2006年のとある女性誌のアンケートによると、平均年齢30歳の独身女性の不倫経験率は、約3割。「身近に不倫している人がいる」と答えた人数も合わせると約6割にもなり、不倫関係は、独身女性たちの非常に身近なところにあるもののようです。
しかも、意外なことに不倫関係の大半は、「夜の付き合いがらみ」ではなく、「仕事がらみ」の現場で起こっているのだそう。特に、向上心の強い若い女性がそういった関係にハマりやすく、なぜなら、仕事に就いたばかりの同年代の男性は、とても幼く頼りなく見える。そんななかで、いつも相談に乗ってくれる職場の先輩や上司はとても頼りがいがあり、「尊敬の念」を抱き始める……そんなことから、不倫に繋がる恋心が始まってしまうのだそうです。
しかもそんな風に「大人」の魅力を持った男性から女性として認められることで、急に女性としての価値が上がったような錯覚にも陥ってしまうのだそう。そんな普通の恋愛では味わえない感覚を経験するうちに、不倫体質をやめられなくなる女性もいるのだそうです。
「不倫」が女性の心を魅了する理由として、以下のようなことを挙げています。
- 尊敬できる相手に「認められた」という人間的自信が生まれる
- 相手の妻よりも自分は女性として魅力的、と思える優越感
- 会える時間が少ないので、お互いの欠点が見えにくい
- 経験、知識豊富な相手によって、自分が高められる気がする
- 常にロマンティックな環境を保てる(家事や所帯染みた姿は妻が担当してくれるため)
- 障害があるなかで求め合う二人こそ、「本当の恋愛なのでは?」と思い込み、その状況に酔える
6などは、心理学では「ロミオとジュリエット効果」と言われており、許されない関係、また困難な状況にあればあるほど、恋愛は燃え上がるもの。渦中にいるときは気づかないでしょうが、一度別れを経験したのならば、そういったことに気づく冷静さも、その後の自分の人生を考える上では有効かも。また、一口に不倫といっても、夫婦仲がうまくいっておらず、不倫相手のほうを真剣に愛している男性も存在します。ただし、家庭は円満で保っておき、妻には苦労をさせて、恋を味わう部分だけを不倫相手で満たす……というタイプの男性であれば、妻になった女性としては非常に辛いものがありますし、万が一、自分が略奪婚をしたとしても、同じ状況に陥る可能性がある、ことを自覚しておかなくてはなりません。
さて、不倫の経験のある女性は、「もう二度としたくない」派と「今後も不倫でいい」派に分かれるそうですが、その両方にこんなアドバイスがあります。