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 2008年、サウジアラビアの元外交官でイスラム教のムフティーであるサラ・ムハンマド・アル・ムナジド師が発した【ファトワー】の趣意。
 鼠はイスラム教の聖典コーランで穢れた動物として挙げられているが、絵画や架空の物語のなかの鼠についてはコーランもタブーとしているわけではない。実際に中東でもミッキーマウスを含むディズニーキャラクターは人気があり、普通にグッズも市販されている。

 ファトワーとは権威あるイスラム教の指導者が示すイスラム教の法解釈や命令のことであるが、その権威の程度は様々である。ムナジド師のミッキーマウス禁忌令は、イスラム世界では広い支持を得ていない。
 テレビ番組司会者で聖職者でもあるスアド・サレハ師は、このような宗教令は「イスラムのイメージを損ねる」もので、「宗教令は知識や論理、根拠に基づいているべきである」とし、鼠を退治すべきだとするイスラム教の本来の教えを尊重した上で「アニメキャラクターの鼠を生きているものと同様に扱って殺そうとするのは非論理的である」と語った。
 またクウェートの新聞も「暴力的なアニメではない」と擁護し「ほとんどの人は無視するだろう」とした。

 なおムナジド師の頑迷ぶりはその後も改善されず、2015年に【雪ダルマ】を禁止するファトワーを発している。

参考リンク・資料:
ミッキーマウスは「悪魔の手先」ではない、エジプトのイスラム聖職者
ミッキーは悪魔の使い?/サウジ聖職者の見解に批判

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