イベント開始 | |
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ーある夜 喫茶ニューヨーク | |
『ジャジャジャ〜ン♪ ーTHE END』 | |
トド松 | ふわぁ〜・・・。 つい終わりまで見ちゃったな。 うーん・・・もう店閉めなきゃ。 |
わあ!!誰? ・・・い、いつのまに? | |
紙袋をかぶった男 「なんかテレビ一生懸命見てたから。 勝手に座ったよ。トド松くん。」 | |
トド松 | は?僕、タカシだけど!?誰? コワイよ!?・・・なんで? その、紙袋をかぶってるの? |
紙袋をかぶった男 「君が怖がるといけないからね。」 (パクッ。もぐもぐもぐ) | |
トド松 | 仕込みしてたサラミ、食うなよ! 紙袋の隙間からさっ!?誰ッ!? その紙袋が怖いよ!!誰ッ!? |
「僕、十四雄(としお)って いうんだけど」(ガサゴソ・・・) | |
十四松 | 本当は十四松っていうらしいんだ。 僕の弟のトド松くん。 |
トド松 | 僕、タカシだし!兄弟もいないよ? あ・・・紙袋を取っ・・・た? ぼ、僕と・・・同じ顔・・・!? |
わあああああッ!!!わあああー!? | |
十四松 | やっぱり、怖がらせちゃった。 ごめんね 。この日記帳、持ってて。 |
トド松 | な、なに!?なんだよコレ!? 変な物、置いてくなよ!? |
十四松 | きっとみんな来る。 またね。僕の弟のトド松くん。 『24ヶ月後に・・・また会えるよ』 |
ぎゃああああああー!!! | |
2ステージ目到達 | |
ー1年10ヶ月後・・・ 『うだるような暑い日が 続いていた。 | |
研究者の父が失踪して1ヶ月程が 過ぎようとしていたある日ー。 一通の手紙が届いた。 | |
差出人は全く覚えの無い名前だが、 目を引いたのは、 その住所の地名だ。 | |
赤ツ鹿(アカツカ)。 失踪した父が研究対象としていた、 山間の村落がある一帯の名称だ。 | |
俺は手紙の主を訪ねて、 赤ツ鹿へと出発した。』 | |
赤鹿(あかしか)駅前・昼 | |
トド松 | あ、こんにちは。はじめまして。 手紙を書いたのは僕です。 紫坂 一(しさかはじめ)さん? |
紫坂と呼ばれた青年 「君が来る前に紙袋をかぶった男に 話しかけられたんだけど… | |
一松 | 『僕の兄さんイチマツ』と言われて。 人違いじゃない?と答えたんだけど。 あの袋男、この辺によくいるの? |
トド松 | あ・・・ |
一松 | どうかした? |
トド松 | す、すみません。なんだか、 初めて会った気が・・・しなくって。 |
一松 | まぁ。珍しい顔じゃないからね。 |
トド松 | ・・・手紙を書いた件なんですが、 何かあった時は、あなたに連絡して 相談するように父に言われていました。 |
一松 | そうなんだ。ええと。 桃瀬(ももせ)くんだっけ。 名前、変わってるよね。 |
トド松 | 『百々史(たかし)』って読みます。 僕もその紙袋をかぶった男に 『僕の弟トドマツ』と言われて。 |
一松 | (ゴソゴソ・・・)ええと。 百々史(トドマツ)・・・と。 そっくりな人・・・と他に会話は? |
トド松 | 手帳・・・マメなんですね。 |
一松 | 別にマメという程じゃないけど。 実体のある根拠は何かある? |
トド松 | 実体・・・?そうですね。 サラミをつまみ食いしていたから、 生きている人だと思います。うん。 |
一松 | サラミをつまみ食い?リアルだな? 名前だけど『百々』は『トド』って 読む事もあるから。ほら。 |
『百々史(たかし)→トドマツ 一(はじめ)→イチマツ | |
トド松 | ぁ・・・!そうか『イチ』も! 『はじめ』さんの『イチ』か・・・。 |
一松 | 紙に書いてみると案外、 単純な話の事もあるからね。 デタラメという事でもなさそう。 |
トド松 | あなたに相談して正解でした! とりあえず、うちでゆっくり話しましょう。 すぐそこなんです。 |
一松 | ありがとう。お邪魔するよ。 ・・・あのさ。 |
名前『ももせももふみ』だったら、 面白いなって思ってたんだよね。 あと『とどし』とかね。 | |
トド松 | え!?『とどし』!?あははっ! 冗談・・・言うんですね。 |
一松 | たまにね。 |
3ステージ目到達 | |
ー赤坂駅前・午後 (パアア〜ン) 電車の音 | |
サングラスの男 「ふう。暑い・・・。静かだな。 ここから取材先までは車か・・・」 | |
紙袋をかぶった男 「・・・・・・」 | |
サングラスの男 「うん・・・?・・・キミ!? どうして紙袋をかぶっているんだ?」 | |
紙袋をかぶった男 「僕を見ても怖がらない? たぶんあなたは、カラ松兄さん。」 | |
カラ松 | え”!?唐次(からつぐ)だけど!? 青戸 唐次 (あおとからつぐ)が、 俺の名前だが?・・・なぜ、松? |
しかも、見ても怖がらないとは・・・ どういう事だ?誰だキミはッ!? これは!スクープの予感!? | |
ひなびた村で謎の紙袋男に遭遇! 何か、とんでもない秘密が!? しゅ、取材だ!!大スクープ!! | |
紙袋男 「タクシーは、あまり来ません。 直通電話で呼んだ方がいいかも。」 | |
カラ松 | そ、そうか。ご親切にどうも。 あ、あそこに直通電話があるのか。 変わってるが、ただのいい人だった。 |
(プルルルルル・・・) 呼び出し音 | |
《はい、『あかつか交通』ざんす!》 | |
カラ松 | フッ。良かった繋がった・・・! いま、駅にいるんだが・・・ |
《駅ざんすか?車を回すざんす。 ガチャ!》 | |
カラ松 | あ・・・切れた!切った?は、早! えー・・・!? |
紙袋男 「どうしたのー?」 | |
カラ松 | す、すみません!二台頼む前に 切られてしまって・・・ |
紙袋男 「いいよ。一緒に乗るから。 どこいくのー?」 | |
カラ松 | え!?・・・相乗りなら安いし・・・ ま、まあいいか・・・。 |
フッ。緑土(みどりと)さんという、 大きなお宅がありますか? そこまで行く予定です。 | |
紙袋男 「あるある。大きなお宅。 いるいる。オタク。 | |
カラ松 | いるいる…!? あ…タクシーが来た。 ふう、暑い…。 |
4ステージ目到達 | |
タクシーの運転手 「暑かったでしょお!?暑いのよ! エアコンの効きが悪いかも!!」 | |
カラ松 | エ、エアコン壊れてるんじゃ・・・ ないのか。あ、暑い・・・ううっ。 キンキンに冷えてると思ってた・・・ |
タクシーの運転手 「ごめんねぇ!?屋根があるだけ、 マシだと思って?だっはっは!」 | |
タクシーの運転手 「それより、お連れさんさぁ? 暑くないの?そんな袋かぶって?」 | |
紙袋の十四松 「暑いです。 あれ、カラ松兄さん大丈夫ー?」 | |
カラ松 | カラ松って誰だ・・・ 暑い・・・ |
紙袋の十四松 「ねぇ。運転手さん!僕の兄さんの、 ・・・おそ松兄さんなの?」 | |
おそ松 | え〜!?まあ、おしいね?残念ッ! 俺の名前は大蔵(おおぞう)だから。 赤鹿 大蔵(あかしかおおぞう)! |
それに、俺に弟なんていないよお? 大体、お客さんさ?坊ちゃんでしょ? 黄神(おうがみ)さん所の。 | |
紙袋の十四松 「僕を知ってるんだ。 ・・・その袋、なんの袋ー?」 | |
おそ松 | ハンバーガー屋の紙袋?・・・いる? そりゃあね?知ってるよお。 紙袋、いつもかぶってるからね? |
十四松 | ありがとう!・・・(ゴソゴソ) 僕ね、本当は十四松って名前かも しれないんだ。 |
おそ松 | んん?・・・あれ。なんか一瞬、 すごく知ってる顔が見えたような? んん〜っ?暑さでどうかしたかな。 |
カラ松 | ・・・運転手さん、 苗字が赤鹿(あかしか)って・・・ 地元の出身? |
おそ松 | あ〜、別にすごい家の出とかじゃあ ないないっ!この辺で全っ然、 珍しくない苗字!赤とか鹿とか! |
昔はね?別の苗字が多かったって 聞いたことがあるけど・・・ | |
カラ松 | ほう・・・?例えば?どんな? |
おそ松 | 例えば?ほら、松・・・あッ!! |
(キキーーッ!!!) | |
十四松 | わーーーっ!!! |
カラ松 | わーーーっ!!!?? |
おそ松 | いやいやいやいやあぁ!! この話はしちゃいけないんだったぁ! お客さん誘導尋問っ?頼みますよぉ! |
カラ松 | いや、あんた!? 急ブレーキはダメだろ!? 大丈夫か!?頼むぞ? |
十四松 | ほんと、ほんとー!! |
おそ松 | いやぁ、失礼いったしましたぁ! この話はね。本当にヤバいのよ。 うっかり話すと出ちゃうのよお? |
カラ松 | で、出るって何が? こ、これはスクープのチャーンス!? 本当に出たコワイ話的なーーッ!? |
十四松 | ハンバーガー屋の紙袋の十四松 「すっごくギリギリの名前だね! 僕もこの紙袋気に入った!!」 |
十四松 | ハンバーガー屋の紙袋の十四松 「この紙袋を頭にかぶると『M』が 逆さになって口みたーい!!」 |
おそ松 | なんか結構ギリギリの事言うねぇ? ・・・お客さん。この話聞きたい? 暑いしアイスコーヒー一杯でどう? |
カラ松 | フッ、是非とも聞かせてもらおうか! この地域の禁忌の話とやらをな。 |
5ステージ目到達 | |
ー喫茶ニューヨーク・午後 | |
一松 | ここ、地名が入浴(いりあび)だから 店の名前が『ニューヨーク』なの? 面白いね。 |
トド松 | ああ、そうなのかな!? 先代が横文字使いたかっただけかと。 そういえば、考えたことなかったなあ。 |
一松 | お父さん、亡くなられたんだっけ。 |
トド松 | はい。あまり似てない父なんで 血は繋がってないんじゃないかなと 思っていたんですが…写真です。 |
一松 | え?・・・これ。この写真・・・ お父さんの写真?これは・・・ うちの父親…?どういう事だ? |
(カラン♪カラーン♪) | |
トド松 | あ、今日はもう閉店・・・ |
一松 | さっきの?紙袋の・・・ |
おそ松 | え〜!?この先、どこも店とか 無いの知ってるでしょ〜!? この炎天下に追い出すつもり!? |
カラ松 | 都合もあるんだろうが頼む。 俺たちに冷えたアイスコーヒーを 飲ませてくれ。 |
トド松 | アイスコーヒー3つでいいですか? 少々お待ちくださ〜い。 |
おそ松 | ふぅ、初めて入ったけど、 愛想悪いよねぇ?まあ、いいや、 あ〜!涼しい、極楽、極楽〜!! |
トド松 | はい、どうぞー。(コトン・・・) |
カラ松 | フッ、美味いな・・・水出しか? 僻地(へきち)にこだわりの純喫茶! これは記事にして雑誌に・・・! |
トド松 | 業務用のパックのアイスコーヒーです。 すみませんね!?なんか。 |
おそ松 | ふう、えーと何だっけ。そうか。 あの話ね? |
昔、この辺の村はさ、 『マツノ』って苗字が 多かったんだって。 | |
一松 | この辺り一帯で昔、 『マツノ』を根絶やしにする為、 大虐殺があったっていう話・・・? |
トド松 | 今でもこの辺りを掘り返すと 骨が出る事があるって・・・ 聞いたことがある・・・。 |
十四松 | うん、出るねー。うちのまわりとか、 メッチャ出る。あ、そういえば 行く所あったんだよねー? |
おそ松 | あ、そうだったんだ!? そういえば行先、聞いてなかったわ! だっはっは!バニラアイス追加ね! |
カラ松 | 華道会の異端だった父親の跡を継いだ 若き華道家がいると聞いたんだが、 これは記事になると思ってな?フッ! |
トド松 | ・・・さあ?誰だろう? 知ってる? |
おそ松 | いや〜?そんな話聞いたことないな? ガセじゃないのぉ? |
カラ松 | ・・・え”!?地元で誰も知らない? きゅ、急に心配になって来たな・・・ 緑土(みどりと)という家なんだg |
トド松 | あー!!あるある。緑土家でしょ。 華道なんかやってたっけ?? 華道って・・・お花? |
おそ松 | そういえば・・・うちの会社の事務の イヤミさんが習い事してるって 言ってたな?大体、どこ情報? |
カラ松 | 社の方へ話題の提供として、 電話があったんだが・・・。 |
一松 | 売り込みじゃないの。それより・・・ 気がつかない?ここにいる4人とも、 顔がそっくりだって。 |
おそ松 | んんっ?・・・そういえば? あ〜!あんた千円札の人に似てる! どっかで見たと思ったんだよなあ! |
トド松 | それ顔じゃなくて髪型でしょ!? いや、5人だよ。もう驚かないから、 紙袋を脱いで。久しぶりだね。 |
十四松 | (ガサゴソ)・・・あ”。 涼しいね。久しぶり。トッティ。 |
カラ松 | あ・・・! |
トド松 | 前に僕にそっくりな男を 見たというのは、 この十四松くんの事なんです。 |
ー緑土家 (ジリリリ〜ン・・・ ジリリリ〜ン・・・、トントン。) | |
何?・・・ダヨ子。 ・・・兄ちゃまに電話?わかった。 お前はさがってなさい。 | |
チョロ松 | ・・・はい。替わりました。 緑土 丁呂介(みどりとちょろすけ) は、私ですが。 |
・・・どうぞ、これからでも いらしてください。 泊まる所も無いでしょうから。 | |
6ステージ目到達 | |
ー赤鹿郡・緑土 (あかしかぐん・みどりと) 緑土家・夜 | |
チョロ松 | これは・・・みなさんお揃いで。 ようこそ、いらっしゃいました。 私が当主の丁呂介です。 |
十四松 | 僕は投手の十四松です! チョロ松兄さん。 |
チョロ松 | だまらっしゃい!! |
十四松 | わ!いきなり怒ったー! |
チョロ松 | 軽々しく、兄さんなどと呼ぶな。 ダヨ子とつき合おうとでも? 私が相応しいか見定める。 |
おそ松 | この人さ? どう見ても妹さんと似てないよな? |
一松 | うん。どう見ても俺らの方に似てる。 |
カラ松 | 似ているんだが、性格のせいか? ちょっと変な顔だけど、な? 6人同じ顔・・・大スクープだ!! |
チョロ松 | なんか気に障ること言われた気がする。 まあ、いい。私は懐が深い。 心の広い男なんだ。 |
おそ松 | って、自分に言い聞かせてるよな? |
一松 | うん。どう見ても、そんな感じ。 |
トド松 | 元々は、取材の話だったと思いますが 僕達、どうも兄弟ではないかという 話になっているんです。あなたも。 |
チョロ松 | ええ!?兄弟? ダヨ子の兄は僕だけだぞ!!僕が! しっかり跡を継いでダヨ子を・・・ |
おそ松 | あー、泣いちゃった。 |
一松 | 無理して1人で 頑張り過ぎてたんじゃない? |
おそ松 | あららー。大丈夫? |
チョロ松 | グスッ。オホン!取り乱しました。 実は私も お話ししたい事がありまして。 |
亡くなった父にまつわる話です。 | |
この写真を見てください。隣の村の 黄神(おうがみ)家の当主です。 地元の祭りを司る神官をしています。 | |
父と関係があるのではと考えていて。 まさかとは思いますが・・・実は! 亡くなった父にそっくりなのです! | |
おそ松 | あー!!やっぱり!?そっくりだ!! 俺の亡くなった親父もさあ!? こんな感じ。口デカくって。 |
カラ松 | いや、ここにいる5人全員の父親が、 同一人物、または関係があるんでは ないかという話になっているんだ。 |
チョロ松 | えー!!どういう事ですか!? |
トド松 | 僕達も全然わかりません!! ただ、別々に育った僕らを育てた 人物がそっくりだという事と・・・ |
十四松 | 僕達、本当の名前があるみたい。 チョロ松兄さん。 ねえトッティ、あの日記を出して。 |
チョロ松 | なになに。・・・長男 おそ松。 次男 カラ松、三男 チョロ松? 何コレ・・・!?・・・三男? |
そ、そうなんだ。・・・ちょっと、 アイデンティティが揺らぐ話だけどね! 受け止めよう。心が広い男だからね! | |
おそ松 | 長男は俺!・・・ていうか? そこ!? |
7ステージ目到達 | |
チョロ松 | 今夜はこの離れを使ってください。 アイドルグッズは気にしないで。 私の趣味です。元は父の書斎でした。 |
カラ松 | 華道界に咲く異端の二世はドルオタ? クッ、なんとか記事に・・・! この生け花は?・・・地味だな。 |
チョロ松 | 私の作品です。 わびっていうか、さびっていうか。 シンプルでそういうの目指してて。 |
一松 | 茶道の方が向いてるんじゃないの? |
トド松 | ・・・電気が通る前の建物だから 後から配線したコードが出てるんだ。 あれ?壁の隙間に何か挟まってる? |
おそ松 | なんだコレ?ゴミ箱無いからってさ? こんな所に押し込んじゃダメだよぉ? ねえ、チョロ松ゥ? |
チョロ松 | 僕じゃないよ!失敬な・・・あれ? 気がつかなかったな?なんだろう。 ・・・何かノートの切れ端みたいな。 |
十四松 | これ日記の破れてたページじゃない? ・・・歌の歌詞だ。知ってる。 「さけをのみすぎるな〜」っていうの。 |
トド松 | ・・・そうです!この歌詞・・・ 僕が知ってるのと同じです。 変な歌詞だなあと思っていましたが。 |
「酒をのみすぎるなおにになる ねむるな青いあかりにてらされて はなはのばすな天にむかって | |
あたまかくさず尾をかくせ むだにほえるな犬じにの むやみにばかして狸にならぬ」 | |
おそ松 | 俺も子供の時に聞かされてたな。 鼻の下伸ばすなじゃ、ないんだな? ずっとそう思ってたわ!だっはっは! |
チョロ松 | いや、鼻だから。鼻の下伸ばしたら 全然意味違うでしょ。ていうかコレ! よいこのお約束じゃなかったの!? |
カラ松 | 俺はてっきり、酒を飲み過ぎたり、 テレビをつけたまま寝てはいけない そういうちょっとエコな感じと・・・ |
トド松 | 僕!ずっと『イヤミを馬鹿にした狸』 かと思ってた。なんか・・・ どれも戒めてる意味だったんだね? |
一松 | 『6つ子』に『6つの禁忌』か・・・ この歌の存在自体が、何かの実体を 表す存在の証のような気がする。 |
十四松 | 僕たちは今の所、鬼や狸じゃないしね。 6つ・・・6つのミイラの話と関係が あるのかな?日記の中に絵が・・・ |
カラ松 | ミイラ?どういう話なんだ? これは犯罪の臭い・・・!? まさかの大スクープ!? |
一松 | 父が調べていた中に、この村落での 偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)に ついての話があるのです。 |
ただし、この村で祀られているのは あくまでも自然物の山とされてます。 山岳信仰(さんがくしんこう)・・・ | |
十四松 | 双子嶽(ふたごだけ)の事だね。 オッパイみたいな山! |
一松 | そう。おっぱ・・・?・・・いや。 記録にも表向きはその山岳信仰の 話だけが記されている。しかし・・・ |
この地域の民間伝承や噂の中に、 くり返し出てくるのです。 『6つ』という言葉と偶像崇拝。 | |
神隠しにあったとされる子供の話。 山ではなく、山にやって来るものを 崇めていたのではないかという噂。 | |
おそ松 | 何?山にやって来るものって? 怪鳥とか?・・・天狗とかかな? さらわれるって話だもんな、あの山。 |
十四松 | もっと遠い空の彼方から、とかね。 |
カラ松 | 神隠し・・・宇宙人に連れ去られた というような、そういう話か? |
一松 | まあ、一連の話を並べた印象だけど。 UFO信仰と生贄(いけにえ)の話は 世界的にも珍しくはないからね。 |
・・・それから、埋蔵金の話です。 実は、それらについて調べ始めてから、 父は失踪したのです。 | |
カラ松 | 失踪した大学教師と埋蔵金・・・!? どう考えても特ダネ!一攫千金!? させてくれ!独占インタビュー・・・ |
チョロ松 | 明日はこの辺りの祭りの日です。 不思議な事が起きてもおかしくない。 気をつけましょう。 |
8ステージ目到達 | |
チョロ松 | 『十四松祀り(まつり)』という 名前が不思議だとは思っていました。 この一帯で『松』はある意味、禁句。 |
僕ら全員の本当の名前にも この『松』がついているとしたら、 これは大変な事実です。恐ろしい! | |
一松 | 奇祭の名称にだけ残った言葉、か。 十四松祀り、初めて実際に見ます。 面をつけて練り歩くのですよね? |
トド松 | 僕も毎年見るだけなんですが、 鬼や狐の面をつけて「しねしね」とか 言ってました。何なんだろう、あれ。 |
一松 | 確かに奇祭と言われる祭りの中には そう言った呪いの言葉で罵倒する事で 穢れ(けがれ)を払うものもあるな。 |
十四松 | 僕、気になる変な事があって。 父は黄神の当主で祭りの司祭ですが、 毎年必ず何かを用意しているんです。 |
村の外れの古い工場で祭の前日に、 神社の儀式道具の他にも何か・・・ ・・・つまり今日だけど。 | |
カラ松 | 古い工場!?どんな工場なんだ? 今は使われているのか? ついに・・・本物の事件の予感!? |
チョロ松 | フラッグ工場の事でしょうか? 通称・赤い旗の男ミスターフラッグが 鉛筆工場として使っていますね。 |
おそ松 | 工場の敷地内に倉庫でもあって、 参加賞の鉛筆でもあるんじゃない? 気になるなら行ってみる?これから。 |
トド松 | そうだね。ちょっと怖いけど・・・ でも全員乗れますか? |
十四松 | 一人、トランクかな。 |
カラ松 | え!?・・・なぜこっちを見る? なんで!?えー!?・・・ |
ーハタ坊の工場・夜 | |
おそ松 | うわぁ。さすがに夜の工場は 気味が悪いねえ? こりゃ何が出てもおかしくないな!? |
一松 | 人の気配はないね。 まあ、一晩中稼働させる程、 忙しくも無さそうだしね。 |
トド松 | 昔は一晩中稼働してたらしいです。 夜勤明けの人を相手にうちの店も モーニングやってたようで・・・ |
カラ松 | 昔は何を作っていたんだ? 先代と常連の間で、そういう話は? ・・・気になるな。 |
トド松 | さあ?そういう話はあまり。 まあもっと景気も良い時代ですし。 何を作っていたんでしょうね? |
おそ松 | うーんッ? ドアはさすがに開かないね!? |
チョロ松 | やめて!?それ不法侵入!? |
一松 | いや、そういう意味では、 もう私有地の中じゃ。 |
チョロ松 | いや、そういう事じゃなくて!? 中に入ったらさすがにさ? 迷い込んだじゃ済まなくない!? |
おそ松 | お!外階段は登れそうだぞ?・・・ 行ってみる? |
カラ松 | そうだな。上からどの程度見えるか 暗くてわからないが・・・ 行ってみる価値はありそうだな? |
トド松 | ふう!一体何階まであるの!? |
チョロ松 | 全く!見つかったらまずいよ? まあ、建物の外だから? マシかもしれないけど・・・ |
カラ松 | よし!・・・屋上まであと少しだ。 |
一松 | ふう。さすがにキツイな。 ん?もう一段上に梯子がある・・・? 工場の看板の高さか? |
十四松 | 昔の名残が何か残っているかも。 行ってみようか? |
一松 | 良く見えないな。 何か明かりは・・・ |
おそ松 | 懐中電灯がある!どう?何かあった? |
一松 | 看板の文字を塗り直した跡だ。 なんだろう?この『フラッグ工場』の 『フ』の濁点を消したような跡は。 |
カラ松 | 名前を部分的に直してあるのか? 『フラッグ』・・・『ブラック』? ギリギリの名前というか、そのまま。 |
トド松 | あ!懐中電灯を消して!車が来る!! 止まった。あれは・・・うちの? いや、黄神の・・・当主だね。 |
一松 | あの。横にいる木を抱えた女は・・・ |
チョロ松 | いや、男だよ。キノコを育ててる。 うちの生徒のイヤミさん。 倉庫に入ってった。・・・あれ? |
おそ松 | またすぐに出てきたぞ?いや。 なんか人数が増えてる・・・!? 「前夜祭だよーん」だって!? |
9ステージ目到達 | |
ー十四松祀り当日・夜 (ピ〜ヒャラ・・・ピ〜) 祭りの音 | |
おそ松 | 祭りの行列は山頂まで練り歩くんだな? よし、俺達はこっちだ。 祭の人ごみから離れるぞ? |
カラ松 | わかった。この祭の起源は本当に 山を信仰するものなのか?むしろ 何かを恐れて始まったものでは? |
チョロ松 | 畏怖(いふ)し祀る(まつる)。 その両方かもしれません・・・道!? どっちへ行ったらいいのかわかる? |
一松 | さっきの明神(みょうじん)鳥居は 双子嶽がご神体の山を臨んだ構えだ。 本殿なしの拝殿のみの造りだね。 |
十四松 | 祭の行列が二つの山へ上っていく たいまつの炎が見えるね! おっぱーい!!おっぱーい!! |
一松 | 確かにそんな感じ・・・よかったね。 いや。問題は末社(まっしゃ)の狐。 尻尾が全て正面を指してる。みて。 |
トド松 | デザイン的なものじゃなくて? あ、歌の『あたまかくさず・・・』? 尾に隠すべき秘密があるって事か!? |
十四松 | 尾が指しているのは・・・あっち! 山のふもとへ抜ける裏道があるよ。 そっちへ抜けよう! |
トド松 | え〜!?こんな茂みに入るの!? 嫌だなあ!うぇ!! これ裏道っていうか獣道じゃないの? |
おそ松 | 見ろ。何か見えるぞ? 半分壊れた・・・寺?・・・雰囲気満点!! ここで、百物語でもするかっ!? |
カラ松 | おい!?・・・本当に出るぞ? 山道からは全く死角になっていたが、 何だ?古い祠(ほこら)なのか? |
チョロ松 | わわわ・・・ちょっと!寒くない? 何だか危ない感じがする場所だよ? 大丈夫なのかな?祟られない? |
一松 | 神仏習合の寺社は珍しくない。 稲荷信仰も神社、寺どちらもあるし。 でも、神仏分離の時代・・・ |
十四松 | 誰かに壊されたの。 大事に祀ってたのに・・・ なんだか、悲しいね。 |
一松 | 跡形もなく壊された建造物も多いよ。 形が残ってるだけマシかも。 その頃、壊された建物かは断言できないけど。 |
おそ松 | 暗いな。見えるか?懐中電灯・・・ うわあ!!・・・なんだコレ!? さらしでグルグル巻きになってるぞ? |
カラ松 | こ、これは大大大スクープ!? ミ、ミイラなのか??? ほ、ほ、本物のーッ!? |
チョロ松 | いち、に、さん・・・ これ、6つあるよ!?まさか!? 神隠しにあった6人のミイラじゃ!? |
一松 | 開けてみよう。・・・こ、これは? 角(つの)!? |
十四松 | えー!?ツノがあるのー!? 鬼?鬼のミイラ!? |
トド松 | ミイラってだけでも怖いのに!? 鬼とか?妖怪!?やめよう!? もう帰ろうよ!? |
おそ松 | 待て。これ・・・。 キラキラ光ってるぞ? さらしをもっと取ってみよう!? |
カラ松 | これは・・・?ミイラじゃないぞ? なにかもっと、工芸品のような・・・ 偶像崇拝の為の黄金像・・・? |
チョロ松 | 黄金像?ま、まさか噂のあった 埋蔵金にも関係あるんじゃ・・・!? |
一松 | 十分あり得るな。埋蔵金を別の形に 加工した物なのかもしれない。 又はこれ自体がもともと宝物なのか・・・ |
十四松 | あ!誰か来たよ! |
トド松 | もう勘弁してよ・・・!? |
イヤミ | シェシェシェシェ〜・・・ 6つ子ちゃん達・・・見つけたざんす! |
おそ松 | 様子がおかしい・・・! また、キノコ食べたな? |
イヤミ | うっひょ〜!!!見つけたざんす〜! シェシェシェシェ〜!!! 埋蔵金の秘密・・・!6つ子・・・! |
10ステージ目到達 | |
おそ松 | えー!!俺達をどうするつもり? この為に、お前達を育てたって!? ひっどいな!?何考えてんだ、コラ! |
カラ松 | おい、縛・・・!?えーー!? 俺達を司祭に黄金に変えてもらう!? 生きたまま!?どっちでもいい!? |
チョロ松 | おい!こんな事してただで済むわけ ないでしょ!?マスコミに言うぞ!? しまった。助からないと言えないな? |
一松 | クソ。生贄(いけにえ)か。 最初からこうなる予定だったのか? いや、絶対そうかも。 |
十四松 | チークショー!!僕をお供え物に するつもりー!?覚えてろー!! 絶対タタってやるからねーッ!? |
トド松 | 誤解しないで欲しいんだけど!? 僕だってこんな事になるとは、 全ッ然、思ってなかったからね!? |
一松 | 思ってて俺に手紙を書いたとしたら、 ・・・それ、相当なワルだよね。 |
トド松 | だから!!違うって! |
おそ松 | ええー!!お前が悪の手先だったの? せっかく集まった自分の兄ちゃん達を 陥れちゃったの!?埋蔵金の為に!? |
あざといねぇ!? | |
トド松 | だから!!違うって! 見て!?一緒に縛られてるから! |
カラ松 | 火がまわってきたぞ!?このまま 黄金像になるのか?・・・コレだ! スクープ!黄金像になった・・・俺。 |
チョロ松 | ちょっと!?僕は今までのままで 良かったんだけど!?当主だし! ダヨ子ー!!兄ちゃんだよーッ!! |
(ビュオオオオオオオ・・・!) (バラバラバラバラ・・・!!) | |
イヤミ | シェエエエエエエ!!!石が!! シェエエエエエエ!!!痛いざんす! 生贄が・・・新しい黄金像が!! |
おそ松 | うおっ!?す、すごい風だあ!! なんか!!バラバラ音がするぞ? なんだ・・・!?なんの音!? |
トド松 | な、何!?・・・石? 石が降って来た・・・。 (ポツ・・・ポツ)・・・雨だ。 |
(ポツ・・・ポツポツポツ・・・) (ザーー・・・) | |
一松 | 雨で火が消えた。ありがたい・・・。 ・・・あ?見て。 警察のヘリが・・・! |
十四松 | 駐在さんと一緒だ!!おーい!! |
トド松 | 警察も、駐在さんが宙に浮かぶように なった件については、あんまり疑問に 思わないんだね・・・。 |
カラ松 | でと、これで!!助かったー!! ・・・フッ。スクープは逃しても、 俺の心は・・・ゴールデンだからな。 |
(バリバリバリバリ・・・) ヘリの音 | |
全クリア | |
おそ松 | ええー!!駐在さん冗談でしょ〜!? 黄金像は僕らのものだけど お金には出来ないって? |
文化財として保管されるから待て? ふぅ〜!一攫千金のチャンスだと 思ったんだけどな!? | |
見てよ!気がついてた? 俺のタクシーさ?ナンバーが 210(ニート)だぜ?酷くねッ!? | |
一松 | まあ、俺も似たようなもんだけど。 大学生でもなんでもないし。 父が戻らなかったら生活どうしよう。 |
十四松 | あははー!ひっどいねー! 取りあえず、また集まろうよ。 2ヶ月後位に。 |
トド松 | そうか。2ヶ月後って・・・。 丁度あれから・・・ もう、24ヶ月になるんだ。 |
おそ松 | 書くの?この事件のこと? |
カラ松 | フッ。金に困ったら書くかもな? |
一松 | 書かないよ。たぶん。お前はね。 |
カラ松 | 金は無い。だが、兄弟という 代えがたい宝物を手にしたとは 思わないか?ブラザー? |
チョロ松 | 僕達6人が集まれば、 何か出来るんじゃないかな。 そんな気がするよ!うん! |
一松 | まあ、6つ子って珍しいよね。 |
十四松 | そうだね。 何かが起きるって ・・・いい事かもしれないよね。 |
トド松 | ・・・そうだね! きっと何かいい事があるかも・・・ 僕達、6つ子だしね! |
おそ松 | そうだな!?俺達6つ子だしな? それだけで・・・すごいよな!? |
一覧
レア度(☆) | 図鑑表示名 | キャラクター |
---|---|---|
3 | おそ松:タクシー運転手 | おそ松 |
3 | カラ松:新米記者 | カラ松 |
3 | チョロ松:華道家の息子 | チョロ松 |
3 | 一松:歴史学者の息子 | 一松 |
3 | 十四松:旧家の息子 | 十四松 |
3 | トド松:喫茶店の息子 | トド松 |
同時排出
☆1 パーカーシリーズ
☆2 グレーパーカーシリーズ
☆3 つなぎシリーズ
☆2 グレーパーカーシリーズ
☆3 つなぎシリーズ
番号 | ステージ名 | 敵拠点体力 | 敵タイプ | 初回報酬 | 朽ちた日記帳 | 奪ったへそくり | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金 | 銀 | 銅 | ||||||
1 | 木筆の字消し | 地上 | コイン×1000 | ×200 | ×977 | ×607 | ×451 | |
2 | 象男 | コイン×1000 | ×250 | ×1075 | ×704 | ×548 | ||
3 | 砂丘 | コイン×1000 | ×300 | ×1172 | ×802 | ×646 | ||
4 | 青い天鵞絨 | コイン×1000 | ×350 | ×1270 | ×899 | ×743 | ||
5 | 内界の獣 | 地/空 | コイン×1000 | ×400 | ×1367 | ×997 | ×841 | |
6 | 炎は吾れと共に歩く | コイン×1000 | ×450 | ×1465 | ×1094 | ×938 | ||
7 | 失われた往還 | コイン×1000 | ×500 | ×1562 | ×1192 | ×1036 | ||
8 | 真直話譚 | コイン×1000 | ×550 | ×1660 | ×1289 | ×1133 | ||
9 | 丸和蘭陀街道 | コイン×1000 | ×600 | ×1757 | ×1387 | ×1231 | ||
10 | 内なる帝國 | 93340 | ダイヤ×50 | ×700 | ×1952 | ×1582 | ×1426 |
出現ステージ | 図鑑名称 | キャラクター | 敵タイプ |
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ハタ坊:伝奇ミステリ | ハタ坊 | 地上 | |
デカパン:伝奇ミステリ | デカパン | 空中 | |
ダヨーン:伝奇ミステリ | ダヨーン | 地上 | |
トト子:伝奇ミステリ | トト子 | 地上 | |
イヤミ:伝奇ミステリ | イヤミ | 地上 |