最終更新:ID:Y3VuNtx+Yw 2018年10月20日(土) 23:07:02履歴
◆脚本:池田臨太郎 ◆絵コンテ:相澤伽月 ◆演出:川奈可奈 ◆作画監督:遠藤大輔・山中いづみ・吉川大照
あらすじ
ついに仙界大戦の幕が開いた! 聞仲は金鰲島を発進させ崑崙山に全面対決を仕掛ける。和解を考えていた太公望も迎撃せざるを得ず、崑崙山の指揮を執ることに。
しかし、金鰲島の圧倒的な戦力と主砲・通天砲の前に苦戦する崑崙山。主砲の元始砲で対抗しようとするが、金鰲島に張り巡らされたバリアによって阻まれてしまう。そんな中、バリアを解除するため金鰲島内に潜入した楊戩の前に、十天君の一人である張天君が立ちはだかる。
(アニメ公式サイトから引用)
殷の王都・朝歌の禁城に五話で登場した九龍島の四聖が並び、発進した金鰲島を見つめて四聖の一名・高友乾は
五話の終わりで負傷した四聖たち(実際の負傷者は王魔ひとりだけだが)は金鰲島に帰還した。それが四名とも人間界に降りて、宝貝で武装して禁城に待機しているなら、それは聞仲が崑崙攻撃で不在の間に妲己の動向を警戒するため彼らに留守を命じたからと考えるのが自然である(原作漫画では聞仲がハッキリそう命令する)。
ならば金鰲の行く先は、わざわざ見なくても崑崙に向かっていると聞仲から聞かされているはずではないのか?それとも聞仲はそんなことすら端折ってしまったのか。
おかげで高友乾の呟きも全くの他人事のように聞こえる。せっかく四聖が四名とも金鰲島を見つめているなら聞仲を案じるセリフでも言わせ、説明セリフを言う役目は別のキャラクターたちに求めるべきではなかったか。
また、このシーンの直後に七話冒頭時の崑崙山脈と金鰲島の位置関係が上掲の地図で表される。これも原作には無いアニメオリジナルのシーンだが、またしても不自然さが拭えない。
原作13巻では潼関上空に金鰲が現れ、黄天化の台詞によって西進し崑崙に向かっている最中とされる。覇穹でも今回前半のクイーンこと瓊霄が飛行中の金鰲島を見上げて言う「西に向かっているようね」のセリフから分かる通り、双方の劇中の位置関係は原作と同じとみるのが正しそうだが、そうなると上の地図で崑崙山脈が金鰲島の東側にあるのはおかしい。攻め込む側の金鰲が崑崙から逃げていることになってしまう。
仮にクイーンのセリフの時点から金鰲島が前触れ無く進路を変えていたと無理やり考えたとしても、禁城がある朝歌の傍に崑崙が陣取っているのもおかしい。四聖が禁城から見ていたのは金鰲ではなく崑崙だったのか?だがそれでは上記の「崑崙を目指しているのか」というセリフと辻褄が合わない。それとも肉眼では見えないほど遥か西にある金鰲島の「キを感じていた」とでも言うのだろうか。
動画ファイルへのリンク
原作漫画から、ギャーギャーという擬音を太公望の台詞にして再現された。
これまでの太公望の無能っぷりに則した騒がしさと耳障りさに腹がたったファンも多いとか。
開戦直前、巨大映像に投影された聞仲が崑崙側に降伏勧告を行うが、すかさず太公望が反論して罵り合いになり、話は打ち切られる。
ここで太公望が聞仲に喚いている間、普賢真人と元始天尊の会話に焦点が当たるため、原作漫画版では太公望が背景で一心不乱に言い返しているさまを「ギャーギャー」という複数の擬音を書くことで表現している。
''だが覇穹では太公望がその「ギャーギャー」をセリフとしてそのまま口にしたためか滑稽なシーンになっている。
また、このシーンでは完全な原作の再現ではなく、
あらすじ
ついに仙界大戦の幕が開いた! 聞仲は金鰲島を発進させ崑崙山に全面対決を仕掛ける。和解を考えていた太公望も迎撃せざるを得ず、崑崙山の指揮を執ることに。
しかし、金鰲島の圧倒的な戦力と主砲・通天砲の前に苦戦する崑崙山。主砲の元始砲で対抗しようとするが、金鰲島に張り巡らされたバリアによって阻まれてしまう。そんな中、バリアを解除するため金鰲島内に潜入した楊戩の前に、十天君の一人である張天君が立ちはだかる。
(アニメ公式サイトから引用)
殷の王都・朝歌の禁城に五話で登場した九龍島の四聖が並び、発進した金鰲島を見つめて四聖の一名・高友乾は
崑崙を目指してるのか・・・と呟く。これは原作にはないアニメオリジナルシーンなのだが、やや不自然。
五話の終わりで負傷した四聖たち(実際の負傷者は王魔ひとりだけだが)は金鰲島に帰還した。それが四名とも人間界に降りて、宝貝で武装して禁城に待機しているなら、それは聞仲が崑崙攻撃で不在の間に妲己の動向を警戒するため彼らに留守を命じたからと考えるのが自然である(原作漫画では聞仲がハッキリそう命令する)。
ならば金鰲の行く先は、わざわざ見なくても崑崙に向かっていると聞仲から聞かされているはずではないのか?それとも聞仲はそんなことすら端折ってしまったのか。
おかげで高友乾の呟きも全くの他人事のように聞こえる。せっかく四聖が四名とも金鰲島を見つめているなら聞仲を案じるセリフでも言わせ、説明セリフを言う役目は別のキャラクターたちに求めるべきではなかったか。
また、このシーンの直後に七話冒頭時の崑崙山脈と金鰲島の位置関係が上掲の地図で表される。これも原作には無いアニメオリジナルのシーンだが、またしても不自然さが拭えない。
原作13巻では潼関上空に金鰲が現れ、黄天化の台詞によって西進し崑崙に向かっている最中とされる。覇穹でも今回前半のクイーンこと瓊霄が飛行中の金鰲島を見上げて言う「西に向かっているようね」のセリフから分かる通り、双方の劇中の位置関係は原作と同じとみるのが正しそうだが、そうなると上の地図で崑崙山脈が金鰲島の東側にあるのはおかしい。攻め込む側の金鰲が崑崙から逃げていることになってしまう。
仮にクイーンのセリフの時点から金鰲島が前触れ無く進路を変えていたと無理やり考えたとしても、禁城がある朝歌の傍に崑崙が陣取っているのもおかしい。四聖が禁城から見ていたのは金鰲ではなく崑崙だったのか?だがそれでは上記の「崑崙を目指しているのか」というセリフと辻褄が合わない。それとも肉眼では見えないほど遥か西にある金鰲島の「キを感じていた」とでも言うのだろうか。
動画ファイルへのリンク
─ギャーギャー
原作漫画から、ギャーギャーという擬音を太公望の台詞にして再現された。
これまでの太公望の無能っぷりに則した騒がしさと耳障りさに腹がたったファンも多いとか。
開戦直前、巨大映像に投影された聞仲が崑崙側に降伏勧告を行うが、すかさず太公望が反論して罵り合いになり、話は打ち切られる。
ここで太公望が聞仲に喚いている間、普賢真人と元始天尊の会話に焦点が当たるため、原作漫画版では太公望が背景で一心不乱に言い返しているさまを「ギャーギャー」という複数の擬音を書くことで表現している。
''だが覇穹では太公望がその「ギャーギャー」をセリフとしてそのまま口にしたためか滑稽なシーンになっている。
また、このシーンでは完全な原作の再現ではなく、
オイなんとか言ったらどうだ聞仲!そもそもお主が殷に巣食っているからこんな、あっと通信終了までアニメオリジナルのセリフが続いてゆくので、適当なアドリブを挿入して間を繋ぐという知恵はさすがにあったようだが、ではなぜギャーギャーの部分もアニメ表現に合わせて変えなかったのだろうか。理解し難い演出意図である。
このページへのコメント
西伯候姫昌の弟100子
弟ではなく、息子(養子)ですね。
始めの小競り合いのシーンで
原作だと金タク、木タクが出てたり、もうちょっと激しく戦ってる雰囲気があったけど
アニメだとナタクと楊ゼン出したくらいしか戦ってるシーンがない
漫画はコマが小さいから、描かれてない外では熾烈な戦いがあったんだろうと想像の余地があったけど
テレビの大画面だと本当に楊戩とナタクしか出てないようにしか見えない
太公望が、こんなものは時間稼ぎに過ぎないとか悔しそうに言ってるけど
お前らの側にこそ本当にやる気があったのか問いたい
400人の仙人は何をしていた
直前の三姉妹のシーンで金鰲を見上げて
「西に向かっているようね」
「あの方角は」
朝歌の四聖
「崑崙を目指しているのか」
地図表示
となっているから、やはり位置関係は怪しく思える。
セリフも、前のセリフを引き継いでいる演出だろうし。
bj8vsZs9rQの言う通りに、
「アニメでは西側に金鰲、朝歌側に崑崙があり、金鰲はまっすぐ東に向かっている」
のだとしても
朝歌にいる四聖は崑崙を見て「崑崙にむかってるのか…」とつぶやいてることになるという問題点は覆らない
原作の舞台である紀元前11世紀には、ヨーロッパにはまだ文明はありません。エジプトやメソポタミアには文明がありますけどね。
「非中国圏の仙道」として何を想定するかじゃないでしょうか。
という理由で、原作も個人的には不自然とは感じないですが、あえて慣習に逆らった配置をしたり、原作から変えるほどの必要性はないんじゃないの、と思う次第です。
(というか、おそらくストーリー構成がそこまで考えてないように思いますが……)