当サイトは民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」であるところの表現の自由、およびその規制・弾圧・バッシングにまつわる用語集です。

 フェミニズムの時代区分のひとつで、一言でいえば「ネット時代のフェミニズム」。
 2009年にジェシカ・ヴァレンティが「フェミニズムの第4波はオンライン」と発言したことに端を発するとされる。
 いわゆる【ツイフェミ】や、#Metoo運動などはこれに属する。
 
 先行する第1波〜第3波をおおまかな流れは下表を参照。(なお、各「波」は入れ替わっているわけではなく併存するものであり、たとえば第3波の誕生とともに第2波が無くなるわけではない)
開始時期
概要
表現の自由との関係
第1波1848年選挙権など制度的権利の獲得を目的とした、最初期のフェミニズム。無関係
第2波1963年制度以外の様々な文化などから性差別の発見をし、その克服を目指す、いわば「なんでもかんでも差別」「とにかく男は敵」な傾向を持つフェミニズム。敵対的
第3波1990年代女性差別問題の大幅な改善を受け、他の差別問題への注目や、第2波が差別と決め付けてきた女性文化の再評価も行う。ポスト・フェミニズムと呼ばれ、第2波からは裏切り者扱いされがち。受容的

 第4波フェミニズムは思想的には第2波に最も近い。
 なぜなら、SNSやYouTubeをはじめとする動画サイト等に大きく依存している第4波のフェミニズムは、手軽に「バズる」ことを求めるために、誰にでも分かりやすい「とにかく男は敵」「何も考えずにいいねを押せる」式の思考の単純化が蔓延しているためである。
 このニーズのもとでは第3波フェミニズムに見られるような「いっけん差別と見えたものを再評価する」などという考える手間を要するプロセスは顧みられない。ましてや個々の女性の意見をきちんと聞き、調べ、その選択を尊重するなどは第4波フェミニズムのもとでは当然省略される。
 一方、「他の被差別者と連帯する」という第3波の特徴は引き継いでいる。こまめな思考を伴わない第4派の反射的な差別認定は、差別者と名指しされた者や周囲からの反論に耐えるには、数の力を恃むしかないからである。
 そのために女性(フェミニズム)や黒人・LGBTなど、おおむね「左翼」「リベラル」と呼ばれてきた自称“被差別者”連合を母体として、党派的に味方しあい、いわゆるエコーチェンバーを作り上げているのが実情である。


参考リンク・資料:
フェミニズムの4つの波──フランケンシュタインから#MeTooまで。【VOGUEと学ぶフェミニズム Vol.2】
フェミニズムの新しい潮流 ――「第 4 波フェミニズム」
「ツイフェミ!」と言う前に読んで欲しい「フェミニズム入門」

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