私は、初代「
超時空要塞マクロス」(TVシリーズ)は Ep27 "
Love Drifts Away "(愛は流れる)以降の、いわゆる「戦後篇」こそが、TVシリーズならではの肝と考えています。
27話までは「
メタフィクション」としての壮観さ(
スペクタクル)の表現として。マクロス世界の想定上の歴史を脚色した再現ドラマ、或いは「映画」、27話以降は、現実の歴史を参照した
ドキュメンタリーとして捉えています。
ドサ廻りの
ビッチ・
リン・ミンメイや、詰まらない男女の痴話喧嘩、それもまた歴史の一部であり、現実であるという・・・
翻案作品に過ぎない「ロボテック・シリーズ」を贋作(がんさく)としてけなしたくなる人の気持ちは確かに尤もです。
ハーモニーゴールド USA社の国際姿勢が、この傾向を更に助長し、原典主義者の敵愾心(てきがいしん)に「火に油を注ぐ」状況になっているのも認めます。
しかし、
ロボテックシリーズの
クロスオーバー作品(オリエント文明にも比喩される作品文化の混合)により、
機甲創世記モスピーダ(新世代)や
超時空騎(兵)団サザンクロスも併せて生まれた、地球外の人類文明圏の設定(マルスベース、ジュピターベースを支える
ヴァリヴェール恒星系の
遠征艦隊軍の存在)による広大な世界観を全て「まがいもの」として消し去るのは惜しいと考えます。
これらは、
Star Field War Record Astro Plan (星原戦記アストロプラン: 太空历险记)などの外形を真似ただけの原典の劣化コピーとは 本質的に異なるものです。
逆に何か記事にしたいテーマがあれば、ブログなどで提案頂ければ助かります。
「
どさまわり」 とは ?
- 芸能人が地方興行をして回ることである。どさまわりの『どさ』とは佐渡(さど)の倒置語で、江戸時代、賭博で捕まると佐渡へ島流しになったことから、賭場に役人が踏み込むことを『どさ』といった。
- 一旦島流しになるとなかなか戻ることは出来ないが、同様に当時の旅芸人も一旦地方へ巡業に出るとなかなか戻れなかった。
- ここから、そうした地方での活動をどさまわりと呼んだ。芸能人の地方巡業はデパートや商店街、祭りなどのイベントが多かったことから、こうした活動全般をどさまわりと呼ぶ人もあるが、厳密には中央(拠点)での活動は含まれない。