イベント開始 | |
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―ここは、宇宙の果て・・・ 松野家・深夜 | |
(・・・ザー・・・) | |
トド松 | あれ? 急にテレビ映らなくなっちゃった。 |
十四松 | 叩いてみるー? |
チョロ松 | 旧式のテレビじゃないんだから。 逆に致命的に壊れたら大変だよ。 |
トド松 | ・・・あ、見て!何か映った。 |
一松 | 『放送を一時中断しております』 だって。 |
十四松 | 時間の『1時』じゃないよね? 中断だから、また始まるって事? |
おそ松 | もう、夜中だよぉ? 中断じゃなくてさあ? |
おそ松 | 普通に今日は放送終わりにして、 もう寝ればいいのになっ? ふわぁ・・・眠い・・・ぐー。 |
カラ松 | フッ・・・いつまたワイルドな俺に、 急なオファーがあるかもしれない。 英気を養わなくてはな・・・ぐぅ。 |
チョロ松 | え!?寝落ちるの早くない!? 子供なのっ!?何、この人達? |
チョロ松 | 養うって、誰がっ!? オファーって、なんのっ!? |
十四松 | 女装かな。 |
チョロ松 | やめてよ、十四松っ? それ、あまりにもフラグ過ぎるよね! 縁起でもない。 |
トド松 | あはは、チョロ松兄さん、 ビビり過ぎっ! |
トド松 | それにしても、養うって言葉使うの はばかられるよね〜! 僕ら自分の事も養えてないのにね? |
一松 | そもそも、養う英気が無いのかも。 |
一松 | もう、寝ようよ。 明日は昼までに、デカパン博士の所へ 行けばいいんだよね? |
十四松 | そう!みんな今日の青汁の効果を デカパン博士にチェックしてもらって バイト代をもらわないとねー! |
チョロ松 | みんな、ちゃんと早起きしてよ? |
トド松 | 電気消すよ〜。(・・・パッチン) |
十四松 | おやすみなさーい! |
2ステージ目到達 | |
―翌朝 (チュン・・・チュン・・・ チュン・・・チチチ・・・) | |
(タッタッタッタ・・・) | |
トド松 | ふう、何だかいつもより かなり早く目が覚めちゃったけど、 走りに出てきて正解〜ッ!! |
トド松 | やっぱり、早朝って空気もいいし、 気持ちがいいよね〜! へへっ!ちょっと得した気分っ! |
(ザッ・・・) | |
トド松 | ん?誰か後ろからついてくる・・・。 追いつかれそうだな? ペース少し上げよっ・・・。 |
(タッタッタッタ・・・) | |
(・・・タッタッタッタ) | |
トド松 | ・・・ついてくる!? 何なのっ!? (ダダッ!タタタタタタタターッ!) |
(ザッ・・・タッ・・・!) | |
トド松 | あ!!追い抜かれた・・・! 速さを競ってるワケじゃないけど! なんかムカつく・・・!ハア、ハア。 |
トド松 | くっそ〜ッ!追いつけない・・・! ・・・くっ・・・!・・・あれ? 噴水の所で止まった。 |
カラ松 | フッ・・・。早起きだな、トド松。 ビューティフルでアーリーな朝。 俺もつい走ってみたぜ。 |
トド松 | え〜〜〜!!?カラ松兄さん!? 僕の方が普段から走り込んでるのに? しかも、言ってる事が変! |
トド松 | いや、変なのはいつもだけど! なんか・・・いつもの倍、ムカつく! もーっ!どういう風の吹き回し!? |
おそ松 | あ〜ん、お前らはやいよ? 時間もだけど、走るペースもさぁ? |
チョロ松 | ねえ、トド松?今日はみんなで、 一緒に出かける予定なんだから、 一人で出る時は、一言声かけてよ? |
トド松 | あ・・・おそ松兄さん達も!? 全然まだ、みんな寝てると思ってさ。 みんな・・・なんか早起きだね? |
トド松 | ・・・なんで、縄跳び持ってるの? 十四松兄さん? |
十四松 | なんだか急に、縄跳びしたくなって。 (ピシ、ピシ、ピシッ!) 快調ーッ!!ハッスルハッスルー! |
チョロ松 | バイト代は今日ちゃんと行かないと もらえないからねー。 |
一松 | バイト代をもらわないと、 謎の治験にボランティアで 参加しただけになっちゃうからね。 |
(ガサ、ガサ・・・!) | |
イヤミ | おや!おそ松ざんすか!? 丁度いい所に来たざんすっ! 大変なんざんすーッ!! |
トド松 | わッ!!びっくりしたーッ!? あのさッ?僕、トド松だけど!? |
おそ松 | おそ松はこっち。 こんな所で、何してんの? もう落ちぶれたの?早過ぎないっ!? |
十四松 | また、橋の下の住み始めたの? |
イヤミ | キーッ!いきなりなんざんす! 相変わらず失礼な6つ子ざんすね!? 探し物をしに来ただけざんすよ!! |
イヤミ | ミーは地球代表として 特命を受けたんざんす!! |
一松 | 匿名なのに、やけに得意げだね。 |
トド松 | ホント、ホント〜ッ!! |
イヤミ | トクメイ違いざんすーッ!! ミーの話を聞くざんす!! |
おそ松 | で、なに?無記名だっけ? それがどうしたのっ? |
イヤミ | んもうっ!特命ざんすッ! |
イヤミ | チミ達がいなくなった後位から、 銀河のテレビ放送が 急に止まったざんす。 |
イヤミ | 偶然のタイミングと思うざんすが、 一晩で宇宙規模の国際問題にまで 発展してるんざんすーッ!! |
チョロ松 | え!?攻めてくるとかそういう? なんで、そんな大事になってるの? どんだけテレビ好きなんだよ。 |
3ステージ目到達 | |
―デカパン博士の研究所 | |
十四松 | おはようございまーす! デカパン博士ーっ!! |
おそ松 | 思ったより早かったって? まあ、早くバイト代もらって、 競馬でも行こうかと思ってたからな? |
チョロ松 | みんな、並んで座ろう。 ねえ、デカパン博士? 昨日の青汁って何の効果があるの? |
トド松 | いつもと違う事は無かったかって? そうだなあ? 今日は早起きだったかな?みんな。 |
カラ松 | いつもまあ、そうだが・・・ ワイルドな気分だったかもしれない。 3割増し位・・・。 |
一松 | 猫になりたい。 |
十四松 | 一松兄さん!それ、いつもだよねー! |
一松 | そうか。 |
チョロ松 | なんかイヤミついて来てるし。 そんな、油を売ってていいの? |
イヤミ | うう〜む、相変わらず怪しい薬が 色々あるざんすね。何ざんすか!? この薬は・・・『スピナッチMAX』? |
おそ松 | ええ〜?やる気が出る青汁? なんだそれ! えらく、またアバウトだな? |
チョロ松 | やる気の無くなった人の為の青汁? でも、効果にバラつきがある? まあ、そんなもんだよね。 |
ダヨーン | ダヨ〜ン! (ビシッ!ビシッ!バスッ!ドスッ) |
トド松 | ダヨーンも試したんだ? うわー・・・。なんか、メッチャ サンドバッグ叩いてる・・・。 |
チョロ松 | ・・・。 |
おそ松 | あ・・・?チョロ松? |
カラ松 | ・・・どうした? サンドバッグに興味が? |
チョロ松 | ・・・ねえ。 ちょっと、僕も叩いてみていい? |
トド松 | また〜!ベシッて叩いて、 突き指したとか言わないでよ〜? ・・・え・・・? |
(ドスッ!ボスッ!バスッ!・・・) (ドウッ!!・・・ビッ・・・! ドウウウン・・・) | |
トド松 | ああ・・・!?サンドバッグが・・・ 吹っ飛んだ・・・! |
チョロ松 | ・・・気持ちいいな。コレ。 |
一松 | ・・・面白いんだけど。 |
イヤミ | シェエエエ!もの凄い気迫ざんすッ! はっ!イイ事を思いついたざんす! これは、ひと儲け出来るざんすーッ! |
4ステージ目到達 | |
おそ松 | ええ〜?ボクシング興行!? それを、中継するって? 誰が出るの?チョロ松が? |
イヤミ | さっきのを見たざんしょ!? あのやる気ならイケるざんすよ! |
イヤミ | ミーも試合に出るざんす! 『スピナッチMAX』て青汁ざんすか? コレを頂くざんすッ! |
イヤミ | ウッヒョッヒョ!(ゴクゴク・・・) ベッ!美味しくない、ざんすね? |
十四松 | うん!すっごくマズいよね! もうちょっと何とかならないかなあ? ねーデカパン博士ー? |
一松 | ドーピングになるのかなコレ。 面白いんだけど。色んな意味で。 |
十四松 | 一松兄さん、やる気出てきたー? |
一松 | ・・・猫になりたい。 |
イヤミ | これで、チミ達のチームと、 ミーとダヨーンで試合するざんすッ! |
トド松 | 僕、その試合に出るよ! 今朝から体を動かしたくてさ? ・・・イヤミ。ぶっ潰すよ?フフッ。 |
イヤミ | やる気が出過ぎざんすよッ!? あくまでも、その場しのぎで、 試合が面白ければいいんざんす! |
チョロ松 | ・・・早く、試合の準備をしろよ。 30秒でキャンバスに お前を叩きつけてやるよ、イヤミ。 |
一松 | すごい!やる気だ。 |
イヤミ | ひいッ!なんて目をするざんすッ!? |
イヤミ | ミーも早く青汁が効いてこないと 不安になってきたざんすッ・・・! |
おそ松 | でも、これが中継出来れば解決? その、匿名の何とかさんの 依頼ってヤツさあ? |
イヤミ | なんだか、ローカルな依頼みたいに なってて語弊があるざんすが、 当面はしのげると思うざんす。 |
カラ松 | 中継の方法はあるのか? |
イヤミ | ミーが公園に探しに行ったのは、 その中継の機材だったざんす。 カプセルで届いてるハズざんす。 |
カラ松 | ・・・その中継の先は・・・? かなりの規模になるという事だな。 ファイト・マネーはいくらになる? |
イヤミ | ウシシ!いい所に気がついたざんす。 |
カラ松 | フッ。やっぱり・・・そこか! |
イヤミ | こういう興行の場合、 中継の規模でファイト・マネーは ふくれ上がるんざんす・・・!! |
カラ松 | 試合を盛り上げて協力する代わりと 言ってはなんだが・・・。 山分けさせてもらうぞ。イヤミ? |
トド松 | おおよそ、スポーツマンシップとは ほど遠い所で、会話がされてるね。 |
一松 | そもそも、俺ら昨日、 怪しい青汁飲んだしね。 |
5ステージ目到達 | |
―赤塚区立体育館 特別興行・赤塚タイトルマッチ 特設会場 | |
おそ松 | すげぇな!?よく短時間で こんな立派な会場の準備が出来たな? |
おそ松 | しかも、観客よく集まったよねえ。 |
十四松 | 赤塚区の人達って、 本当にヒマでモノ好きだよねー! |
イヤミ | 強力なプロモーターがバックに ついたざんすよ。 |
カラ松 | フッ、ゴールデン・ハタボー社か。 こいつは面白くなってきやがった! ・・・俺の拳がゴングを待ってるぜ。 |
トド松 | カラ松兄さん、ほら。 早くバンテージ巻くから座って。 テープで固定しないと・・・。 |
カラ松 | おお・・・。熱き闘志よ・・・! 俺の中に・・・満ちてくる・・・! 満ちてくる・・・獣の本能・・・! |
トド松 | いつもの3倍、イッタいよね〜!? はい、手の平上にして? よいしょ・・・っと。(グルグル) |
カラ松 | フッ、どうした。心配か? |
トド松 | はい、拳、握ってみて・・・。 やる気だけで向かって行ったら、 絶対ケガするからねっ!? |
カラ松 | ボクシングは、拳と拳の戦いだ。 男と男の真剣勝負、 ケガしないワケないだろう。 |
一松 | 油断するな。 しっかり相手の動きを見ろよ。 ぶっ飛ばされるぞ、クソ松。 |
カラ松 | まあ、見てろ。 あっという間に、仕留めてやるぜ! |
おそ松 | あっという間に、のされるなよ? じゃあ、一松。 ・・・あと頼んだぞ? |
一松 | うん。おそ松兄さん行かないと、 始まらないんじゃない? 早く行って。 |
おそ松 | あれ?チョロ松は? レフェリーのデカパンが ルールの説明に来たぞ。 |
十四松 | チョロ松兄さん、すっごいね! |一人で物凄く集中してるよ。 なんかね。刃物のような目をしてる。 |
一松 | ノンルールだっていう説明だろ。 いいよ、適当で。 |
おそ松 | まあ、それもそうだな? |
一松 | 楽しみだね。 なんかすごい物が、見られそう。 |
トド松 | おそ松兄さん!?盛り上げてよね!! |
カラ松 | 頼むぜ。長男。 |
おそ松 | よぉ〜し!!それでは放送席ッ!! 行ってきま〜すッ!! |
イヤミ | チミ達!! リングで会うざんすッ!! シェエエエエッ!! |
6ステージ目到達 | |
《エライ人に怒られているみなさん! 私も驚きを隠せない突然の開催! 会場はどんな感じですか?・・・》 | |
おそ松 | 《実況担当の松野おそ松です、 本日はよろしくお願いします! |
おそ松 | ・・・急な開催にもかかわらず、 会場は物見高いみなさんで 満席の模様ですねぇ!》 |
《今回の試合ですが、 銀河にも中継されています。 | |
ファイト・マネーはどの位に なるのでしょうか?》 | |
おそ松 | 《視聴者数からの概算ですが、 億は下らないみたいです! うちの両親も楽しみでしょうね!》 |
《松野家長男の赤裸々なコメント、 ありがとうございます。・・・あ! そろそろ入場ですね!》 | |
おそ松 | 《そうですね!・・・それでは みなさん!選手の入場です!! 青コーナー!!!》 |
(♪ジャジャーン!!ジャ、ジャ!~ジャーン♪) | |
おそ松 | 《急きょ発足した松野ジム所属! もう止まれない!! リングの獣、マグナム松野〜!》 |
カラ松 | フッ・・・!!大歓声だな・・・!! |
おそ松 | 《お〜っと場内!!もの凄いヤジだ! あ!物は投げないでください!! 掃除が大変なのでっ!!》 |
《入場だけでかなりの騒ぎに なってますね・・・? 会場の方は大丈夫でしょうか?》 | |
おそ松 | 《ちょっと予想外の荒れ方ですが、 これはコレでみなさん楽しんでると 思います!ハイッ!》 |
トド松 | やっぱり、あのガウンがイタイよね? でも、それでこそカラ松兄さん!! いっけ〜!!やっちまえ!! |
一松 | いきなり大荒れだな、面白い。 |
おそ松 | 《赤コーナー!!フラッグジム所属! ダヨン・ダヨーン!! |
おそ松 | 生卵を一日10個飲みながら、 ベストフレンドと鍛え上げたという 殺人マシーンのような体です!》 |
十四松 | あっは!すっごいね。 |
おそ松 | 《レフェリーはうちの五男、 松野十四松です!》 |
十四松 | はい、グローブタッチ! |
(カーン!) | |
おそ松 | 《さあて!!ゴングが鳴りました! 試合開始です!・・・あ!! おお〜ッと!?いきなりです!》 |
(ビシッ!!バシッ!! バシ!!ビシッ!!) | |
カラ松 | うぉおおおおおおっ!! ソー・ハイな俺のパンチ! 食らえ!! |
ダヨーン!!! | |
おそ松 | 《両者!!いきなり!いきなり!! 激しい打ち合いになっています! |
おそ松 | 猛烈な勢いだが!? 互いに決定的なパンチは出せていません!!》 |
《勢いで突っ込んでいった様に 見えましたが、松野選手!! | |
ダヨーンの強烈なパンチを うまくかわしていますねー!? 驚きました!》 | |
おそ松 | 《日々のトレーニング成果ですかね? 弟の投げたボールを避けたり、 日常茶飯事ですからね?》 |
《そんな事でトレーニングに なるんでしょうか。 相変わらず世の中を舐めてます。》 | |
おそ松 | 《まあ、ニートですからね? そんなもんじゃないですかね? ・・・打ち合いが続いています!》 |
(ビシッ!!バシッ!! バシ!!ビシッ!!) | |
カラ松 | クソ!!・・・意外とうまく ・・・ブロックしてくるなっ!? 決定的なパンチが決まらない・・・! |
一松 | あと一歩踏み込め・・・!! |
トド松 | カラ松兄さん!!いけーッ!! もう一歩踏み込んで!! |
(ビシッ!!バシッ!! ・・・ビシッ・・・) | |
おそ松 | 《おー!!これは・・・まずい!!》 |
カラ松 | なにぃ・・・! |
ダヨーン | (ドウン・・!!) ・・・ダッヨーーン!!! |
一松 | ああっ・・・!? |
トド松 | カラ松兄さん・・・!? |
7ステージ目到達 | |
おそ松 | 《強烈なストレートを見舞おうとした 松野の攻撃をかわし、 カウンターで滑り込む左フック!》 |
《クロスカウンターですね! これは効いた!!松野立てません! レフェリーがカウントしている!》 | |
十四松 | ・・・6!!・・・7!! カラ松兄さん!!・・・9! ・・・10!!・・・兄さん! |
(カン!カン!カーン!) | |
《非情にもゴングが鳴り響きます! ・・・大丈夫でしょうか、 松野選手。》 | |
おそ松 | 《意識はあるようです・・・! あちゃー・・・! これはいきなりやられましたね!》 |
おそ松 | 《どう見ても、いつものダヨーンとは 全然違いますからねえ? 舐めてかかっちゃいけませんね!》 |
トド松 | カラ松兄さん・・・! 仇(かたき)は僕が・・・!! |
《選手交代となりますかね? ・・・それでは試合再開は CMの後で!!》 | |
《♪ハタボーのテーマパークのネーミング大募集中!! 選ばれた人には賞金・・・》 | |
(・・・バタバタバタバタ) | |
《・・・♪タラタタ〜ン! みんな応募するじょ!! | |
みんな友だちだじょ〜!!・・・》 | |
―控室 (バタバタバタバタ・・・ガチャッ) | |
おそ松 | カラ松は!?・・・大丈夫っ!? バッカじゃねぇのっお前!? マジでやり過ぎなんだって!? |
一松 | どう見ても今日のダヨーンは、 まともじゃない。 |
おそ松 | マジにやり過ぎると体壊すよっ? 観客は大喜びだけどさあ!? |
カラ松 | フッ・・・おそ松。 俺は変わったんだ。やる気の俺に。 |
カラ松 | ボクシングは見世物じゃない・・・! 魂をかけた真剣勝負だ・・・。 |
一松 | そう。ボクシングは見世物じゃない。 でも今日の試合は見世物だからね。 |
カラ松 | ・・・それもそうだな。 俺・・・どうしたんだろうな・・・。 ぐー・・・。 |
一松 | え?眠った? |
おそ松 | あれ?トド松は? まさか、あいつ!? |
一松 | 仇を討つって次に出る準備してるよ。 ・・・クソ松はドクターに任せて リングサイドへ戻ろう。 |
おそ松 | そうだな。 |
8ステージ目到達 | |
《青コーナー!エラスティック松野! 赤コーナー!ダヨン・ダヨーン! 戦いの火蓋が切って落とされた!》 | |
トド松 | くっそ〜!!ダヨーンめ!! |
《松野選手、回り込む!回り込む! 仮フットワークでかわしていく! ダヨーン、タイミングが取れず!》 | |
おそ松 | 《松野選手の見た目で、 油断していそうですね? ここは松野選手の先制攻撃か?》 |
(パシッ・・・ピシッ・・・ ・・・ピシッ・・・) | |
おそ松 | 《お互い、打ち合えないまま、 タイミングを見計らってますね。 |
《レフェリーから打ち合うように 指示が入ったようです。》 | |
十四松 | 打ち合って・・・!ファイト! |
トド松 | わかってるよ・・・! タイミング計ってるんだっ・・・! |
トド松 | ・・・てばッ・・・!! (ドウゥン!!・・・!) |
おそ松 | 《おっと〜!!これはいきなり!! 決まった!! 松野の協力なボディブロー!!》 |
おそ松 | 《幼なじみの必殺ボディブローを 思い出しますね〜!!決まった! しかし、ダヨーンひるまない!》 |
おそ松 | 《襲いかかります!!危ない!! コーナーへ追い込まれた!!》 |
一松 | まわれ!!足を使って!! 逃げろ・・・!! |
(ドカッ!ボスッ!ドスッ!・・・) | |
トド松 | ・・・ダメだ・・・。 避け切れない・・・。 |
おそ松 | 《これはツライ!逃げ場を失ったまま パンチが避け切れない・・・!! レフェリーが止めに入って・・・》 |
十四松 | トッティー!?トッティー!! |
十四松 | おいコラ!!トッティーに!! 何すんだ!!! よー−ッ!!・・・ |
一松 | 十四松・・・!? |
おそ松 | 《レフェリーの十四松が・・・!! ダヨーンに猛攻しています!! ダヨーン!タイミングが取れず!》 |
十四松 | (ガスッ!!) |
おそ松 | 《レフェリーのヒザ蹴りチンに入る! あー!別のチンにも入ってます!! ノンルールとはいえゲスい!!》 |
(カン!カン!カーン!) | |
《レフェリー十四松くんの勝ちです! 驚きましたね!!》 | |
おそ松 | 《驚きましたねえ!?・・・はい! それでは選手の交代です! 青コーナー!スウィフト松野!》 |
一松 | よし。 まだ・・・ここからだ。 |
9ステージ目到達 | |
《青コーナースウィフト松野は、 どんな選手なんでしょうか? 実況のおそ松さん?》 | |
おそ松 | 《それが、今回の試合が決まってから ずっと精神統一しています。 神経質というか。まあ、ただ・・・ |
おそ松 | ニワトリを追いかけて培った 素早さと脚力もあります! 瞬発力、切れ味は鋭いハズです!》 |
《なる程、一瞬で決めてくれるか、 楽しみな所ですね!! 対する赤コーナーですが・・・》 | |
おそ松 | 《あ!入場します! 赤コーナー・・・ ピストン・イヤミ!! |
おそ松 | 今回の試合、階級はありませんが、 まるで減量し過ぎたかのように ボディが細くダヨーンと対照的! |
一松 | はい。マウスピース。 |
チョロ松 | ありがとう、一松。 行ってくる。 |
チョロ松 | イヤミ、グローブタッチだ。 |
イヤミ | ・・・本当にお前、なんて目を してるざんすか・・・!(ゴクッツ) おっかないざんす・・・! |
(カーン!) | |
イヤミ | ・・・。(ダラーン) |
チョロ松 | な、なにィ? ・・・そ、それは・・・! まさか・・・! |
おそ松 | 《あら〜!イヤミ!両腕をダラーンと 全くノーガードのポーズです!! これは松野選手と相性が悪い! |
おそ松 | 踏み込むことが出来ません!! 松野チョロ松選手!!》 |
一松 | 慎重に・・・! 最初の一撃が 命取りになるかも・・・。 |
《両者、全く動けません・・・!! おっと?観客からヤジが飛びます! つまらない?私もです。》 | |
おそ松 | 《動いたら一瞬で勝負が決まるかも 知れませんが、これでは困る! レフェリーデカパンから指示です》 |
イヤミ | 打ち合えって、わかってるざんすよ! ミーだって怖いざんす! |
チョロ松 | ・・・! |
(ドウッ・・・ッ!) | |
イヤミ | シェエ!?(バタッ) |
《おおっ!?何が起きた!? 全く見えませんでした!! イヤミが倒れている!》 | |
おそ松 | 《私の所からも全くわかりません! わかるのはイヤミが 倒れている事だけですね?》 |
《イヤミが運び出された・・・が・・・ なんと!!ダヨーンです!! リングサイドにダヨーン現る!》 | |
おそ松 | 《なんかさっきより大きくない? 気のせいかも知れないけど・・・ いや、やっぱり大きいよな!?》 |
ハタ坊 | 明日くるじょー! |
ダヨーン | 痛いヨーン・・・!! |
一松 | あ、ハタ坊、え? 『スピナッチMAX』を注射した? 飲むんじゃなくて? |
おそ松 | 《青汁ですか?・・・そうなんだ? まあいいや、チョロ松? 戦う?》 |
チョロ松 | 打ち足りないよ。やるよ。 |
一松 | 大丈夫かな・・・。 |
10ステージ目到達 | |
《おお!!何という事だ!! イヤミをものともしなかった スウィフト松野にーッ!! | |
復活したダヨーンが!! これでもかとパンチを見舞います! これは最早!!時間の問題!!》 | |
チョロ松 | な、なんで・・・この僕が・・・! ・・・ぐはッ! |
ダヨーン | ダヨーン!! (ドスッ!ボスッ!・・・ガスッ!) |
おそ松 | 《ダヨーン!!止まりません!!》 |
一松 | しかたが無い。 |
《おや?青のセコンド一松くん。 急にバンテージを巻き始めました。 どういう事でしょうか?》 | |
一松 | こういう・・・事だ!!! (・・・バッ!!) |
十四松 | 一松兄さん!? 脱いだーッ!!やる気ビンビンッ!! |
トド松 | ああーっ!?あ、あれは!? ・・・猫・・・? |
《なんと沈黙を破るかの様に現れた! セコンドは仮の姿だったのか!? すごい気迫だ!! | |
ダヨーン | ダヨーン・・・!? |
一松 | いけ・・・!! (グォオオオ・・・) |
おそ松 | なんだ?今の。 一松の後ろに、 なんか大きな猫が見えたけど? |
《気迫だけで圧倒している!! ダヨーンは完全にノックアウトだ! 何という事だ!!》 | |
《おや、イヤミが戻ってきて リングに上がった!そして!? 見舞った!コークスクリュー!》 | |
一松 | (ボウゥンッ・・・) ぐはあッ!? ・・・なぜ・・・!?(ドシャァ!) |
イヤミ | なんだか青汁が効いてきて、 急に闘志が芽生えてきたざんす!! シェエエエエエエ!! |
《おや?これは又、松野おそ松さん? 放送席で実況のおそ松さんが? バンテージを巻いている!? | |
立ち上がって?・・・スーツを 脱いだー−ッ!! 場内は歓声で溢れかえってます!》 | |
イヤミ | うん? (キイイィィイイン・・・) |
イヤミ | シェエエエエエエ!? ミーの歯が・・・!? 何かに共鳴してるざんす・・・? |
十四松 | さっき、うちの父さんが おそ松兄さんにって持ってきたの。 ・・・あれ!! |
おそ松 | これでも・・・食らえーッ!! |
イヤミ | なんざんす!?その凶悪な武器は!? イヤざんすーッ!! シェエエエエエエ!! |
トド松 | 何あれ・・・? |
十四松 | 家の物置にあったんだって。 ・・・あ、ハタ坊。うん。 もう試合にならない?・・・確かに。 |
トド松 | でも・・・!? 中継、続けないとマズいんだよね? |
(ザッ、ザッ、ザッ、ザッ!) (ザッ、ザッ、ザッ、ザッ!) | |
トド松 | ええ〜!? これは・・・僕達!? まさか・・・これ・・・! |
十四松 | えーっ!ハタ坊、6つ子ロボットを 大量に購入してたんだ!? その内の6体をボクシング仕様に!? |
トド松 | ・・・これで試合が続行出来る? 僕達が家に帰っても? ・・・確かに、そうだね。 |
おそ松 | わああ!! ええ〜!?トト子ちゃん!? なんで!?わ!ちょっ、ま・・・ |
(ボスッ・・・!) (・・・ドシャア!!) | |
《ラウンドガールが放つ!! 強烈なボディブロー! 決まったー!!》 | |
《地下アイドル時代に実家の魚屋の冷凍庫でマグロをサンドバッグに 培ったパンチ力!健在!!》 | |
・・・6!・・・7!・・・8! ・・・9!!・・・10!! | |
(カン!カン!カーン!) | |
十四松 | あ、僕がモデルのNo.5だ・・・!! がんばって!! ・・・おそ松兄さんのびちゃったね。 |
トド松 | ねえ?最初からこうすれば 良かったんじゃないの? |
十四松 | そうだね。 本当にボクシングするのは 痛かったよねー! |
全クリア | |
―松野家・6つ子の部屋 | |
おそ松 | あ〜、ダメだねえ。 やっぱりねえ。 ゴロゴロしちゃうよねえ! |
トド松 | これはね、必要な『余裕』っていう そういうやつなんだよ。 おそ松兄さん? |
チョロ松 | 確かに、トド松の言うとおりだよね。 |
おそ松 | あれ!?チョロ松じゃん。 |
トド松 | え?いつも僕らを蔑んでる 自称・常識人が、昼間から床に? ん?ゴロゴロしてるよ・・・? |
トド松 | どういうこと?おかしいよね? 何が起きたの?え・・・? ・・・なんてねー。 |
一松 | まあ、燃え尽きたよね。 |
チョロ松 | こういう余裕が、いざという時に 底上げ可能な力になるんだよ うん。 |
カラ松 | だから俺が英気を養うと言っt |
十四松 | えー、カラ松兄さん養う英気あるの? |
カラ松 | ありませーん、すいませーん・・・ ・・・ああ・・・ 何も・・やる気が起きない・・・ |
トド松 | ふ〜ん。そういえば、まだ テレビ赤塚、映らないけどさ? 他のチャンネル見ればいいじゃんね? |
イヤミ | (ガラッ・・・!) そう!そうなんざんすよ! |
おそ松 | わ!イヤミ!? 何、うちに上がり込んでんだよ? |
イヤミ | 他にもチャンネルがあるざんしょ? ミーもそう思ったんざんすーッ!でも、・・・それで解ったんざんす。 |
イヤミ | ・・・連中が見ているのは、 テレビ赤塚の放送と、 その再放送だけなんざんす。 |
一松 | それ、地球に対してのイメージが、 結構間違ってるよね。 |
イヤミ | そうざんすね。 |
カラ松 | おい、そういえば、 ファイト・マネーは山分けだろう。 |
イヤミ | そうざんすね。 待ってざんす。 |
トド松 | あの何となくローカルで、 妙に懐古趣味な銀河の感じ・・・ だからだったんだ?なんだか納得。 |
十四松 | ねーねー!ハタ坊の所の懸賞に 応募してみようよー! 賞金すっごいんだよー!? |
一松 | テーマパークの名前だっけ? じゃあ・・・『クズニーランド』で 応募しておいて。 |
チョロ松 | あんまりじゃない、それ。 絶対採用されないよ。 |
カラ松 | それで、イヤミ? 原因の追究とTV放送の回復は 大丈夫そうなのか? |
イヤミ | そ、そうざんす!大変なんざんす! そもそも放送自体が赤塚区でも 止まってるなんて、マズいんあんす! |
おそ松 | 放送局はどうなってんの? |
イヤミ | 行ってみたんざんすが、 人はいても放送は一時中止という 状況しか解らなかったんざんす。 |
十四松 | えー?原因不明なんだ? |
イヤミ | このまま、TV放送が復旧しないせいで 宇宙戦争とかになったらイヤざんす。 |
チョロ松 | え!! 本当に、そっち系の話なの? うわー聞きたくなかったー。 |
チョロ松 | って!?どうなるんだよ? 赤塚区!? |
―To Be Continued |
番号 | ステージ名 | 敵拠点体力 | 敵タイプ | 初回報酬 | マウス ピース | 奪ったへそくり | ||
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金 | 銀 | 銅 | ||||||
1 | チンベーダー作戦 | 2080 | 地上 | コイン×1000 | ×200 | ×977 | ×607 | ×451 |
2 | 殴られる無職 | 3770 | コイン×1000 | ×250 | ×1075 | ×704 | ×548 | |
3 | グロッキー | 8840 | コイン×1000 | ×300 | ×1172 | ×802 | ×646 | |
4 | ライジング・ブル | 15600 | コイン×1000 | ×350 | ×1270 | ×899 | ×743 | |
5 | ちびボクサー | 25740 | 地/空 | コイン×1000 | ×400 | ×1367 | ×997 | ×841 |
6 | ミリオンダラー・ ニート | 37570 | コイン×1000 | ×450 | ×1465 | ×1094 | ×938 | |
7 | シンデレルマン | 51090 | コイン×1000 | ×500 | ×1562 | ×1192 | ×1036 | |
8 | ザ・タイダー | 76440 | コイン×1000 | ×550 | ×1660 | ×1289 | ×1133 | |
9 | リアル・ステール | 84890 | コイン×1000 | ×600 | ×1757 | ×1387 | ×1231 | |
10 | クソニート チャンプを継ぐ無職 | 118690 | ダイヤ×50 | ×700 | ×1952 | ×1582 | ×1426 |
出現ステージ | 図鑑名称 | キャラクター | 敵タイプ |
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ハタ坊:セコンド | ハタ坊 | 地上 | |
デカパン:レフェリー | デカパン | 空中 | |
ダヨーン:ボクサー | ダヨーン | 地上 | |
トト子:ラウンドガール | トト子 | 地上 | |
イヤミ:ボクサー | イヤミ | 地上 |