
内容語…ということは、文の内容に関わるってこと?

鋭いね。述なれ語のほとんどすべてがbrivlaに属するよ
*1。brivlaの綴りのルールは次の通り。
@ brivlaの綴り
- 語頭5文字に必ず二重子音がある*2
- 必ず母音で終わる

あれ?今まで出てきた述なれ語って全部brivlaだね!{barda}{plise}{klama}{nanmu}{ninmu}{patfu}とかとか。

その通り!ねえ、その6単語、他に共通点あるの分かる?実はbrivlaはさらに3つに分かれるんだ。

んーっと。あ、これ全部5文字だね。

いえす。そういうのは
gismuというの。brivlaは細分化すると次の3つに分かれるよ。
@brivlaのサブカテゴリ
*3
- gismu (根語)
- lujvo (合成語)
- fu'ivla (借用語)

うえぇ。またいっぱい専門用語が…。

今回だけ我慢して?少し、それぞれについて説明しようかな。

gismuは「5文字」からなる単語です。 私たちがおそらく一番よく使う語群だね。

ふむふむ。たしかに今までで一番よくでてきたね。そういえば、gismuってどうやって作られたの?

gismuはコンピュータを使って作られたの。音は自然言語からとったんだよ。

そうなんだ。でもあんまり自然言語っぽくないよね…。どの言語からとったの?

1985年での自然言語話者の比率に応じて、どの音声を優先するかが決められたの。
- 中国語 36%
- 英語 21%
- ヒンディー語 16%
- スペイン語 11%
- ロシア語 9%
- アラビア語 7%

なるほどね。文化的に中立なのかはさておいて、この方法だと恣意性は排除できるね。
*4 じゃあ、lujvoは?

合成語はその名の通り、「合成」して作られる語のことです。fu'ivlaも文字通り「他の言語から借用した」語のことだよ。

へえ。合成できるんだ。何を合成するの?

根語(gismu)それぞれがもつ
形態素(rafsi)という語の欠片が材料になるの。
*5

あああっまた出てきた…。

たとえば、{bavlamdei}というのは{balvi}のrafsi{bav}、{lamji}のrafsi{lam}、{djedi}のrafsi{dei}からなる合成語なの。

意味は?

「以前」+「隣接」+「日」。というわけで、「x1はx2という日に続く、x3という暦での昨日」という意味になります。

なんだか、tanruっぽいね。

鋭いね、lujvoはまずtanru作りから始まるんだよ。でも、tanruは意味がひとつに定まらないのに対して、合成語は意味は必ず一意に定まるんだよ。あと、合成語のPSは独自に定義されるの。

なるほど。ということは、合成語は辞書でちゃんと定義されてるってわけか。
*6借用語にはどんなのがあるの?

借用語(fu'ivla)にはたとえば{angeli}「天使」、{spageti}「スパゲッティ」というのがあるよ。外来語と綴りが似てるよね。fu'ivlaの作り方については面倒なので、本編ではやりません。ごめんね
*7

ま、大体分かったからいいよ!
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