閉館した映画館を中心とする、日本の映画館の総合データベースです。管理人「hekikaicinema」のみが編集可能。

「岐阜県の映画館」のコメント一覧へ

コメント詳細

はじめまして。
いつも興味深く拝見しております。
地元、御嵩町の劇場について、町史(通史編)に記述がありましたので抜粋してコメントさせていただきます。
矢印以降は私の補足です。昔のことは知らないので、家族にも聞いております。

【曙座】
元々は昭和町北部にあった。規模などは定かではないが、明治後期は可児郡唯一の劇場であった。
T.3年8月24日に元町に移転。2階建、畳敷きの桟敷席(700人収容)で、歌舞伎上演のほか活動写真の上映ができた。
S.31年に枡席はコンクリート土間に固定椅子の席に改造され、「日之出劇場」として映画専門館になる。しかし亜炭景気も去り、テレビの普及で経営は困難を増し、S.43年に閉館。
電気部品を組み立てる「御嵩シルバー株式会社」の工場に転用されるが長くは続かず、廃墟となっていた。H.元年9月に解体された。

元々の所在地、昭和町北部というのはおそらく願興寺北側辺りです。
元町へ移転後の位置はみたけ健康館のすぐ南、唐沢川の東側です。町史にはこう書かれていますが、シルバーだった時代はそこそこ(10年くらい?)あったとのことです。現在、跡地にはリゾームハウスA、Bという2棟のアパートが建っています。

【伏見劇場】
T.14年12月4日に伏見劇場が誕生。本陣跡の街道を挟んだ北側あたり。演芸会の写真はあるが、映画を上映したかは不明。S.34年9月の伊勢湾台風で建物が倒壊、閉館。

伏見宿本陣は現在の伏見公民館ですので、国道21号を挟んだ北側の辺りということになります。

【新富座】
明治終わり頃までは西之門に新富座という劇場があったが、いきさつについては不詳。

西之門は御嵩駅前の南北の通り(向陽通り)の西側、可児川の南から小学校の南まで。広くて不明です。映画館ではなさそうです。

【東濃シネマ劇場】
S.31年に映画専門館として開業するが亜炭産業の衰微とともに閉館。わずか数か年の存在だった。

御嵩駅ホーム西端のすぐ北側、現在は町営月極駐車場になっています。母曰く、昭和50年代までは建物の基礎だけ残っていたようです。

わずかですが、wikiや地図に反映いただけますと幸いです。
長文を失礼しました。

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Posted by 泥 2019年11月02日(土) 08:33:21 返信数(1)

貴重な情報をありがとうございます!
文章「岐阜県の映画館」と地図「消えた映画館の記憶(全国版)」に反映させました。

1960年の映画館名簿には「曙座」と「日之出映画劇場」が同時に掲載されており、曙座が日之出劇場になったとする『御嵩町史』の記述と一致しないように思われますが、今後も文献などに言及がないか調べていきます。

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Posted by  hekikaicinema hekikaicinema 2019年11月06日(水) 01:38:24

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