| ライブツアー最終日の朝 |
ケイト | ふわぁ〜……おっと……。みんなぐっすり寝てマスネ。起こさないように、silentで準備しまショウ……。 |
| ゴソ……ゴソ…… |
ケイト | 今日のLIVEは夕方から。プロデューサーは、afternoonまでに戻れば、大丈夫言ってマシタネ。 |
ケイト | OK!見て回るくらいの時間は、たっぷりありマス! |
恵磨 | おーいケイトー!ちょっと待てよー!! |
メアリー | どこに行くノ?アタシたちもいくワ! |
ケイト | Oh……エマに、メアリー。もしかして、起こしちゃいマシタ? |
恵磨 | ケイトが部屋を出てった後な、先に起きたメアリーが「ケイト!?ケイトがいないワ!」って騒いでさ! |
メアリー | そ、そんなに騒いでないワ!……ちょっとビックリしただけヨ! |
恵磨 | で、プロデューサーに電話したら、散歩って言うじゃん!ケイトの故郷、アタシらにも案内してくれよ♪ |
ケイト | フフフ。そうデスネ。では、少しだけ……付き合ってもらえマスカ? |
恵磨 | でも、なんで急に散歩なんだ?ここはケイトの地元だし、もう見慣れたもんだろ? |
メアリー | アラ!エマにはないノ?ホームタウンを前にした時の、センサイな気持ち♪ |
恵磨 | ああ、なるほど!懐かしいとか、恋しい気持ちになったってことか! |
ケイト | そうデスネ。Homeを発って日本のuniversityへ留学して……もう何年も帰ってませんカラ。 |
恵磨 | よっしゃ!じゃあ、ケイトが見たいところ、今日全部回ろう!行くぞ、ビッグベン!! |
ケイト | ……懐かしい。 |
恵磨 | LIVEの時から思ってたけどやっぱちょーデケーな!!カッケー!! |
メアリー | 見上げていたら、首が疲れちゃいそうネ! |
子ども | ぐすっ……。パパ、ママ……。どこにいっちゃったの……? |
ケイト | ……ン?迷子?しかも、日本人デスネ。アナタ、大丈夫デスカ?はぐれちゃいマシタ? |
子ども | ぐすっ……あのね……。パパに買ってもらった、キーホルダーを、ぐすっ。落としちゃってね……。 |
子ども | 大事だから、がんばって探してね、見つけたって思ったら、今度はパパとママがいないの……。 |
ケイト | ここは大勢の観光客や現地の人で賑わってマスカラ。ちょっと離れただけで見失ないやすいんデス。 |
恵磨 | 見たとこ、メアリーより年下の小学校1、2年生くらいか。背が低いから、行列に紛れたらもう一瞬だろーな。 |
メアリー | 見つけたのが、日本語の通じるアタシたちでよかったワ。急いで、探してあげまショ! |
恵磨 | オッケー!!親はアタシが探してくる!大声には自信あるからな!2人は、その子を見ててくれ! |
ケイト | お願いシマス。でも、大丈夫デスカ?この辺りのmapはキチンと把握してマスカ? |
恵磨 | ぶっちゃけわかんねー!!でも、そこでアタシの得意な大声が役に立つだろ♪ |
ケイト | I see.大きな目印ということデスネ♪……Wow!もう行ってしまいマシタ! |
メアリー | 泣かないで!エマが必ず、アナタのパパとママを見つけてくれるワ! |
子ども | ほんとに……? |
メアリー | 大丈夫ヨ♪だから、泣き止んで、楽しいトークでもしまショ♪ |
ケイト | (泣き止みましたネ。メアリーの明るさには、とても助けられマス♪……次は、私の番デスネ) |
ケイト | Little girl!Big Benにまつわる、面白い話、知ってマスカ? |
子ども | え? んーん……知らない。家族旅行で、初めてきたの……。 |
ケイト | では、このお話を、後でアナタのパパとママに聞かせてあげてくだサイ♪きっと、喜んでくれマスヨ♪ |
子ども | ……うん!聞きたい、教えてー! |
ケイト | コホン。今となっては、みんなが腕にwatch……時計を着けたり、携帯電話で好きな時に時間が見れマス。 |
ケイト | デスカラ……正直なところ、Big Benはただの観光地だと思ってる人いますネ?時計を見上げるのが、大変デ。 |
メアリー | ……ぎくっ! |
ケイト | でも、実は、Big Benができた頃は、時計はとても高級品!買えない人には、ありがたい確認手段デシタ! |
2人 | へぇ〜! |
ケイト | そして……。そんな、とってもお年寄りなBig Benは、日本と繋がりがあるんデス! |
ケイト | ……そろそろデスネ。いいデスカ?シーッ……。よーく、聴いてくださいネ? |
子ども | なんだろー? |
メアリー | ドキドキするワ……! |
| キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪ |
ケイト | ……ネ?どこかで聴いたことのあるsound……音がするデショ? |
メアリー | ワオ!これってもしかして! |
2人 | 学校のチャイム! |
子ども | あーお姉ちゃん、あたしと同じこと言ってるー♪ |
メアリー | ……ウフフ。アナタの方が、チョットだけ早かったみたい。ご褒美に、これあげるワ♪ |
子ども | あ、飴だーっ!これ、くれるの? |
メアリー | ええ、特別ヨ♪大人のレディしか食べられない抹茶ミルク味のキャンディ♪ |
ケイト | フフ。私たち、すっかり仲良しになりましたネ♪ |
恵磨 | ケイトーーーーーーー!!!!メアリーーーーーーー!!!!見つけたぜえええええ!!!!こっちだああああああ!!!! |
ケイト | Good timing♪それじゃ、パパとママに会いにいきまショウ♪ |
子ども | うんっ!ねー、お姉ちゃん!楽しいお話、ありがとね! |
恵磨 | うおおおおおおおお!!!ここだぜえええええ!!!!来てくれええええええ!!!! |
メアリー | んもう!聞こえてるわヨ!今行くカラ! |
恵磨 | 無事、見つかってよかったな♪つーか、あの子最初超泣いてたけど、どうやって泣き止ませたんだ? |
ケイト | たくさんのことをtalkingして、仲良くなりマシタ♪ |
メアリー | あの時のケイト、すっごくカッコよかったワ!大人のレディって感じで! |
メアリー | デモ、なんでビッグベンについてあんなに詳しいの?イギリスのヒトにはジョーシキなの? |
ケイト | 昔……Big Benのtourに来た時、マムに教えてもらいマシタ♪ |
幼いケイト | ねーねー!最後の質問!時計がズレたら、どうするの? |
ケイトの母 | それはね、振り子にコインを乗せて調節するのよ。重くして、揺れるスピードを上げたりしてね。 |
ケイトの父 | ケイトは、本当に好奇心旺盛だね♪楽しそうに話を聞いてくれるから、ついたくさん話しちゃうよ。 |
ケイトの母 | ええ、アナタにそっくり♪ダディがそうであったように……何かを知るということは、必ずケイトの助けになるわ。 |
ケイトの母 | 楽しいツアーがもっと楽しくなった、今みたいにね♪ |
ケイトの父 | たくさんのことを調べて、学んで、教えて。そうすることで、世界は色鮮やかになっていくものさ。 |
ケイトの母 | いずれ、ケイトが得た多くの知識が、世界を繋ぐ橋となるかもしれないわね。 |
ケイトの母 | そしてケイト自身も、世界中の人から愛される存在になるの♪ |
ケイト | (ダディ、マム。2人が教えてくれたことは、私と、たくさんのものや人を繋げてくれた。) |
ケイト | (私はもっともっと、いろんなことを知って、教えて世界を繋いでいくから、どうか見守っていてね) |
恵磨 | マジだ!学校のチャイムだ!叫びながら走ってたから、全然聞こえなかったわ!メアリー物知りだな〜! |
メアリー | フフーン♪デショ?……ホントは、ケイトに教えてもらったんだケド。 |
恵磨 | あ……待てよ?なあ、もしもあの時計がズレたりしたら、どうやって直すんだ? |
メアリー | えっ!?そ、それは……。長い棒で、時計の針をエイッ!ってするのヨ!……たぶん。 |
ケイト | メアリー、それはかなりdangerデスネ?ズレを直すためには、coinを振り子に乗せて…… |
コメントをかく