エカテリーナ・ブダノワ【Yekaterina Budanova / ロシア語:Екатерина Васильевна Буданова, 1916年12月7日 - 1943年7月19日)は、ソ連労農赤軍航空隊の女性エース・パイロット。
愛称は「カーチャ」。
公認撃墜機数は11機(個人撃墜6機+協同撃墜5機)。
親衛上級中尉。ロシア連邦英雄。
1943年1月、
リディア・ウラジミーロヴナ・リトヴァクと共に、第8空軍の第73親衛戦闘機航空連隊へ転属。連隊長はブダノワを信頼し、彼女を僚機にした。
1943年7月19日、3機の
フォッケウルフ Fw190に囲まれ、うち2機を撃墜したがブダノワ機も被弾。胴体着陸を試みるものの、ドイツ軍爆撃機が投棄した爆弾により生じていた破裂孔に乗機が突っ込み彼女もろとも爆発、最期を遂げた。
司令部は、彼女をソ連邦英雄に上申したが、これは実現しなかった。この日までにブダノワは通算で266回出撃し、個人撃墜6機、協同撃墜5機のスコアを上げた。
1993年10月1日、ブダノワにはロシア連邦英雄の称号が授与された。