アランツァの世界（FT書房ゲームブック）

オウガ
　オウガは人間よりも頭ひとつかふたつ大きい種族で、その生態は大きく3つに分かれる。
　1つは野蛮人として、ネメディ平原のような荒野で野生の生活を送っている場合だ。
　この場合、彼らは商売人や旅人を狙ってしばしば襲いかかってくる。
　もう1つはネグラレーナのような大都市で、他の種族に混じって暮らしている場合である。
　このようなオウガは未開のオウガよりもずっと洗練されていて、頭の悪い彼らなりに計略をもって悪事に精を出していることが多い。
　最後の1つはネメディ地方の地下などに生息するゴブリンの家畜として育てられているパターンだ。
　彼らは知能が低いわりに力が強いため、ムチによってしつければ労働力となる。






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