アメリカ東部夏時間2010年9月21日、
DCコミックの報道担当は、近い将来に予定される西海岸の
ロサンゼルスへの移転に伴い、子会社(いわゆる「インプリント」" imprint"
レーベル)の
ジム・リー主宰の「
ワイルドストーム【WildStorm】」 を閉じると発表した。
これは、ワイルドストーム【WildStorm】の一事業部門で、2004年に設立され、日本漫画の翻訳出版を業務としていた
CMX コミックスが2008年以降、日本漫画の英訳市場の大半を占めていた
VIZ メディアや
TOKYOPOPにおける日本漫画の
英語圏市場そのものに於ける人気の凋落(ちょうらく)や淑女・紳士協定[2] 破りのスキャンレーションなどによる、日本漫画の翻訳出版業界自体の業績の悪化、本社 DCコミック 自身の支援・宣伝不足や、
天上天下【
Tenjho Tenge】の翻訳出版時に於ける修正問題 などで表現規制等級(レイティング))厳しくなり、(
マーベル・コミック【
Marvel Comics】の『
MAX: EXPLICIT CONTENT - 18歳以上対象』に相当。)で対象読者層が利用する一般書店での流通不足による不振により2010年7月1日に閉鎖された決定を受けてのものである。
この流れを受けて DC コミック 本社は、日本流儀(スタイル)の 最初から日本語以外の言語(英語、スペイン語など)で書かれた『
OEL 漫画』【
Original English-Language Manga】グローバル・マンガとも呼称 部門からも撤退することを決定した。
この為、ロボテック・シリーズの同社に於けるグラフィックノベルの刊行は「
発祥本国であるにも関わらず、志半ばで中断」し、皮肉にも中華人民共和国の「シンファ・ウィンシェア」(中文 『新華文軒 出版伝媒』 、英文 Xinhua Winshare Publishing and Media Co. Ltd)で全レーベルのグラフィック・ノベル化が実現することとなった