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We've Inc. 旧「マクロスクロニクル」に習い Web 独自機能を加味した日本初のロボテック辞典です。

翻訳支援システム

最近、DeepL の翻訳システムを利用していますが、Google 翻訳エンジンに比べて、スペイン語のネイティブスピーカーから、私のスペイン語の文章がわかりにくいというコメントを受けることが少なくなりました。例として、DeepL の英語版のURLアドレスをご紹介します。

DeepL翻訳/DeepL Translate

DeepL translation system

I have recently been using the DeepL translation system, and compared to the Google Translate engine, I have received fewer comments from native Spanish speakers that my Spanish text is difficult to understand. Here is the URL address for the English version of DeepL as an example.
https://www.deepl.com/en/translator

表紙


MediaFire link: プロトカルチャー先史「創世記:ゾア・デレルダの伝説」2021年5月5日(水曜)PDF媒体の最終更新版.pdf

2021年5月5日(水曜)最終更新版、プロトカルチャー時代の科学者ゾア・デレルダの死と、超時空要塞マクロスの不時着の経緯を描く「創世記:ゾアの伝説」PDF 版
追加されたのは基幹艦隊司令官「ボドルザー」によるアドクラス関大司令官の下命場面、太陽系に遠征艦隊を派遣する司令官の命を受ける『ブリタイ・クリダニク』の挿絵を追加。

元のWebページは挿絵や注釈が多く、翻訳小説の本文が読みづらい、このためある程度マクロス世界を知っているコアな読者向けに、かつスマートフォン等で気軽に持ち歩けるように挿絵や全く背景を知らない人むけの注釈の為の(余分な)画像を減らしたのが、PDF版です!

ダウンロードした後、ダウンロードファイル名が無意味な記号の羅列となり、再度名前をつけ直す〔リネーム〕必要があるのが、Seesaa- Wikiの仕様なので、閲覧者のダウンロード後のリネームの不便や快適なダウンロード速度を鑑み、当方のが課金して維持しているMediaFireのアカウントにてアップロードし、万人に共有すべく公開しました。
もちろん、善意のボランティアにつき完全に無償でダウンロードできます。
翻訳小説の品質も、通常の翻訳SF小説の品質になったと思います。挿絵が多めなので、4. 28MB とPDFとしては大きめのファイルになります。


(española) : El legado de Zor
(English) : The legacy of Zor

(にほんご):ゾアの​​遺産




ALTIRA... 【アルティラ・・・】

標題

創世記:ゾアの伝説

English
Update new image at May 05 (Tuesday) in 2021.


Update new image at May the Fourth(Monday) be with You in 2021.




This is a PDF of the novel translated into Japanese from the English version of The Legend of Zor, a document I posted on my web page.
Some of the illustrations have been reduced because they contain images and thus increase the file size.

If you want to view all the illustrations, please visit the following URL.





española
Este es un PDF de la novela traducida al japonés a partir de la versión inglesa de La Leyenda de Zor, un documento que publiqué en mi página web.
Algunas de las ilustraciones se han reducido porque contienen imágenes, lo que aumenta el tamaño del archivo.

Si desea consultar todas las ilustraciones, visite la siguiente URL.





超時空シリーズ、マクロスシリーズとの相関・概念図

ウィンダミアはプロトカルチャーそのものの末裔ではない



「テディ・ゴロスペ」に対する返答:結局のところ、マクロスシリーズでは、マクロスデルタにおいてウィンダミアは超古代かつ先史の星間文明プロトカルチャーの遺伝子を継承するだけであり、銀河自体の星間文明プロトカルチャーそのものは現れません。
一方、ロボテックシリーズでは、ティロル【Tirolian】の住民とゾル人【Robotech Masters】がプロトカルチャー文明の生き残りになります。


Teddy Gorospe After all, in the Macross series, Windermere only inherits the genes of protoculture, and the interstellar civilization of the galaxy itself does not appear.
Meanwhile, at Robotech, Tirolian and Robotech Masters will be the survivors of protoculture civilization.

アンドラ・シドニア氏の作品

こちらは、まだ宮武一貴さんの原型デザインに忠実です。偵察型ことデル・リガード
Andra Cidnia on Facebook



解釈の間違い

デル・リガードのデザインの解釈、こんなに違います。


The Difference of the same design :
Recon Scout Pod "Del Regult" !

La diferencia del mismo diseño:
¡Recon Scout Pod "Del Regult"!



  • 我々の太陽系では、未だに実用化されていない、核分裂の高速増殖炉、しかし核分裂ではなく、核融合において同等の機能を実現している。Robotech Genesis - The Legend of Zor Vol 04 - P02 to P03 United_32000 color.png


ゾア・デレルダ

  • 2014年7月5日(土曜日)に制作発表された、Robotech Academy のスケッチより。クリックにて 700 pixel x 525 pixel 原寸画像を展開します。( 660 pixel × 495 pixel で表示 )


  • Fanart coloring by Esteban Pacheco

チャ・チャ



チャ・チャ:プロフィール
★惑星グロリエの原住生物。生命の花と共生関係にあり、互いに「花を保護し、受粉 → 発芽させる」⇔「生命エネルギーを供出する」関係にあり、このエネルギーを受けてこの種の哺乳類としては異例の長寿命 (約60年〜100年)を持っている。

海外「ロボテック:マズターズ」版では以下のように解説されている。

惑星「オプテラ」(Optera)に自生する「生命の花」は、「Cha-Cha」又は現地で「Zorの子供たち」 (The children of Zor)として知られている小動物の送粉/授粉者或いは花粉媒介者(Pollinator)の固有フェロモンによって授粉します。
1987年出版、Donning Company“ Artbook - Robotech Art 2 ”

扉絵「Ms.Colleen Doran」氏の作品より。
プロトカルチャー (資源)

水生「Sporeless」(無胞子)変異種株種・与圧ポッド
生命の花

「Sporofer」(接合胞子)変異種株マトリクス・与圧ポッド
  • ★ 惑星の開拓の歴史が浅い為、未だ感染症などの危険のある野生生物を愛玩動物として飼う習慣は広まっておらず、かといって、犬猫等を移民が持ちこむことは、生態系維持の観点から禁じられている為、この生物のペットとしての飼育はそう普及していない。
  • 野生生物として考えるにはあまりに品種改良的特徴を多く残しており、グロリエ在住の学者の中には、先住民族の存在を示唆する向きもあった。
1984.06.24(日曜)放映

第10話「Outsider(アウトサイダー) / Robotech版47.“ Outsiders ”より。

未だ全世代は所謂移民一世が主体であり、グロリエ生まれの子供達は未だ成人年齢に達していないものが大半である。

1984年09月23日放映の第22話「 Catastrophe (カタストロフ)」、Robotech版の “ 59. The Invid Connection ”の劇中で「クロード・レオン」(Claude Leon 、Robotech版の“Anatole Leonard ”)大将が、主席支配達「Dess (デス), Dera (デラ), Demi (デミ)」☆(eng.Fleet Commander;Bowkaz/Saizan/Dag)の、38時間以内の惑星グロリエからの退去の最後通牒(最終的に交渉によって、48時間まで延長受容)に対して、 「10日、いや。せめて7日間の猶予を・・・」 と返答していることからみても、、少なくとも惑星グロリエの植民人口は1千万人を超えることは無いと思われる。


この時代の正確な化学技術水準は不明だが、地上に殖民船のドーム都市部を降下させ、開発拠点とする植民形態により、開発期間を短縮出来た部分が大きい。

エキセドルは、何故登場しないの?

きっとアナキン・スカイウォーカーのように、暗黒面に陥る以前のドルザ【ボドルザー】閣下は、ブリタイに頼りきりだったに違いない。絵がイマイチだけど、思わずシャーキン時代の声優市川治の声で再生された。
エキセドルと右目を人工水晶体の義眼にした後のブリタイの出会いは、きっと看護夫のエキセドルと患者のブリタイの何時ものなれそめなのかも、と考えると楽しい!

Wikipedia日本語版:ナイチンゲール症候群より、抜粋引用
>>>ナイチンゲール効果またはナイチンゲール症候群(Florence Nightingale effect)とは、看護提供者(通常は、看護師)が患者に対して、基本的なケア以上の関係がないにもかかわらず、恋愛・性的感情を抱いてしまう状況を指す。


貴重な初期設定版(南極出版社の漫画本「劇中劇」より)




エターニティ社(「〔ゼントラーディ〕不満分子の蜂起」【 Malcontents Uprising 】より)
-描画「ビル・スパングラー」【Bill Spangler】


シアン・マクロス級

トラウゼン群 第996艦隊
生命の花の播種艦船として従事していた頃


  • クリックにて原寸 959 pixel x 555 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。






挿絵画廊(1986年8月に初版 ,同年12月に第2刷の増刷)

グラフィックノベル『創世記:ロボテック』【Graphic Novel
Robotech: "Genesis"】





















マリアンこと「メアリー・アン」【 Mary Ann 】は、太平洋上の無人島を舞台にしたコメディ『ギリガン君SOS - Wikipedia』【 英語原題 Gilligan's Island 】に登場する。

1992年3月から同年10月まで

ロボテック創世記:ゾアの伝説 【Robotech Genesis:The Legend Of Zor】
第24頁
  • 第9資源開発星系『ゼントラーデイ・第1012 駐屯基地』に降着
  • Robotech Genesis - The Legend of Zor Vol 06 - P24_32000 color.png

第6巻第25頁

  • Robotech Genesis - The Legend of Zor Vol 06 - P25_32000 color.png



Flemenmik Nousjadeul-Ger フレメンミック第772124921ゼントラーディ全自動兵器廠『ヌージャデル』モデル「ガー」

  • クリックにて原寸 818 pixel × 657 pixel に復帰します。
  1. 『ヌージャデル』モデル「ガー」 2015-06-19 19:20:28



海洋分隊・「山下 潤」少尉の恐怖

第26頁

  • Robotech Genesis - The Legend of Zor Vol 06 - P26_32000 color.png

第27頁

  • Robotech Genesis - The Legend of Zor Vol 06 - P27_32000 color.png

本文

Prologue 序章(プロローグ)

私はそのような大きさで死と苦しみをもたらした
とゾアは考えた。

私は人生の平衡を人生において費やしたのは正しいことだと信じる。


*ゾア:フルネームは「ゾア・デレルダ」【Zor Derelda】、プロトカルチャー時代にインビッドの故郷の母星を探検し、インビッドたちが「生命の花」と呼ぶ未知の植物からプロトカルチャー (資源)と呼ばれる核融合の超高温・超高圧のプラズマを封じ込める種子など各種の技術を開発、恒星内D-D反応核融合ミューオン触媒核融合高速増殖炉も彼と彼の一団(「ゾアの弟子」と呼ばれた)の手による。「科学技術の父」と呼ばれた。後にインビッドの報復奇襲により戦死。

彼は一時的な地上本部の観測基地から、彼が僅か4日前に死を迎えた、この惑星の表面から外の景色を見た。
彼の眼前に繁茂している植生に一面全てが覆われた平野が拡がっていた。

既に「生命の花」は発芽しており、それらの活発に成長しようとしている、活動的な蕾の先端の芽に太陽の光は達していた。

『私はこんなにも大きな死と苦しみをもたらしてしまったのか・・・』

と死後の霊智と化したゾアは回想した。

それはゾアの残りの人生に関して「生をもたらすことに費やすのは当然のこと」だとこの宇宙の知覚出来ない上位存在、敢えて例えるなら全知全能の神のような「別の高次元の霊智」が彼に告げているようにも思えた。

プロトカルチャーの文明人達から、後にソル恒星系第3番惑星の原住民から呼ばれることになる、ヴァリヴェール恒星系の木星型のガス惑星を巡る衛星「ティロル」、彼等種族の最高峰の知性であり、プロトカルチャー超資源の創造主かつ管理者であるゾアは地上の仮設本部の展望室から、僅か4年間で生命を失った惑星の表面を眺めていた。
たった4日前には何もなかった筈の・・・今、彼が見下ろす或る惑星の表面を見た。
時には自分の過去の行いや、ましてや自分の種族である為政者かつ政治家たる三位一体の支配者たちがインビッドらに対して実行した行為を思い出して、気が狂いそうになることもある。
しかし、このような光景を見下ろすことで、ゾアはこれ迄の彼自身に関する過去を忘れて、ゾア自らが為し得た自分の仕事を誇りに思えるのである。
今、彼の目前には、草木が生い茂る平原が広がっていた。

彼の種族の最高知性であり、プロトカルチャーの科学の主である科学者「ゾア・デレルダ」は、それらの状態全てを承認し、うなずいた。
時に彼自身の過去の行為の記憶、彼に由来するものより遥かに少ないものは、つまり『彼と彼の支援者を妨げる』幾つかの余所者から干渉は、彼を怒らせるのに十分なようだった。
しかし彼はこのような光景を見下ろすことで、彼の過去を忘れ彼の手により為し得た仕事を誇りに思うことができた。

彼の頭上には、ゾア自身がゼントラーディの工事労働者、そして彼の配下の「ゾアの弟子」 【“Disciples of Zor”, Discípulas de Zor ”】と呼ばれる、ゾアの科学知識を共有し、彼自身が総てを網羅することが不可能な「それぞれの分野の専門家としての各自の特異な能力を有する技術者達」の指揮の下で建設した超資源「プロトカルチャー核融合炉」の尖塔の光を遮るように、彼の巨大な宇宙船と超次空要塞シアン・マクロス級の一番艦「マクロス」が、彼の生前の指示通りにインビッドの勢力圏、そして彼の陰険な三位一体の支配者達の星系の勢力圏の遥か彼方、銀河系の辺境に向けて脱出していた。

超時空要塞艦の一番艦「マクロス」のこの星系からの脱出を見届けてゾアは満足した。
その時の満足感と、超資源プロトカルチャーを収穫するに充分に発芽した「生命の花」を見た時の満足感で、ゾアは、これから始まるであろう事実、自分が死のうとしている経過を受け入れ易くなった。これで成仏出来るであろう。

(「三途の川」に相当する) 、冥界の河ステュクス(憎悪)あるいはその支流アケローン川(悲嘆)の渡し守、船頭のカローンは私をどう思うだろうか? そう考えないでも無かったが、ゾアは達成感によりその刹那の疑念をすぐさま打ち消した。

彼は長身痩躯であり、細身で、女性達にとっては永遠とも思える明るい星明かりを思わせる、年齢を感じさせない引き締まった顔立ちをしており、1等星のように明るい、鮮やかな紫の分光スペクトルを有する紫の長い髪を靡【なび】かせていた。

彼の衣服は優雅優美で豪奢堂々としていて、彼の身体の引き締まった体型に合わせて特注(オーダーメイド)で密着する形でタイトに型紙が裁断されており、短い外套(マント)を片方の肩から片掛け外套として羽織り掛けている。

ゾアは彼の背後で警報信号が鳴るのを聞き、ゼントラーディ兵士たちが、巨人特有の、くぐもって反響の利いた雷鳴のような威勢のいい声で「警告!」と告げた。
「警告! 警告! インヴィッド部隊の輸送船〔*〕が我らが前線基地の近傍へ着陸準備をしている! 全戦闘員は戦闘ポッドへ搭乗し応戦せよ!」

* 訳者注記:原作「機甲創世記モスピーダ」における、インビット軍の二枚貝「帆立貝」を想わせるバトル・ウォーマー専用の輸送専用空母「シェルドウ」。




シャドウ・クロニクル【影の年代記】と、シャドウ・クロニクルへの序曲【影の年代記への序曲】より!



ゾアは、美しい外観から一転して、駐屯地である開発基地の厳しい現実に目を向けた。
基地の中では、巨大なゼントラーディ兵士達が戦いの準備の為に走り回っていた。

インビッドの奇襲に成功したバトルウォーマーの出現に驚き、酷く物量で圧倒され、数の上ではゼントラーディが劣勢であり、敵インビッドが高位をを占位保持していて不利な状況にあっても、ゼントラーディにはある種の「生涯武人」としての士気があった。
戦争は彼らの人生であり、存在意義であった。

だがその点で、インビッドにはらそれ以上の優位を勝ち取るゼントラーディの知る由も無い、何かの秘策があったのである。
ゾアは、自分の誤判断を後悔すると共に、プロトカルチャー支配者である「ロボテック・マスター」(ゾア自身にとっての上司たちでもある)の残酷さが、かつてはそれらの故郷である単一の惑星(オプテラ、Optera一つの惑星と内省的な存在に満足していた平和な種族、蛞蝓〔ナメクジ〕類似の原生の生物たち、今ではインビッドと呼ばれる彼等をを、既知の宇宙で最も凶暴な種族に変えてしまったことに、苦い皮肉を感じていた。




その巨大な身体に小姓を務めるドルザの秘書役の部下が鎧と弾薬等の武具を縛り付け、手持ち武器を順次装着し続けている間、ゼントラーディの最高司令官「ドルザ」〔原作における「ボドルザー」〕はゾアを睨み付けた。

彼のその、剃り上げられた眉毛の多い顔の風貌と角張り気味の頭蓋骨を持つ巨大な頭は、まるで旧い石造りの西洋式教会に併設される巨大な石像聖人像のようであった。

「" "(*)が発芽する前に出発するべきだったのだ。私は警告したはずだ!」。

生命の花
*訳者註記:原作「超時空要塞マクロス」における、- ゼントラーディ軍第118基幹艦隊(ボドル基幹艦隊)司令長官。乗艦は基幹艦隊旗艦フルブス・バレンス42101 (IV II X I) 

ドルザはゾアを押し潰すことが可能な程の金属製の薄板(プレート)装甲で覆われた拳を振り上げた。
恐竜のように死ぬまで成長を続けた結果として周りのゼントラーディ巨人より更に一回り大きいドルザを・・・しかしながら物怖じせずにゾアは見上げていた。

そして巨人のゼントラーディ司令官ドルザに対して小姓役として仕える彼の忠実な側近であるゼントラーディ近衛兵士の「ヴァード」は不安げに手持ち火器を保持している。
周りでは装甲宇宙服を着用したゼントラーディ兵士たちと、その巨大な戦闘ポッド、ゼントラーディの兵士たちが「リガード」と自称する2足の・・・人とは異なる膝頭の逆関節の駝鳥に似た脚を持つ機動兵器、大きさは人類の尺度に置き換えるなら、ピックアップトラックテクニカルの武装を載せ、これに脚の長さを足した分だけ、全高が増えたとすればちょうど良い・・・それらが基地を揺らしていた。
エスベリベン第4432369ゼントラーディ全自動兵器廠





エクトロメリア第979972010ゼントラーディ全自動兵器廠(偵察型ことデル・リガード



"超時空要塞艦はどうなった?" ドルザは要求した。"それをどうした?何をしたのか? "

"私はあの船を単艦で、遠く離れた星域に送り出した"
とゾルは冷静に、そして静かにゆっくりとした発声速度で返答した。

"この邪悪で無意味な戦争から遠く離れた、我らが星間文明の追跡調査の及ばない場所に・・・それはすでに辺宙域、銀河系の端に近づいており、インビッドが制止するには、あまりにも船は速く強力であり、最早何者も制止することは出来ない "

それはドルザにも既に判っていた。

プロトカルチャー(星間文明の基型)を標榜するヴァリヴェール恒星系の最高峰の知性を持つ天才科学者「ゾア・デレルダ」の技術の粋を集めた超時空要塞の艦種である辺境艦隊向け長距離播種艦目の「シアン・マクロス級」は、星系間移動を単艦で可能とする、現存最強の戦闘艦船の系列である。

長さ1マイル(約1.6km)もあるこの艦船には、ゾア・デレルダが発見した「生命の花」から迸るエネルギーをマトリックス(資源再生産を可能とする子宮体(マトリックスあるいはマトリクス)類似の施設、消費した量以上の燃料を生み出すことが可能な増殖炉の)による魔法のような幻想的な能力、そして「生命の花」を抽出源とする超エネルギー資源「プロトカルチャー」それ自身の超高品質の備蓄、文明の見本となる厳選された工作機械や車両、積載可能な小型の大きさの航空宇宙機、同じく自律型機動兵器、無人機〔ドローン〕の殆ど全てが組み込まれて、さながら太陽系人類の伝説上の歴史あるいは神話に記載された「ノアの方舟」の様相を呈していた。

"どこに送ったのだ? ” 巨人であるゼントラーディ司令官ドルザは巨大な躰躯の質量に由来する声圧の衝撃波でゾアを吹き飛ばしかねない強い口調で尋ねた。

だが、ゾアはゼントラーディの巨人に物怖じせず沈黙を続けた。

"もし、貴君を保護し外敵から護るというゼントラーディ戦士の誓いが無かったならば "

— ドルザの巨大な拳が近くに浮かんだ —

"私は貴方を、今、此処で直ちに拳で殺していただろう!"

1名または2名のゼントラーディを搭乗もしく1名を跨乗させるのに十分な大きさの、迫り来る金属製の戦術個兵戦闘機動兵器「リガード」。



それは兵士の個人の一人一人に対して行き渡るべく支給されるには贅沢な水準であり、頭のない駝鳥〔ダチョウ〕のような形状を示唆しており、広い駝鳥の胸当てに相当する薄皮装甲には二本の角を思わせる主砲と、それよりは小さい、同じく2門の副砲を有する対空用と推定される回転式の砲塔が装備されていた。

爆発と衝撃波が基地を揺るがす中、ゾアは慎重な口調で巨人に対して語り掛けた。

「君に理解してもらえるとは思っていない」


ゼントラーディの通信網からインビッド軍団の上陸を報告するパチパチと耳障りな雑音の跳ね混じる狭小な帯域〔ナローバンド〕の乾いたモノラル音声が聞こえてきた。

辺境基地の外壁が隆起して崩れ始めると、ゾアは巨人達の軍団に向けて発言した。

"諸君はインビッドと戦うために製造されたのだ。!"


"行け! 私の命令を果たし、ゼントラーディとしての使命を成せ!"


ゾアが回転して身を屈めると、司令官ドルザの補佐官であるゼントラーディ巨人「ヴァード」が体を張ってゾア・デレルダを庇った。

その頃、壁が揺れて大きく割れたとき、司令官ドルザは自らが戦いに転じていた。
シャワーで水浴びする時のように飛び散る瓦礫をものともせず、その瓦礫の中から敵の最重量級の機動兵器〔メカ〕、高度な戦闘機械であるインビットのバトル・ウォーマー「ショックトルーパー」が跳び出してきた。

*【 原作「機甲創世記モスピーダ」における、加粒子砲を装備したインビッドバトル・ウォーマー『グラブ』に相当する。以下原作での名称を省略。】


超強靭な合金で作られたこの敵の「知恵の実を食べた蛞蝓(ナメクジ)」である「インビッド」の女王「リージス」の超自然的な魔手により、文字通り彼女、「女王の子宮から産み出された」機動兵器は、歩行戦艦のような大きさと重量であり、まるで狂気に彩られた二足歩行の安っぽいスペースオペラ、
ー宇宙空間で繰り広げられる騎士道物語的な宇宙活劇、しばしば女性読者層にも媚びようと感傷的な恋愛劇(メロドラマ)が含まれるそれ ー
に登場する類型的な怪物ベムや昆虫兵士の幻影のようだった。

それらはゼントラーデイの戦闘ポッドと同じくらい巨大で、さらに重厚な装甲を有していた。

すでに現場に臨場するい数機のワンマン戦闘ポッド「リガード」からの集中砲火。
最初に現れた1番槍のショックトルーパーの装甲を貫通したのは、目もくらむほどに眩い、明るいエネルギーの高温プラズマの青白い槍、青白いエネルギーの光線だった。

それは最初に登場したインビッドバトル・ウォーマー「ショックトルーパー」の重装甲を見事に貫通した。
それは残骸と白い熱い破片の細心片に爆発し、バトルウォーマーの鎧から騒々しく跳ね返った。

インビット戦闘機械は重厚な装甲によりゼントラーディの「青白いプラズマ光弾の流れの火を追い返した」としても、そのインビッドの纏う鎧の縫い目や関節は、内部の噴火からの圧倒的な圧力の前に屈服し、高温プラズマは拡大した。

そして搭乗していたインビッド、「智恵の実」を食べて浅知恵を身に付けた哀れな1匹目の 蛞蝓(ナメクジ)の体内の水分は瞬時に蒸発し、干からびた、僅かな残滓だけが残された。
最初に現れた1番槍のバトル・ウォーマー「ショックトルーパー」は、こうして活動を静止した。

しかし、既に同じインビッドのバトルウォーマー「ショックトルーパー」の3機の組が、たった今破壊された1機目の後ろに詰めており、その後ろにはさらに1ダース(12機)がインビッドの戦術規則に忠実に従い集っていた。

訳者注記:1機 → 3機 → 12機 と浸入するインビッドの段階的な密度増加の浸入奇襲戦術。

殲滅光弾の円盤、インビッドの放つ〔インビッドにとって敵〕のゼントラーディの有する青白いプラズマ弾との敵味方識別の為の赤いプラズマ弾が空中を四分五裂し、ゼントラーディ本部の司令本部や基地の附帯設備を破壊し、火を放ち火災を発生させ、薄皮な脆弱な装甲の戦術戦闘ポッドらを吹き飛ばして、光り輝く廃物(スクラップ)にしたり、猛烈な斉射火力によりゼントラーディ兵士たちを退却させ押し戻し始めていた。

装甲宇宙服を身に付けたゼントラーディの戦士たちは、自らに支給された戦闘ポッドリガードヌージャデル・ガーに到達する時間がなかった。
駆けつけて必死の抵抗、「敵の足留め行動を目的とした防衛戦闘」〔ホールディング・アクション〕に突入し、手持ちの火器をインビッドのバトルウォーマーに浴びせて撃ちまくり、同時に敵の光弾をかわし続け、大胆不敵に前進し、その結果として前線部隊は大量の重死傷者に苦しんだ。

インビットのバトルウォーマー『ショックトルーパー』の下に駆け寄り潜り込んだ迅速果敢なゼントラーディ戦士は、その装甲の脆弱な部分である関節に小銃を向けてすぐさま一気に彼の愛銃、電荷の充填(チャージ)を開始した。
それはまるで人類同士の戦争に於いて、重戦車の底部にに潜り込み吸着爆雷を仕込む、絶望的な歩兵による対戦車戦術を想起させた。

そのゼントラーディ兵士の捨て身の小銃による擲弾筒(グレネード)電荷プラズマ砲弾の爆発でインビットのバトルウォーマーの脚が吹き飛び転倒した。
しかし、哀しくも勇敢な無名のゼントラーディ兵はその爆発に巻き込まれ、高温高圧ガスであるプラズマの威力の前には瞬時に蒸発し消滅してしまった。
絶対的な死 ー 彼は霊智を知覚する間、つまり自らの死を知覚する間も無いまま ー この宇宙の次元から消え去ってしまった。

別の場所では、インビッドの機動兵器が、2門の双角の主砲を発射不可能となる程度に破損した戦闘ポッド「リガード」を奪い取り、超硬質金属の爪で戦闘ポッド「リガード」の脆弱な薄皮を引き裂き、中にいた負傷ゼントラーディ兵士達をバラバラにしてしまった。

インビッドのバトル・ウォーマー「ショックトルーパー」軍団の後方には、甲殻類を想わせるインビットの小型バトルウォーマーである斥候(スカウト)「イーガー」が駆けつけて ゼントラーディ基地内を捜索する。

*【 原作「機甲創世記モスピーダ」における、加粒子砲を装備したインビッドの偵察向けバトル・ウォーマー『イーガー』に相当する。以下原作での名称を省略。】


インビッドらがゾア・デレルダを見つけるのに時間はかからなかった。
インビッドは長い間彼を探しており、復讐に燃えていた。
インビッドの偵察機(イーガー)が彼らに向かって走ってくると、ゼントラーディ司令官ドルザの小姓役を務めるゼントラーディ補佐官ヴァードは主君ゾア・デレルダを助けようと、最初の爆風を自らの身体で吸収し、小型手持ち火器を無駄に発射した。

彼は一部成功したが、その代償として自らの命が失われた。加粒子砲の光弾によりその生け贄となり、一瞬にして命を奪われたのである。爆風の圧力でゾアは押し戻され焼け焦げてしまった。

一斉射撃の残りの光弾は爆発によって点火されたが、脇に追いやられゾアは彼らの怒りのほとんどを免れました。
それでも、インビッドの一斉射撃の大半を免れた筈の彼は酷い怪我をしていた。

—骨が露出するまで彼の体から焼かれた皮膚、火によって焼かれた肺、脳震盪と落下による骨折、途方もない内出血。
ゾア・デレルダは自らの死を悟った。

インビット偵察機「イーガー」が仕事を終える前に、ドルザがそこにいて拡散小銃で撃ち撃ちまくり、生き残りゼントラーディ戦闘ポッド「リガード」に集中砲火を浴びせるよう命じた。

"ゾアが倒れている! ゾアを救え!"彼は雷を鳴らした。ヘルメットの通信機のスイッチを切り替えて、最も信頼する部下を呼び出そうとした。

"ブリタイ! ブリタイ! 貴君はどこにいる!"

そのインビッド斥候は激しい銃撃で粉々になってしまったが、その司令官ドルザのブリタイを呼ぶ声は立ち消えとなった。
他の斥候(スカウト)やショックトルーパーらが宿敵に照準を合わせていたからだ。

ドルザは、残された戦士と戦闘ポッドとともに、彼らの軍規に従って死を覚悟しながら絶望的な防御環を構築した。

突然、右から大量の連続射撃が飛んできた。続いて、左からさらに激しい強烈なのが来た。
ドルザが驚いたのは、それらの連続射撃が我らゼントラーディではなく、インビッドの斥候であるバトル・ウォーマー〔イーガー〕に向けられていたことだ。

ブリタイ・クリダニクは、援軍の先頭に起って到着していた。その中には 中にはドルザと同じように装甲宇宙服〔ボディアーマー〕を着ている者もいたが、ほとんどは戦術戦闘ポッド「リガード」、より重装備の将校用戦闘ポッド「グラージ」に搭乗していた。

インビット戦線は、大量の火災の嵐の前に崩壊し始めた。 より多くの戦闘ポッドはいつも到着していた。 ドルザはどのようにも理解することが出来なかった。

インビットの戦線は集中砲火の嵐の前に崩壊し始めた。

次々とゼントラーディの戦闘ポッドが到着していく。

ドルザは、月面サイズのインビッドの拠点母船から、昆虫のように無数のバトル・ウォーマーの中に護られたインビッド兵士達の部隊が降りてくるという、インビッド侵攻軍の様子が理解できなかった。
きっと基地はまさに活動的な敵であるインビッドの群れに覆われているに違いない。

しかし敵は追い詰められており、ブリタイは徒歩で反撃の先頭に立っていたが、その頃、ショックトルーパーの小さなくさびがドルザとゾアに向けてのインビッドらの体当たりを実行しようとしているときだった。

ブリタイが突撃小銃で左右に拡散斉射している最中にインビッドのショック・トルーパー〔加粒子砲装備のグラブ〕の光弾の円盤がゼントラーディの標準型の戦闘ポッドに当たり、そこから跳ね返る爆風と破片が彼の頭と顔の右側に当たった。

ブリタイの頭蓋骨は炎上し彼は地に倒れたが、それでもブリタイが率いてきたゼントラーディ援軍の反撃はどうにか継続され、敵であるインビッドらを防衛線の環の向こう側、つまり壁の裂け目に追いやった。

最後にドルザは疲れて、光り輝く小銃の銃口をだらしなく降ろした。
撤退するインビッドの追撃は現場の野戦指揮官に任せることが出来た。

ドルザは伝令を務める新兵から、ブリタイが率いる援軍の報告の報告を受け、ゼントラーディの予想外の勝利の詳細を学ぶことになった。
インビットの殆どは超時空要塞艦を停止させるか、または搭乗しようとして撃退され一掃されていた。
今でもプロトカルチャーの支配者層〔ゾル人達〕にはこの攻撃の情報が伝わっており、インビッドに対する懲罰的な襲撃をしなければならなかった。

ブリタイは軍医である治療者の手によって、完全な治療を受け生き残る、彼は生涯にわたる右目に関する傷跡を残し、一生の傷を負いながらも生き延びることができた。
しかし、そんなことはドルザにはどうでもいいことだった。彼は煙を上げて重傷を負った小さなマイクローンであるゾアの身体を見下ろしていた。
倒れた天才の周りにマイクローン専門の治療者たちが器具や薬を持って集まっていたが、ドルザはこれまでの戦闘経験から戦闘中の死傷者を十分に見てきたので、ゾアが助けられないことを知っていた。

ゾアの死

ゾア自身はドルザと同様にそれを知っていた。
錯乱状態に近い状態で漂っていた彼は、意外にも痛みを感じず、超時時空要塞艦の行方についてのゼントラーディの情報のやり取りを聞いた。

ゾアは焼けただれた顔の痛みに苦しみながらも、そして彼の生前の目的意識を託した宇宙船が脱出したことに感謝して自らに微笑んだ。

プロトカルチャーという無限力を有する管理者として、その比類なき知性によって隠された知覚の世界、未だ見ぬ未知数の知識の道に接続可能であるという展望が、彼をして宇宙船のソル恒星系〔太陽系〕の知的生命の住む第3惑星への派遣を決意させたのだ。
彼は、再び宇宙に浮かぶ無限に美しい青白き世界を見た。
生命という宝に恵まれた世界。
それは超越的な出来事の核心であり、銀河に広がる紛争の分岐点であり、決着点であると感じていた。

その惑星から純粋な心のエネルギーの柱が立ち上がった。
純粋な心のエネルギーの柱が、直径100マイル(約160km)もの大きさで、眩いばかりの力の柱は、パチパチと音を立てて揺れ、渦巻きのように回転しながら、ひび割れ、ゆらゆらと渦を巻き、キラキラとした輝きの薄皮を投げ出し、瞬く間に、高く高く宇宙の高みへと昇っていった。

彼、つまりプロトカルチャーの科学者であり、全ての謎の核心を握るゾアが以前に持っていたように、ゾアは心の葛藤の渦の力の前に屈辱の混じった虚無を感じた。
その後、その頂点は予期せず偉大な鳥、精神的な本質の不死鳥に形を与えた。
変容の火の鳥は、惑星よりも広い翼を広げ、ゾアが差し迫った死を忘れてしまったほど壮大で悲しい叫び声で別の因果地平線に飛び降りた。 彼は来るべきものの恐ろしい素晴らしさのために泣き、二筋の涙が彼の焼けた頬を流れ落ちた。

しかし、彼、ゾア・デレルダは超時空要塞がその青白い惑星に行かなければならないという新たな確信によって精神的に支えられていた。

最後の小競り合いの音が遠くから聞こえてきた。
ゼントレーディが今回の奇襲におけるインビッドの最後に残った部隊を根絶やしにして処刑した。
そして今、ゼントラーディの司令官ドルザは、黒焦げになったゾア・デレルダゾルの体を見下ろしていた。

ドルザは、ゾア自身が、自らが救われることを望んでいない、許していないのではないかと思った。
〔 ドルザは、ゾアが救われることを望んでいない、つまり—自分自身を許さない—と疑った。〕

ゾアの計画が何であれ、現在はもう変えられなかった。 
超時空要塞艦自体は、ゾアに忠誠を捧げる、忠実な一握りのゼントラーデイの近衛軍団とともに、プロトカルチャー支配者達の支配領域を超えて飛び越えていった —少なくとも当分の間は。


超時空要塞艦マクロスからの最後の通信の内容に
おいて、超空間転位航法現代ゼントラーディ語でミ・フォールド又は フォールド・イン)〕の超空間を通過する直前に、乗っていた裏切り者たちが、インビッドの奇襲攻撃をくぐり抜けるための戦いで重傷を負っていたことを示していたことは、ドルザにとってほとんど慰めにならなかった。

〔ドルザにとっては、超時空要塞からの最後の送信は、宇宙を通過する前の瞬間に、乗っている裏切り者がインビッドの奇襲攻撃を乗り越える為に戦いの間にひどく負傷していたことを示していたことは、ほとんど慰めに成らなかった。〕

「ゾア、もし貴男が死んだら、任務は終わり、私は敗北と屈辱に戻らなければならない」とドルザは言った。

「私はこの世界の統一と統制を成し遂げる為にプロトカルチャー支配者層の計画を阻止した。
"ゾアはその中で喉を枯らし咳を一旦せき止め、彼の呼吸を取り戻すために間を保ち、彼自身の死について話した。
 "しかし、より大きくより細かい任務は今、始まったばかりだ、ドルザ・・・


ゾアは再び咳をし、両眼は永遠に閉じていった。

報告

ドルザは巨人ゼントラーディにとってさえ大きな表示画面の前に立っていた。 

彼の眼前にはプロトカルチャー支配者達の映像があり、ドルザは執拗に話した。

"... そして、少なくとも現時点では、超次空要塞がどこにあるのか分かりません。"

プロトカルチャーの三位一体の支配者達の斧のように鋭い顔は、その鷹のような鼻、釣り上がった眉、そして渦巻く嵐のような巻髪で、完全な怒りを示していたた。
ドルザは驚かなかった;プロトカルチャー支配者達に彼らの力の鍵を与えたゾア自身を喪っただけではない、そして強大な超時空要塞艦はさえをも一気に消えたしまったのだ!
ドルザは、自分たちがどれほどの被害を与えたのか、インビッドたちは、些細な小競り合いだったはずの襲撃で、インビッドらに、どれだけの損害を与えるこことを実現出来たかどうかを疑問に思った。

プロトカルチャー支配者達の声は、単一搬送波の伝送のように不気味であり、活気はおろか、生気さえをも無いように聴こえた。 "超時空要塞は何としても取り戻せ!お前たちはあの船を回収しなければならない! 我々はすぐに任務を実現し得る最寄りのゼントラーデイ艦隊を、直ちに先遣隊として派遣し、必要であれは、他の全ての基幹艦隊がこの任務に参加することと心得よ。"

ドルザは画面上のプロトカルチャー支配者たちの映像に対して丁寧に頭を下げてお辞儀した。
"そしてゾア、私の閣下【イエス、マイロード】? 
"閣下、ゾアは?彼の遺体を、彼の愛した庭に埋葬しましょうか?"

"いや! それら遺体を凍結し我々の近衛艦隊を通じて遺体を直接我々の元に持ってくるのだ。しっかりと保護保全してな。そしてお前たちは今後とも 遺体の善き守護者であれ! 我々は未だ彼、ゾアの細胞材料から情報を抽出することが可能かもしれない」。
そう言って、ドルザの三位一体の主人たちの姿はスクリーン画面から消滅して通信は途絶えた。

一日か二日のゼントラーディの治療で、上級司令官は任務にふさわしい姿になった。
彼はいつもの獰猛な闘士に戻っていたが、ブリタイの風貌は、負傷以前とは遥に異なっていた。
インビッドの殲滅光弾の円盤ディスクが与えた損傷は完全には元に戻らない。
ブリタイの黒髪の頭皮の右半分と顔のほぼ半分近くがハーフカウルとも云うべき、光り輝合金製の補綴(ほてつ、プロテーゼ)で覆われている。
そしてブリタイの右眼の代替として光輝を放つ電子増幅回路により補強された視力を有する水晶体のレンズが光っている。


"ハイル(万歳)、ドルザ! ブリタイは命により報告する。"

ドルザは彼を見守った。 彼は再び彼がいつもの気性の激しい闘士であった状態からは、ブリタイは遥かに彼らと異なっていた。
インビットの加粒子砲の光弾により与えられたブリタイの右目の損傷は逆行再生技術に寄ってでさえも、完全には復元することは出来なかった。
秘密の暴露
もともと暗い雰囲気を持つブリタイだったが、敵のインビッドの手で切り刻まれたことで、兵士たちの間からも近寄りがたい遠い存在、冷たく怒りっぽい存在になっていた。
その措置は当分の間、ブリタイは常に暗い気分を与えたが、時の過ぎ行くうちに、次第にこの引き割かれた感情も癒されていった。
ドルザもそれを認めた。

ドルザがブリタイを召喚したのは、インビッドの奇襲後に、その教訓から強化された基地の外周にある、足元に「生命の花」が生い茂る場所だった。

最高司令官は直ぐに状況を説明した。
ゾアと三位一体の彼の上司たる支配者たち(マスターズと呼ばれる)との長きに渡る、「科学者」対「為政者」の権力闘争、そしてゾアがプロトカルチャーの未来のために立てた「秘密の計画」の詳細は、またドルザだけが語ることの可能な特有の情報であり、この「秘密の計画」詳細の告知はブリタイに衝撃を与えた。


"君は私の最高の現場指揮官だ "ドルザはそう言葉を結んだ。

"超時空要塞艦の奪還のための遠征艦隊を率いてくれ。因って遠征艦隊を率いる権限を貴君に与える。 "
恒星の光がブリタイの金属製の頭蓋骨の一部、補綴(ほてつ)となる半面の覆い対してに反射した。

"しかし、それは飛び去った!"ブリタイは声を挙げた。

同情はゼントラーディの感情スペクトルには含まれていない。その為、ドルザは何も示さなかった。

"成功しなければならない。インビッドが来る前に要塞と内部の超プロトカルチャー資源のマトリクス工場を回復しなければならない。何がなんでもプロトカルチャー工場を取り戻さなければ、これまでの努力が水の泡になってしまう!"

ブリタイの顔には、決意を表す唇を噛み締めた顔の皺(フェイクライン)が刻まれた描かれた。

"超時空要塞は我々のものになる、この誓いのもとに!"


【創世記篇・終わり】

超時空シリーズ、マクロスシリーズとの相関・概念図【再度の掲載】

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