レッスン帰り |
泉 | レッスンお疲れ様。私はカフェオレにするけど、ふたりはどうする? |
亜子 | アタシも同じのー!さくらは? |
さくら | ええっと……あっ、あっぽージュース、ぷりーず! |
店員 | あ、はい。ええっと……。 |
泉 | カフェオレふたつ、アップルジュースひとつでお願いします。 |
店員 | かしこまりました。しばらくお待ちくださいませ。 |
亜子 | ……さくら、またやったなぁ?店員さんきょとーんとしてたやん。困らせちゃアカンてー。まだアメリカ気分抜けてへんの? |
さくら | だってぇ、もう帰ってきたなんて信じられなくてぇ〜。 |
泉 | 充実した時間だったよね。USAツアーから、もう数日経ったとか……私も実感ないかも。 |
亜子 | いずみまで〜。まあ、楽しかったもんなぁ。色々ええ経験もさせてもらったし! |
さくら | うんうんっ。本場のハンバーガー、すっごく美味しかったよねぇ♪ |
泉 | ふふっ、さくらってば。経験ってそういうこと?LIVEの感想とかは? |
さくら | もちろん、たーっくさんあるよぉ!まずねぇ〜、応援してくれる人がいて、嬉しかったぁ〜♪ |
亜子 | な!アタシらの言葉とかわからんはずなのに、歓声すごかったなぁ! |
泉 | 本当だね。音楽は国境を超える……アイドルの魅力は、世界中の人に伝わるんだね。 |
さくら | そうだ!イズミンの英語力もほんとにすごかったよねぇ! |
亜子 | やー、あれはビビッたな!アタシらのMCとか、軽く通訳してたよね?なんなん、プロなん? |
泉 | 別に、簡単に意図をくみ取って簡単に訳しただけで……そんな大したことしてないよ。 |
亜子 | まーっ、いずみさんたら謙遜しちゃって!テストも実技もいけるとか、さすがですわぁ〜。 |
泉 | 留学するかもってときに、一応勉強してたから……。 |
亜子 | あ〜……そんなんあったなぁ。もはや、なつかしっ。 |
さくら | ええええっ、イズミン留学しちゃうの〜っ!? |
泉 | 違う違う。……実は、アイドルになる前にそういう話があったんだ。 |
亜子 | でも今は、アタシらとアイドルに夢中やもんなー♪……な? |
泉 | うん。今はみんなでアイドルをすることが、私の一番やりたいことだよ。 |
さくら | ほっ、よかったぁ〜。イズミン、アイドルに向いてるから、続けないともったいないもんねぇ♪ |
泉 | えっ、そうかな? |
さくら | そうだよぉ。とってもきれいに歌うとことか、はにかんだ笑顔とか、さくら大好きなんだぁ!憧れちゃう♪ |
亜子 | わかるわかる。それに英語もできるってことは、世界中で人気になれるってことや。つまり、今以上に稼げる逸材! |
泉 | ふたりとも……ありがと。でも、亜子の最後のはなんか強引じゃない? |
亜子 | えー、本気で言ってるのに! |
泉 | ふふっ。私は、ふたりのほうがアイドルに向いてると思うな。ふたりとも愛嬌があって、元気で、トークも上手だもの。 |
さくら | やったー、イズミンに褒められた♪えへへぇ〜♪じゃあ、わたしたちみーんなアイドルに向いてるんだね! |
亜子 | そうなるな!なんや、アタシら最強やーん! |
泉 | もう、ふたりとも調子いいんだから……ふふっ。 |
さくら | このまま、もっともーっとアイドルのお仕事したいねぇ!LIVEにー、撮影にー、……あ、単独海外ツアーとかぁ! |
亜子 | おおっ、さくらそれや!単・独・海・外・ツアー!!くぅーっ、燃えるやーんっ! |
泉 | それはまだ早いんじゃない?私たち、まだデビューして間もないんだし。 |
亜子 | そんなことないって!それに、夢はでっかいほうがええやろ〜♪ |
さくら | そうだそうだぁ〜!イズミン、現実見すぎぃ〜。もっと夢、見ようよぉ〜。 |
泉 | 早いって言っただけで、無理とは言ってないでしょ。 |
泉 | ……三人一緒なら、なんだってできるから。 |
亜子 | へへっ、そうだねっ♪ |
さくら | 単独ツアーやるときは、今よりファンがたっくさん増えてたらいいねぇ♪ |
亜子 | お、さくらも商魂あるな!客入りは多いほうが儲かるっちゅーもんや♪ |
泉 | でも、順番が逆じゃない?ファンの多いアイドルになれてから、やっと単独ツアーができるんじゃないの。 |
亜子 | まあまあ、細かいことは気にしない!さくら、他には? |
さくら | あとはねぇ、家族も呼びたいなぁさくらの家族も、アコちゃんのお母さんも、イズミンの弟もみーんなっ! |
泉 | うん……そうだね。私たちが活躍するところ、たくさん見てほしいね。 |
亜子 | 大好きな人たちのためにも、もっともっとアイドル頑張って稼いでいこうなっ!がっぽがっぽや〜! |
泉・さくら | うん! |
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