはキャラクターの全体像と細部が分かるものです。
集める資料としては、以下の3点がわかるものがあると良いでしょう。
  • 等身がわかるもの
    • スケールをあわせるための資料です。
  • 全体像がわかるもの
    • どのような装飾が必要なのか把握するため。前後、左右、上下からみた資料すべてがあるとかなりイメージしやすくなると思います。
  • 細部がわかるもの
    • 遠目で見たときにはわからなかったディティールなど細部の形状を把握できる資料があれば集めておくと良いです。

付属品資料の準備

次に付属品に関する資料を準備しましょう。
具体的にはフィギュアを作っていくうえで説得力を増すために必要なものです。
例えば、アニメなどでは動画として制作するために細部を省略した絵になっている場合があるので、その点を補間するための資料です。
具体例を以下にあげます。
  • 服の縫い目の位置、リボン等の結び方、装飾品・メガネ・銃・剣・注射器・椅子の構造などなど

さて、準備が整ったら次のステップに進みましょう。

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