いわゆる慰安婦(日本軍性奴隷)について知り、考えるためのFAQです。

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否定派の主張

当時「従軍慰安婦」という用語は用いられていなかった。「従軍」とは「軍属」を意味する用語であって「従軍慰安婦」という用語は不適切だ。

反論

「従軍」は必ずしも「軍属」を意味しない

かつて、自由主義史観研究会は中学校の教科書における「従軍慰安婦」という記述を問題視し、文部省(当時)に対して「従軍慰安婦」の記述を削除するように要求しました。その理由として挙げていたのが上記のようなものです。

しかし、これはおかしな理屈です。「当時使われていなかった言葉を採用すべきでない」なら、たとえば「第一次世界大戦」などという用語も「当時使われていなかったから」という理由で用いるべきではない(※注)、 ということになります。

また「従軍」が「軍属」を指す、というのも、たとえば「従軍記者」「従軍カメラマン」といった言葉が普通に使われることを考えれば、単なる言い掛かりであることがわかるでしょう。

また、慰安婦が「軍属」ではなかったというのも疑問です。元慰安婦の文玉珠<ムン オクチュ>さんは軍人から得たチップなどを軍事郵便貯金に預金していましたが、 この「軍事郵便貯金」は軍人や軍属にのみ利用が許されるものでした。従って、慰安婦が軍属と同じように見なされるケースがあったことは確かなようです。

(※注)第二次世界大戦が勃発する以前は単に「世界大戦」などと呼ばれていました。余談ですが、自由主義史観研究会が密接に関わりを持つ「新しい教科書をつくる会」が扶桑社から出版した「新しい歴史教科書」では、特に注釈もなく「第一次世界大戦」という用語が使われています。

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