ロボテック・クロニクル - 複座型レギオス
複座型は小型化を第一義とする当初の設計構想に無く、元より要求仕様を満たす限界水準まで小型化した機体に対して、なお変形機構を維持する為、かなりの無理をして機首を前方に80cm、後方に30cmを延長した。またキャノピー自体も Ω の直径が15cm拡大された。

この反省は次期可変・「戦闘攻撃機」 構想に盛り込まれ、これを受けて結果として失敗に終わったものの、ガンマ (VF/A-13)【VF/A-13 Gamma】が試作された。

マスターファイル

目次【Index】

画像資料


左側:VFA-6I、中央:AF-3A/SF-5A 「コンバート【Conbat/Bat】」、右側:VF-X-6「ジニーア」"Genia"
左側:VFA-6I と、右側 VF-X-6「ジニーア」"Genia"
★ "Genea"(ギリシャ語)ギリシャの地母神の名前と"Genia"(ギリシャ語で「世代」)を掛けている。
Robotech Reference Guide 2060版より。

初期型はアーマサイクルをオプション装備のポッドで搭載した。

バトロイド、ガウオーク時のセンサーユニットが無い。


(参考:VF-X4)

LECON(偵察)/ELINT、
或いは ワイルド・ウィーズル(Wild Weasel)- Legioss

【形式番号 VF-6 Alpha R, D, G, J,】


当初はVF-6と呼称されたが、西暦2034年に VFA(可変戦闘攻撃機)に改称された。
また、VF−6Rは、後に全機がG型にアップ・デートされ、R型そのものが消滅した。

開発企業

設計ヴィッカース plcクライスラー LLC (装甲とフレーム)

テレダイン・コンチネンタルモータース(航空機アレンジメント)

ロックウェル・インターナショナル (搭載ミサイルと搭載ベイ)

ベル・ヘリコプター・テキストロン (ガウォーク形態変形パターン&ホバリングノズル)
製造ヴィッカース plc& クライスラー(60%)

テレダイン・コンチネンタルモータース(40%)
機関・P&W(プラット・アンド・ホイットニー)社

ターボ・ユニオン

※「ヴィッカース&クライスラー」は旧時代におけるMBR-04「デストロイド・トマホーク」及び同系統の主力開発企業。「テレダイン・コンチネンタルモータース」は旧時代において「クラウス=マッファイ・ヴェクマン社と共同で MBR-07「デストロイド・スパルタン」を開発した企業。 また旧時代のバルキリー(VF-1A シリーズ)(量産型)の共同開発企業であり、航空機設計の経験もある。
  • ※一部資料では企業名に配慮し「ビガース」&「クラウラー」とする表記もみられる。

システム概念図(英語)


【解説】

VF-6シリーズは、これまでの可変戦闘機 VF-1「バルキリー」、「VF-4 ライトニング」、VF-7「シルフィード」等とは根本的に異なったコンセプトで開発された。

インビッドには、これまでのゼントラーディ、Tirorian(≒プロトカルチャー達の末裔) とは異なり人類の戦術の常識が通用しないこと、彼らインビットがProtocultureの放出に極めて敏感なセンサーを持つこと、そしてアウトレンジという概念を持たない稚拙な戦術ながら、その圧倒的な数量に対抗するには、機動力こそ優秀だが、攻撃力・航続力に劣る「VF-1」、中、長距離ミサイルとビーム砲装備で攻撃力・航続距離に優れるが機動力と接近戦能力に不足したVF-4「ライトニング掘廚任漏読門の性能はともかく、総合的な戦術適合性にかけていた。

また、A.S.C(Army Of Southern-cross)の主力であったVF-8「ローガン」はあまりに小型過ぎて発展性に欠け、VFH-10「オーロラン」(AGACS/AJACS)では、「ガゥオーク・モード」が廃止され、大気圏内でしか使えない「ヘリコプター・モード」となっていることから、宇宙空間では、無駄が多すぎた。

VFA-6と同時代設計のVF-7「シルフィード」が「VF-4」の前記の長所を生かしつつ、小型化、本機「VFA-6」に勝る対艦重ミサイル攻撃能力、VF-4に欠如していた大気圏内能力の復活と非可変の制空型を生産可能な柔軟性を示しながら、「風の精」の名が示すとおり、大気圏内の戦術空軍向けの設計で、大気圏外能力は付加的であった。

しかし、いずれの機体も「1対多数」の数量で圧しながら「近距離近接攻撃」に盲従するインビットのセオリーの前では、マルチロール面で不安があったり、インビットの対抗戦術について適合しなかったりで、その能力を生かせなかった。

このため、VF-6シリーズは、およそ50年前のF/A-18「ホーネット」戦闘攻撃機にみられるような、マルチロール・ファイター化を目指すと共に、単機での性能は本機に劣るものの、圧倒的多数の敵機により取り囲まれる状況を、短射程であるが、多数のマイクロ・ミサイルをばらまく(スカッター/撒き散らし)戦術で殲滅し、突破口を開く為に特化された。このためVF-6シリーズは実質的に「アンチ・インビット専用機」といってもよい様相を呈している。

逆に言えば、ゼントラーディ人ティロリアン (「プロトカルチャー (太古の異星人)」)の機動兵器や、可変戦闘機同士の戦闘では基本的に劣った性能となり、特に大気圏内性能と、航続力は、その常時駆動の慣性制御システムの莫大なHBT消費量の為、特に大気圏内で無制限の一般可変戦闘機と較べて著しく不利となる。

しかし、それは本来の目的の前では問題とならず、より完成度を高めた本当の『対インビッド機』としての完成は「シャドウ・システム」を装備したVF-6X / VF-6XS / VQ-6Xシリーズからといってよい。

少しでもインビッドに対する数の劣勢を補う為、武装弾数/容量や航続力の低下を覚悟して機体を小型化し、構造を(3形態可変戦闘機にしては)簡略化する一方、これまで「スーパーパック」や「FASTパック」の形で補われてきた航続力や攻撃力の強化パーツを、小型化の代償を充分に補う必要から、独立した専用設計の別機種「VFB-9/12S」戦闘爆撃機(トレッド)によって対応させることで、使用後は廃棄せざるを得なかったパーツを分離して独立の攻撃力として活用出来るようになったことは、数の劣勢を補う設計思想として特筆に価する。
結局のところ、VFB-9/12S トレッド込みでの取得・生産費用は当初の予定ほどは下がらなかったものの、有効性はそれを補って余りあった。

複座型・寸法

戦闘機形態ガウォークバトロイド
全長12.50m10.25m-
胴体本体厚--5.50m
全高   4.605.72m9.00m
胴体前後幅--5.25m
全幅   -4.84m4.84m
翼幅   8.20--
  • 乾燥(空虚)重量:17.60t(R,D型)/18.35t(G,J型)

複座型・性能緒元

A. 戦闘攻撃機 形態

【6A, -6B, -6E, -6F】
最大速度1,890kph(マッハ2.1) →(高度18,000mにて)
海面速度970kph
ストール(失速)速度182kph(VTOL効果外)
初期上昇率毎分20,000m以上
実用上昇限度26km(26,000m)

【-6R, -6D, -6G】
最大速度1,845kph(マッハ2.05→(高度18,000mにて)
海面速度920kph

- 【-6J】
最大速度2,025kph(マッハ2.25→(高度18,000mにて)
海面速度1,050kph (マッハ1.00)
EWAR/ELINT用: VE-6E イージス(Aegis/ギリシャ語:『Αιγίς 』)。 【A型:単座 / B型:複座】
AN/APG-98・探知範囲:650 マイル (1045.85km、宇宙空間ではこの値の3倍)。

・追尾識別限界: 最大550の個別目標。

・通信限界距離: 800 マイル (1287.2km、宇宙空間ではこの値の3倍)。

遠隔測定 限界: 600 マイル(965.4km)。
AN/ALQ-227・妨害範囲: 150 マイル(241.35km)。

・妨害効果:センサー探知距離の ‐50%、探知装備能力妨害の ‐25%。

・電子欺瞞【Spoofing】範囲: 150マイル(241.35?)。
★ イーウォー【EWAR】:Electronic Warfare ):電子戦
★ エリント【ELINT】:ELectronic-INTelligence):非通信用(レーダー等)の電磁放射からの情報収集と諜報活動。
★ 電子欺瞞(Spoofing):「電子偽装」、或いは「(電子的な)成りすまし」と翻訳する資料もある。
★ VE- 9 / 12「ストーカー」(Stalker)と、VFA-6J(複座型レギオス)の結合ユニットに比較すれば、電子処理人員能力(マンアワー)で劣るが、それでも、時代が新しい分だけ、より先進的な電子機器を用いて、処理能力の格差の減少に成功している。

B. ガウォーク 形態

【-6A, -6B, -6E, -6F】
最大地表速度(高度10m)665kph
ストール(失速)速度0(VTOL)
実用上昇限度15,000m

【-6R, -6D, -6G】
最大地表速度(高度10m)650kph

【-6J】
最大地表速度(高度10m)670 kph

C. バトロイド・モード


【-6A, -6B, -6E, -6F】
最大走行速度110kph
最大跳躍飛行速度304 kph(高度10m)
絶対上昇限度200m

【-6R, -6D, -6G】
最大走行速度110kph
最大跳躍飛行速度300 kph(高度10m)
絶対上昇限度200m

【-6J】
最大走行速度120kph
最大跳躍飛行速度310 kph(高度10m)
絶対上昇限度200m

D.その他

戦闘半径(宇宙空間)内部反応プロペラントのみの総デルタ値 -v 1.8 kps。(-6C/-6Zは1.0 kps)

【宇宙空間用に「4.1kpsデルタ-v」のためのプロペラントタンクを装備可能。(F形態からの変形時投棄)
設計許容加速度(G範囲)+11.5G/-5.0G (9.5G /コンピューター・オーバーライド時)
反応剤供給間隔250時間の運用毎に交換
  • コンピューター・オーバーライド:機体や乗員の危険を考えてリミッターで制限されている限界を、コンピューターの制限設定を解除し乗り越える(override)こと。リミッター解除につき、安全性は保障されない。

エンジン

(VF-6A, -6B,-6R, -6D, -6E, -6F, -6G )
主推進機2基のP&W-JG95A型のインターミックス・可変サイクル融合エンジン。最大出力(各基):118 kN。
副機/補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)ミニチュアライズド・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各46.9kNの定格出力。オーバーブースト時で各91.1 kN.(2分)
→ ターボ・ユニオン(Turbo-Union)→ アヴィオ S.p.AMTU アエロ・エンジンズ【MTU Aero Engines】/チュルボメカ/ロールス・ロイス plc合弁企業体。

(VF-6H, -6I, -6J, -6S)
主推進機2基のP&W - JG97M 型のインターミックス・可変サイクル核融合エンジン。 最大出力(各基):137kN。
副機・補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)超小型・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各46.9kNの定格出力。オーバーブースト時で各91.1 kN.(2分)
→ ターボ・ユニオン【Turbo-Union】→ アヴィオ S.p.AMTU アエロ・エンジンズ【MTU Aero Engines】/チュルボメカ/ロールス・ロイス plc合弁企業体。

共通

・2基のP&W FE-97A ファースト・ステージ・インテーク・ファン。押し込み空気圧をら主機関、補助機関とVTOL(リフト)エンジンへ供給する。
・全環境での機動と 高度/姿勢調節および安定用に詰め合わせ(アソート)した、小さな反応スラスターおよび姿勢制御ジャイロ

動力源

「RRL-2P」超小型「プロトカルチャー (資源)電池・エネルガイザー (energizer)」×2基
反応剤搭載数16本のプロトカルチャー (資源) 標準セル。
武装用反応剤1本のEP-13/EU-13 ガンポッド用プロトカルチャー (資源)標準キャニスター(小缶)。(適用可能な場合)
プロペラント9.8 リットルの融合エンジン用のD20(重水)反応物質。

電子装備

レーダー探知&追尾ウエスティングハウス社APG-10、Xバンドの球状のパルス・ドップラー・中距離レーダー。
光学追尾フィリップス社「All-View」多波長・全方向・デジタルカメラ・システム。

中距離全姿勢、全高度の赤外線及び光学イメージ・紫外線帯の探知および追跡(トラッキング)装置。
測距儀&指示器トムソン CSFLT-5 多波長・レーザー光波測距儀とレーザー目標指示装置(ディジネーター)。
X帯域マイクロ波の帯域の一つ。
センチ波であるSHF帯《周波数: 3GHz〜30GHz、波長: 10cm〜1cm》の帯域と重複する部分がある。

その帯域は《周波数 8〜12GHz、波長2.5〜3.75cm》。
衛星通信バンドでは、アップリンク 8GHz、ダウンリンク 7GHz。
パルス・ドップラー・レーダー
【Pulse Doppler Radar】
レーダーが受信した信号にパルス連続処理とドップラー処理を加えるもので、ミキサーとバンドパス・フィルターを使用して目標物からの反射以外のものを排除するレーダー。地上や海面のクラッターなどを除去できる。

ドップラー技術を使用することで、目標の接近率を知ることもできる。

戦術電子戦システム【TEWS】

【 TEWS/Tactical Electronic Warfare System 】

・エレクトロニカl レーダー警告レシーバー(RWR)
・OlDelft社 の赤外線警告レシーバー(IRWR)
・ウェスチング・ハウス ALQ-242(V) 【機能制限版】アクティブ/パッシブ・ジャマー
・チャフ・ディスペンサー
・フレア

複座型・特別仕様

特別仕様 VF-6G (偵察/ワイルド・ウィーズルバリエーション)に搭載される。

《ホランド・シグナル・偵察パッケージ:型用》

1:テキサス・インスツルメンツAPG-137合成開口レーダー
2:カール・ツァイス・マルチバンド・オプティカルデジタルカメラ
3:トムソン放射線センサーと運動センサー
4:ヒューレットパッカードオンボードオートマチックデータ解釈システム。

特別仕様:VF-6J(偵察/ワイルド・ウィーズルバリエーション)に搭載される。

《ホランド・シグナル・偵察パッケージ:型用》

1:テキサス・インスツルメンツAPG-139合成開口レーダー
2:カール・ツァイス・マルチバンド・オプティカルデジタルカメラ
3:トムソン放射線センサーと運動センサー
4:ヒューレットパッカードオンボードオートマチックデータ解釈システム。

武装

ガンポッド



・マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)社製造 GU-13 三連・35mmガンポッド
ポッド及び分離不可能なマガジン自体に格納された毎分2000発の発射速度でのガトリング型式での一斉射撃が可能。弾丸の総量は600発。供弾は、タングステン・コーティングされた劣化ウランの装弾筒付徹甲弾(そうだんとうつきてっこうだん)Armor Piercing Spin-Stabilized Discarding Sabot (APSSDS)で、※徹甲榴弾〔High Explosive Armor Piercing (HEAP)〕と曳光弾を一定割合で混合。この火器はインビットには効果的だが、それ以外には威力不足で、例えばサザンクロス軍ではあまり使用されなかった。

※徹甲榴弾:HE-AP(又はAPHE)弾の事。
徹甲弾の内部に炸薬を入れたもので、敵の装甲を貫いてから内部で爆発する弾種。着弾から時間差で爆発させるため底部に信管を設けてある。WW2での艦船の主砲弾で、大口径砲では構造が簡素な割りには高性能だが、小型砲では炸薬の量が少なく、あまり効果的ではないため現在あまり使われない。但し航空用機関砲では未だ現役である。

・(選択)マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)社製造・1基の EP-13 80mm 三連装80mm粒子ビーム・ガンポッド
全自動モード(ガトリング方式)で170発射/分。又は半自動式のモードで1発/秒で同時に全3本の同時発射モードを選択可能。
この火器はそれ自身専用の「プロトカルチャー (資源)電池・エネルガイザー (energizer)」とコンデンサー列が『弾倉』にあり、それぞれのモードで 8.2 MJ のパルスを発生可能。

この武器(GU-13のそれと同一の外部シェルに組み入れられるので、外見上の区別が困難)は、遠征艦隊によって2025年に開発されたが、2026年まで広く使用されることは無かった。2031年までに、EP -13は遠征艦隊の目録の主要な火器として、GU-13に完全にとって代わった。武器は、ファイターモードで、そして、ガウォークとバトロイド形態では「手」で翼付根下に保持される。

・(選択) マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)社製造・1基の EU-13 ディスタビライザー砲

(2043年以後。運用側のパイロット達の通称名は「シンクロ・キャノン」)
インビットのシェルのシールドを打ち破る為に特に開発された。3MJの出力による原子核内粒子ビーム銃は、最高30回/分を燃焼することが可能。

ガンポッドはそれ自身の専用の「プロトカルチャー (資源)電池からのエネルギー供給により駆動するが、機体自身の反応炉の出力を使用して発火することも可能。

その大きさの為、ファイター形態では、上部の副機エンジン/ミサイルパイロン間の回転移動式ポイント【旧型では此処に「追加のミサイルポッド」がオプション設置可能だった】に固定される。

粒子は力場に特定の分裂をさせる効果があり、一定の成功確率で、高次元力場の一時的なローカル機能停止を可能とする能力を持つ。 一方、低次元力場ならば、完全にショートさせることが可能である。

ミサイル


・1基の「AIMMS アルファ・インテグラル・マルチ・ミサイル・システム。 60発の内蔵の可変〔弾種換装可能の意味〕弾頭は、短距離
(その射程はわずかに8.2 km、しかしマッハ 3.0で飛翔する、複合赤外線イメージャーのアクティブ・レーダー・誘導(ホーミング)の190mm x 540mm 「ハンマーヘッド」ミサイルを装備している。


【190mm x 540mm 「ハンマーヘッド」短射程ミサイル】
位置      搭載数利用可能な形態
肩(1)/計2基各8本F,G,B
両腕(2)/計4基各5本G,B
脚外側(2)/計4基各4本G,B
脚内側(1)/計2基各4本F,G,B
※(凡例)
F,G,B (F = Fighter、G =ガゥオーク、B = バトロイド)
選択装備
選択装備「アーマー・サイクル」保管ポッドR, D, G, J 型は機体内部に左記保管容積を持たない。その空間は以後の型で外部装備になったセンサー類の搭載に充てられている。

ハード・ポイント

【他の任務に関連するポッドを、下記のハード・ポイントに装備可能】
2基のコンフォーマル・ハードポイント(インテーク前方下部)三連「MER」ランチャー(260mm x 1.2m 「ダイアモンド・バック」 MRMs。

【このMER ランチャーは、バトロイド形態時に脚部ユニットと干渉する為、変形に先立って廃棄・排出される必要がある。
単装の(430mm x 2.05m/2.45m )デリンジャー(Derringer) LRM.このデリンジャー・システムを装着中は、その直径の為、ランチャーの発射&投棄までは、本機を戦闘機形態に制限する。(装備中は航空機形態のみ)
爆弾ラック各種通常爆弾、レーザー誘導爆弾を搭載可能。
多種の任務用の追加ポッドEW(電子警戒)又は偵察用センサーポッド 装備可能。

装甲


装甲は VQ-6A バンダル (VFA-6レギオスの無人型)以降の全ての地球製機動兵器の規格になった新開発の低用量大規模複合材料チョバム(Chobham)装甲板である。 また、発射体、ミサイル、および他の機動兵器に対して提供された相当な保護に加えて、この装甲もプラズマ球(破壊半径)、レーザー、およびある程度の粒子銃砲に抵抗力がある。装甲がそのような高エネルギー兵器から照射を受ける層で剥離して気化することで耐え得ること、発射された兵器のエネルギーの多くを吸収し、装甲の潜熱や昇華熱に変換する。

装甲は、全ての小火器や歩兵火器、例えば12.7mmの機関銃弾等を止め、および軽機動兵器の標準的な固定火器に耐え、中型の機動兵器装備の標準的な火器への良い抵抗を提供する。重機動兵器に装備されるような、例えば VF-1バルキリー(Valkyrie)のヒューズ・GU-11/55mm三連ロータリー滑腔(smooth-bore)ガンポッドのAPFSDS弾丸、VHTタンク系に装備のラインメタル105mmの無旋条砲弾丸については不十分ながらある程度の抵抗力を有する。

VF-6A,-6B,-6C,-6D 型の装甲は、これより後期VF-6より幾分劣っている。
これはこれらの型に「SWAGエネルギー転換装甲」が全く装備されていないことに一因がある。
上記の初期型は全ての外皮の構造強度を原子物理結合のみに頼っていたが、さすがに無理があり、上記以降の型では向上した出力の余剰分を生かして、脚部関節付近、腕基部付近、センサー部をのぞく頭部(センサー直近はノイズの影響を排除出来なかったので有効化されていない。この辺りにも上記装甲の応用に対する、ヴィッカース&クライスラー、テレダイン・コンチネンタル社の上記技術への経験不足が影響している。
なお、この「SWAGエネルギー転換装甲」の採用の遅れには、旧デストロイド系開発企業の設計故の自負と、VF-1の開発企業の「中島重工業」及び「ベルコム」両者が開発に関わった企業以外への上記技術提供に対し、特許条項に「開発企業への追加費用の支出」を規定しており、この特許が切れるのを待っていた為でもあるが、それ以上に、大気圏内でその空力的洗練の不足意を補う為に、全慣性質量の30%を支える為に、常時駆動させる「慣性制御」装置・「重力制御」装置に出力を取られていることも影響している。

機体は、放射線からの完全な防護、生物もしくは化学戦災害に対して、オーバープレッシャー(過剰圧力)コックピット環境を使用する。これは放射線、そしてケミカルセンサーによって起動され、又は生物戦的状況が予想されるとき手動で起動される。内部消耗品供給は最高1日の大気を提供することが出来る。
(値はパイロット生物的活性時のもの:睡眠待機時は左記に加えて多少の余裕あり。)
左より、核兵器・生物兵器・化学兵器(毒)の標識

本解説

VF-6シリーズ戦闘攻撃機は、おそらく既知の宇宙空間を主眼とする汎用機の中では、最も効果的な制空&対艦用軍用機である。
RDF深(外)宇宙遠征艦隊の要求した「高い性能を維持しながらも、インビッドの数に対抗する為に、高効率の生産が可能な量産性を有する」という指示項目から生じた。

設計構想の起源は2011年に開始され、当時の宇宙航空隊の主力機として設計された「VF-4A サイレーン」(Siren)。【後に内蔵ミサイルを事実上廃止し可変構造を再設計した「VF-4G ライトニング掘廖Lightning)とは区別される】の思想に多くの影響を受けた。

この思想とは即ち「機体内部に大量の中・長距離ミサイル(これは実際には対インビット用として短射程となった)を内蔵し、外宇宙での遠征艦隊の多種多様な任務の為に、最前線で主力のマルチロール・ファイアー、多目的戦闘機として就役させることを狙っていた。

2015年3月には前記開発企業は「VX-6」無人型の導入を見た。この非変形航空機は、当初、後のレギオスの為に、空気力学的デザイン能力を試験することを目的とした。

しかし、その性能に感銘したRDF空軍は、その主な用兵者であるRDF遠征艦隊の制式決定前にも関わらず、飛行隊の多くで老朽化していた「QF-3000E ゴースト」全領域迎撃戦闘機を代替する為に、上記の機体に武装化と当時の無人化パッケージを搭載して、700機もの生産を命じた。

VX-6の上記の仕様を整えた型は「VQ-6A/B/C ヴァンダル」と称されて、2016年から2030年までUNAFと遠征艦隊軍【Expeditionary Forces(EF)】に就役した。

一方で「レギオス」の、最初の「完全変形可能」な生産型は2017年5月まで完成を引き延ばされた。
これらは後に「VF- 6A」と称された。

飛行機は優れた操作性と武装を備え、しかしながらその航空電子工学(アビオニクス)パッケージは、その時代の最新の基準には適合しなかった。
にも関わらず初期型は、折りしも「インビッドの巣(hive)からの大規模な襲撃を受けた、外(深)宇宙艦隊の切迫した要求により、当初は地球圏で、後には近郊殖民惑星や、占領したTirolian達の接触文明人の惑星で、現地民の徴発による生産人員と工場設備の補充を行いながら数千機もの単位で大量産が掛けられ、統合防衛航空軍(UNDF)空軍&宇宙軍と海軍によって、更には、遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)と同艦隊の幾つかの宇宙空間での作戦に従事した。

「レギオス」は、とりわけ優れた多目的な「対地攻撃機」兼「制空戦闘機」である。
遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)の用兵側によるこれらの役割の為に、遠征艦隊(EF)海軍による対艦宇宙戦闘機としても用いられた。

レギオス(Alpha)/トレッド(Beta)「Legioss」の組合せが、前方固定の重ビーム砲と重対艦ミサイルを備えながらも、「インビット」の大量の数による波状攻撃と特異な戦術には特に適合していたとは言えず、苦戦していたAF-1「ヴァルター」に代替を始め、艦隊防衛における「レギオス」&「トレッド」は、2030年代中頃までには更新を終了した。

当時の「レギオス」は、その全領域の書類上の項目にも関わらず、未だ真の大気圏での汎用性(trans-atmospheric)を持ち得ていなかった。しかし、機体が一旦宇宙空間戦闘に持ってこられたならば、素晴らしく機能した。

短射程ミサイルと主砲のその印象的な配列から受ける印象の通り、「レギオス」は前世紀の戦闘攻撃機(F/A-18等)による飛行中隊の規模と同等の火力&攻撃力を持っていた。

そして、その多用途性は、それが3形態の可変戦闘攻撃機であるという事実によって更に改善される。
とりわけ「デストロイド」譲りのバトロイド形態は信頼性と堅牢性に優れ、圧倒的多数の異星生命体の身に着ける外殻シェル「イーガー/グラブ/ガーモ/ゴース」(Eager/Grab/Garmo/Gorth)に取り囲まれた場合に於いても打ち勝つ可能性を秘めている。

VF-6A, -6B, -6C,と -6D 、これらは旧型のレギオスで、およそ2026年までには、後の型と完全に交代した。

VF-6A, -6B, -6C, と -6D には、JG95Aが主機 (それはVFH-10オーロランAGACS/AJAXと実質的に同一の)である。

同様に、バトロイド形態と戦闘攻撃機形態のACS【兵装コントロールシステム(Armamemt Control System)/ACS 共通型機上センサ (Aerial Common Sensor)】システムは、レギオスの次世代機より多少不活発だった。さらに、目標と脅威の検知器は、-6A、-6B、-6Cおよび-6Dモデルのではそれほど強力では無かった。それは、後のレギオスのガゥオークとバトロイド形態での右肩にマウントされる高度なセンサー/ECMポッドを欠いていた。

VF-6Aの導入のすぐ後、新しい試験的な空力整形の洗練さたバトロイド用の頭部(大気圏内での作戦により適合した)が導入され, この型は後にVF-6Cとして知られることになる。
このモデルは大気圏内での使用のために最適化される副機の2基のセットに対応するた為に、反応剤の多数の保管空間のかなりの容積を犠牲にした。

残念なことに当時の小型化技術は再設計された頭部に、オリジナルと同一の電子器材の搭載を許さなかった。
そして、問題はJG-96エンジンで生じたので、VF-6Z(ゼータ)の後に復活するまで、この試みはわずか1ダース程の生産をしたのみで断念された。

後に新型センサー/ECMポッドは、VF-6E/-6F/-6Gの各変型のより改善された装甲を構成するために利用される右肩の襟部分に取り付けられた。更なる改善は、同様に基本的な電子機器・スイート(統合体)になされた。

VFB-9/12 Beta「トレッド」が2018年に開発され2022年にテストされ、その結合にトレッドを提供することが決定したとき、プロトタイプ「レギオス」戦闘攻撃機に広範囲な修正を実行することが必要になった。

トレッド」が生産に達した時点以降、VF-6H(エータ)/-6I(イオタ)は、これらの結合を前提に開発された。しかしながら、旧型のA〜E型5つの型は、2040年代に於いても未だEF(遠征艦隊)においてまだ現役だった

VF-6I(イオタ)は標準的な遠征艦隊向け(EF)の型だった。それは最高の戦闘コンピュータ幾つかと全ての最近の航空宇宙機の射撃管制を持っていた。

さらに性能の向上した、新型JG97エンジンを含んだにも関わらず、新世代の技術で重量を減らせた。
VF-6H型指揮官型・イオタ(-6I)は、より改善された「C-3-I」指揮統制システムを持っている。

頭部の再設計(以前の古いVF-6Cの概念に基づく)をみて、エンジンアップグレードを含んだけれども、VF-6Z(ゼータ)は、以前に断念された問題を解決した以外は、過去の-6Cの概念とほとんど同一である。

頭部の電子的構成要素の多くが、2030年代後半までにかなり小型化されることが可能になったので、実験的な頭部を容積確保の為に、空力的洗練の後退を忍んで再設計するという不利は解消した。

古い-6Cの概念の復活、改善された正面の立体的なイメージングのために、頭部の修正は頭上後部に更なるデュアル・立体・光学センサーを置いて、それらの間での分離間隔を増やした。

この改善の働きも、主な光学センサーの周辺で、頭部動作と視野を改善した。
さらにまた、-6Z(ゼータ)の頭部は、戦闘攻撃機形態での安定性向上の為に、小さな腹部(ベントラル)垂直安定板で増加された。

これらの全ての改善は、レギオスのこれまでの型においてとりわけパイロット達に不評だった、レギオスシリーズの大気圏内でのパフォーマンスを向上させるために考えられた。

インビッドにおける戦術では、バトロイド形態での見張りと脅威発見(索敵)は各種センサーやレーダーによる探知よりも、より良い光学的な視覚獲得とターゲティングに依存する。それは深宇宙の暗い空間において、より重要であった。

これらの理由から、大部分の-6Z生産は、遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)の各飛行隊に割り当てられた。
さらに、戦場の現地整備部隊用の新型「-6Z(ゼータ)型・頭部変換キット」(エンジンは旧型のままで)は、、就役中の一般用-6I(イオタ)のに-6Zの任務を行わせる為に早くも2042年に作り上げられた。
しかしながら、この-6I(イオタ)型の改善頭部の全面換装は計画されたが、就役中の圧倒的な数の残りのレギオスの全てに、この頭部換装が2050年代まで行われることが無いのは明らかだった。

これらの-6H/-6I以降の最新モデルのレギオスは、さらに降下作戦で惑星表面に降下又は不時着したパイロットを支援する為に「サイクロン緊急降下車両」(いわゆる「MOSPEADA」: Military Operation Soldier Protect Emergency Aviation Dive AutoMotoslave)の包含を見た。
旧バージョンは、緊急車両を収納する為にポッドを肩のハード・ポイントに装着しなければならなかった。
それは惑星の特殊部隊の作戦に通常制限された。

VF-6D/G/Jモデルは様々な生産世代に関連したEF(遠征艦隊)により用いられた複座の戦闘訓練機だった。
レギオス・シリーズの小柄な機体に関する重量増加に伴う機動性の等価損失を覚悟した上で、これらのモデル遠征艦隊(EF)の戦場近接偵察/ワイルド・ウィーズル(Wild Weasel)任務機としても使われ、広範囲な探知器材も備えている。これらの重量による代償を考慮してもなお、それはまだ十二分に有能な戦闘攻撃機だった。


関連項目