初めてのイド語 - 00-08

第8課


受動態
受動態は「〜である」という意味の動詞とそれに続く受動分詞によって表される。
La puero esas am-ata. その少年は愛されている。
La puero esis am-ata. その少年は愛された。
La puero esos am-ata. その少年は愛されるだろう。
完了時制は接尾辞 -ab を使って表される。
La puero esabis amata. その少年は愛されていた。
La puero esabos amata. その少年は愛されているだろう。
これら全ての形は動詞「〜である」を語幹に直接加えることで短縮することができる。
La puero am-esas 愛されているその少年
しかしながら、-ab 形の短縮はぎこちなく、会話では聞き逃されやすいこともあるので使わない方が望ましい。ゆえに La puero esabos amata の方が La puero amesabos よりも好まれる。
現在分詞の受動態が最もよく使われるが、他の形も時折必要となる。例えば、過去完了の受動 態は過去分詞の助けを得て訳される。
La puero esis amita. その少年は愛されていた。※文字通り、彼は愛された人物であった。
-ota による未来形は能動態 -onta と同じように使用され、「〜されようとしている」、「〜されかかっている」と訳される。
Ol esas fac-ota. それはなされようとしている。
La letro esas skrib-ota. その手紙は書かれようとしている。
受動態の省略形は以下のような文中で役に立つ。
Ica vorto uzesas rare. この語はめったに使われない。
受動態を避け、代名詞 on(人、彼ら、人々)を能動態と共に用いた方が文章がまとまりよく明瞭になることがしばしばある。
On trovas diamanti en India. ダイヤモンドはインドで見つかる。
動詞の受動態の後にくる前置詞「〜によって」は常に da である。
Ol esas recevita da li. それは彼らによって受け取られた。
前置詞「〜の(所有格と属格を表す)」は di であり、「〜から」は de である。
Ita esas la libro di Petro recevita da Paulo de Johano. これはペトロの本であり、ヨハノからパウロによって受け取られた。
La acepto di la Prezidanto di la Franca Republiko da la Rejo di Anglia. 英国王によるフランス共和国首相の接見
他の形容詞と同じく、分詞は語尾の-a-o または -i に変えることで名詞になる。
La parol-ant-o esas la urb-estr-o. 今話している人は市長だ。
La kant-ant-o esas yun-in-o. 今歌っている人は若い女性だ。
La disput-ant-i aceptis arbitro. 論争の当事者らは調停を受け入れた。
La bat-at-o kriis, ma la bat-ant-o duris sua bat-ad-o. 殴られていた者は泣き叫んだが、殴っていた者はそのまま殴り続けた。
La regn-at-i expresas granda kontenteso pri la agi di sua reg- nant-i. 国民たちは彼らの支配者の行 動に多大な満足を表した。
これらはまた-a-e に変えることで副詞になる。
Ni progresas aston-ant-e. 私たちは驚くべき進歩をしている。

接辞
-et は指小辞を形作る。これは少ないことを表し、語幹が持つ概念を変える働きをする。
domodom-eto 小家屋 riveroriver-eto 小川 kantar 歌う kant-etar 鼻歌を歌う ridar 笑う rid-etar 微笑む これはまた愛称を作るのに役立つ。 matromatr-eto ママ Johano ヨハノ Johan-eto ジョニー、ジャック
-eg は指大辞(指小辞の対義語)を形作る。これは大きいことを表し、語幹が持つ概念を変 える働きをする。
dom-ego 大邸宅 pluvopluv-ego 土砂降り
arki- は卓越を意味する。
arki-episkopo 大司教 arki-anjelo 大天使 arki-duko 大公 arki-fripono 極悪党
-estr:長、頭
urb-estro 市長 nav-estro 船長 polic-estro 警察署長 以下のふたつの接辞は分詞 -ot「今にも〜しようとしている。」と同じグループに分類されるべきである。
-ind:〜に値する
estim-inda 尊重に値する am-inda 愛すべき kred-inda 信頼できる
-end:〜されねばならない
lekt-enda 読まれねばならない Me havas nulo skribenda. 私は何も書くことがない。(書かれねばならぬことが何もない。)
従って、解決されるべき(solvenda) 問題は、解決されよう(solvota)とはされておらず、更にまた解決に値しない(solvinda)可能性があるともいえる。
-es は状態、事情、資質という意味を持つ名詞を形作る。
san- esar 健康である san-eso 健康 avar-eso 強欲 bel-esoqual-esokonstrukt-eso 建設(状態)
※比較: konstrukto 建設(行動)
konvert-eso 転換、転換された状態 okup-eso 忙しい状態、従事すること
会話
あなたのお名前は? Quale vu nomesas?
私はヨハノです。 Me nomesas Johano.
あなたはどこから来ましたか? De ube vu venas?
あなたのお父さんのお名前は? Quale nomesas vua patro?
あなたはどこで生まれましたか? Ube vu naskis?
私はロンドンで生まれました。 Me naskis en London.
いつあなたは生まれましたか? Kande vu naskis?
私は1897年に生まれました。 Me naskis en mil e oka-cent e nona-dek e sep.
あなたはどこに住んでいますか? Ube vu habitas?
私は海辺に住んでいます。 Me habitas an la mar-bordo.