| レッスンルーム |
ベテラントレーナー | 今日のレッスンはここまで!だんだん仕上がってきたな。この調子で、次回も頑張ろう。練習、お疲れ様! |
友紀 | ねえ、みんな!今度のレッスンのあと、予定空いてたりしない?あたしと一緒に野球しようよ! |
海 | いいけど……ウチ、野球なんてサッパリだよ?それでもいいのかい? |
友紀 | もちろん!あたしが手取り足取り教えるから、心配しないで♪ |
晴 | あー、なんかこの前、オレらを入れてチームオーダー作ってたもんな。あれ、本気だったのかよ? |
友紀 | 本気の本気だよ〜!このメンバーなら、最強のドリームチームが作れるはずなんだ! |
時子 | 私は行かないわよ。生憎だけど、球遊びは趣味じゃないの。 |
友紀 | でもさ、野球って団結力上げるのにすっごくいいんだよ! |
友紀 | 次のあたしたちのLIVE……アイドルLIVEロワイヤルを一体感バツグンで最高のものにしたいんだ! |
美玲 | たしかに!最強にカッコイイLIVEにしたいぞ!ウチも行くッ! |
アヤ | 球技には慣れてないけど、団結力ってんなら、参加するしかないな! |
法子 | わぁ!あたしも行く行く!野球するの初めてだけど、みんなと遊べるの、嬉しいなー♪ |
時子 | ……優れたパフォーマンスのためのお遊びというわけね。いいわ、観戦くらいならしてあげる。 |
友紀 | よしっ、決まりだね!あとで持ち物、メールするね。バットとかはレンタルできるから、手ぶらで来てねー! |
友紀 | うん、みんなバッティングフォームはバッチリだね!次はあたしが投げるから、順番に打ってみよう! |
美玲 | ウチからいくぞ!絶対、打ってやるッ!……えいッ! |
| カキーン! |
時子以外 | おおーーっ! |
友紀 | いいねいいね、ナイスバッチー! |
美玲 | い、今の……ウチが打ったのか!?やったぁ!! |
| ……………………………… |
晴 | すげぇ……。みんな初心者だってのにバンバン打ってんなー。 |
アヤ | 友紀のピッチングが上手いんだろうな。気持ちよく打たせる球を投げてくれてんだ。 |
晴 | なるほどな。さすが元野球部マネージャー!って、マネージャーだからってできるワザじゃねーよな。 |
アヤ | それほど、長く野球に触れてきたんだろうな。さてと、そろそろアタシの番だな! |
時子 | 肩慣らしは十分でしょう?そろそろ本気の勝負、見せてみなさいな。 |
海 | おっ、時子さんもノってきたねぇ! |
友紀 | よーし!あたしたちで時子さまをアツくさせちゃおう!アヤちゃん、いっくよーっ! |
アヤ | おう! |
| カキ――――ン!!!! |
法子 | わわっ、すっごく飛んだー!どこに落ちてくるのかわかんないよ!……おわっ! |
時子 | ……はぁ。まったく、見ていられないわね。 |
美玲 | なあなあ、ウチも投げてみたいッ!強そうな投げ方とかあるか? |
晴 | あ、オレも!投げるやつがたくさんいれば、順番待ちもなくせるしな! |
海 | ウチはもっと遠くに飛ばしたいねぇ。コツやポイント、教えておくれよ! |
時子 | フォームが全然ダメ。法子は腰の回転が疎かになっているわ。友紀を見ればわかるでしょう? |
法子 | ふむふむ!えーと、足を踏ん張って……腰の回転を意識だねっ! |
アヤ | へぇ、時子さん、アタシのフォームも見てくれよ! |
友紀 | みんな、すごいね!打つのも投げるのもバッチリ!新人王目指せるよ! |
海 | 友紀の教え方が上手いからだよ。とはいえ、流石に疲れてきたね。 |
友紀 | それなら、隣の公園行こっか!みんなの野球をしてみた感想も聞きたいし! |
法子 | さんせーい!おやつも持ってきてるんだー♪ |
法子 | じゃーん、新作のドーナツ、たっくさん持ってきたよ! |
友紀 | わぁ、ありがと!美味しそー!はいっ、あたしのは、レモンのはちみつ漬け! |
海 | おお、マネっぽいね!それにしても、野球って楽しいもんだね。 |
アヤ | 思いっきり打ったときのあの感覚、ハマりそうだぜ! |
友紀 | へへー、あたしの目に狂いはなかった!やっぱりあたしたちはドリームチームだ! |
美玲 | 前に友紀が言ってたチームオーダー……ってどんなヤツだったっけ? |
友紀 | いいよー!何度でも発表するよ!一番・センターあたし!二番・セカンド晴ちゃん! |
友紀 | 三番・サード海ちゃん!四番・レフトあたし!五番・ファーストアヤちゃん!六番・ショート美玲ちゃん! |
友紀 | 七番・ライト法子ちゃん!八番・キャッチャー時子さま! して九番!ピッチャーあたし!以上! |
晴 | あー、そんなんだったな!つーかピッチャーもセンターもレフトも友紀なんだな。それでいいのか? |
友紀 | そこはほら、夢のチームってことでね! |
法子 | 夢のチームなら、ここにいない子たちもいれちゃおうよ! |
友紀 | いいね!真・ドリームチームだー! |
美玲 | 面白そうだなッ!それだと、友紀はどのポジションになるんだ? |
友紀 | もちろん、エースピッチャー!! |
時子 | 自分の力を理解して、謙遜しないところは褒めてあげるわ。 |
友紀 | ではさっそく……一番・センターあたし!……じゃなくて。誰がいいかな? |
海 | どういう人が向いてるんだい? |
友紀 | センターだったら、冷静に周りを見てて、判断力がある人がいいかな〜。 |
晴 | それなら、真奈美さんとか?さっきの条件に当てはまるし、遠くからでも、ガっと力強くボール投げてくれそう! |
法子 | 冷静、と言えば……のあさんはどうかな?力も……意外と強そう? |
海 | 瑞樹さんはどうだい?的確な判断ができて、頼もしい人だしさ! |
美玲 | どんどん出てくるなッ!ひとりに絞るのか? |
友紀 | うーん、みんないい選手だから……保留で! |
アヤ | はは、こういうの考えるのって楽しいよな! |
友紀 | そうそう!じゃあ次はね、四番・レフト! |
時子 | ……同じ外野だけれど、バッティングにも期待できる人間、ね。 |
友紀 | あれ、時子さま詳しい? |
時子 | わざわざ取り立てて言うほどのことでもないでしょう。一般常識として知っているだけよ。 |
友紀 | えー、ちょっとでも野球に興味持ってるなら、嬉しいな! |
時子 | フン。 |
アヤ | そうだ、早苗さんはどうだ?パワフルだし、大活躍間違いなしだろ! |
法子 | パワフルなら、有香ちゃんもどうかなっ?クマとも戦えるって聞いたことあるよ! |
晴 | 対戦するチームにクマはいなさそうだけどな。パワーか……あ、亜季さんはどうだ? |
友紀 | えー、みんなほしい!ちょっと待って、ライバルチームも考えてみよっか! |
友紀 | あ〜、楽しかった!真・ドリームチームも完成したし、またいつかみんなで野球やりたいな! |
アヤ | いつでも呼んでくれよ! |
法子 | あたしもー! |
晴 | オレも 試合なら、活躍してみたいしな! |
法子 | 感覚忘れないうちに、またやるぞッ! |
海 | ウチにも声かけておくれよ♪ |
友紀 | もっちろんだよ!時子さまも来てくれるよね? |
時子 | ……ぬるい試合を見せられるようなら、お断りよ。 |
友紀 | 大丈夫!どんな試合にだって、ドラマは生まれるんだから! |
アヤ | 友紀の言ったとおり……アタシたちの団結力、強くなった気がするな。 |
友紀 | へへ、でしょー!この調子で、アイドルLIVEロワイヤルも頑張るぞー! |
全員 | おー! |
| 野球はいつも、あたしに大切なことを教えてくれる。 |
| 夢を追う幸せな気持ち。逆境に立ってこそ輝く姿。仲間たちとの大切な絆。他にも、たーっくさん! |
| だからあたしは、野球が大好きなんだ。これからもずっとずーっとね! |
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