赤い月の童話(物語)

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 公式赤い月の童話(物語)(2014/08/05)

  • 「あるひとつの童話」

むかしむかし、地球という星に多くの人間が住んでいました。
人間達は地球の、そして、宇宙のエネルギーを使い、その栄華は無限に続くかに思われました。

しかし、地球の地の底には「しはいしゃ」と呼ばれる大きな大きな力を持つものたちがいました。
彼らは人間が力を持ちすぎたと感じたとき、彼らを滅ぼすため地球へとあらわれます。
人間たちはその「しはいしゃ」になすすべもありませんでした。
ところが、ひとりの女性が「しはいしゃ」に戦いを挑みます。
様々な道具と魔法のような力で「しはいしゃ」と互角の戦いを繰り広げたのです。
しかし、その戦いで地球はとても人の住める場所ではなくなってしまっていきました、そして、ほとんどのにんげんたちはそらにうかぶ城へ、そして月へとうつり住んでいったのです。
その後、かのじょの姿を見たものはいません。
しかし、「しはいしゃ」も姿を消し、あとには不思議な輝きを放つ石が残されていました。
不思議な石は「まふうせき」とよばれ、残されたわずかなにんげんたちは、2どとこのようなことが起こらないよう、ふかくふかく地面の下にふういんし、しっそに暮しはじめたのでした。
おしまい。



「序章」
この地球は古代の遺跡から発掘された古代文明の力、魔法の力を持つ石、『魔石』によって繁栄がもたらされていた。『魔石』は特殊な人間の意志の力に呼応して、力を人に与えてくれる意志の増幅器と呼べるもので、この『魔石』と適合できる特殊な人間は世界に独自の「ルール」を持ち込める者、ルーラーと呼ばれ、様々な文化を構築していった。

そんな中、ある青い月の夜、蒼い衣を纏った預言者が王城に現れる。彼女は『魔石』による意志の増幅には副作用がある。そして、近く月が赤く染まるとき、絶望的な災厄が甦るという予言を残す。
『意志』の増幅には、あなたたちの希望という意志の他に、絶望も増幅されているのです。しかし、彼女達の言葉を信じるものは居なかった、一人の童話好きの王子グリムを除いては。

古代文明の遺跡には『魔石』の他に多くの書物が発見されていた。それらの書物の中でもグリムは『童話』と呼ばれる物語が好きだった。
広く知られた今となっては誰もが聞かせられる物語であったが、物語のキャラクター達の活躍にはいつ読んでも心躍るものがあった。

そして、予言通り、赤く染まる月の晩が訪れる。予言されていた絶望的な災厄、それは蓄積された人間の絶望、畏怖、欲望、恨み、といった負の意志が具現化するものだった。
そして、常闇から誰もが恐れる怪物、魔人ドラキュラが蘇る。ドラキュラは『魔石』の力を行使できるルーラーであり、その「ルール」能力は物語の登場人物を負の感情を持つ悪夢(ナイトメア)として甦らせられるというものだった。
そして、ドラキュラに呼び出された中でもより強い力を持つものはさらなるルーラーとして覚醒し、この世を『絶望』に染める使者となって、世界を終焉へと導くかと思われた。

そんな中、今度は赤い頭巾の少女が現れる。
彼女は、解き放たれた『絶望』に対抗する術は『希望』であると話し、1冊の本を取り出す。『希望』とはすなわち、『絶望』を乗り越える物語の登場人物に他ならないのだと。
人間の『希望』は意志の力を使って、物語から世界を救うためのヒーローを呼び出し、戦うことである。それには人の意志が蓄積された、誰もが知っている『物語』が重要である。彼女達が持っていた一冊の本、それは童話『赤ずきん』と書かれていた。
童話王子 グリムがそれを手にしたとき、旅は始まった。そして、鍵を握るとなる人物はもう一人。絶望を生み出し、希望を守る、謎の少女 パンドラ。彼女を巡る『絶望』と『希望』の物語が始まった。

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