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解説
『スペランカー』 (Spelunker) は1983年に発売されたアクションゲーム。迷宮の最下層を目指すサイドビューのアクションゲーム。通称「スペランカー先生」

概要

スペランカーは、マイクロ・グラフィック・イメージ社のティム・マーティン(Tim Martin)によって製作された。1980年代前半に、欧米でAtari 8ビット・コンピュータやコモドール64用のゲームとして発売され、人気を博した。とは言え、数字的にはそれほど大きくヒットしたわけではなかった。

日本では、ブローダーバンド社からライセンスを受けたアイレム(現アイレムソフトウェアエンジニアリング)が、1985年12月7日にファミリーコンピュータ用ソフトとして販売したところ、数十万本を売り上げる大ヒットを記録した。以降開発の主導はアイレムに移り、続編・リメイクがいくつか出されている。2011年までアイレムが、半ば自社の看板キャラクターとして扱っていた。

現在のスペランカーの権利は、かつてファミコン版『スペランカー』を開発したアイレム社員であり、ティム・マーティン本人とも知己であるスコット津村が後に設立したTozai Gamesが保有しており、『みんなでスペランカー』などの続編もそこから配信されている。

タイトルの「スペランカー(英:spelunker)」は「無謀な洞窟探検者」を意味する単語である(一方、十分な知識や装備を持った上で洞窟探検を行う者は「ケイバー」と呼ばれる)。

基本ルール

ヘルメットをつけた洞窟探検家を操作し、エレベーター・トロッコ・ボートなどを乗り継いで洞窟最下層にある秘宝の山をめざす。

画面上部には時間経過で減るエネルギーゲージが設定されており、これがなくなると1ミスとなる。このゲージはブラスターを打つことでも減るが、アイテムを取ると回復できる。また、ある程度の高さから落下してもミスになる。他に、触るとミスになる障害物が多数ある。また、鍵を取得しないと開かない扉がある。

隠しアイテムとして、特定の場所でジャンプすることで出現する1UP・得点2倍(一定時間)・無敵(一定時間。ただし段差からの落下やエネルギー切れには効果無し)・赤い薬(一定時間スピードとジャンプの飛距離がアップ)と、壁を爆弾で爆破することで現れるダイヤがある。

また、ミラクルと呼ばれるアイテムは、取ると何らかのアイテムが増える。ランダムではなく、内部的にフレーム毎で決まった変化をしている。

敵キャラは探検家を追跡するゴーストと、糞を落とす蝙蝠の2種。それぞれ、エネルギーゲージを消費して放つブラスターと呼ばれる銃の様な武器と、アイテムの取得で使用可能になるフラッシュで退治できる。

ファミコン版・MSX版・NES版では秘宝の山にたどり着くと開始地点まで戻り難易度が上がる。以降はこれを繰り返す。

歴史

これまでに6つのバージョンが確認されている。なお、日本で2013年1月17日にリリースされたPS3用ダウンロード専売ソフト『スペランカーコレクション』(以下『コレクション』)には原典であるAtari版とファミコン版・アーケード版が収録されており、各バージョンの差異を簡単に確認できる。

ちなみに日本で単に「スペランカー」と言った場合、ハードの知名度の高さ故にファミコン版を指す事が多いようである。

Atari 8ビット・コンピュータ版

※『コレクション』では“オリジナル版”と呼称。
Atari 2600用のゲームを開発していたGames By Apollo社が1982年末にアタリショックに巻き込まれて倒産した後、ティム・マーティンを中心とするメンバーが独立してマイクロ・グラフィック・イメージ社を設立。ティム・マーティンらは1983年のCESに自ら出向いてブローダーバンド社やCBSと言った大手パブリッシャーとデベロッパー契約を結び、独立の担保とした。1983年、独立後のゲーム第一弾として満を持して発売したのが元祖Spelunkerである。当時はゲームを一人の開発者の名前で売るのが流行であったため、スペランカーも製作の中心人物であったティム・マーティンの名前が前面に出されている。1977年発売の低性能なAtari 2600プラットホームではスペランカーのようなリッチなゲームが開発できなかったため、対応プラットホームをATARI 400やATARI 800などのAtari 8ビット・コンピュータ用として開発されたが、アタリショックの余波はATARI-8bitプラットホームにも影響し、新興の弱小企業であるマイクロ・グラフィック・イメージ社の製品を問屋が扱ってくれないという状況に陥る。マイクロ・グラフィック・イメージ社は資金繰りが悪化したため自社での販売を諦め、デベロッパーとして以前より顔を売っていたブローダーバンド社に全ての権利を委譲し、業務停止することになる。

ブローダーバンド社版から再発売された『スペランカー』はマイクロ・グラフィック・イメージ社版とほとんど同じであるが、若干遊びやすくなっており、クレジットが1984年となっている、ブローダーバンド社の名前が入っている、などの細かい違いがある。後述の「スペランカーコレクション」の発売に際してTozai Gamesのスコット津村が原作者のティム・マーティンに尋ねたところ、ティムはブローダーバンド社版の方が好きとのことで、「スペランカーコレクション」に収録の「オリジナル版」ではブローダーバンド社版が移植された[3]。

ELEVATOR(エレベーター面)、ROPES(ロープ面)、FALLS(滝面)、PYRAMID(ピラミッド面)、TRESURE(財宝面)の5面構成である。各面のオープニングで「NOW ENTERING THE ROPES」などと表示され、得点の加算と1アップのボーナスがある。

コモドール64版

1984年にはスペランカーはブローダーバンド社の名の下で販売されることとなり、ティム・マーティンを初めとするマイクロ・グラフィック・イメージ社のメンバーはブローダーバンド社の下請けとなり、当時のアメリカのトップハードとなったコモドール64版の移植も担当することになった。このコモドール64版がティム・マーティンが実際に関与した最後のスペランカーになるが、以降の版にも原作者として「by Tim Martin」の名が冠されている。Atari 8ビット版のオープニングテーマであったモデスト・ムソルグスキーの『展覧会の絵』に代わってティム・マーティン作曲のオリジナルのオープニングテーマが採用されており、このテーマ曲はファミコン版以降、四半世紀後のリメイクである『みんなでスペランカー』に至るまで踏襲されている。他はAtari 8bit版の完全移植に近い。この版が日本を除く世界各国で最も普及したスペランカーであり、アメリカのみならずブローダーバンド社が販路を持つ世界各国でも販売され、好評を受けた。

「ZZAP!64」(イギリスのゲーム雑誌)1985年6月号のレビューでも79点とかなりの高評価を得ており、各レビュアーに絶賛された。旧世代機であるAtari 8-bit用ゲームの移植であり、ファミコン版以降とは違ってゲーム中のBGMも無く、また「主人公が肥満体」「こうもりの鳴き声がうるさい」など細かい指摘が付けられたものの、洞窟の広大さとゲームの中毒性によって「それらを相殺する感触がある」と評され、「何度死んでもジョイスティックを置けない不可解な魅力がある」とまとめられている。

ファミリーコンピュータ版

※PS3用の『スペランカーコレクション』では“コンソール版”と呼称。
1985年に日本のゲーム会社アイレムがブローダーバンドよりライセンスを取得し、当時日本でトップハードであったファミリーコンピュータ用ソフトとして移植、販売した。移植を担当したのは、当時アーケード版『ロードランナー』なども担当しており、後にTozai Gamesとして『みんなでスペランカー』を制作するスコット津村。

コモドール64版をほぼ踏襲しているが、オリジナルとはキャラクターのグラフィックや色が異なっている(肥満体であったスペランカーも痩せ気味に改変されている)、マップの段差などの再調整、ゲーム中に流れるBGMが追加されている、クリアした後に2周目以降がある、などの違いがある。5面構成の各面の区切りは赤い扉で代用されており、これを鍵で開くことで得点の加算と1アップが行われる。日本で大ヒットし、ティム・マーティンはアイレムからのライセンス料によってマイクロ・グラフィック・イメージ社の負債を返済することができた。

アイレムによるこの版が日本で長く愛されることになった要因として、自分の身長の高さを落下しただけでミスとなる(身長は16ドットであり、14ドットより大きい落下でミス)シビアな操作性と難易度、2周目以降の存在が挙げられる。クリア周回を重ねるとクリアに必要なアイテムが見えなくなるなど、2周目から6周目にかけて元々高い難易度がさらに上昇するため、どこまで続けられるかというやり込み要素につながることとなった。6周目以降は、6周目と同じ内容となるため、精神力・集中力との勝負となる。そして、256周目は1周目とほぼ同じだがカギが表示されず、257周目は1周目と全く同じになる。

難易度の高さに関しては賛否両論があったが、製作者はチャレンジ精神が旺盛なプレイヤーに対してチャレンジを促す意味合いがあったのと、また「難しさがゲームの特徴の一つにもなるかな」と気を使った結果、あのような難易度になったことを証言している[1]。

スクーンなど当時のアイレム発売の他のファミリーコンピュータ用カートリッジと同様、前部に取り付けられた赤い発光ダイオードで電源のオン/オフが確認できる。また少数だが、再版と思しき発光ダイオードの無いカートリッジも存在する。ちなみにカセットにLEDが搭載されている理由は、製作者が「電源が入っているのにカセットを抜いてしまうことがよくあったので、LEDでそれが分かるようにした」からとのこと。

前述した通り日本では一番知名度の高いバージョンであるので、後も様々なゲーム機に移植(エミュレーション)された。
  • 2007年8月28日からWiiのバーチャルコンソールで配信されている。アイレムのコンシューマ事業縮小に伴い2012年3月30日で配信終了する予定だったが、その後も配信が継続されることになった。他にアイレムが関わったソフトは同日までに全て配信終了したため、本作が唯一のアイレム製ソフトになった。
  • 2012年12月19日から、Tozai Gamesによりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信中。長い歴史のあるスペランカーにおいて携帯ゲーム機に移植された初の事例となった。
  • 2013年の『コレクション』にも収録。
  • 2013年4月27日から、Tozai GamesによりWii Uのバーチャルコンソールで配信中。

プレイ動画

最速スペランカー

NES スペランカー / Spelunker in 05:03



実況プレイ動画




おまけ



スペランカー BGM集


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