英国の哲学者、バートランド・ラッセルの自叙伝の中に、イド語とエスペラントに関する記述があります。ラッセルの熱烈な信奉者たちのことを「ラッセリアン」というそうですが、日本のラッセリアンのサイトには、ラッセルの著書の翻訳が多数、公開されていることも驚きです。
「ラッセル自伝」の中では、人工言語に対する評価はなさそうです。ただ、フランスの哲学者ルイ・クーチュラ(Louis Couturat)のことを紹介する文の中に、『クーチュラがイド語を擁護し、エスペラントを批判していた』という内容が記されいます。(参照→
『ラッセル自伝』15-17(松下彰良・訳))クーチュラが、エスペランティストに対して、かくも激しく罵倒し、感情的に批判していたのか、気になるところでもありますね。