恵磨 | ホワイトデーーーッ!!! |
聖來 | わっ、びっくりした!恵磨ったら、あいかわらずおっきな声なんだから! |
恵磨 | いやー、話聞いてたら、ついついアツくなってきてさ! |
恵磨 | バレンタインに、すっげぇ友チョコをもらったから、すっげぇお返しをしたいってセイラの気持ち、 |
恵磨 | アタシにも、よーくわかるっ!!やっぱ喜んでほしいもんな!! |
聖來 | でしょ?でね、そのチョコをくれた子っていうのが、恋愛モノの映画とかロマンチックなのが大好きでさ。 |
聖來 | アタシもどうにか工夫して、彼女が喜ぶようなシチュエーションでお返しがしたいんだよね。 |
聖來 | ……というか、工夫しなきゃ!っていう謎のプレッシャーがあって……。 |
恵磨 | ふーん?ロマンチックか〜……なんかいいアイデアあるかなーー!? |
伊吹 | もしかして、ホワイトデーの話っ? |
聖來 | あっ、本人が来ちゃった! |
伊吹 | 大きい声で話してるから丸聞こえだよっ。ウズウズしちゃって、つい♪ |
恵磨 | そっか、イブキのことだったんだな!ウワサのロマンチック女子! |
伊吹 | ロマンチック女子!?そ、そりゃあ……バレンタインは頑張ったし?多少は期待するけど〜 |
伊吹 | バレンタイン当日もアツかったもんね、聖來さん♪ |
聖來 | もう、ヘンな言い方して……アツかったのは、その後のダンスレッスンでしょ! |
伊吹 | へへっ、そうともいう! |
恵磨 | ほー!そっかそっか!んじゃ、そういうことならさ!バレンタインよりもアツくなって、 |
恵磨 | イブキのテンションがガツンと上がるホワイトデーのシチュエーションってヤツ、3人で考えようぜ! |
伊吹 | いいねっ!アタシのために、みんなで考えよー!おーっ! |
聖來 | 本人、ノリノリだね?いいよ、ちょうど悩んでたところだもん。 |
恵磨 | おっしゃ!じゃ、まずは言い出しっぺのアタシからだ! |
恵磨 | 『……なァ、オマエ。ダンスが得意なんだって?じゃ、アタシとストリートで勝負しな』 | | | |
恵磨 | 『アンタが勝ったら、アタシのハート、くれてやるよ。手は抜かないぜ。なぜなら……』 |
恵磨 | 『オマエには、いつだって本気だからさ』 |
伊吹 | わ〜〜っ!すっごくドキドキしちゃった!さっすが恵磨!90点っ!! |
聖來 | えっ、そういうこと!?じゃあ……うん、アタシも思いついたっ! |
聖來 | 『おっと。まだお預けだよ。フフッ……いい子だね。よしよし。お座りっ!』 |
伊吹 | お座り!? |
聖來 | 『待て…………よし!あはは、ガッついちゃって♪たくさん食べるキミはカワイイなぁ』 |
伊吹 | ちょっと聖來さんっ!?それって、聖來さんちのわんこだよねっ!? |
聖來 | あ、バレた? |
伊吹 | も〜っ、アタシのこと何だと思ってるのっ。マイナス50点だよっ! |
聖來 | ごめんごめん〜、もちろん冗談だってば! |
伊吹 | ホントに冗談かな〜……? |
恵磨 | んじゃ、最後にイブキ!自分だったら、どんなふうにホワイトデーのお返しをもらいたい? |
伊吹 | …………うーん……。……む〜〜〜……。いざ考えてみると、難しいっ! |
聖來 | ほら〜、でしょ? |
伊吹 | だって、いろいろありすぎて、一つに絞れないっていうかさ〜! |
恵磨 | そっちかーーーっ!! |
聖來 | ま、伊吹らしいよ。アタシも当日まで頑張って考えとくからさ、楽しみにしてて♪ |
伊吹 | うんっ! |
恵磨 | イイ感じにまとまったとこで……2人とも、体動かしたくない? |
伊吹 | おっ |
恵磨 | せっかくこのメンツが揃ってんだし、クラブで踊り明かそうぜ!! |
聖來&伊吹 | さんせーい! |
聖來 | 頭使ったあとは、やっぱダンスしたくなるよねー。 |
恵磨 | そーそー!踊ってスッキリしたら、いいアイデアが出るかもしれないしさっ!! |
伊吹 | ……………………。『美しい君。今夜、私と踊ってくれませんか?』 |
伊吹 | ……なーんて、映画みたいなシチュエーションも憧れだけど……。 |
伊吹 | やっぱアタシ、みんなとのワイワイ楽しい毎日が好きなんだよね。 |
聖來 | おーい、伊吹〜?なに独りごと言ってるの?もう行くよっ♪ |
伊吹 | はいはーいっ♪ |
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