ロボテック・クロニクル - フレイヤ(VF-1X/P)

名称

VF-1X/P フレイヤ

英文

【Freja, Freyja】

語源

フレイヤ【Freja, Freyja】は、北欧神話における女神の1柱。

ニョルズの娘であり、フレイの双子の妹。 「ヴァナディース」とも呼ばれる。

カナ表記は「フレイア」、「フレイアー」、あるいはドイツ語風に「フライア」、「フライヤ」とも。

綴りは英語やドイツ語では(専門家以外は)【Freya】が多い。他に【Freia】など。

美、愛、豊饒、戦い、そして魔法や死を守護する北欧神話の太母。

また海の守護神として「マルドル」【Mardöll】の異名をとる。

美しい女性の姿をしており、女性の美徳と悪徳を全て内包した女神で、非常に美しく、自由奔放な性格で、欲望のまま行動し、性的には奔放(ほんぼう)であった。

またフレイヤは「月の女神」でもある。(『月の魔法』著者:ロリー・リード より)

主な改良点

  • スレイプニル II 計画
  1. VF-4G ライトニング用の FF-2011の搭載。機体規模に合わせて小型化し「FF-2012」の形式番号を付与。最大推力 13,200 kgに強化。
  2. 主翼の構造変更:主翼の内部構造に変更を加え、主翼の固有振動数を変更することで、翼端の姿勢制御ヴァーニア・スラスターの作動効率の向上を図る。この改修で主翼の剛性強化に比較して、主翼製作費用と構造強化に伴う重量増加の「強度/構造重量比」割合を減少可能。
  3. SWAGエネルギー転換装甲のファイター形態での部分使用

    新規開発された熱核融合反応電池の搭載によって、高速飛行形態(ファイター・モード)でもSWAGエネルギー転換装甲の部分使用を可能とした。

熱核融合反応電池って
  • 熱核融合反応機関の中核(コア)技術を応用、電解質を超高温で融解させて大電力を取り出す。
    同エンジンのMHD発電や、原子力電池
に比較して、遥かに大電力を発生可能だが、寿命が短く、フォールド・カーボン(或いは「フォールド・コール」)と呼ばれる結晶構造体を使用している為、1回の出撃(1ソーティ)毎に結晶構造体の交換が必要となる。
  • この為、数日に及ぶ長期の哨戒飛行&航宙などで、同設備の中継基地等に立ち寄らない任務などには対応出来ない。
  • 熱核融合反応電池は、「フレイヤ」の操縦室後方の背骨隆起部(ドーサル・スパイン)内に収納された為、前記部分が従来までの VF-1 の各派生型より大型化されている。
その限界
  • 熱核融合反応電池を以てしても、『飛行中の機体全面に及ぶSWAGエネルギー転換装甲の稼働』は困難で、操縦室(コックピット)や発動機(エンジン)周辺などの重要区画を短時間防御可能にすぎない。
  • その時間と配分選択は機体統合制御システム ANGIRAS に委ねられるが、具体的には「敵機による被照準(ロックオン)を検知した時」、同様に「敵機による攻撃被照準(ロックオン)を検知した時」に両者を合計して「延べ数分間」防御可能な程度に過ぎない。
その応用
  • 緊急脱出時の機首脱出ポッド、あるいは射出座席の生命維持装置の電力、選択装備の大出力粒子ビーム火器への非常用、或いは追加の電力供給など多目的に使用された。

VF−1X型(改修と新造併せて400機、P型との内訳は不明)

  1. 航空電子機器の更新。ゼントラーディ軍の索敵レーダーやセンサーの周波数に同調可能。VF−4 ライトニングの APG-995 を VF-1 系用に調整した APG-997 を搭載。
  2. アクティブ・ステルス・システムの更新:ゼントラーディ軍の使用する索敵レーダーの周波数に同調。更にはこれらの索敵パターンや変調システムに合わせて、ソフトウェアを改修
  3. 【ANGIRAS / Anti Newmann-type Generalize Intergrated Renomarization Aided System】}(日本語変換:非ノイマン型・汎用統合・繰り込み支援システム):ゼントラーディ人の運用を可能とする、ANGIRAS / AD-3 への更新

  • 【ANGIRAS / Anti Newmann-type Generalize Intergrated Renomarization Aided System】自身が、前世紀の「フライ・バイ・ワイヤ」【 Recon-figurable Flight Control System / 再構築可能飛行制御システム】の発展型。

VF−1P型

  1. 上記に加え、機体の骨格(エアフレーム)の一部を換装、機体各部を航空力学的に最適化、機体形状を可能な限りステルス対応化(非連続面の開閉パネル・脚収納庫扉。その他パネルライン・接合面の非連続化と突出部のミクロン単位での減少)。

出典

注意(2011年5月2日「ジュンク堂書店で正規定価購入)

VF-1P Freja , Freyja Dorsal 3-view(1P型のフレイヤ:背部三面図)

VF-1P Freja , Freyja Ventral 3-view(1P型フレイヤ:腹部三面図)

概要

ステルス性能の向上を目的にVF-1 バルキリー【Valkylie】を近代改修化した機体。

外観上の特徴として機体形状が可能な限り、ステルス性を維持した形状に最適化(パネルライン、点検口含む)されている。

VF-5000 スター・ミラージュ【Star-Mirage】の開発経験が反映(フィードバック)されている為、同機体と遜色(そんしょく)のない性能を会得(えとく)している。

またFASTパックはステルス性能とプロペラント容量が拡大した専用装備となっている。

「FASTパック」って何?

正確には『宇宙戦用の FASTパック』というべきもの。

英語で " Fuel And Sensor Tactical " の略で『燃料、及び戦術センサー』という、追加パーツを装備し、VF-1Nまでの型が通称「スーパー・バルキリー」と呼ばれることから、通称「スーパー・フレイヤ」と呼称されるものと推測される。

GU-11D ガンポッドは弾倉の交換が可能に

搭載ミサイルは当時の最新型

  • フレイヤは第二世代型のミサイルを運用可能なように航空電子機器(アビオニクス)と火器管制装置一式が近代化された。

VF-1P_X_Freja_Freyja_with_FAST_Pack_Ventral_3_view

VF-1P_X_Freja_Freyja_with_FAST_Pack_Dorsal_3_view

プロジェクト・トラビス