エスペラント語の修正版として開発された人工言語、国際補助語です。

ante
En epoko qua pre-iras la evento quan onu mencionas. – AFGHIR.
ante
言及される出来事に先行する時代に、という意味。(英仏独西伊羅)
(「ピーチ辞典」より)




「ante」の用法についての日本人の感覚と、欧米人との感覚とのズレ(メモ)
「簡易イド語文法」の例文では、「To eventis ante tri monati.(それは3ヶ月前に起こった)」とあるが、この言い方には、違和感が残る。日本人的な感覚では、「ante tri monati」(三ヶ月前)と直訳できるわけだが、欧米人の使用例をみると、この言い方が見当たらない。「ante nun」(今から以前の)という言い方をしているのだ。
例えば、ジャン・マルティニョン氏の「アンソロジー」の使用例を見てみよう。
  • Me volas nur kelkete redaktar pri voyajo ad India quan me entraprezis multa yari ante nun.

日本語訳は「何年も前に企てたインド旅行について、少し書いてみたいと思います」となる。文の要素からみると「multa yari ante nun」は、前置詞なしの副詞句となる。
  • Ye la sequinta dio, ni vizitis splendida templo, ma ante enirar olu nia shuin ni mustis deprenar nam tale esas la lokala religial kustumo.
「翌日、我々は壮麗な寺院を訪れたが、そこに入る前に、その場所の宗教的慣習があるために、自分たちの靴を脱がなければならなかった。」
この場合は「ante + 不定詞」(〜する前に)となる。
  • Anke ni ja vidis, en urbi, qui pensigis pri nia Mezepoko, ke la plumulta homi, sen esar absolute mizeroza, vivis same kam nia ancestri vivis plura yarcenti ante nun.
「今から何世紀も暮らしてきた我らの先祖のように、絶対的な悲惨さはなく、多くの人たちが生きていたということを、我らの中世時代のような街々の中で、すでに私たちは見てきた。」(日本語訳)
この場合も、「数詞+ ante nun」が、副詞句として機能している。
  • La linguala situeso en Metz esas itere olta di la periodo ante 1870.
「メス (フランス)における言語の状況は、 1870年以前の時代の言語状況が再現されたものである。」(日本語訳)

最後の例文の場合は「ante + 時点」となっており、「periodo」を修飾する形容詞句である。

その他の例文をあたってみても、「ante + 数詞」が、「〜前に」という意味を表す副詞句としての使用法は存在しないようである。

したがって、「簡易イド語文法」の例文は次のように書き換えるべきかもしれない。
  • To eventis tri monati ante nun.
果たして、この用法はイド語的なのかは、疑問の残るところだ。

ベブソンさんの助言によれば、
  • To eventis ye tri monati ante nun.
のようにすべきであろう。前置詞「ye」を伴う副詞句としての体裁を整えれば、イド語的になるだろう。
ベブソンさんの回答
ヨーロッパ人にとって、名詞句を副詞句として使うのは日常茶飯事ですので、特に説明はしなかったのでしょう。副詞句として使う名詞句の名詞は普通、主格ではなくて属格や対格の事が多いのですね。エスペラント語でも対格名詞を副詞として使いますよね? 
この辺の説明は以下を参照:https://goo.gl/FkvEDd
私は、格の無い言語では、やはり前置詞を用いてシッカリ副詞句ですよと分かる様にすべきだと考えております。

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