ロボテック・クロニクル

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「ゴーサム」可変戦闘デバイス

【Gosamu】

「インビッド・オーバーロード」（将軍）

【Invid Overload】

本項目を完全に理解するには、日本語版ウィキペデイア V2 / Aggregat-4 弾道ミサイル の記事中、「クロスボウ作戦」の知識が必要です。併せてお読み下さい。

本項目を完全に理解するには、日本語版ウィキペデイアノルマンディー上陸作戦【第二次世界大戦中の1944年6月6日に行われたオーバーロード作戦】及び内部記事　ノルマンディー上陸作戦　の知識が必要です。併せてお読み下さい。

摂政『リージェント』の指揮下、インビッド技術者テスラが、おそらくは女王リージスの超自然的な力に頼らずに『科学』と『物理知識』を用いて、地球人の可変システム（ベリテック）や可変戦闘機を参考に開発した初めての装置(デバイス)。

開発には、捕虜にした地球人科学者も協力させられ、途中でトーマス・ライリー・エドワーズ准将の反乱による遠征艦隊軍離反と、摂政リージェントとの秘密同盟により、エドワーズ配下の技術者が流入し完成した。

引き続きベリテック【VERITECH】技術を応用して設計開発が進められたが、ここで、地球占領中のライバルである女王『リージス』配下の親衛隊向けに、女王の錬金術で『変成』した第五世代機「ゴース」【人類側コードネーム ：Royal Command Battroid 】が短時間ながら飛行能力を持つと伝えられると、摂政リージェントの横槍で「可変戦闘機並の空戦能力を！ 」と欲張った為、開発自体は難産だった。

地球人科学を参考にして３形態へ変形可能な上に、物量の為に質は均等で良いとするインビッドにして初の高品位機であるなど、あらゆる意味で革新的な機体だった。

中間形態、いわゆるガウォーク/ガーディアン形態は、VB-6 ケーニッヒ・モンスターの例に大変良く似ていて、その形状はイオン・プラズマ加粒子砲付きの第二世代機「グラブ」に第三世代機「ガーモ」の要素を足したような姿をしている。

【Regent】(リージェント、「摂政」の意味 )。 その名の通り、インビッドの女王リージスRegess/Regis」の摂政で あったが、意見の相違から袂（たもと）を分かち、絶対君主を志向し、 衛星ティロル【Tirol】本星に侵攻を掛けた。

本機の量産が開始されたならばは、衛星ティロル【Tirol】開放作戦の形勢はおろか、地球圏の第三次地球奪還作戦の失敗にも繋がりかねない性能が脅威であった為に、リサ・ハイエス（壮年期）海軍＆宇宙軍提督（艦隊総司令）は本機の捕獲と生産設備の破壊を命じた。　

遠征艦隊軍・戦略技術調査及び統合技術研究開発部 （特殊技術院）【 Robotech Research and Development,RRD 】と諜報部【 United Earth (Robotech) Expeditionary Force - FIeet Strategy Technical Reserch and Inteligent Department / UEEF (REF) - FSTRID 】は、拉致された科学技術者の奪還、不可能な場合は殺害もやむなしと提案したが、リサ・ハイエス（壮年期）艦隊総司令は人的資源の損失と人道的見地から、奪取失敗の場合は敵機体のみの捕獲又は敵の撤退に留めるよう厳命した。

人員奪還、敵機体捕獲と生産設備破壊作戦はV2 / Aggregat-4・誘導型・弾道噴進弾破壊作戦に因んでインビッド・クロスボウ作戦と命名された。

しかし、一般には機体の地球統合軍／遠征軍の統一暗号名『オーバーロード』と、第三次地球奪還作戦と同時進行したヴァリヴェール恒星系解放作戦の『インビッド・オーバーロード』戦略作戦を掛け合わせて、『インビッド・オーバーロード』作戦「とのみ」呼ばれる事が多い。

後にインビッド摂政「リージェント」は本機試作１号機を操り、ゼントラーディ人の義勇兵の指揮官ブリタイ・クリダニクのバイオロイド・インターセプターと死闘を繰り広げる。

ＤＣコミックの子会社「ワイルドストーム」【Wildstorm】社の刊行によるシャドウ・クロニクルへの序曲【ROBOTECH: PRELUDE TO THE SHADOW CHRONICLES】によれば、

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１. リサ・ハイエス（壮年期）艦隊総司令は、センチネル住民を長らく苦しめていた大虐殺の首謀者で、捕虜に対する人体実験で戦争犯罪知的生物*1の摂取「リージェント」とREF遠征艦隊反乱軍首謀者トーマス・リリイ・エドワード、以上２つの対象者の抹殺を、センチネル同盟及びハイドニットとの秘密友好同盟により依頼されていた。

２. トーマス・ライリー・エドワーズ【Thomas Riley (T.R.) Edwards】が、インビッド摂政「リージェント」と同時にブリタイ・クリダニクの居ることを知りながら島風級巡洋(宙)戦艦２番艦イカロス【SDBC-15 UES Icarus】*2を自動砲撃させ、２人ごと始末。

３. その後、SDF-3 パイオニアに座乗するリサ・ハイエス（壮年期）艦隊総司令は戦地から脱出するヴィンス・グラントやリック・ハンター提督らの情報から、反乱軍首謀者トーマス・ライリー・エドワーズが主砲軸線上に居る事を確認。

４. 反乱軍首謀者トーマス・ライリー・エドワーズの処刑の絶好の機会と解釈した、リサ・ハイエス（壮年期）艦隊総司令は副官「リリィ・ラ・サール」【Lilly LaSalle】少尉に命じて、シンクロ・キャノンを発射させた。

死体は確認出来なかったが【 MIA / Missing In Action 】『作戦行動中・行方不明、或いは 戦闘中行方不明』として、情況から判断して死亡確実を推定された。

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インビッドにとっては幸いなことに、試作機体は複数製作されていたものの、

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1. 摂政リージェントという支持基盤を失なったこと
2. インビッド側技術者テスラ自身が、地球統合軍／遠征軍・海兵隊特殊遠征軍・艦隊付き特殊対応構成団【United Earth Expeditionary Force-FIeet Special Reaction Team/UEEF-FSRT】の捕虜技術者奪還作戦で捕虜になり、開発と製造指揮者が欠けたこと。
3. これまで女王リージス下で本能でイーガー、グラブ、ガーモ（ゴースを除く）を動かして来た、第４形態の兵隊インビッド達*3にとって、『操縦』と『訓練』という、新しい文化を『教育』という新概念により『習得』させる事が大変困難だったこと。

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• 以上の原因により弱体化したインビッドヴァリヴェール恒星系方面占領軍は、遠征軍による助力を得た*4センチネル住民の武装蜂起やレジスタンス運動により、占領惑星の放棄・退去を強いられ、開発は終焉した。

遠征艦隊軍・戦略技術調査及び諜報部【United Earth (Robotech) Expeditionary Force-FIeet Strategy Technical Reserch and Inteligent Department/UEEF (REF) - FSTRID】による捕獲機体３機の実測平均値。

なお、インビッド第４形態と人類とでは、体型や思考形態が、かなり異なる為に、特に飛行試験に当たっては、BDIやBCS装置の搭載など、操縦系統の大幅な改装が必要になった。

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• 【Gosamu_aerial_fighter】

全長	9.1 m
全高	3.7 m
翼幅	4.2 m (カッターを兼ねる。)
海面最大速度	1,050 km/h
最大速度 （高度１万）	1,800 km/h
最大速度 (高度３万)	2,800 km/h

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• 【Gosamu_guardian/gerwalk】

前後長	5.9 m
全高	7.8 m
全幅	5.42 m
最大速度	720 km/h (高度 1万m)

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• 【Gosamu_battroid】

前後長	4.7 m
全高	10.1 m
全幅	5.3 m
最大速度	635 km/h *5
最大歩行速度	108 km/h

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重量	約３６トン
武装	大型パルスビーム砲２門*6
追加武装	プラズマ・イオン砲撃ポッドを背部スラスター部に装備可能。(選択装備/オプション)