当サイトは民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」であるところの表現の自由、およびその規制・弾圧・バッシングにまつわる用語集です。

 漫画などの創作物において、作中に「お色気」のあるシーンを挿入するための作劇法のひとつを意味する俗語。
 女性キャラクターが屋外などで着替えているところに男性キャラクター(普通は主人公)がそうとは知らずに現れたり、男性キャラクターと女性キャラクターが衝突した際、女性キャラクターの胸などに手や顔が触れてしまうといった場面が典型。
 お色気シーンは入れたいが、さりとて読者の感情移入の対象である主人公を性犯罪者にもしづらい、というジレンマを解決するものである。

 フェミニスト達はこの種の表現技法を蛇蝎の如く憎んでいる。
 彼女らは、このような描写は合意もなく着替えやスカートの中を男に見られ、あるいは体を触られるという人権侵害描写であって、子供が見るような作品にはあるべきではない。
 さらには、男性が少年の頃から漫画などで親しんでいるこのようなシーンが、セクシャルハラスメントや痴漢や覗きといった性犯罪を許容する社会的雰囲気を作り出し、ひいては助長にまで至ると主張する。

 フェミニストの見解がいつも通り間違っていることは、このような表現(というより漫画そのもの)が世界で最も盛んな国といえば我が日本国であり、その日本では諸外国に比べ圧倒的に性犯罪が少ないことで分かる。
 このような不都合な真実は、表面的には【暗数】理論などで審議拒否されることになるのだが、この指摘は内面的にはフェミニストにどうもダメージを与えているらしい。
 性犯罪の「助長」などの具体的な実害ではなく、性犯罪の「軽視」だとか「許容」などの統計で反論されづらい曖昧な文言に置き換えてくるのである。
 当然ながらこのような批判もまた、あらゆる点で破綻している。

 まず、架空の物語において犯罪や人権侵害があることなど、少年向けであれ常識である。もともと少年漫画には戦いを扱ったものや、殺人事件を主な題材とする推理もの、大泥棒を主人公とする作品も少なくない。当然ながらこれらの中には「のぞき」など比較にならない重罪が頻出することになるのであり、故意犯ですらない「ラッキースケベ描写」を排除するのは明らかにバランスを失していると言わざるを得ない。
 
 ……と、このような指摘を受けたフェミニストが馬鹿の一つ覚えのように言うことが「殺人や泥棒は悪とされているが、性犯罪は悪とされていない」という異次元の論理である。
 事実は全く逆であり、性犯罪が悪とされているからこそ、主人公にそれをさせないための技法がラッキースケベなのである。もしも性犯罪が悪とされていないのであれば、作者は主人公に堂々とヒロインを襲わせれば良いだけであって、ラッキースケベなどという回りくどいものを導入する意味がないわけである。
 言い換えれば、ラッキースケベが存在する事そのものが、性犯罪を悪としているメッセージである。

 そもそも、多くの「ラッキースケベ」場面はその後、相手の女性に殴られたり物を投げつけられるなどの「罰」を与えられるのが通常である。そのことを突き付けられたフェミニストは、決まって「現実の性犯罪に比べて罰則が軽い!」と主張するが、そもそも主人公側に何の故意もない以上、故意犯である現実の性犯罪より罰則が少ないのは当然である。むしろ軽かろうと罰が存在することの方が理不尽なのである。
 また、創作物の作中で起こった犯罪が現実ほど重い罰を受けないというのも、ごく普通のことである。
 しばしば「お風呂シーン」などが槍玉に挙げられる『ドラえもん』を例に取ると、ジャイアンは日常的に度を越した暴行を加えているのび太やスネ夫と親友のままであるし、神成さんも野球のボールがガラスを割って飛び込んでくるという、いつ大怪我をしてもおかしくない目に何度遭っても、叱ってガラス代を出させるくらいで許している。
 ラッキースケベに罰則が足りない!と叫ぶ人々は、教科書にまで載っている『走れメロス』で、大量殺人者である邪智暴虐の王ディオニスが、メロスと和解しただけで民衆に万歳を叫ばれるラストをどう考えているのだろうか。

 2020年8月、週刊少年ジャンプ連載中であった漫画『アクタージュ』の原作者が痴漢行為で逮捕されたのを受け、連載終了するという事件があった。これについてラッキースケベ・ヘイターたちは我が意を得たりとばかりに「ラッキースケベを乗せてるジャンプから性犯罪が出たぞ!」と盛り上がるという事態が発生した。
 しかし、そもそも同作はお色気漫画でもなんでもなく、ラッキースケベ場面など存在しなかった。
 他にジャンプ作品の関係者による性犯罪は、『るろうに剣心』作者の和月伸宏による児童ポルノ所持、『世紀末リーダー伝たけし!』の島袋光年による未成年買春事件などがあるが、いずれもお色気や「ラッキースケベ」とは程遠い作風である。

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