ロボテック・クロニクル - ブランシュ・フォンテーヌ

本人の肖像



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〔フランス語〕 字体と読み (アルファベット綴り

  • ブランシュ・フォンテーヌ
    【 Blanche Fontaine 】

ブランシュの容貌の手掛かりとなる参考資料
  • 秋田書店「月刊マイアニメ」1984年6月号より: 第7話を意味する白抜き「」囲み数字、❼ の左に印刷された、本文あらすじ解説未了の第9話「スター・ダスト」に関する設定線画に注意! クリックにて原寸 803 pixel x 502 pixel に復帰します。


  1. ブランシュ本人の写真は彼女の死後に関係者が全て処分してしまったとされ、現在 (西暦2097年9月)までのところ発見出来ていないが、ジョルジュ・サリバンの日記の記載が正しければ、実妹「ミレーネ・サリバン」にそっくりであったとされる。
  2. 超時空騎団サザンクロス 1984年 6月17日〔日曜〕放送 第9話「スター・ダスト」【STAR DUST】(邦訳: 星屑)より。

  1. ジョルジュの実妹「ミレーネ・サリバン」現時点で入手可能な唯一の写真。
  2. 時刻は後方の時計台より、13時20分から同13時25分の間に撮影されたものと推定される。
  3. 全般的に写真には激しい退色がみられる。


写真の経年劣化の補正例【 2種類 】
  • 瞳実線のみ優先補正、ノイズあり。色温度は不正。


  • 色補正済み, PNG画像形式。 稜線、人物外形線、瞳の実線は不正(アンシャープ)
秘称
  • 「白い泉」 → 【Blanche】はフランス語で「白」、または「空白」、【 Fontaine 】は同様に「泉」を意味します。

生年月日

生 年没 年満年齢(死没時)
2003年3月23日(月曜)2091年10月21日(日曜88歳

容姿について

  1. ブランシュについての写真は彼女の死後に関係者が全て処分してしまったとされ、西暦2097年5月現在、鮮明な写真は発見出来ていない。
  2. しかしロッキード・マーティン社の相談役であり統合技術研究開発部 (特殊技術院)の設計士長である「ジョルジュ・サリバン」は亡くなった実妹「ミレーヌ」の面影をブランシュに重ねていたと、友人に漏らしており、容貌は(女性としても低身長であることを除けば)かなり「ミレーヌ・サリバン」に近いものであったことは想像に難くない。
  3. 低身長症候群 - Wikipedia の疑いがあるが、本人が存命中に医学的な検査結果が公表されないまま、関係者が記録を処分してしまった為、上記の症候群であったのか、それとも、他の先天的な遺伝子的疾患であったのか、詳細は明らかではない。

記事本文の翻訳者の断り書き

ブランシュは、晩年の女性技術者の育成活動に対する評価により、設計技師としては比較的多くの伝記が、彼女の死後、特に2090年代の死後数年の間に出版、あるいはWeb発行されました。
  1. 比較的著名な2冊として、彼女の愛人だったと主張する(ジール氏の自称につき根拠は無い)ジール・ブロマシェの『ブランシュ、思い出の白い泉』、フェミニスト活動家のアン・マキャフリーによる実体紙書籍『ブランシュ・フォンテーヌ ‐母の面影にとらわれた或る技術者の一生‐ 』があります。
  2. いずれも公正中立な視点には欠けており、前者ジール氏の著作は同氏の技術者引退後の著作で当初は Web発行で執筆されており、文筆家でない素人故に文章表現力に至らない点、ゴシップ的にスキャンダルな内容を強調し、自己の売名行為に利用した内容の問題点、片思いに終わったジール氏からブランシュに対する愛憎入り交じった偏見が混入しています。
  3. 一方、後者のアン氏の場合、プロフェッショナルな文筆家としての表現力は特筆に値しますが、彼女自身の女性解放運動家としての名声の支援に利用する為に事実の脚色を推定される箇所があります。
  4. この記事では、参照記事の原則をアン氏の著作から採用しながら、問題のある箇所は註釈にて“脚色の可能性を指摘”、その他にもジール氏の著作、さらにはブランシュに関わっていた様々な人々への聞き取りや回想録から上記の2冊の著名伝記の欠点を補完し、なるべく多面的、比較的中立なブランシュの人物像の把握に努めました。

参照した過去の伝記著作
〔2096年7月に初版発行。Web発行は同年9月〕著者: アン・マキャフリイAnne McCaffrey】。
  • 『ブランシュ、想い出の白い泉』
〔2091年12月に Web限定にてアップロード。翌年9月に実体紙書籍を受注出版〕著者: ジール・ブロマシェ【Gille Blomache】。

所属企業

  1. 彼女は就業から引退まで一時的な出向こそあれ、他社には移籍せず、一環して「リージェ重工業」に在籍して設計にあたった。
  2. ロボテック・シリーズに登場する企業の一覧をも参照ください。

代表作品の一覧

1VF-8 ローガン全面的に関与。
2SVR-1 ヴォイヤー、SVT-1 ヴィクセン全面的に関与
3C-37 アルバトロス前任企業の設計を引き継ぎながら、先尾翼(カナード)付きの改良型『B型』を改設計により開発。

  • 1:VF-8 (.PNG ) 。 軽「ベリテック」航空機に区分される史上最小級の可変・軽 戦闘機クリックにて原寸 822 pixel x 560 pixel に復帰し、実寸 .png 画像を展開します。

VF-8 variants 変形 (8N,A-PLUS/B-plus, VT-8,VE-8 ) beavertail transformation chart



VF-8A ローガン 大気圏突入用装甲と航続力延長のための投棄可能なブースターパック

テストパイロット

VF-8F エアフォース・ローガン ( 2018年6月10日現在、製作中 June 10 2018 Work In Progress )

ノースロップ・グラマン 艦上戦闘機 (空母航空団)



  • クリックにて原寸 に復帰し、実寸 .png 画像を展開します。

(ルーバーの形状)
  • Nose landing gear
  • Main landing gear


ガウォーク



  • 2:SVR-1 (SVT-1)


  • 3:C-37 B型。 クリックにて原寸 1,200 pixel x 460 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。
C-37B型の貨物扉システム
  • クリックにて PNG形式画像 原寸 1,280 pixel x 1,346 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。


  • クリックにて PNG形式画像 原寸 1,600 pixel x 362 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。


  • クリックにて PNG形式画像 原寸 1,598 pixel x 1,188 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。

目次 【Index】

  • For English users
  • 〔フランス語〕 字体と読み (アルファベット綴り
  • 生年月日
  • 容姿について
  • 所属企業
  • 目次 【Index】
  • 人物キャラクターデザイン画募集
  • 趣味のレストア機 (黒鯨/黒いクジラ)
  • ビューロ・ナンバー 【Bureau Number】
  • 関連人物 (他社の友人・技術者仲間・先輩)
  • ジール・ブロマシェ 【Gille Blomache】との会話より
  • ブランシュ・フォンテーヌ【Blanche Fontaine】命名由来について
  • 突然の訃報
  • 娘のブランシュの転身
  • 2025年の抜擢
  • 初仕事は「ジョルジュ・サリバン」と
  • 最初の「主務設計」VF-8 ローガン の特徴
  • 構成部品検討図
  • 戦術運用形態は「VB-6 ケーニッヒ・モンスター」と同様
  • 両軍の要求項目
  • 予算不足の[サザンクロス軍の苦肉の策
  • FASTパックの装着時の互換性維持
  • 正統派の推進剤タンク兼ブースター
  • 植民星特有の追加戦術要求
  • 次回作『戦域偵察機』【司令部偵察機】兼『高等練習機』
  • 設計と課題
  • ボーイング社の機体の改良に着手
  • 出版情報「ブランシュ・フォンテーヌ【 Blanche Fontaine 】
  • 終章: [ 編纂者のあとがき ]
  • 巻末日本人女性技術者参考記事
  • 人物キャラクターデザイン画募集

    ブランシュの伝記イメージに似合うキャラクターデザインを募集中です。ボランティアになってしまいますが、何か良いキャラクターデザインがありましたら、miria1107@hotmail.com まで連絡下さい。
    参考画像
    マリー・ブランシュの容姿の参考:28セント アメリカ合衆国切手【 Stamp Number C99 】より


    カーティス複葉機、ニューヨーク市のロチェスター地区「ロチェスター国際空港」を飛ぶ『ブランチ・スチュアート・スコット』(最初の女性パイロット)の再現。

    ▽ 「史上初めての飛行機免許を取ったアメリカ人女性」 ブランシュ・スコット - Wikipedia

    ▼ Goo blog 女性パイロット列伝〜ブランシュ・スコット「空飛ぶトムボーイ


    ”空飛ぶお転婆娘 ”「ブランシュ・スチュアート・スコット」
    【 1885年4月8日 - 1970年1月12日【月曜日】に死去、享年 84歳。アメリカ合衆国・ニューヨーク州北西部ロチェスター市 生まれ 】
    世界で最初に単独飛行を成し遂げた女性(パイロット)。
    彼女はグレン・カーティスから飛行免許を受け取った、ただ一人の女性でもあった。
    1910年「グレン・カーティス」率いる飛行曲技団に採用され、飛行教練を受けて同年10月24日に宣伝広告・展示飛行のデビューを飾った。

    1948年9月6日「ジェット機に乗った世界最初の女性」として、TF-80C(後の T-33A シューティングスター/Shooting Star:流星の意)に63歳にして同乗、チャック・イェーガーの操縦で、かつてのスタントパイロットとして扱われ、ロールや急降下を繰り返す、TF-80C にも全く動じなかった。

    彼女は、1916年に航空事故に対する世間の注目や、航空機メーカーが技術者として女性に機会を与えないことに嫌気して、飛行家としての生活を引退した。
    1954年から国立アメリカ空軍博物館で働き、初期の航空の資料の収集などを行った。

    両親(両方のパイロット)が航空で初期の物語を聞くために我々の家に彼女を招いたとき、私は1960年代後期にブランチに会うことができました。

    Re-creation of Blanche Stuart Scott (1st woman pilot) flying Curtiss biplane, Rochester International Airport terminal, Rochester, NY.
    Scott, a native of Rochester, was the first woman to pilot and solo in an airplane in the United States. She was also the only women to receive flying lessons from Glenn Curtiss. On September 6, 1948, Scott became the first American woman to fly in a jet when she was the passenger in a TF-80C piloted by Chuck Yeager. She retired from flying in 1916!
    I had the pleasure of meeting Blanche in the late 1960's when my parents, both pilots, invited her over to our house to hear stories of the early days in aviation.



    趣味のレストア機 (黒鯨/黒いクジラ)

    1. 地球圏のインビッド戦禍を逃れる為に 故・リパブリック社の忘れ形見『ワイマン・ゴードン』【Wyman Gordon】社の スキンミラー用のフライス盤と、旧い素材であるアルミ合金・鍛造機械の機構を流用したチタニウム(塑性特殊合金)用途への改造鍛造プレス機を必要とした。
    2. 海軍退役軍人会からバトル【Battle】級・超時空・重巡宙艦 SCA-72【Mar-ne】マルヌ *1 により、工面して3回に分けて分解しフォールド輸送可能との回答を得て、輸送した際に退役海軍・軍人会の依頼により彼女自身の私財を追加で投じて同梱されたA-3B (旧呼称「A3D-2」)『スカイウォーリア』 を譲り受け、休日には設計局付属の整備工たちの整備修練を兼ねて飛行を行った。

    1. なお、このバトル【Battle】級・超時空・重巡宙艦 SCA-72【Mar-ne】マルヌ による三回の輸送の成功には試験段階であった影次元技術の影響が大きい。
    2. この経緯については、個別艦名称の由来となったマルヌの会戦になぞらえた書籍、『マルヌの戦い、三たび』【The war of Marne,three duty】が出版されているが、本記事の伝記の範疇を超えるので割愛した。

    詳細は別途「マスターファイル」に記載

     黒鯨/黒いクジラ  」と呼ばれた本機【Navy BuNo 135434, (s/n 10327) 】は、ブランシュ(白)の彼女の名前と意図的に異なる対照的な配色となり、また当時の一般的な米国空母搭載機の上面「ガルフレー」、下面「ホワイト」、舵面「ホワイト」の「 白鯨(白クジラ)  」とも異なる配色となっている。

    ビューロ・ナンバー 【Bureau Number】

    アメリカ海軍、及び海兵隊に納入された航空機に付与されるシリアルナンバーのこと。
    機体が発注された会計年度ごとに通し番号を付与されている『アメリカ空軍機のシリアルナンバーの制度』とは異なり、単純に納入された順番に1からの通し番号を与えている。
    • 省略形は『BuNo .』でこの後に(+数字)の形で表記する。





    参考元URL
    The Douglas A-3 Skywarrior was originally designed as a strategic bomber for the United States Navy and was among the longest serving carrier-based jet aircraft in history.
    It entered service in the mid-1950s and was retired in 1991. For many years after its introduction, it was also the heaviest aircraft to enter operational status operating from an aircraft carrier (the heaviest being a USMC KC-130F BuNo 149798 that operated in a test from the USS Forrestal unarrested and unassisted in takeoff in 1963), earning it the unofficial nickname "The Whale".
    Its primary function for much of its later service life was as an electronic warfare platform, tactical air reconnaissance platform, and high capacity aerial refueling tanker.

    関連人物 (他社の友人・技術者仲間・先輩)

    総合参照資料「ベアトリス・ティリィ・シリング」


    1. ベアトリス・ティリィ・シリング(日本語解説頁無し)
    2. Beatrice (Tilly) Shilling(英語版Wikipedia)
    3. Miss Shilling's Office(英語版Wikipedia)
    4. Negative Gravity:
 A Life of Beatrice Shilling


    1. 『負の重力加速度』- ベアトリス・シリングの人生 - 著者:マシュー・フリューデンバーグ
    2. Negative Gravity: A Life of Beatrice Shilling (英語)ペーパーバック・ 2003/10/6 Matthew Freudenberg

    ブランシュ本人の参照資料

    フランス語
    英語

    母親マリー・フォンテーヌの参照資料

    フランス語
    その他

    註記

    この記事はフィクションであり、開発者のブランシュと母親マリーの母娘鷹【ははこだか】は娘の英才教育、身体適性【身長】不合格など参照とした匿名の実在人物の構成を除いて架空の設定です。
    また、アン・マキャフリー氏などの実在の人物も、その知名性を借りた創作であって、ロボテック世界(超時空騎団サザンクロス世界)の事実を前提としての記事であっても、平行世界(パラレルワールド)である私たちの世界の歴史事実とは無関係です。

    ジール・ブロマシェ 【Gille Blomache】との会話より

    VF-8 ローガンのこと〕ローガンは、お前と同じでチビで*2醜い蛙(カエル)だ。戦闘機の開発には、闘争本能的な何かが必要なんだ、相手を徹底的に追い詰める獰猛(どうもう)さ、それが貴女には欠けている。(中略)やはり  には可変戦闘機など設計させるべきでは無かったな !

    利用者の求めに応じて必要十分な役目を果たせるサービスをしただけ。醜いのは真実を見抜けない貴男の心だけよ !

    ジール・ブロマシェ【Gille Blomache】
    • リージェ・インダストリー【Liège】社のブランシュ・フォンテーヌの1年後輩(男性)。主に構造計算を担当した。

    • 後輩の現場作業員(女性)が、ローガン B型の試作機の地上滑走(ガウォーク形態)試験時にたまたま二人の遣り取りを聞いた証言との後世の研究書で触れた記述ですが、検証が為されていない為、真偽の程は明らかではありません。
    • VF-8 ローガンは、お前と同じ、チビで醜い蛙(カエル)だ。」 「求め」、「サービス」等意味深な単語が散りばめられていますが、「正確な伝記」ではなく、執筆者の創作の可能性が指摘されています。
    参考図書

    ブランシュ・フォンテーヌ【Blanche Fontaine】命名由来について

    本機の主要な設計者であるブランシュ・フォンテーヌ【Blanche Fontaine】を語る前には、まず2010年代にエアバスA380の機長を務めていた「マリー・フォンテーヌ」【Marie Fontaine】について語る必要があります。

    未婚の母親でありウーマン・リブ活動家でもあった彼女は自身が余りに平凡な名前(マリーは日本人の感覚では『花子』や『芳江』並の古風な名前)であったことから、娘には「ブランシュ・スコット」から引用した命名をしました。



    ブランシュ・スコットまたはベティ・スコットについて
    • 「空のお転婆娘」 【 Tomboy of the Air】 のあだ名で飛行を披露した。
    注記
    本項目は要約です。詳細は、ウィキペディア日本語版ブランシュ・スコットをお読み下さい。

    曲芸飛行にも熟練し、背面飛行(気化器〔キャブレター〕の『負の重力加速度』が掛かった際の燃料供給機構の不調による、エンジン停止の危険性)「急降下からの低空の引き起こし」(引き起こし時機を逸すると地面に激突・即死となり、かなりの危険が伴う)などの飛行を見せるようになった。
    1. 1911年は、グレン L. マーチンに雇われ、テスト・パイロットを務め、1913年には海外での展示飛行チームに加わった。
    2. 1916年に航空事故に対する、世間の注目や、航空機メーカーが技術者として女性に機会を与えないことに嫌気して航空界を引退した。
    3. 1930年代には映画の脚本を書き、ラジオの仕事などをした。
    4. 1948年9月6日、チャック・イェーガーの操縦するジェット機TF-80Cに“同乗”し、「世界で最初にジェット機に乗った女性」となった。*3 スコットのスタント・パイロットの経歴を知っていたイェーガーはロールや急降下を行った。
    5. 引退後も、航空に関する活動は精力的で、1954年から国立アメリカ空軍博物館で働き、初期の航空史の資料収集などを行った。
    6. 西暦1970年1月12日【月曜日】死去。享年84歳。
    生い立ちの略歴
    第一次星間大戦後、民間の大型機は軍の輸送機としてゼントラーディ人の反乱鎮圧支援に徴用されます。
    これを嫌い、某航空会社を退職した母親は2018年に当時19歳の娘を連れて、議員に対する影響力を使い、初期のプロキシマ星系【Proxima system】の惑星「リベルテ」(【liberté】:フランス語で「自由」を意味する)移民船団に応募します。

    折しもエアバス社の移民希望者一部を取り込んだダッソ・ブレゲーリベルテ支社は、ノースロップ・グラマン・エリダヌス支社との合弁会社『リージェ・インダストリー』【Liège Indusutry】を設立し、軍用機のみならず、民間機に関しても植民星に適した大気圏内用輸送機のテストパイロットを求めていました。

    母親は娘に英才教育を施しましたが、残念ながら様々なスポーツを試みても、娘の身長は154.3cm にしかならず、パイロット基準の男女共通『158cm以上190cm以下』に足りませんでした。
    娘自身はパイロットとしての身体適性不足を理解した時点で航空業界から足を洗い、リージェ社の自社養成学校であるポリス航空大学校を母親の見つけてきた男性と結婚する為に寿退校(退社)する予定でいました。

    突然の訃報



    ところが、娘(次女)、ブランシュ・フォンテーヌ に突然の訃報が訪れます。



    SC-32 ゴッサマー級輸送シャトルの大気圏突入試験中、テストパイロット(機長)であった母親がゼントラーディ人のテロリストの操るヌージャデル・ガー【Flemenmik Nousjadeul-Ger】により被弾、既に復航限界点を超えていたシャトルは、「一か八か」の大気圏内突入を実施、そのまま空中分解してしまったのです。

    せめてもの餞(はなむけ)(注記*4)は、深追いしたヌージャデル・ガー【Flemenmik Nousjadeul-Ger】を大気圏再突入の焼損の道連れにしたことでした。

    第二次星間大戦で、他の身寄りをとうの昔に亡くしていた「ブランシュ」は、母親の「マリー」の殉職で独りぼっちになりました。

    娘のブランシュの転身

    この事件を契機に、ブランシュは人が変わったように勉学に励み、航空大学校から転学し今度は航空宇宙機設計士としての道を歩み始めます。

    母であるマリーの遺言書には万が一の際にはその死亡退職金の全てを娘に譲る旨の手紙があり、母の遺志が娘としての彼女を動かしたのではないかと、後世に『想い出の中の白い泉』*5を著した元リージェ社の後輩で彼女の年下の恋人でもあった、『ジール・ブロマシェ』【Gille Blomache】は著作の中で回想しています。

    2025年の抜擢

    26歳になったブランシュはリージェ社初の可変戦闘機開発に抜擢されます。
    軍の要求は植民惑星の乏しい予算や整備環境で確実に動作し、宇宙空間では戦闘機として、大気圏内では地上部隊への直協軽攻撃機としての役割を第二利用者であるエリダヌス星系イプシロン恒星系惑星グロリエサザンクロス軍より期待されていました。
    ブランシュは今回の試作には応募しないものの当時ライバル会社であったクラウス=マッファイ・ヴェクマン (提携先も同様にライバルであるロッキード・マーティン)社の技術者であったジョルジュ・サリバンと非公式にクラブ等の機会を利用して会合し、活発な意見を交わしました。

    男女関係ではなく、対等な設計者として激論を交わし、また時には助言を仰ぐ友人関係をブランシュは善しとしていましたが、彼女をリーダーとする設計チームの構造強度計算担当で13歳下であった『ジール・ブロマシェ』【Gille Blomache】は彼女に横恋慕とジョルジュへの嫉妬から、チームの和を乱す発言をし、彼女自身が悩んでいたことが、当時の書簡から伺えます。

    チームの中には、私がリーダーだから、女がリーダーをするから、開発がおかしくなると言う人達がいます。今回の開発は貴方の会社との競争試作ではありません。

    私は普通にジョルジュ、貴方を技術者として尊敬し、企業間で意見交換をして、機体の信頼性と品質を高めたいだけです。

    男の開発者がリーダーならこうは言われないでしょう、何故なのだろうかと思います。テストパイロットだった母の七光りなんて関係ありません、パイロットと設計士は違います。私は私自身でしかないのに

    初仕事は「ジョルジュ・サリバン」と



    最初の「主務設計」VF-8 ローガン の特徴

    • 準備画稿の復元
    1. 1988年にLSのモデルガン担当者の長谷川さんという男性から頂いた、準備画稿、ファイターとガウォーク形態の2枚の設定線画。
    2. 引っ越しで紛失していたが、先日、腐ってボロボロながら、部屋の片隅からファイター形態の1枚のみを発見。
    3. そのままでは掲載には耐えられないので、ペイントネット 4.05 にて、既存の設定画より、描き戻す形で復元。機首付近の情報量が少ないのは、これが事情。
    4. エリアルールに注目。
    5. 原文の手書き脚註は乱れ字体の日本語だが、需要がなく、誰も得をしない〔誰得〕状態なのは明らか。最初から海外市場向けに、Paint.NET_4.05 にて脚註を英文のアエリアル・ゴシック字体にて焼き込みをした。
    GIF画像
    • クリックにて原寸 822 pixel x 560 pixel に復帰し、実寸 .gif 画像を展開します


    In 1988 (I'm 18 years old university school girl), I met a designer Mr. Masao Hasegawa,the cousin of Ms.Naoko Shoji(now "Naoko Hasegawa" by marriage).
    He working at the model gun corporation L&S.
    He offered to gift 2 piece(*) of design art for me.
    • * Before complition drawing LOGAN about Aircraft and GERWALK (Guardian form)

    • Mr. Masao Hasegawa said,
    "This Annmonite design group,their design cancelled because of animated works is burden for SDC Southern Cross related animaters!". "But this more aero-dynamical,especially "Area rule" adjustment Logan is my favorite !"


    But I lost precious design art when I move to OKINAWA in 1998 !
    I had lost an original design, but I tried to restore its design to depend on a memory.
    Restoration is difficult for the Guardian form.
    I restored only one design which is aircraft fighter form of two in this way.

    CG画像については、ローガン (CG画像)【VF-8 Logan 3D-CG images 】に移しましたので、そちらをご覧下さい。

    構成部品検討図

    戦術運用形態は「VB-6 ケーニッヒ・モンスター」と同様

    • 【VB-6 König Monster】
    自力での大気圏離脱は不可能であり、シャトル・ゴッサマーペガサスに搭載、又は専用外部ブースターを使用する想定。(しかし実際には最後までブースターは開発されなかった。)
    VF-1専用・大気圏離脱用ブースターのような装備に代えて、打ち上げシャトル搭載が可能だった。
    画像クリックで 800 pixel × 834 pixel 原寸画像に移動 します。

    一方で、機首部のエリコン・E-18「三連装パルス・イオン砲」に保護カバー装着程度の最低限の対策で大気圏突入可能となっている。

    これは、本機の敵を追って惑星大気内で戦闘する可能性を考えた、遊撃隊的使用を前提とする運用性質上を考慮されたものである。
    • 引用・同人書籍誌名:「オレバル」 - 可変戦闘機開発総覧- より。

    VA-3 インベーダー・可変攻撃機、VB-6 ケーニッヒ・モンスター【König Monster】を含むVF-1 バルキリーからVF-22S シュトゥルムフォーゲル IIまでと、ウチのVF-5、7、23の開発経緯と技術的特徴などを、時代・情勢の推移を背景にして3期に分類、運用面の要求の変遷に基づき記した内容。

    VB-6 ケーニッヒ・モンスターと同様の運用方法
    【Typical Operation VB-6 VB-6 König Monster】

    両軍の要求項目

    軍の要求は、予算に贅沢な遠征艦隊軍リサ・ハイエス提督)というよりはむしろ、第二用兵者であるサザンクロス軍アナトール・エリ・レオナルド(クロード・レオン)【Anatole Eli Leonard/Claude leon】の要求に左右されました。
    1. 1機当たりの取得費用は初代VF-1 バルキリーの後期生産ブロック(量産効果で安くなる)の更に2分の1以下
    2. 運用と整備を含めた総合運用費用は、上記の4分の1になるよう努力し、少なくとも 2/3〔3分の2〕以下であること。
    3. 陸軍地上部隊の支援の為、宇宙空間から無段階(装備換装作業無し)で大気圏再突入が可能なこと
    4. 軽度の地上攻撃能力を持つこと

    • 最初の可変戦闘機は初期の大気圏内用のブロック4まではデストロイドの約20倍の高価格でした。
      その後大量受注による量産価格により価格は下がり、開発費用も回収出来たので価格は一時は初期の半分以下になりましたが、付加機能や宇宙空間用追加装備でまた価格は上昇しました。
      サザンクロス軍はその最も安い生産ブロック(ブロック9)の本体価格の更に半分以下を要求したのです。

    予算不足の[サザンクロス軍の苦肉の策

    • Light VERITECH fighter VF-8 Logan with strike FAST pack. なお、腕の外装を“FASTパック用の装着アダプター付きの専用外装”に交換することにより拡張装備に対応することにより、以下の問題が生じます。
    • FASTパック装着時にガウォークに変形する場合、脚を降ろすことは出来ますが、FASTパックは腕に装着されている為、ガウォーク変形後も腕は展開出来ません。 ファイターガウォーク、つまり“腕無しガウォーク”としてのみ機能することになります。
    • また、緊急時や、「FASTパック後部の推進剤タンクが空になり必要があるとき」はアーマード装備と同様にFASTパックは投棄できます。

    腕が使えない事に加え、エンジンポッド追加のためガンポッドも機体の中心線には装着出来ないため、ガンポッドの懸吊にも変化が生じます。

    FASTパックのタンクの推進剤の利用を当て込んだ本体の3基のエンジンによる余剰推力を用い、画像のように左右に装着し、腕を利用したガンポッド保持を諦める替わり、2挺のガンポッドを懸吊できるようになります。
    ・ハード・ポイントの装備例を示す。
    ハードポイント付腕部装甲【重懸架用&ミサイル用の2種有】&動翼部は図示しやすくする為、取り外してある。
    選択装備の3基目のエンジン・ポッドに注目されたい。

    Light VERITECH aircraft can't develop her arms, but it's possible to lower legs in the bottom as the Guardian form.
    In emergency, she will jettison her twin FAST pack...
    Rö-X24 (Ro-X24) twin beam gun plus NP-BP-01 ( HMMP-02 missile pod with Nakajima NBS-1 thrusters or HMM-01 120mm Starburst missile pod with Nakajima NBS-1 thrusters) .
    Light VERITECH fighter VF-8 Logan with strike FAST pack
    1. FASTパック は切り刻む訳にはいかず、手を付けることが出来ないため、VF-1 の拡張装備〔背部ブースターのみ〕をローガンに装着するには、逆に機体側を機体側を拡大します。
    2. 可変戦闘機としてはキスダムの「NES コクピットアーマー」と同程度の最小規模の構成で、全長6m弱、胴体幅3mしかないため、胴体側の既存の上面の接続部では左右のパックが干渉してしまいます。
    3. アタッチメントでFASTパックとの接続部との固定金具の面積を確保、選択装備の3基目のエンジン・ポッドを胴体後部の中心線下に追加、慣性質量の増加を補完します。
    4. 追加のエンジン・ポッドの強制推進剤(プロペラント)は、FASTパック側からいったん機体側に流入した後、3基のエンジンに均等に分配されます。
    5. 垂直尾翼はガウォーク形態への変形の際に元来から備わる機構により、回転して下向きのフィンとして、FASTパックの体積をかわします
    1. 陸軍の軍閥を中心に発達したサザンクロス軍は、地球統合政府からの慢性的な予算配分の不足に悩み、VF-1 バルキリーの大気圏外活動時間延長用のFASTパックの流用さえ検討された。
    2. 計画は非公式に「スーパー・ローガン」、指揮官用の推進剤流用の化学粒子ビーム砲搭載型は「ストライク・ローガン」と呼ばれ、適合生産ブロックの生産準備まで行われたが、今回も又、アナトール・エリ・レオナルド(レナード)の一喝で計画は中止され、ASC-34 軌道往還突撃シャトル ペガサスを「宇宙母艦」(将軍の自称による)とする行動範囲延長にて代用された。
    3. 既にこの年代には次期主力機 VFH-10「 オーロラン」が最終試験飛行段階まで到達しており、予算を次期主力機に廻す意図もあったものと後世の航空戦史研究家(西暦2066年〜)は分析している。

    FASTパックの装着時の互換性維持

    • KGさんへのお返事です。
    疑問・その1
    1. FASTパックの化学反応ロケットエンジン → 戦闘加速などに使い、常用しない(化学反応ロケットエンジンの反応剤の消費量が高く、搭載量の都合上、常用できない。)
    2. 機体側の本体核融合ロケットエンジン、及び増設の3基目のロケットエンジンポッド →FASTパックの後部のブロックに搭載の化学反応剤を強制推進剤として用い、本体のタンク容量がごく少量なので、これを補う。
    本体のエンジンとの反応薬剤の流用に伴う互換性の問題は、確かにあり、FF-2001 と同様の解決対策が必要になります。

    >あれ、FASTパックが流用なら、そもそも後ろにロケットエンジン付いているから機体側はいじらないで良いのでは?
    > それに、FASTパックのエンジンは化学ロケットだから本体のエンジンと互換の問題は無いでしょうか?


    疑問・その2
    胴体にFASTパックをそのまま既存の上面の接続部に合わせると、左右が干渉し装着出来なくなります。
    腕の外装を装着部を追加した、専用部品に交換し、上腕部ハードポイントを利用して間隔を確保します。


    > あたし自身の疑問は、あくまでローガンの機体規模的にFASTパックがサイズ噛み合うか否かです。






    正統派の推進剤タンク兼ブースター

    • クリックにて原寸 1,024 pixel x 618 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。

    • Mr. KG's answer to yui.

      My impression (Mr.KG) is so something not clear of the advantage as the merit is strong.
      To see the pattern and the advantage of the operation very much though engines are convenience of five it.
      To increase the main engine while it is a conception of finishing the FAST packing by the misappropriation is to retreat piping and not getting into trouble the flexibility of not simplicity but the propellant.
      If it is a fluid though the fuel that can be used for a chemical rocket is prepared with great pains, it is impression that bringing to any good reactive engine in also lacks the rationality.
      Increasing a simple tank (level with the posture control thruster) on a past engine simply than the FAST packing is misappropriated can seem to use each function effectively simply.
      In such feeling though it is a coarse picture.
      If the FAST packing is assumed to be a misappropriation, should I put the part of the tail there instead of the pylon?
      Is there a problem of the view after the transformation, too?
      Because it will advance like the horizontal position because it seems not to be able to turn the engine packing below when it is that structure.
    優衣さんへのお返事です。


    ん〜、と、なにかこう、利点がはっきりしない印象が強いです。
    エンジンが都合5基になっているけれども、その運用のパターンと利点がどうも見えないなと。
    FASTパックを流用で済ますという発想である一方で、メインエンジンの増設をしているのは簡易ではなく、推進剤の融通の配管もめんどくさいですし。
    せっかく化学ロケットに使える燃料を用意していながら、流体ならなんでも良い反応エンジンに持ち込むのも合理性に欠ける印象。
    FASTパックを流用するより単純に従来のエンジンの上に単純なタンク(姿勢制御スラスター付き程度)を増設した方がシンプルで各機能も有効に活用できる様に思えます。
    ちょー雑な絵ですが、こんな感じで。
    FASTパックを流用とするなら、尾翼の部分をパイロン代わりにしてそこに付けるのが良いのかと。
    あと、変形後の視界の問題もあるかな…。あの構造だとエンジンパックを下に向ける事が出来なそうなので、水平位置のまま前進してくる事になるので。
    追加の3基目のエンジン・ポッド
    後面エンジン・ポッド配置図。
    クリックにて原寸 871 pixel× 536 pixel に復帰します。
    パイソン【Python】多目的ミサイル(射程75 km/最大速度マッハ3.0)
    3本を、トリプル・エジェクターラック【TER】=三連装・投棄可能兵装懸吊架を介して懸吊(けんちょう)したもの。
    この状態でも既に「最大運用重量」に近い。

    ミサイル発射放出までの機動力は幾分制限され、制空戦闘用というよりは、対大型機や対地攻撃向きの装備となる。
    • クリックにて原寸 917 pixel x 659 pixel に復帰します。

    • 作画は「早川 浩」氏。アニメック1984年9月号 第47頁より。クリックにて、原寸 853 pixel x 763 pixels に復帰します。

    植民星特有の追加戦術要求

    1. 大量に余っているVF-1用の宇宙空間航続距離延長FASTパックVF-4 ライトニング用の長距離・進攻/偵察FASTパックを最低限の改造で取り付け可能なこと。
    2. 両脚間ハードポイントを設置、FASTパック装備時は此処に追加の第3エンジンポッドと大型対艦ミサイル【RMS-2】を1本、翼下に2本積んで、主翼を畳み、リフティングボディ効果(X-20 ダイナソアを実名で引用記載された)で大気圏上層で軌道変換しつつ、進入する敵宇宙艦隊を迎撃する。
    3. 敵艦隊に一矢報いた後は小柄な機体のプロペラントはほぼ空になり、軌道速度の維持や固定火器のエネルギー残量やガンポッド弾数にも限界があることから、再度の会敵に衛星アルスに戻る余裕も無く、そのまま惑星最終防衛ラインから大気圏内に突入し、地上部隊の近接支援に当たる。
    • このため、機体下面は耐熱性能と耐弾性能を兼ね備えることとされました。

    史上最小の可変戦闘機

    全長6m強の極端な小型化は遠征艦隊軍の最小可変戦闘機 VFA-6「 レギオス」以下です。

    この為に宇宙空間でのプロペラント容量を予算上の制約から FASTパック(ファスト・パック)無しで少しでも稼ぐ為に、バトロイド形態の機能をガウォーク形態に担わすことで可変機構を単純化し、容積拡大を実現しています。ライバルの開発者達の中には小柄な彼女自身のミニマム指向から来たものとする意見がありますが、感情論に過ぎる嫌いがあります。

    有視界能力重視

    宇宙放射線の危険を承知でパイロットの露出度合いの高い大型透明風防部は見張り警戒をカメラやセンサーに頼らず自分の目視で確認出来る能力を重視しています。

    これは母親の殉職時に狙撃銃でカメラを、ECMで後方警戒センサーを潰され、SC-32 ゴッサマー級輸送シャトル貨物室内に取り付いたヌージャデル・ガーに気付くのが遅れたことが母親の死因と感じたブランシュの個人的信念に由来するものと言われています。

    被弾時の大気圏突入能力

    小型化は軍の要求でもありましたが、もう一つは『被弾時の大気圏突入能力』にありました

    従来の可変戦闘機でも『被弾時の大気圏突入能力』は一応カタログ上は謳ってありましたが、損傷は極く軽微な程度に限られていました。
    2040年代末から一部の高価な機体に実用化されたピンポイント・バリアー【PPB】を利用した防護は当時は勿論、期待できませんし、また技術的に可能としても植民惑星の予算が許さない事は明らかでした。
    このため、耐熱タイルに代わり、機体外板そのものに十分な耐熱度合と冗長度を持たせる事にし、20mm 弾程度までの被弾穿孔は、特殊な耐熱充填材を内部からセンサーで感知し噴射し塞ぐ自動修復装置が用意されました。

    リフティングボディと小さな翼

    上記の目的達成の為に、極力リフティングボディにより大気圏内での揚力を得るように務めました。

    けれども、輸送機や偵察機と異なり、(制限付きながら)一応は空戦をする戦闘機でもある為に、機動性の為に矩形(くけい)状の後退角の無い直線翼を持ち、垂直尾翼はエンジンポッド毎(ごと)外側に20度〜60度(ファイター)〜180度(ガウォーク)まで回転し、安定性不足を補います。

    とはいえ、実用上昇限度は10,000m (ブースト効果無)、失速速度は 350kph (空力のみの場合)とその皺寄せは大気圏内能力に影響を与える結果となりました。
    しかしこれは、大気圏内では制空戦闘機ではなく、陸軍地上部隊に協力する直協軽(戦闘)攻撃機を、驚くべき低価格で提供する義務を第二利用者であるサザンクロス軍から求められた結果で、必ずしも彼女自身を責めるのも酷なことかもしれません。

    性能的割り切り

    機体は自力での衛星軌道への到達能力を持ちません。

    また、結局いかなる打ち上げブースターやFASTパック(ファスト・パック)も開発されず、小型化を活かした打ち上げシャトル搭載に衛星軌道への到達能力を頼みました。

    この反省は遠征艦隊軍【 UEEF 】のシンプルな要求下で開発された彼女の次回作品、高速偵察/練習機 に活かされました。

    • ( 660 pixel x 543 pixel で表示 ) クリックにて原寸 837 pixel x 689 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。 VF-8 Logan with Extra-Atmospheric Booster .jpg


    自力での大気圏離脱は不可能であり、シャトル・ゴッサマーペガサスに搭載、又は専用外部ブースターを使用する想定。(しかし実際には最後までブースターは開発されなかった。)

    次回作『戦域偵察機』【司令部偵察機】兼『高等練習機』

    統合空軍塗装
    個人所有機の塗装例




    太陽系にインビッドが侵攻(侵攻自体は西暦2031年に開始、サザンクロス軍が壊滅する原因となった本格的インビッド大会戦は、西暦2033年5月15日)したブランシュが32歳の夏、地球圏より遠く離れたヴァリヴェール恒星系【Valivarre star sysyems】の遠征艦隊軍より、ブランシュを抜擢したいとの打診がリージェ【Liège】社に届きました。

    リサ遠征艦隊軍・総司令官

    ブランシュを代表とするリージェ社の第二設計室の構成員は、遠征艦隊軍の総司令:リサ・ハイエスの招待により、ヴァリヴェール恒星系に位置する旗艦である超時空要塞 SDF-3 パイオニア に招かれました。

    • 【 太空堡垒 哨兵.Artwork by Pocket Chocolate 〔口袋巧克力〕】クリックにて、736 pixel x 1,057 pixel (120KB) 原寸画像を展開します。


    設計と課題

    開発の総責任者の入院
    此処で一つの障害が生じました。
    元々余り身体の丈夫でなかったブランシュ・フォンテーヌが出張先の遠征艦隊軍旗艦SDF-3 パイオニア内で倒れてしまったのです。
    軍医の診断では
    1. 『植民星の土着細菌が宇宙放射線で変異』
    2. 『あと二日遅れていたら熱が脳にいって意識不明となり回復不能だった』
    3. 『白血球数が通常の二倍』
    4. 『過労による急性腹膜炎でCRT(体内アレルゲン反応)値が 21.8 (正常値は 0.3ですから21倍)
    意識を失う前に一刻も早く入院させるので、リージェ社の費用負担を了承して貰いたいとの返答でした。

    しかしリージェ社会長からは、一旦帰郷して彼女自身の体調を含めた報告をすることを求められブランシュ・フォンテーヌは応急措置の点滴バックを傍らに惑星リベルテに帰郷します。
    その場で彼女の報告を聞いた当時の代表取締役であった『ピエール・カルバン』は当時既に同社役員でもあったブランシュ・フォンテーヌに対し
    1. 計画の象徴としての影響力を考えて、他の従業員、社員(役員)、テストパイロットには内密にすること。
    2. 入院費用は会社が立て替え、ブランシュ個人に対する貸付けとして毎月100ユーロを返済
    3. リベルテ内の地元から遠隔地の病院に入院、治療設備上必要ならば突然変異細菌に造詣の深い他の病院への転院も認める。
    4. 三ヶ月で復帰出来ない場合はプロジェクトを降りてもらう
    5. プロジェクト代行総合責任者はジール・ブロマシェ(このときまでに構造計算担当から出世していた)とする。
    という厳しいものでした。
    しかし、彼女は期限の3ヶ月を待たず、2ヶ月半で設計現場に復帰します。
    要求項目の達成
    二色線画資料》


    VF-8 ローガンの問題点を分析してSVR-1 ヴォイヤー、SVT-1 ヴィクセンは成功作となりました。

    この設計の経験から、彼女は自分自身が戦闘機よりも、偵察機や迎撃機などの比較的に単純な目的の機種に向いていることに気付きましたが、プロジェクトの責任者としては選り好みをする訳にはいきません。

    そこで、開発チームの構成人員に斬新で独創的な発想が生まれるように気を遣うようになりました。

    自ら全ての問題点の解決策を提案する必要はない。このことに気付いた彼女は、精神的に楽になり、また自らも逆境に打たれ強くなったと後のインタビューに対して回答しています。

    ボーイング社の機体の改良に着手

    ボーイング・マクドネル社の当初の設計【A型】


    西暦2044年の初夏、ジョルジュの死没年齢を越え、41歳の壮年期に入ったブランシュは、遠征艦隊軍から他社であるボーイング.マクドネル社が開発した戦術高速輸送機 C-37 アルバトロスの問題点の改良を請け負いました。

    同機は元々サザンクロス軍の要求により開発された大型機でしたが、サザンクロス軍の崩壊により、同軍が他の惑星で運用していた機体を遠征艦隊軍がそのまま接収して運用していました。

    陸軍出身のアナトール・エリ・レオナルドの横槍で無理な高速性能を追及した機体設計は、空気抵抗を極限まで減らす為、固有安定性が重視される大型機、しかも輸送機という運用目的にも関わらず水平尾翼どころか垂直尾翼すらなく、尾翼が無いが故に推力偏向ノズルに水平安定の制御を依存するという無理な設計で、確かに高速性能は大型機としては突出していましたが、操縦安定性が不良で事故が多く扱い辛い機体でした。

    サザンクロス軍は【月月火水木金金】と を潰した猛訓練で使いこなし、一見普通に運用しているかのように外部からは見えていただけで、旧サザンクロス軍の生き残り古参航空兵達が退役し、遠征艦隊軍の地球を知らない若い航空兵が機体を引き継ぐ2040年代になると、重大な死亡事故が多発しました。

    艦隊附属・航空技術本部は、ボーイング社の拠点が全て地球圏内にあるため、2033年のインビッド占領により、同社と音信不通の状況にあることから、同機の改設計をリージェ重工業とブランシュらの設計チームに発注しました。
    問題点の抽出と解決法ブランシュらは以下の問題点を見いだし、順次解決していきました
    1. 主翼に対して重心が前方に偏り過ぎで、通常の尾部末端への水平尾翼の取付けは不可能。
      胴体の後方への延長も強度の低下や重量増大など無駄と無理が生じる。
      原型の設計では二次元推力偏向ノズルで水平安定の代用をさせているが、これは戦闘機のような小型な機体に有効な代替方法で、舵取りの反応の遅い大型機では無理があり、先尾翼〔カナード〕としたい。
    2. 垂直尾翼が主翼の両端の小垂直小翼〔ウィングレット〕で代用というのも大型機の場合は2乗3乗の法則により大きな垂直尾翼の面積が必要になり、無理のある設計である。機尾に双垂直尾翼を追加したい。
    3. 当然ながら触れ込みの高速輸送機としての最大速度は空気抵抗の増加により低下するが、輸送機に必要なのはピーキー、つまり高性能だか扱い辛い操縦性能ではなく、機体の固有安定性と空力重心の移動範囲を含めた輸送能力にある。

    紙幅が無い為、問題点と解決法の記載を箇条書きとして同一項内に収め、簡潔にまとめましたが、この結果が以下の画像に結実します。
    リージェ重工業による安定性不良の改良型【B型】
    1. 垂直尾翼、先尾翼、先尾翼端の断片的な小翼( ウイングレット )追加により空気抵抗が増え、A型でマッハ2.6(高度 15 km )だった最大速度は約2割低下し、マッハ1.8程度となったが、固有の飛行安定性は劇的に増加し、操縦性能の改善により、死亡事故の発生率は要求値を達成し1/12 となった。
    2. インビッドに地球占領されたとはいえ、開発拠点だったボーイング・マクダネル社に対する配慮から、制式名称を「アルバトロスII」とされることは無かったが、胴体の短縮などの大きな変更を含め、あまりにも変更箇所が多岐に渡るため、非公式には、このように区別される。

    • クリックにて原寸 1,200 pixel x 460 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。
    リージェ重工業による高速性を維持したままでの安定性不良の改良型【C型】
    • クリックにて原寸 1,200 pixel x 422 pixel に復帰し、実寸画像を展開します。構成画像はKG氏
    The summary in English
    AT first,  I hate "Mary Sue" style fanart or fanfiction heroines.
    I respect the design of the C-37A "albatross" (albatrus) high-speed transport aircraft, but I had a doubt that the aircraft does not have a vertical tail and horizontal stabilizer.
    Since large aircraft response to steering is slow, it will not be able to make these substitute thrust vector control or TVC nozzle as fighter.

    In addition, transport aircraft lack of inherent stability of aircraft can lead to fatal consequences.
    I upload her biography to my own webpage, a fictional leader of the aircraft designer, her name is "Ms. Blanche Fontaine" who is the female friend about Mr.George Sullivan.

    Ms. Blanche Fontaine and her design group, they add the vertical tail, to add that the canard instead of the legacy normal horizontal tail to the fuselage due to the reason that the center of gravity is biased forward with respect to the wing in, she tome was to solve this problem.

    Now "C-37B" Albatross (albatrus) complete.

    Original design of the Boeing-McDonnell Defense Inc. [later designated variant type "A"]

    A.D.2044 of the early summer, and beyond the Date of death age of George Sullivan, Ms. Blanche entering a prime of life of the 41-year-old, Boeing-McDonnell Defense, Inc. improvement of tactical high-speed transport aircraft C-37A Albatross (albatrus) of the problems has been developed is the other company from "the United Earth Expeditionary Force" (UEEF) was contracted.

    Although the aircraft was originally large aircraft that has been developed by "the Army of the Southern Cross", their military request, by the collapse of the Southern Cross, the aircraft expedition fleet forces had been operating in the other planets had been operating in as it is requisitioned.

    Airframe design which investigated the unreasonable high-speed performance in the (land based) Army native of "Anatole Eli Leonard" of interrupt, in order to reduce the air resistance to the extreme, a large aircraft that inherent stability is important, yet despite the investment objective of transport aircraft not even vertical tail rather than horizontal stabilizer, with unreasonable design that although there is no tail therefore dependent control of the horizontal stabilizer to thrust deflection (thrust vector control or TVC) nozzle, certainly high-speed performance is as a large aircraft was not protrude, steering stability is poor accident was a lot to handle spicy aircraft in.

    The Army of the Southern Cross advanced in strict training spent also Saturday and Sunday, only had been visible from the outside as if they were operating seemingly normal, surviving veteran aviation soldiers of the old ASC is retired, the young do not know the Earth of UEEF When aviation is 2040's to take over the aircraft, serious death was frequently.

    Fleet University and aviation technology headquarters, because of all of Boeing's offices in the earth within, by Invid occupation of 2033, from the fact that it is the company and the long-lost situation, Liège heavy industry and Blanche team design breaks the design of the aircraft We were ordered to the team.
    Extraction of problems and solutions Blanche team. Have found the following problems, we went sequentially resolved
    1. The center of gravity is in the bias too forward with respect to the wing, the attachment of the horizontal stabilizer to the normal of the tail end is impossible.
    2. Initially of the design are allowed to substitute for the horizontal stabilizer in a two-dimensional thrust vectoring nozzle, this is a valid alternative method to small-sized aircraft such as fighter, the slow large aircraft of the reaction of the steering there is unreasonable, earlier I want the tail [canard].
    3. If the vertical tail of large aircraft also because replaced by small vertical small wings at both ends of the Wingtip device requires the area of the large vertical tail by the law of the square cube, it is impossible in some design. I want to add a bi-vertical tail to aft.
    4. Although of course the maximum speed of as Boeing-McDonnell Defence, Inc. self-propaganda high-speed transport aircraft is lowered due to an increase in air resistance, needed to transport aircraft is peaky, that is not a high-performance's or treat painful maneuvering performance, the range of movement of the inherent stability and the aerodynamic center of gravity of the aircraft It has to transport capacity, including.
    Because there is no paper width, housed within the same paragraph the description of problems and solutions as a bullet, but was briefly summarized, this result will bear fruit in the image below.
    -Refference-
    1. Beatrice"Tilly"Shilling
    2. Miss Shilling's orifice
    2. My own self article: The aircraft designer biography of Ms Blanche Fountaine (Japanese language ,Partly English).
    翻訳者の註記


    世界の傑作機 No.153 【三菱 キ-21】陸軍九七式重爆撃機 の Yui-Nyaa "Lisa Hayes"さんのレビュー でも書きましたが、輸送機や爆撃機の固有安定性の不足は重大な航空事故に繋がり、三菱『キ-21』でも水平尾翼の度重なる面積追加が行われましたが、根本的な解決となる後部胴体の延長が時間的理由でなされなかったことが悪癖の解消には至らず、悲劇に繋がりました。
    「鳥養 鶴雄」氏は縦安定性が負だと次のような恐ろしい現象になると警鐘を鳴らします。
    1. 夜間、悪天候や乱雲に突入等で「空間識失調」(バーティゴー)により自分の機体の姿勢が判らなくなり、知らず知らずの内に機首が下がる。
    2. 縦安定性が「正」の機体であれば、緩降下姿勢となって加速が始まると、空力により自然に機首が上がり減速し、大事には至らない。
    3. しかし縦安定性が「負」の機体の場合は、この安全機構が働かず、益々加速・急降下する方向に機体が傾き回復不能となり、遂には空力振動拡散(フラッター)の共振連結により空中分解、或いは地面に激突し、乗員7名の死に至る
    と結びます。

    勿論現代の航空電子技術であれば、舵取りを「フライ・バイ・ワイヤ」(或いは フライ・バイ・ライト光ケーブル伝達)で操縦席付近のコンピューターと連結し、また機体各所に気圧センサーを設置して異状を検知し秒間に何回も自動舵取り補正を行うことで、このような機体でも飛ばす事が出来ます。
    しかし当時はこのような自動補正等思いもよらない時代の為に、少なからぬ人命が喪われたようで、悼ましい話です。

    この問題を当時の技術水準のみで解決する、詰まり固有の縦安定性を「正」とするにはどうしたらよいか? 『鳥養 鶴雄』氏はこのように提示します。

    根本的解決策・尾部釣り合い腕(テイルアーム)となる「主翼から後方〜水平尾翼間の胴体」を、少なくとも1メートル以上延長する。
    その後、そして臨終は・・・
    西暦2044年にインビッド が地球圏を退去して戦争が終わると、彼女は民間機の設計部門へ転身します。
    勿論、全く軍用機の設計と無縁となった訳ではなく 高等可変練習機『SVT-1 ヴィクセン』の後継機『SVT-2 ムステリッド』【mustelid】開発に関して顧問として参加したこともありますが、 必要性が無くなったのだからと基本的に軍用機の開発からは手を引きました。
    西暦2060年辺りからは主に後進の指導に努め、また工学部を目指す女子学生の奨学金制度や、啓蒙活動に身を投じます。

    西暦2078年に長年所属していた『リージェ・インダストリー』【Liège Indusutry】社を退職、以後は惑星リベルテ(liberté) の星都『ヌーヴェルディ』【英語:new days , フランス語: nouveaux jours】郊外に一軒家を構え、お手伝いの女性が日中に訪問する他は、二匹の飼い猫と暮らし、庭の草花の手入れをする引退生活に入りました。

    幾つかの晩婚の縁結びの話は舞い込みましたが、最期を看取り、庭付きの家と二匹の猫たちを引き継ぐ家族も居ない彼女は、そのことを気にしていたのかは推測の領域を超えませんが、死の8年前に試験飛行中の航空事故死により孤児となった後輩の娘を養女として迎えたほかは、生涯独身を貫きました。

    西暦2091年9月の末頃から体調を崩して療養中だったブランシュでしたが、10月21日(日曜)奇しくもジョルジュ・サリバンが死亡した命日から62年後の同日10月21日、しかも同じ曜日(日曜)の早朝、ブランシュは、娘【養女】、駆けつけた何名かの友人や後輩たちに見守られながら、静かに息を引き取りました。

    臨終の言葉は

    『また、会えるよね・・・・』

    だったと言われていますが、彼女の肉声を聞きとった者たちのニュアンスでは、戦禍で亡くなった父、サザンクロス軍 【 詳細な事件の内容は全領域軍事警察 (GMP) を参照ください。*7 】 の高級軍人の犯罪で亡くなった実姉「アルテミシア」【Artemisia】、実母マリーに対するものであったとも、先輩であり秘めたる恋人でもあったジョルシュに対するものでもあった、あるいはその両方を含んだものであるのだとする意見があり、解釈は分かれています。

    享年88歳。

    医師による死因は甲状腺機能低下症*8、32歳から33歳に掛けて患った大病【SVR-1 ヴォイヤー 及び SVT-1 ヴィクセン開発時のもの】につき、老化に伴い潜伏していたウィルスが免疫低下ともに活動再開、低体温激症や老化の急速な促進など甲状腺機能低下症との合併症により衰弱死亡したものと結論づけられています。


    出版情報「ブランシュ・フォンテーヌ【 Blanche Fontaine 】

    ‐母の面影にとらわれた或る技術者の一生‐」
    1. 西暦 2096年 7月に初版発行。Web 発行は同年9月 。
    2. 著者: アン・マキャフリイ【 Anne McCaffrey 】
    概要
    • 女性でありながら、リージェ重工業の設計開発集団のリーダーとなり、晩年は理科系/工学系を目指す女性の支援育成活動もおこなった。
    • 私生活では、技術者仲間で他社の先輩である「ジュルジュ・サリバン」への隠された想い、社内の後輩男性「ジール・ブロマシェ」からの一方的な求愛に悩み、また、また地球居住時代【少女時代】軍の高級将校( 憲兵, GMP )の暴行により実姉を失ったトラウマを抱え、偉大なテストパイロットであった母親の影にも捉(とら)われ続けたが、師事した「ジュルジュ・サリバン」の夭折(36歳没)後も天寿88歳を生き抜いた。

    終章: [ 編纂者のあとがき ]

    1. 4年前【2012年】に前半生までを脱稿した、架空の女性航空設計技師〔設計グループ指揮者〕のブランシュ・フォンテーヌの伝記を、紙幅【保存容量】の関係で結びが多少駆け足になりましたが、取り敢えず臨終まで書き終えました。
    2. プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の時代に比べ「超絶 凄ワザ !」では、いわゆる「紅一点」ではない女性リーダー「岬 洋子」(『ゴワッパー5 ゴーダム』1976年4月4日から同年12月29日まで、朝日放送やNETテレビで全36話が放送 )のような登場人物が増えてきました。とは言え、エンターテイメントとしての制約からドキュメンタリーとしては「一度は挫折しても必ずまた成功するかライバルチームに対して健闘してその努力を称えられ、カタルシスを視聴者に与えて終わる」という番組の制作方針は、やはり評伝や伝記の目的にはそぐわないと考えてます。
    3. 実体書籍にくらべてウェブ媒体は、画像や図表、迅速な記事の訂正更新(アップデート)訂正という面では絶対的に優位ですが、ウェブ小説には、特定の人物を深く描き出すには、ドキュメント文字数と、閲覧ブラウザの制約から非常に不便で不自由であると感じています。でも、そんな中でも最善を尽くすべきですね、そう、それはそのままブランシュの置かれた状況と、その中での彼女の行動原理に他なりません。
    4. 大抵のファン作家さんは、無尽蔵に予算と人員を使役できるアメリカ合衆国の開発モデルをお手本にした、「超時空要塞マクロス」世界の可変戦闘機VF-1 バルキリー」とその後継機 ばかりに注目するけど「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」に準じた人間ドラマは、 様々な注文主からの制約がある「超時空騎団サザンクロス」の「スパルタス」、「ローガン」、「オーロラン」ほか、同世界の機械たちにあると考えてます。
    5. 結局4年掛かっても、自分で納得出来るブランシュ自身の肖像画を描くことは出来ませんでしたが、それゆえに画像にイメージを特定されず、想像を広げるにはかえって好都合かと考えてます。
    6. なお、人物像の一部の形成には様々な資料とは別に挫折した知人の半生を参考にしてますが、本人のプライバシーに関わる内容ですから、Webページには出してませんが、ここでは、複数の実在の人物が一部で参考にされていることだけは触れておきます。
    7. なお、私自身は168.9cm の身長があり、低身長症候群(「ターナー症候群」含む)の女のジレンマやコンプレックスを真には理解出来てはいないのかもしれませんが、思春期前(4歳〜9歳)の頃、大人の男性が、または母親がどのように大きく怖くみえていたかを思い出しながら、極力、ブランシェの心理状態を想定しながら描きました。
    8. 余談ですが、「ジール・ブロマシェ」に関してブランシュ・フォンテーヌの事件のモデルは私で、ジールにも参考にした人物がいます。
      私が41歳の頃の職場に、23年も年下、18歳の少年の男の子,〔イニシャルを採って仮にN.M君とします〕の部下がいたのですが、会長の孫、社長の息子という立場もあり、大変横柄な態度で、夜勤で二人きりになったとたんに、制服のブラウスに手を入れて胸を揉んだり乳首をつねる〔女性ならわかると思うけど、これはとんでもなく痛い〕したい放題、会社に抗議しても部長は社長の息子、会長の孫なんで聞いた振りだけして、何もしてくれないという酷い会社でした。
    9. とはいえ、彼女の後半生の主な作品は他社の作品の改設計です。また社名は実在の現行社名と一部異なりますが、そこは平行世界ということで容赦ください。
    10. 特有の不連続直線や、固有の安定性を考慮しない水平尾翼や垂直尾翼を持たないアニメ的な航空機を料理して、取り敢えず飛べるようにアレンジしてみたいと考えていたので、これは良い題材になりました。
    11. さすがに大河原「某」氏のコアファイターのような箱の組み合わせデザインは料理しようがありませんが、三位一体のデザイン集団アンモナイトの航空機デザインにおける航空力学的知識の不備は、補完性の冗長度合いを有していたので、なんとか安定性を実用水準に持っていけました。
    12. 新しく描くと改設計の領域を超えてしまいそうなので、既存の設定線画を画像処理ソフトウェア【いつものPAINT.NET 4.05版】で「改設計」しました。
    13. 彼女の死後、Web上の伝記記事を〔架空の〕既成の2つの伝記とし、
      ◆ 一冊は彼女の後輩の男性が退職後に自費出版して売名とゴシップによる屈折を憂さ晴らした歪みに満ちたもの
      ◇ もう一冊は著名な〔架空の〕女性解放運動家が賛美により、自らの活動と名声を補強する目的で著作したもの
      とし、いずれも独自の思想や感情から歪んだ視点で描いていて、そのままでは客観的な伝記としては使えないという構成を思い付くまで一年ほど掛かってしまいました。
      しかし、せっかく女性航空技師の伝記にするなら、単に性別を入れ換えただけではない、固有の課題というプラスアルファを採り入れようと脱稿まで試行錯誤してました。
    14. 後半生の主要な作品が一つしかなく、しかも改設計という設定も意図的なもので、後輩の育成や奨学助成金という間接的な形態とはいえ、社会活動に足を突っ込むと、当然ながら寡作な設計者になるだろうと推測しました。 

    巻末日本人女性技術者参考記事

    伊藤 恵理さんの言

    「『両方ブレンドすればいいじゃん』ということになったんです。オートパイロットと人間がやっていることの両方を見守る “くの一”(女)的な制御則が後ろで動いていて(バックグラウンド・アクティブ監視)、動きを切り替えるんです。人間の筋肉を動かすときも、動きによって脳の信号を出す領域が違うんです。それを応用して、人間の動作とオートパイロットの動作をひとつのモジュールにして、動作によってパッパッと切り替えていくんです。」

    特集「日本の水上機」

    SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2011年 09月号 アマゾン・レヴュー



    1/144 川西式四発飛行艇「大日本航空」(モノクローム 社) 
    和田 拓/竹縄 昌の両氏による記事東宝株式会社「
    」にて一躍有名となった輸送型の原型となった2機の【 H6-K3 】のうち1機が「大日本航空株式会社」が海軍から譲渡を受け「綾波号」(登録記号 J-BFOZ)の名で航路は西南大平洋のほとんどを網羅し日本本土(横浜港)ティモール、サイパン〜パラオ〜チモールの定期便やサイゴン〜トラック〜ポナペ〜ヤクルート便間の航空路開拓の任務に殉じた経緯を知れば、その浪漫は別として実際の航路開拓は、単純に「南海浪漫」では済まない熱帯低気圧(台風)等の悪天候との闘い(当時は気象レーダーも無く航空気象分析&予報や、長距離航法支援が未発達)であることへの困難さに想いを馳せるには初心者向けの導入編としては十分な内容です。
    モノクローム社の製品も 1/144と小縮尺ながら、通常は売れ筋を考えて「軍用型を基本型」に模型を開発するところ、敢えて「民間機」としての設計を優先させて艇体(機体)設計の基本型により忠実な、パラソル形式、且つ高アスペクト比(翼幅と翼舷長の比率)の約40mの長さの幅広主翼と、細長い艇体を以て「白鳥が飛び立つ時」のような優美さがある機体を見事に再現していて、かつそのキットを文章と共に上手に調理する記事内容にも好感が持てました。
    総じて現用ジェット戦闘機等のアニメ的な誇張された記事ではなく、かつての航空少年(少女)として、大人の優雅さで水上機&飛行艇時代を理解可能な方は実はカナダ連邦に次ぐ飛行艇大国である
    ・救難飛行艇、そして与圧客室&荷物室を持つ後継機「US-2 救難飛行艇」の配備状況に思いを馳せるのに、本雑誌は最良の案内書になると思っています。



    最後になりましたが 第60頁「飛人探訪」 第18回 伊藤 恵理 氏(竹縄 昌 記事)は、独立行政法人「電子航法研究所」の女性研究者の特集です。
    原作を読んで「機上間隔・維持支援システム」【ASAS】の研究に従事する若手期待星(ホープ)として米国に留学し、女性の航空航法研究者として知っておくべき女性パイロット
    (アメリア・メアリー・エアハート / Amelia Mary Earhart )を知らなかったことで、現地のお爺さんに驚かれて博物館を連れ廻され教育を受けた(?)体験談は、男性研究者では有り得ない話かもしれませんが、私は世間一般の女性の感覚として至極当然なことで、人事(ヒトゴト)に思えず親近感が湧きました。 
    オートパイロットの制御方法に関して、エアバス系の機械優先、ボーイング系の人間優先の制御理論に対して、脳科学を応用し、人間と機械の動作を1個のモジュールとして動作によって切り替えていく(切り替えの判断は制御AIが判断)という提案は、単に女流研究者の看板に溺れない才能を感じます。

    の機体総合制御システム【ARIEL II】 (エリアル2)を開発したリュドミラ・ブラックウッド(黒森)・田中 女史の記載は、これがヒントになっているかもしれません。

    ちなみにこれも殿方向け紹介になりますが、伊藤 恵理さんは、第60頁では胸元の大きく開いたV字フリル付ノースリーブを着て撮影に応じていて、スペイン料理店「アルハンブラ」で師範の「佐野由布子」と共に「バイレ」【Baile】を踊る才能もあり、多芸多才の方であることが窺えます。