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解説
『ハイドライド』(HYDLIDE)は、T&E SOFTが開発・発売したコンピュータゲームソフト、および同作品から始まった一連のシリーズ全般の総称である。ゲーム内での正式名称である『THE LEGEND OF HYDLIDE』の略称。

日本でコンピュータRPGの基礎を作った作品である。ゲームジャンルとしてはアクションロールプレイングゲームに当たる。なお、開発元のT&E SOFTでは、1980年代後半のパソコン雑誌で山下章などが中心となって使用したジャンル表記である「アクティブロールプレイングゲーム」という表記を用いていた。

1984年12月13日にPC-8800シリーズ用が発売され、他の機種にも移植される。オリジナルであるPC-8801版のゲームデザインとプログラミングは内藤時浩。発売以来パソコンゲーム雑誌のランキングに2年間載り続け、当時の雑誌はその現象を「ハイドライド・シンドローム」と呼んだ。

ハイドライド

『ハイドライド』シリーズの舞台は我々が住んでいる世界とは別の、フェアリーランドと呼ばれるパラレルワールドである。移植機種間や『ハイドライド』、『ハイドライドII』、『ハイドライド3』といったシリーズ間もパラレルワールドとされる。当時の機種間での性能に違いがありすぎ、完全移植を目指すよりはその機種の特色を生かす方が良いという考えがあったこと等による。また、ハイドライドは一作完結で作られたため、会社の意向で続編を作ることが決定した際、ハイドライドとの間で矛盾が生じないように、フェアリーランドという世界の名称やバラリスとドラゴンといった一部のモンスター以外はすべて入れ替えられている。

パッケージイラストの背景は、『ネバーエンディング・ストーリー』のワンシーンと酷似しているため、Windows95・98版ではそのパッケージイラストは使われなかった。

ストーリー

人と妖精が共存する異世界の王国フェアリーランド。この国では3つの宝石(賢者の石)の力によって平和が保たれていたが、悪い心を持ってしまった1人の人間により宝石(賢者の石)の1つが奪われ、力の均衡を失ったことで、封印されていた悪魔バラリスが覚醒する。王国はバラリスの魔力により崩壊し、国中には怪物がはびこり、王国のアン王女も呪いにより妖精の姿にされいずこかへ連れ去られる。そんな中、ジムと名乗る勇敢な若者が立ち上がった。

対応ハードウェア

オリジナル以外の機種への移植は、その動作を元に、新規にプログラムが作成されており、同じゲームでありながら、各機種のハードウェアにあわせた拡張、アレンジや、開発担当者の独断により追加フィーチャーなどが実装されている。

PC-8801以降
  • 1984年12月13日発売。他機種版の基本となった。音楽がビープ音1音のみで構成されており、処理の間に発声ルーチンを挟む形で演奏される。曲は他の機種と異なり、ゲームスタート時にはビゼーの組曲アルルの女に含まれるファランドールから数小節を奏で、ゲーム中は、同じく、ビゼーのオペラカルメンに含まれる闘牛士の歌からの数小節を繰り返し演奏する。
X1シリーズ
  • 1985年1月発売。他の機種では画面端に移動すると切り替わる方式だったフィールドマップが、X1の持つPCG機能の利用により、背景がスクロール式になっている。また、マップパーツを多く保持し(256種類、他機種版の約5倍)、他機種よりも美しいグラフィックス表現を実現している。PSGによるオリジナルBGMの演奏、画面切り替えによって回避できた敵が回避できなくなる他、ボスが大変弱く、登場する敵キャラクターの増減もあった。PSG搭載機で演奏されるBGMはこの機種と同じ曲である。カセットテープ版と5インチ2Dフロッピーディスク版が発売された。フロッピーディスク版はドライブ仕様の問題から、X1turboIIでは使用不可。
PC-6001mkII以降
  • 1985年2月発売。画面解像度は低く色も特殊なものの、PSGによる3重和音のBGM再生、ジョイスティック対応、画面高速切り替えなど、PC-8801版よりゲームとしての完成度が高かった。PC-6001mkII以降用のカセットテープ版とPC-6601以降用のフロッピーディスク版、フロッピーディスクのPC-6601SR専用版が発売された。
MSX
  • カセットテープ版が1985年3月発売、要32kメモリ。約半年後の11月にROMカセット版が発売。このMSX版から「画面切り替えスクロール」が搭載される。また、同内容で複数メディア販売の他機種と違い、ゲームバランスはそのままに、ROMカセット版はプログラムをスクラッチから作り直し、RAM8KBの機種で動いたり、パスワードを利用したセーブ方式や、5段階の速度調整機能があるほか、テープ版では1色だった妖精も各々に着色された。
MSX2
  • 1985年7月発売。MSX2の登場とほぼ同時期のリリースだった。グラフィック性能に合わせてVRAM64K用(16色)、VRAM128K用(256色)からの選択式。カセットテープ版とフロッピーディスク版が発売された。後に旧パッケージゲームを付録として添付していた月刊誌MSX-FANが、VRAM128K用(256色)のみを収録している。
FM-7シリーズ
  • 1985年4月発売。FM-7のキー入力周りのハードウェアの都合上、操作がしにくかったため難易度を下げてバランスが調整された。また、プログラマーの一存で、他機種にはない人魚、ラドン等の隠れキャラクターが存在する。
PC-9801U/F以降
  • 1985年9月発売。PC-8801版を完全に再現することを目指して移植されている。10段階の速度調整機能があった。
MZ-2000/2200/2500用
  • 1985年12月発売。キャリーラボが移植、販売を担当した。基本仕様はPC-8801版をベースに、I/O周りを書き換えているため、再現性は非常に高い。カセットテープ版で発売。テープのA面にMZ-2500、2200用のカラー版を、B面にMZ-2000用の「グリーンディスプレイ」版を収録している。グリーンディスプレイ版はグラフィックスRAMの3プレーン目を、カラーディスプレイ版は、テキストVRAMをワークエリアとして利用している。MZ-2500ではMZ-2000モードでの実行が必要。MZ-2520/2861ではMZ-2000モード並びにデータレコーダが削除されたので動作しない。

アレンジ版

『ハイドライド 異次元バージョン』 X1turbo(1987年3月発売ブラザー工業)
  • X1ではPCG機能のアクセスが垂直帰線期間にしかできなかったのを、水平帰線期間にもできるようになったX1turbo専用にマップを総入れ替えした高速版で、グラフィック自体まったく異なる異次元バージョン。

『ハイドライド・スペシャル』 ファミリーコンピュータ(1986年3月18日発売 東芝EMI)
  • 「スペシャル」という名称は、すでに発売されていた『ハイドライド2』の要素である魔法などを取り入れたことによる。BGMも『ハイドライド2』のBGMが使われている。パソコン版『ハイドライド』とは基本的に大差がないが迷宮シーンなどが簡単になり、登場する敵キャラクターにやや違いがある。またある条件を満たすと出現する隠しキャラクターは、雑誌の読者公募によるアイデアが採用されているのと、ちわきまゆみが歌うハイドライド・スペシャル公式イメージソング『エンジェル・ブルー』もシングルレコードで発売されている。この曲はゲーム中には扱われてはおらず当時放映されていたテレビCMでサビの部分が使用されていた。
  • なお、1999年3月にT&E SOFTから発売されたプレイステーション用の恋愛パラレルRPG『ソナタ』ではある一定の条件をクリアするとプレイ可能となるおまけゲームとしてこの『ハイドライド・スペシャル』が収録されている。

『ハイドライド』 Windows95/98(1999年4月23日)
  • 『ハイドライド』のオリジナルであるPC88モードを再現した物と、グラフィックと音楽を現代風に作り直したデータに差し替えたアレンジバージョンが収録されている。基本的なシステムはPC-8801版に準拠しているが、オーバードライブモードなどのフィーチャーが実装されており、後にPSG版のBGMが差し替え用に公式サイトで頒布された。
  • また、資料集『ハイドライドミュージアム』があり、『ハイドライド』発売当時の雑誌記事、発売全機種データ、開発者などのインタビューなどを見る事が可能で、さらにゲームでも使えるアレンジバージョンの楽曲をさらにアレンジしたリニューアル版の全楽曲と、当時『ハイドライド3』初回版の特典だった「T&E SOFT創立5周年記念ゲームミュージックライブラリー」の楽曲の一部を収録している。
『ハイドライドEv』 ソフトバンクモバイル/S!アプリ、AU/Ezアプリ(2003年12月17日配信開始 ボーステック)
  • ほぼ原作どおりのオリジナルモードと、Windowsアレンジ版モードを収録。攻略のヒントや登場するモンスターのリストが閲覧できるなど、ライトユーザー向けの調整がされている。なお2001年9月3日よりデータ容量50KBのJAVAアプリバージョンが配信されており、こちらは簡易版といえる作りとなっている。なお「Ev」とは「Evolution」(進化)の略。
『ヴァーチャルハイドライド』 セガサターン(1995年4月28日発売 セガ)
  • セガサターン初のRPG。3D版ハイドライドだが、世界観以外はほとんど共通点が無い。背景がポリゴンで描かれ、キャラクターは2Dの実写風である。毎回自動生成される箱庭的世界を探検していく形になっている。

その他に、ユーザの手によって作成され、パソコン通信などで流通したX68000版等も存在している。

日本以外での発売

『ハイドライド』は日本の他、MSXを海外に普及させる際にキラーソフトとしてヨーロッパで発売されている。発売はT&E SOFTではなく、MSXを海外に普及させようとしていた企業が本体に付属させる形で販売していた。北米では1989年6月にファミリーコンピュータ版の『ハイドライド・スペシャル』が『HYDLIDE』のタイトルでポニーキャニオンから発売され、さらに1990年にハイドライド3 メガドライブ版の『スーパーハイドライド』が『SUPER HYDLIDE』のタイトルでT&E SOFT OF AMERICAから発売されている。

プレイ動画

FC ハイドライド スペシャル クリア動画1

1 ハイドライド・スペシャル FC

【日本語字幕】AVGNがハイドライドスペシャルを遊ぶ(Ep86)


実況プレイ動画




おまけ

ゲーム懐かしCM集1


ちわきまゆみ ANGEL BLUE(カバー)



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