クラスF
さなぎ | その殻の下にいくつもの可能性を秘めている。 |
生まれ変わる者 | 魂と肉体と精神が一体になりつつある状態。生まれる前の姿であり、生まれた後の姿でもある。 |
ケットシー | 猫の精霊。人間の前では普通の猫のふりをしている。 |
ゲド | 害を為す憑き物。外道。 |
付喪神 | 長く生きた道具や玩具に宿る霊魂。丁重に扱われていたものは幸をなす。その逆は……。 |
幼竜 | 卵から孵ったばかりの幼い竜。母親が餌を狩りにいく間、巣を守るのは彼の役目。 |
さなぎ★ | とても珍しい白色の殻を持つ蛹。生まれながらにして幸運を秘めている。 |
遅咲蝶 | 鱗粉に触れた植物の開花時期が遅れることが名前の由来。その鱗粉は植物以外にも作用するとの説があるため、古来より不老不死と薬として珍重されている。 |
御使い | 新たな暦の到来と時を同じくして山から下りた白い影。人里に降りたその影は少し離れたところからじっとこちらを見つめているようだ。 |
付喪神【おこ】 | とある猫又の女の子が大切にしていたぬいぐるみに宿った霊魂。「おこわ」が正式名称だが、もっぱら「おこ」と呼ばれている。 |
神秘占・愚者 | きみに寄添う愚者の導。愚かしくも純真無垢な幼心で夢見る姿は愛らしく、軽快に始まりの場所へと向かうだろう…こうして旅は始まるのだ。 |
白猪坊 | 小さな身体で山を駆け回り、木々や自分より大きな幻獣にさえひるまず突き進む。その姿はまさに猪突猛進。 |
アルピィ | 怖がりな妖魔。三つの目と大きな耳により視聴覚が優れるが、過剰に察知してしまい万物に怯えている。 |
コトノハミ | 言の葉を食べて育つ精霊。「すてーき」という褒め言葉は特に美味しいらしい。 |
クラスE
ネコマタ | 猫の妖怪。主人が明けた襖を閉めにいくようになったら、その猫は既に猫ではないかもしれない。 |
オオカミ | 肉食獣。その大きな口で大いに噛む。狼は満月に照らされると人の姿を表す、と目撃情報があるが、定かではない。 |
スケルトン | 亡骸の騎士。既に自分が死んでいることに気づかず、朽ちた城を守り続けている。 |
狐者異 | いつもお腹を空かせている妖怪。怖い、という言葉の語源といわれている。うどんが好物。 |
グレムリン | 機械に悪戯をする妖精。何もしていないのに機械が壊れたときは、グレムリンの仕業かもしれない。 |
彷徨う精霊 | 夜に現れては『この恨みはらさでおくべきか』と呟きながら徘徊している、行き場のない霊。 |
案山子神 | とある農家の夫婦が自分の子供を重ね作った案山子。やがて魂が宿り、田畑を守る土地神となった。 |
サボクサー | 格闘家。とげに覆われた手をグローブで包むのは、彼なりの優しさ。 |
ウミウシ | 主に水中に生息している軟体生物。体内に毒を持っているが、一部地域では食卓に並ぶという。狐者異曰く「美味」。 |
原始竜 | 知恵をつけた竜。小さい体でも木の上に生る実を取る方法を覚えた。 |
原始竜【化粧】 | 美味しそうなイチゴに釣られ、化粧を施されることを受け入れた原始竜。美味しそうなイチゴは貰えたけれど、服を汚さないで食べられるかな・・・? |
神秘占・魔術師 | きみに寄添う魔術師の導。尽きぬ好奇を原動力に望みの実現に向け、自身の才を伸ばそうと術を学び独自の研究を続け研鑽を積み始めた。 |
カラマリン | 太古の海に生息していた、貝殻に身体を宿す軟体生物。外敵に襲われると螺旋状の硬い貝殻に篭り身を守ったり、突進をして攻撃をする。 |
マナウア | 荒波に流されないよう尻尾を海藻に巻きつけるのだが、うっかり仲間に巻きつくことも。さらに群れで絡まり続けると、やがて大きなハート型になる。 |
お化け提灯 | 風に吹かれてぶらぶらゆらり。夜道を照らして案内するのは、あちらか、こちらか、それともあの世か? |
火鼠 | 燃え尽きては新しい芽を出す不思議な木の近くに生息する鼠。激しい炎を見ると感情が昂ぶり近場の物に火を付けてしまうこともあるらしい。 |
日笠虫 | 風の流れに身を委ね、ふわりふわりと傘のように空中を漂う昆虫。敵から襲われると大きな針を見せつけて、怯んだ隙に目にも留まらぬ速さで逃げていく。 |
クラスD
キマイラ | 過去になんらかの実験で生み出された獣だが、自らの知識を駆使し、現在では一つの種として確立された。 |
白虎 | 西方を守護する神獣。しかしまだ若く、その力は安定していない。白く美しいその毛並みはとても柔らかいが、どんな槍でも跳ね返すほど丈夫。 |
虎狼狸 | 虎と狼と狸が合体したような姿の妖怪。人の体に入り込み、恐ろしい病を引き起こす。 |
狂骨 | 井戸に捨てられた骸骨が意志を持った姿。強い怨念が身体を動かしている。 |
ケイブスパイダー | 壁や天井を這い回る徘徊性の蜘蛛で、主に洞窟に生息している。小動物を好んで捕食する。 |
ダークコブラ | 猛毒を持つ蛇の一種。砂漠地帯では笛を使い操る者もいるという。また、女神の化身とされることもある。 |
桂男 | 絶世の美男子の姿をした月の住人。満月でない日の夜、月の端から手招きして、月を見つめる者を誘う。一度招かれると、一生心を奪われたままとなる。 |
マミー | マミーが万能薬になるという噂に釣られて墓に入った盗人は、同じマミーに成り果てる。よくある話だ。 |
ドライアド | 木の精霊。少女の姿をして美しい男性や少年を誘惑し、木の中に引きずり込む。そこで一日を過ごすと、外では何百年と時が経過しているという。 |
火炎樹 | ある場所に、成長すると突然発火し、燃え尽きては新しい芽を出す不思議な木があるという。一説では、不死鳥の巣と言われている。 |
ドゥームビートル | とても堅い殻をもつ甲虫。悪運の象徴とも言われ、出会った旅人はこの先苦難が待ち受ける。例えば目の前のドゥームビードルに襲われる。とか。 |
蒼翼竜 | 空を飛ぶ竜。就寝時は鳥かコウモリのように枝に止まり羽で身を包む。 |
小姫蜂 | 体毛で体を包むことによって、厳冬期でも生息することができる。尻尾にある針には毒こそないが、その痛みは大型獣が失神する程である。 |
イピリア | 雨季にのみ姿を見せ、虹色の泡を天へと吹き上げる姿は風物詩にもなっている。時々上手く口から切り離せず泡と共に天へ昇っていくイピリアがいるとか。 |
てる坊主 | 晴天の祈りを込めて作られ、軒先に吊される人形。雨が降ると頼られることが嬉しいらしく、近頃は雨の日が待ち遠しいようだ。 |
星海の綿子 | 星の欠片から生まれた小さな幻獣。満月のようにコロンとした体型が自慢だが、転んでしまうと自力で起きられないのが最近の悩み。 |
あかなめ | 夜な夜な家人の寝る間に、風呂場や桶についた垢を舐めに忍び込む小さな幻獣。風呂場を清潔に保たなければ、今夜も小さな影がやってくるかもしれない。 |
神秘占・恋人たち | きみに寄添う恋人たちの導。手を取って互いの不足を補い合う調和のとれた関係は尊重し合い慈しむ心と、共に立ちはだかる困難に臨む強い絆を育んだ。 |
ウシャマル | ジャングルで古くより暮らす民族。草木に隠れながら獲物に近づき仲間と協力しながら狩りをする。 |
ストラプト | 自分より大きな生物に出くわすと、身体の模様を使って地層に擬態することでその場の危機をやり過ごす。 |
スケイジー | 有毒な実を食べて生活すると思われていたが、実を食べるのは取り込んだ毒を霧として噴射して大きな獲物を狩るための過程に過ぎないことが分かった。 |
泥田坊 | 遺した田畑を売り払われ、怨霊と化した老農夫。食うに困らぬよう、住むに困らぬよう、子孫を思い耕した土地…取り返さずにいられようか。 |
灯髏鬼 | 朽ちた骸に霊魂が憑依し生まれた妖怪。頭に乗せた蝋燭の火が揺らぐ時、霊魂が冥土へ旅立つ前触れだといわれている。 |
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