
この基板は、Tomix N-DU202-CLなどアナログマスコン(常点灯付き)でDesktopStationのDSOne(DSJoyスケッチ)を介してDCC鉄道模型を制御するためのものです。
アナログ電圧をとS88 Analog上のファンクションスイッチをメルクリンのS88信号線の電気規格に変更し、コマンドステーションと独自プロトコルで通信を行いDCCの列車を制御します。コマンドステーション側のライブラリにより現状4コントローラ(DCC/MMシールドは2コントローラ)まで対応します。ただし、この基板については、現在1コントローラしかデバッグしていません。またN-DU202-CL以外は所有しておりませんので動作チェックしていません。ソフト、電源容量(5V)で問題が起きる可能性があります。
注意) DSMainR5の場合、電源On前に設定が必要です。Config→RJ45の設定をJYにします。
(1)DSJoyまたはDSMainR5の電源ボタンを押してPowerOnします。スケッチを書き換え済みのS88ボタンデコーダのボタン8でも電源Onできます。DCC/MMシールドでは自動で電源Onします。
(2)S88 Analogを操作します。
ボタン配置は

液晶は2行あり通常は以下のようになっています。
・上段の右側はFxxが0-9ボタンで制御できるファンクションの頭番号です。FunctionボタンでF00→F10→F20→F00とトグルで切り替えられます。
F00の時F0-9,F10のときF10→F19、F20のときF20-F28のファンクションを切り替えられます。テンキーを押すと各ファンクションのOn/Offを切り替えられます。
例えばF11のOn/Offをか変えたいときは、FunctionボタンでF10にして、テンキーの1を押します。
・下段の左側はFOR/REV表示で列車の進む方向です。常点灯付きのコントローラの前後で切り替わります。
・下段の右側は最後がKのときスピード表示です。ConfigでAnalog値のVに切り替えられます。
この状態で(Locoアドレスがあっていれば)マスコンを動かすと列車が動き始めます。
Locoアドレスの変更について
(1)Locoボタンを押します。
画面が
XXXXは現在のLocoアドレスです。
(2)テンキーを押すと下段の0000がアドレスに変わります。
(3)もう一度Locoアドレスを押すと通常モードに戻り、アドレスが反映されます。
もし、アドレスを間違えた場合は、テンキーの0を連打して表示を0000にしてから通常モードに戻せば(0000というアドレスは使わないので)アドレスは反映されません。(今後ここは操作を変更するかもです)
アドレス変更時にEEPROMにアドレスをセーブしますので、電源を切ってもLoco設定は保持されます。
Configモードについて
各種設定をします。(実際のやり方は、調整方法の項目で説明します)
・Configボタンの長押しでConfigモードと通常モードの切り替えをします。
・Configボタンの短押しで項目の変更をします。
画面は以下の感じです。
上段で右側の数字(例では700)が現在の設定値です。
下段の右側の数字が設定するための値でテンキーで変更できます。
変更後、OKボタンを押すと値が上段右側の数字に反映されます。そのままではEEPROMへのセーブは行いません。
各項目の説明ですが、
・AMin・・・Analog Min値:入力した電圧を速度変換するときの最小値を設定します。速度0のはずなのに動き出す場合は値を上げます。
・AMax・・・Analog Max値:入力した電圧を速度変換するときの最大値を設定します。速度を最大にしたのに、大してスピードが出ない場合に下げます。私の環境では12V時のAnalog値は780程度のようです。
・AInt・・・Analog入力時の平均値サンプリング間隔[ms]を設定します。1msに一回程度サンプリングします。100以上に設定ください。値を大きくすると、ノイズが大きい時でも入力電圧を安定できるかもですが、レスポンスは悪くなります。
・DMax・・・Display Max値:表示するスピードの最高速表示を設定します。最高速を80[Km/h]に見せたかったら、80をいれます。
・RawV・・・Raw Volt表示:0の時[Km/h]表示です。1の時[V]表示になります。[V]表示はAnalog値表示です。コントローラの調整時に使用します。※
・SaveCrrt・・・Save Current Setting:OKボタンを押すと、現在の設定をEEPROMにセーブします。
・LoadCrrt・・・Load Current Setting:OKボタンを押すと、現在のEEPROM設定をロードします。(この時点ではEEPROMにはセーブしません)
・LoadDflt・・・Load Default Setting:OKボタンを押すと、デフォルトのEEPROM設定をロードします。(この時点ではEEPROMにはセーブしません)
・CfgReset・・・Config Reset:OKボタンを押すと、デフォルトのEEPROM設定をロードして、EEPROMにセーブします。
※RawV設定はセーブしてもEEPROMにはセーブされません。
初期値
Loco:0003
AMin:0
AMax:700
AInt:100
DMax:80
(1)DSJoyまたはDSMainR5の電源ボタンを押してPowerOnします。スケッチを書き換え済みのS88ボタンデコーダのボタン8でも電源Onできます。DCC/MMシールドでは自動で電源Onします。
(2)S88 Analogを操作します。
ボタン配置は
Loco | 1 | 2 | 3 |
Function | 4 | 5 | 6 |
Config | 7 | 8 | 9 |
OK | 0 | - |

液晶は2行あり通常は以下のようになっています。
L0003F00 For xxxK・上段のL0003がLocoのアドレスです。この場合はアドレス3です。
・上段の右側はFxxが0-9ボタンで制御できるファンクションの頭番号です。FunctionボタンでF00→F10→F20→F00とトグルで切り替えられます。
F00の時F0-9,F10のときF10→F19、F20のときF20-F28のファンクションを切り替えられます。テンキーを押すと各ファンクションのOn/Offを切り替えられます。
例えばF11のOn/Offをか変えたいときは、FunctionボタンでF10にして、テンキーの1を押します。
・下段の左側はFOR/REV表示で列車の進む方向です。常点灯付きのコントローラの前後で切り替わります。
・下段の右側は最後がKのときスピード表示です。ConfigでAnalog値のVに切り替えられます。
この状態で(Locoアドレスがあっていれば)マスコンを動かすと列車が動き始めます。
Locoアドレスの変更について
(1)Locoボタンを押します。
画面が
LSelXXXX -> 0000となります。
XXXXは現在のLocoアドレスです。
(2)テンキーを押すと下段の0000がアドレスに変わります。
(3)もう一度Locoアドレスを押すと通常モードに戻り、アドレスが反映されます。
もし、アドレスを間違えた場合は、テンキーの0を連打して表示を0000にしてから通常モードに戻せば(0000というアドレスは使わないので)アドレスは反映されません。(今後ここは操作を変更するかもです)
アドレス変更時にEEPROMにアドレスをセーブしますので、電源を切ってもLoco設定は保持されます。
Configモードについて
各種設定をします。(実際のやり方は、調整方法の項目で説明します)
・Configボタンの長押しでConfigモードと通常モードの切り替えをします。
・Configボタンの短押しで項目の変更をします。
画面は以下の感じです。
AMax 700 -> 0「AMax」が項目名です。
上段で右側の数字(例では700)が現在の設定値です。
下段の右側の数字が設定するための値でテンキーで変更できます。
変更後、OKボタンを押すと値が上段右側の数字に反映されます。そのままではEEPROMへのセーブは行いません。
各項目の説明ですが、
・AMin・・・Analog Min値:入力した電圧を速度変換するときの最小値を設定します。速度0のはずなのに動き出す場合は値を上げます。
・AMax・・・Analog Max値:入力した電圧を速度変換するときの最大値を設定します。速度を最大にしたのに、大してスピードが出ない場合に下げます。私の環境では12V時のAnalog値は780程度のようです。
・AInt・・・Analog入力時の平均値サンプリング間隔[ms]を設定します。1msに一回程度サンプリングします。100以上に設定ください。値を大きくすると、ノイズが大きい時でも入力電圧を安定できるかもですが、レスポンスは悪くなります。
・DMax・・・Display Max値:表示するスピードの最高速表示を設定します。最高速を80[Km/h]に見せたかったら、80をいれます。
・RawV・・・Raw Volt表示:0の時[Km/h]表示です。1の時[V]表示になります。[V]表示はAnalog値表示です。コントローラの調整時に使用します。※
・SaveCrrt・・・Save Current Setting:OKボタンを押すと、現在の設定をEEPROMにセーブします。
・LoadCrrt・・・Load Current Setting:OKボタンを押すと、現在のEEPROM設定をロードします。(この時点ではEEPROMにはセーブしません)
・LoadDflt・・・Load Default Setting:OKボタンを押すと、デフォルトのEEPROM設定をロードします。(この時点ではEEPROMにはセーブしません)
・CfgReset・・・Config Reset:OKボタンを押すと、デフォルトのEEPROM設定をロードして、EEPROMにセーブします。
※RawV設定はセーブしてもEEPROMにはセーブされません。
初期値
Loco:0003
AMin:0
AMax:700
AInt:100
DMax:80
DSJoyとの接続はS88MasconのOut端子とDSJoyのS88端子をつなぐこと。
S88 Analog(OUT端子)→(S88端子)DSJoy
デイジーチェーン時は
S88 Analog(OUT端子)→(IN端子)S88 Analog(OUT端子)→(S88端子)DSJoy
接続時、S88 Analog基板のOutとIn端子を間違えると動かない。
S88 Analog、S88Mascon,S88ボタンデコーダは混在可能です。繋ぐ順番は関係ありません。
S88 Analog(OUT端子)→(S88端子)DSJoy
デイジーチェーン時は
S88 Analog(OUT端子)→(IN端子)S88 Analog(OUT端子)→(S88端子)DSJoy
接続時、S88 Analog基板のOutとIn端子を間違えると動かない。
S88 Analog、S88Mascon,S88ボタンデコーダは混在可能です。繋ぐ順番は関係ありません。
注意点は、
・背の低い部品からはんだ付けする。壊れそうなもの(マイコンや液晶)は後にする。
(1)抵抗、ダイオード、セラコン
(2)LED
(3)ICソケット
(4)セラロック
(5)スイッチ
(6)電解コンデンサ
(7)RJ45端子
(8)液晶
という感じ。
・足の多い部品は、1点だけはんだ付けして、浮きを直しながらはんだ付けしなおして、ほかの足を半田付けする。
・LED、ダイオード、電解コンデンサ、ICは向きがあるので間違いないように気を付ける。
・RJ-45(LAN)端子、はめ込みが固いので片方ずつ入れるとよい。また、1.27mmピッチと細かいので半田ブリッジしないように気を付けて半田を盛りつける。
・液晶 1.27mmピッチと細かいので半田ブリッジしないように気を付けて半田を盛りつける。
・ダイオード

・LED

・ICソケット(写真はイメージで異なります(28ピンではありません))

・電解コンデンサ

・RJ45、USB-Bのはんだ付け部分(ピッチが狭いので半田の付けすぎに注意)

・背の低い部品からはんだ付けする。壊れそうなもの(マイコンや液晶)は後にする。
(1)抵抗、ダイオード、セラコン
(2)LED
(3)ICソケット
(4)セラロック
(5)スイッチ
(6)電解コンデンサ
(7)RJ45端子
(8)液晶
という感じ。
・足の多い部品は、1点だけはんだ付けして、浮きを直しながらはんだ付けしなおして、ほかの足を半田付けする。
・LED、ダイオード、電解コンデンサ、ICは向きがあるので間違いないように気を付ける。
・RJ-45(LAN)端子、はめ込みが固いので片方ずつ入れるとよい。また、1.27mmピッチと細かいので半田ブリッジしないように気を付けて半田を盛りつける。
・液晶 1.27mmピッチと細かいので半田ブリッジしないように気を付けて半田を盛りつける。
・ダイオード

・LED

・ICソケット(写真はイメージで異なります(28ピンではありません))

・電解コンデンサ

・RJ45、USB-Bのはんだ付け部分(ピッチが狭いので半田の付けすぎに注意)

記号 | 通販番号 | 個数 | コード | 名前 | 備考 | |
C1,C2 | 0.1u | P-02211 | 2 | RPEF11H104Z2K1A01B | 絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー0.1μF50V5mm(10個入) | *1 |
C3 | 100uF | P-03122 | 1 | 25PK100MEFC5X11 | 電解コンデンサー100μF25V85℃(ルビコンPK) | |
C4,5 | 1u | P-03093 | 2 | RD15F105Z1HH5L-10 | 絶縁型ラジアルリードタイプ積層セラミックコンデンサー1μF50V5mmピッチ(10個入) | *1 |
CN1,CN2 | - | C-00159 | 2 | 7810-8P8C | 基板取付用LANコネクタ(モジュラージャック)(RJ−45 | |
CN3 | - | CN11と一緒 | ||||
CN4 | DCジャック | C-09408 | 1 | 18742 | 2.1mm標準DCジャック(4A) 基板取付用 | *4 |
CN5 | USB-B | C-07675 | 1 | USB-4BF-103BS | 基板取付用USBコネクタ(Bタイプ メス) | |
CN6 | ANALOG-IN | P-01306 | 1 | TB111-2-2-U-1-1 | ターミナルブロック 2ピン(青)(縦)小 | |
CN11 | DEBUG/BOOSTER | C-01627 | 1 | ピンヘッダ (オスL型) 1×40 (40P) | ||
D1,D2 | - | I-00562 | 2 | OSDR3133A | 赤色LED 3mm OSDR3133A 500mcd 30度100個入 | *1 |
D3,D4 | - | I-00127 | 2 | 1S4 | 整流用ショットキーダイオード(40V1A)1S4 | |
D5,D6 | - | I-00941 | 2 | 1N4148 | 汎用小信号高速スイッチング・ダイオード 1N4148 100V200mA(50本入) | *1 |
D7 | ブリッジダイオード | I-06667 | 1 | SDI260 | ショットキーバリアダイオードブリッジ(60V2A) SDI260 | |
IC1ソケット | - | P-00013 | 1 | 2227-28-03 | ICソケット (28P) スリム300milタイプ (10個入) | *1 |
IC1 | - | I-03142 | 1 | ATMEGA328P-PU | AVRマイコン ATMEGA328P−PU | *2 |
R1,2,7,10,13,15,18,20,23 | 2.2k | R-25222 | 9 | CF25J2K2B | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 2.2kΩ (100本入) | *1 |
R3 | 220 | R-25221 | 1 | CF25J220RB | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 220Ω (100本入) | *1 |
R4,5,6,14,19,24 | 6.8k | R-25682 | 6 | RD25S 6K | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 6.8kΩ (100本入) | *1 |
R8,12,17,22 | 1K | R-25102 | 4 | CF25J1KB | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 1kΩ (100本入) | *1 |
R9 | 47K | R-25473 | 1 | RD25S 47K | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 47kΩ (100本入) | *1 |
R11,16,21, | 470 | R-25471 | 3 | CF25J470RB | カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 470Ω (100本入) | *1 |
SW1-15 | - | P-03648 | 15 | - | タクトスイッチ(白色)お好きな色でどうぞ | |
U1 | - | P-09422 | 1 | AQM0802A-FLW-GBW | I2C接続小型キャラクタLCDモジュール 8x2行(バックライト付) | |
X1 | - | P-00525 | 1 | CSTLS16M0X55-B0 | セラミック発振子(セラロック)コンデンサ内蔵タイプ 16MHz |
ブートローダー、スケッチを書き込む必要あり。IC1には、28pin Dipソケットがあったほうが安全。(リストには入っている)
- 秋月電子様から生ATMega328P-PU(安価)を買った場合
- デコーダ開発ボード+スマイルライター、または、市販のArduino用のライター(例:ただし私はこれを使用したことはありません)などでブートローダーを書き込む。
- S88Mascon基板上でFTDI USB・シリアル変換ケーブル(5V)または、上記デコーダ開発ボード+スマイルライター、または、市販のArduino用のライター(例:ただし私はこれを使用したことはありません)などでスケッチを書き込む。
- ArduinoUno用ブートローダー書き込み済みATMega328P-PUを買った場合
- S88Mascon基板上でFTDI USB・シリアル変換ケーブル(5V)または、上記デコーダ開発ボード+スマイルライター、または、市販のArduino用のライター(例:ただし私はこれを使用したことはありません)などでスケッチを書き込む。
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