JR東日本・JR北海道・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道が運行していた寝台特急「北斗星」号で使用された車両についての非公式wikiプロジェクト

クーラーの分類

AU13 スシ24・14系座席車など
AU76? 主に14・24形由来の寝台車など
AU77? 主に25形由来の寝台車など


Nゲージ製品におけるクーラーへの苦悩

北斗星を模型、特にNゲージで楽しむうえで、少し知識がつくと悩むであろうことのひとつが、各車両の前後に搭載されている冷房装置、つまりクーラーのことではないかと思う。

というのも、14系・24系のブルートレインの多くは、クーラーが登場時から特に変化なく最期を迎えたのに対して、北斗星・はまなすで使用された14・24系*1と、尾久・品川・青森に所属していた14系・24系寝台車の一部は、90年代初頭から新しくステンレスキセのクーラーに載せ替えられていたからだ。

そして最終的に、北斗星用24系のほとんどが更新型クーラーへ載せ替えられたにもかかわらず、その更新型クーラーの姿で模型化されたNゲージ製品は、2017年現在でも少ない。*2

さらに、更新クーラーのパーツ単体での販売も、2017年現在存在しない。
そのためクーラーの更新をユーザー自身で行おうとすると、決して安価とはいえない最新製品や、オークションや中古などでジャンク品を苦心して入手し加工に用いる…といった、極めて効率や経済性に劣ることを強いられているのが現状なのである。

また、KATOでは現行製品においてもクーラーが屋根と一体成型されているため、クーラー部分のみの取替えは容易とは言えない加工を要求される。
TOMIXにおいても近年設計改良が進み、クーラーが別パーツ扱いとなって「替えるべきものさえあれば」交換が可能となった製品が増えてきたとはいえ、一昔前のクーラーどころか屋根までもボディと一体成型になっている製品も存在する。

このほか、スシ24や北斗星と由縁の深い14系500番台座席車に搭載されたAU13型分散クーラーについても、時期による変化やクーラーの形態にバリエーションが存在するため、本項目にて紹介する。
こちらの模型加工は、該当部品さえ用意できれば比較的容易に交換加工を望める箇所かと思われるが、新⇔旧といった2択では解決できない車両もいるので、こちらも注意されたい。


本wikiで取り上げる車両において、クーラーは1車両ごとの個体差や時期による時代差が顕著に出る重要な箇所である。
そのため、記録の管理には細心の注意を払うことを管理人も心掛けているが、新たな情報や訂正点などがあれば、大変恐縮ながら記事の加筆やご報告を願いたいと思う。
 

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