名称表記
ノースロップ・グラマン
Northrop-Grumman Corporation
概要
アメリカ合衆国のカリフォルニア州「ロサンゼルス」センチュリー市内に本社を置く企業。
1994年にノースロップがグラマンを買収して誕生した。
主に戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・軍艦などを製造している軍需メーカーである。
尚、軍需産業としてはロッキード・マーティン、ボーイングに次いで世界で第3位にある。
また船舶用電子機器事業の強化を目的に買収したスペリーマリン(Sperry Marine)部門は1997年にスペリーマリン、デッカ(Decca)およびC.プラース(C.Plath)の3ブランドを統合して設立。一般船舶用および海軍向けのナビゲーション、通信、情報および自動化の機器およびシステムを提供する。
企業史
1994年に、アメリカの大手軍事企業のノースロップとグラマンが合併しノースロップ・グラマンが誕生した。
合併直後にノースロップ・グラマンは、ウェスティングハウス・エレクトリックの防衛部門や軍事レーダー企業やロジコンなどの軍事企業を次々に買収。また長年に渡りライバルロッキード・マーティンとの合併交渉を行ってきたが、1998年に合併交渉を中止する。これには新機種開発の事情や、アメリカ国防技術の衰えを恐れたアメリカ議会からの未承認などの理由がある。
2000年からはエレクトリック分野の企業やリットン・インダストリ社を買収し、インガルス造船所とエイボンデール造船所の双方を傘下に置く。翌年の2001年にはニューポート・ニューズ・シップビルディング・ドライ&ドッグ社と合併。米国最大の造船企業となる。
その後はしばらく、新型機の採用や量産計画などはなかったが、2008年2月29日にアメリカ空軍との間でKC-X (次期空中給油輸送機計画)についての契約を結ぶことに成功。 [1] [2]ノースロップ・グラマンはエアバスが開発したエアバス A330MRTTをKC-45として生産し、179機を配備する予定でいる。