「新星インダスリー」社が開発した機体で
VF-1 バルキリーにゼントラーディ系技術を取り入れた機種。
VF-1 バルキリーの設計に改良を加えた程度で、既存の設計概念から脱却していない為、様々な点で性能や変形過程の合理性に限界が垣間見えるものの、逆に低い生産費用を実現している。
VF−4
ライトニングでの運用が難しい大気圏内での空戦能力をカバーする為に、地上部隊支援(対地攻撃支援)向けに投入されるも、全領域対応可能につき、2020年代後半からは主力機として運用されるようになった。
しかし、2030年の
VF-11C サンダーボルト(大気圏内追加装備付き)の登場により第一線から退いたが、コストパフォーマンスの良さにより
惑星ゾラ?等の辺境惑星では2047年現在も使用されている。
元は2011年に
新中洲重工航空機開発部門とロックウェル・インターナショナル&ベル・テキストロン社航空機開発部門による共同開発がスタートするも翌年に両社の航空機部門が会社から独立し合併”新星インダストリー”として初の
可変戦闘機になった。
高機動とステルス性に開発コンセプトを絞った事で可変攻撃機(VA)の支援戦闘や制空権確保を目的にしている。
G型はパトロール隊向けのバージョンで致死性が低いショックガンポットやショック弾タイプのマイクロミサイルだが機体性能は軍用と大きな差異がない。
コクピットは窓枠が無いキャノピーと着座位置が高く後方に30度傾けられたシートになり、キャノピー投影型HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)を採用し操縦性能を向上させた。
コクピットコンソールやレバーはVF−1(ブロック5以降)と同じにした事により機種転換が簡単にでき、製造費用や整備面など取得後の維持費用に関しても費用が低廉な事も、辺境惑星の自警団で使用された
可変戦闘機【VF】の1つになった要因である。
機体はブレンデッド・ウィングボディにより大気圏内での空力特性が向上し、直線的な平面構成を多様しているのでステルス性も高めており、レーダー反射を抑制するステルス塗装も併用されたとも言われている。
スーパーパックは費用削減の関係から単装型であり、試作型の「VF-11」である「
VF-X-11」を使用した軍事作戦に流用された事もある。