英スコットランドの都市エディンバラにあるセント・アンドリュー広場に建てられている記念塔(1823年建立)。2020年のBLM運動による
【ヴァンダリズム】の標的となった文化財の一つ。
2020年、塔の台座に“GEORGE FLOYD”“BLM”などの落書きによって汚損された。
なぜこの塔が落書きされたのかというと、天辺に初代メルヴィル子爵ヘンリー・ダンダス(1742〜1811)の像があるからである。さすがに高さ46mの塔に昇って本体に落書きする根性はなかったようだ。
ヘンリー・ダンダスは地元出身の政治家で、当時イギリス中でも最も有力な人物の一人。彼が奴隷制の廃止法案に対して修正案を提出したため、廃止が遅れたとされる。
(メルヴィル記念塔の全体像。頂上にあるのがダンダス像。
BBCNEWS JAPAN記事より)
参考リンク・資料:
【反人種差別デモ】 倒され、落書きされ… 標的になった各地の像