週明け２８日午前のシドニー外国為替市場の豪ドル相場は、対米ドルで１％超上昇した。国際通貨基金（ＩＭＦ）による巨額のイタリア救済案のうわさが、幅広くリスク投資意欲を押し上げたことが背景。

　豪ドルAUD=D4の対米ドル相場は、２５日のニューヨーク市場の１豪ドル＝０．９７１２米ドルから１セント超上昇し、０．９８５０米ドル。０．９８００米ドルを上回る水準でストップロス（損切り）注文を相次いで巻き込みながら上昇した。

　ニュージーランド（ＮＺ）ドルNZD=D4は１週間ぶり高値水準の１ＮＺドル＝０．７５３３米ドルに上昇。２５日ニューヨーク市場終値の０．７４００米ドルを大幅に上回っている。

　豪ドル、ＮＺドルとも対円で１週間ぶりの高値水準に上伸。豪ドルAUDJPY=Rは１豪ドル＝７６円４９銭。前週付けた７週間ぶり安値の７４円７２銭を上回っている。ＮＺドルNZDJPY=Rは１ＮＺドル＝５８円３９銭と、５４円をわずかに下回る７カ月ぶり安値から値上がりしている。

　豪債券先物相場は圧迫され、３年債先物YTTc1は０．１０ポイント安の９６．８８０、１０年債先物YTCc1は０．０８５ポイント安の９６．０３０。

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