いわゆる慰安婦(日本軍性奴隷)について知り、考えるためのFAQです。

×

否定派の主張

韓国は慰安婦を「20万人」と主張しているが、いくら 何でも多すぎる。デタラメではないか。

反論

実際の人数を知るのは不可能だが、「20万人」は決して無根拠でも荒唐無稽でもない

現在のところ、慰安婦にされた女性の総数を把握するのは事実上不可能です。理由は(1)敗戦時に軍関係の資料の多くが焼却されたこと(2)残されたであろう公文書についても関係省庁が公開に消極的で閲覧が困難なこと(3)当時の公文書には載らなかったであろう、現地での拉致・監禁の例も少なからずあったことが推察されること、などです。

したがって人数については推計するしかありません。 具体的には兵に対する慰安婦の割り当て(兵100人につき慰安婦1人という基準がありました)と兵の総数、 そして交代率を勘案するわけです。こうした推計方法などによって、たとえば秦郁彦氏は9万、吉見義明氏は5万から20万という推計値を挙げています。いずれにしても数万の規模であることは疑いないでしょう。

これは南京事件などについても同様ですが、正確に知ることができない被害者・犠牲者の数について文句を言う、というのがいわゆる否定論の定番となっています。しかしもし仮に、実際の人数がたとえば2万人だったとしても、根本的な問題に変わりはありませんし、「20万人は誇張だ」と国際社会に訴えても何の説得力もないでしょう。それでもなお、20万という推計値が誇張である、実際はもっと少なかったはずだ、と主張したいなら、いまだに公開されていない資料を徹底的に調べ、より実数に近い数値を挙げるしか方法はないでしょうが、「20万」に文句を言う人でそういう努力をしている人はあまりいないようです。

Menu

メニューサンプル1

メニューサンプル2

開くメニュー

閉じるメニュー

  • アイテム
  • アイテム
  • アイテム
【メニュー編集】

メンバーのみ編集できます