最終更新:ID:q09uLsZhPQ 2011年06月02日(木) 10:54:37履歴
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Spinner / スピナー
Olympic / オリムピック
#4
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/6912931a2d98605b-s.jpg)
1)ルアー情報
【ペプス共通】
ペプスシリーズはオリムピック社を代表するスピナー。『ペプス・レッド』、『ペプス・ニッケル』、『ペプス・ゴールド』の三兄弟で構成される。何れもブレイド型はメップス社の『アグリア』からのコピーである。
高度成長・発展途上の日本の素材状況を反映して、その時々でいろいろな材料を使用してあるようである。アグリアが一貫してブラス(真鍮)の素材にこだわったのに対し、ペプスの主としてブレイドは手に入る素材をやりくりして製造されている。磁石に全くくっ付かないもの、軽くくっ付くもの、強力にくっ付くものなどが時期やロットにより混在している。
ブレイドの材質はアグリアに較べて薄く柔らかく弱いものであった。対岸や堰堤に当てたり、水流中の岩に当てたりすれば即座にでこぼこになるくらいの耐久性であったが、当時の他の国産の無名スピナーよりもエッジのバリ処理や全体の質感においては抜きん出ているものであった。シャフトのステンレスは、メップスやルブレックス、ブレットンなどと較べると、細くしなやかなものであった。
これらの繊細さは逆に立ち上がりの切れも凄まじく、日本の渓流で悪かろう筈がない。ガチガチに製作されているフレンチ・スピナーを敵に回し、はるかそれ以上の使用感を与えるものであった。楽器でもアコースティックな分野では、ガチガチに作られたものは振動しないし体に響かない。ペプスの水を噛む感覚には特別のものがあった。しかし一部の単品を除き、主として『メタルルアーセット』で販売されたため、ローカルなフィールドではサイズに無駄があって普及しなかった。もしブレットンくらいの流通量があれば放流の薄い70年代、それをはるかに凌ぐ量の尺ヤマメ、尺イワナを釣り上げていた筈である。
形状としては前期が『コ』の字型クレビス、後期が『合掌』型クレビスである。クレビスの形状に関しては『メップス』の項を参照のこと。
http://w.livedoor.jp/ikadroka-lsd-wiki/d/%a5%e1%a5...
【ペプス・ゴールド】
ペプスのうち、ブレイドカラーが金色のもの。ルアーセットでは『ペプス・ゴールド』の他、単品のバリエーションとして、ゴールド地の『ペプスルアーレッド』、『ペプスルアーゴールド』、『ペプスルアーグリーン』がある。メタルルアーセットの『ペプス・ゴールド』の内容は下記のとおり。
* #0 Gモスキート 2.0g
* #1 Gフライ 3.5g
* #2 Gバンタム 4.5g
* #3 Gフェザー 6.0g
* #4 Gライト 8.0g
単品の内容は下記のとおり。
* ペプスルアーレッド (大)4.5g (小)3.5g
* ペプスルアーゴールド 同上
* ペプスルアーグリーン 同上
ちなみに個人的な教科書であった『ルアー釣り入門(井上博司著)』(西東社)では、スチール・ヘッド・トラウトの紹介項目の中に次のような記載がある。
『カナダでは、ペプス・ゴールド#3(オリムピック釣具KK)や、パラバン(スミスKK)などを専用に使い、好成績を納めました。』
個人的な経験を重ねてみても、単純に『バチもの』とは言い放ち得ない、日本が生んだ卓越したスピナーであると思われる。
2)他画像置き場
前期
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/80408570045f134c-s.jpg)
後期
![](https://image02.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/eaa68d003ae303f6-s.jpg)
ペプスルアーゴールド
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/eb902a78b202a5b0-s.jpg)
ペプスルアーレッド
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/7b695d05c4e11aca-s.jpg)
ここまで Posted by めろす
1)ルアー情報
ペプスゴールドに関する記述のあるむぅのブログ
ペプスゴールド no. 1-4 アグリアをリスペクト
2)他画像置き場
ルアーセットから
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/ca609eb72f08b28c.jpg)
ここまで Posted by むぅ (むぅのルアー系ブログはこちら)
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#4
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1)ルアー情報
【ペプス共通】
ペプスシリーズはオリムピック社を代表するスピナー。『ペプス・レッド』、『ペプス・ニッケル』、『ペプス・ゴールド』の三兄弟で構成される。何れもブレイド型はメップス社の『アグリア』からのコピーである。
高度成長・発展途上の日本の素材状況を反映して、その時々でいろいろな材料を使用してあるようである。アグリアが一貫してブラス(真鍮)の素材にこだわったのに対し、ペプスの主としてブレイドは手に入る素材をやりくりして製造されている。磁石に全くくっ付かないもの、軽くくっ付くもの、強力にくっ付くものなどが時期やロットにより混在している。
ブレイドの材質はアグリアに較べて薄く柔らかく弱いものであった。対岸や堰堤に当てたり、水流中の岩に当てたりすれば即座にでこぼこになるくらいの耐久性であったが、当時の他の国産の無名スピナーよりもエッジのバリ処理や全体の質感においては抜きん出ているものであった。シャフトのステンレスは、メップスやルブレックス、ブレットンなどと較べると、細くしなやかなものであった。
これらの繊細さは逆に立ち上がりの切れも凄まじく、日本の渓流で悪かろう筈がない。ガチガチに製作されているフレンチ・スピナーを敵に回し、はるかそれ以上の使用感を与えるものであった。楽器でもアコースティックな分野では、ガチガチに作られたものは振動しないし体に響かない。ペプスの水を噛む感覚には特別のものがあった。しかし一部の単品を除き、主として『メタルルアーセット』で販売されたため、ローカルなフィールドではサイズに無駄があって普及しなかった。もしブレットンくらいの流通量があれば放流の薄い70年代、それをはるかに凌ぐ量の尺ヤマメ、尺イワナを釣り上げていた筈である。
形状としては前期が『コ』の字型クレビス、後期が『合掌』型クレビスである。クレビスの形状に関しては『メップス』の項を参照のこと。
http://w.livedoor.jp/ikadroka-lsd-wiki/d/%a5%e1%a5...
【ペプス・ゴールド】
ペプスのうち、ブレイドカラーが金色のもの。ルアーセットでは『ペプス・ゴールド』の他、単品のバリエーションとして、ゴールド地の『ペプスルアーレッド』、『ペプスルアーゴールド』、『ペプスルアーグリーン』がある。メタルルアーセットの『ペプス・ゴールド』の内容は下記のとおり。
* #0 Gモスキート 2.0g
* #1 Gフライ 3.5g
* #2 Gバンタム 4.5g
* #3 Gフェザー 6.0g
* #4 Gライト 8.0g
単品の内容は下記のとおり。
* ペプスルアーレッド (大)4.5g (小)3.5g
* ペプスルアーゴールド 同上
* ペプスルアーグリーン 同上
ちなみに個人的な教科書であった『ルアー釣り入門(井上博司著)』(西東社)では、スチール・ヘッド・トラウトの紹介項目の中に次のような記載がある。
『カナダでは、ペプス・ゴールド#3(オリムピック釣具KK)や、パラバン(スミスKK)などを専用に使い、好成績を納めました。』
個人的な経験を重ねてみても、単純に『バチもの』とは言い放ち得ない、日本が生んだ卓越したスピナーであると思われる。
2)他画像置き場
前期
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/80408570045f134c-s.jpg)
後期
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ペプスルアーゴールド
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ペプスルアーレッド
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/7b695d05c4e11aca-s.jpg)
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ペプスゴールドに関する記述のあるむぅのブログ
ペプスゴールド no. 1-4 アグリアをリスペクト
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ルアーセットから
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![](https://image02.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/4621eb446c9800ba-s.jpg)
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/c6c7d812a9cfcc10.jpg)
![](https://image01.seesaawiki.jp/i/i/ikadroka-lsd-wiki/ca609eb72f08b28c.jpg)
ここまで Posted by むぅ (むぅのルアー系ブログはこちら)
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