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 「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」のPR動画。仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会によるもので、同協議会には宮城県・仙台市のほかJR東日本なども参加している。
 タレントの壇蜜扮する「伊達家家臣の末裔・お蜜」が、暑さでへばっている仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」とともに宮城に避暑に出かけるという内容である。「涼(しい)宮城」と竜宮城を掛けて、動画全体の流れは浦島太郎をモチーフとしている。

 お蜜は、たとえば水着になるような直接的な性表現はないが「お色気キャラ」であることを前面に押し出しており、お色気キャラのクリシェである「一文字ずつ台詞を区切ってささやく」喋り方を事あるごとにおこない、むすび丸の他にも伊達政宗像や亀などのキャラクターが顔を赤らめて表情を緩ませるなど、いわゆる「デレデレする」シーンが複数あるものだった。
 全体として「下品である」などの批判を浴び、YouTube動画では低評価が多かったという。また涼宮城に連れて行ってくれる亀の頭をお蜜が撫でるシーンが【男根のメタファー】扱いを受けたりもした。

 ちなみに同協議会の「会長職代理」は女性である(仙台市長奥山恵美子氏)のだが、定例記者会見で本動画について質問を受けた際には「観光動画の作成については県に任せていた」と責任を押し付けつつ「私自身は一見した感じとして、いささか男女共同参画という視点からはやや配慮に欠ける部分があったのではないかと思います。決して女性が見て心地よいというか素直に受け止められるところだけではないという印象を持ちました」とバッシング側にすり寄る動きを見せていた。
 また、動画ラストに伊達政宗のコスプレで(顔が)登場する宮城県知事・村井嘉浩氏は定例記者会見で「誰も、可もなく不可もなくというようなものは、関心を呼びません。したがって、リスクを負っても皆さんに見ていただくものをと思いました」「私としては面白いと思っている。あれをみて『宮城に行かない』と、そういう感じにはならないのではないか」と述べたが、結局動画は削除の憂き目を見ることになった。


参考リンク・資料:
「上に乗っていい?」唇アップの壇蜜さん宮城観光動画に賛否 村井嘉浩知事「リスクは承知」
壇蜜の「エロ系」宮城PR動画、奥山恵美子・仙台市長は「品位に欠けると言われてもやむを得ない」と苦言

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