この世界線では、UHP(Unidentified Harmful Phenomenon、未確認有害事象)が存在する世界線である。

UHP

UHP(未確認有害事象)とは、未確認であったり、人体に有害であり、解決や対処に時間的、資金的に困難な物体(生命体含む)、現象のことである。

主に以下の五種類がある。
・ND…自然災害。自然的な原因により発生する有害な現象。
・UR…未確認襲撃。未確認物体による対人襲撃や無差別襲撃。
・SH…科学的危機。主に大規模なCBRNE災害を指す。
・DCA…危険生物出現。各機関によって指定された危険生物の出現。
・SOC…宇宙物体騒動。宇宙から飛来したもの(隕石、UFO、宇宙人、毒性宇宙線、太陽フレア等)に対する混乱。
・UPaO…不明及びその他の現象。

各国・各機関のUHPへの対策

日本

UHP対処法
有害特異現象及び危険物体、不明物体による襲撃等に関する緊急特別措置法(通称:UHP対処法)とは、UHPへの対処や予防策についての法律である。

UHPによる避難警報

特異防止庁
特異防止庁は、UHPに関する情報の管理、UHPに関する業務の統一、UHP事案に対する対応を担当する内閣府傘下の省庁。
他の省庁にも情報共有場所として、UHP連絡課がある。
また、各都道府県の県庁所在地・政令指定都市に観測地点がある。
詳しくは特異防止庁を参照。
UHP会議(有害特異現象及び危険物体、不明物体による襲撃等に関する関係閣僚会議)
UHP会議は、UHPが発生したとき、または発生の危惧があったとき、または毎年四月に行われる。
UHP発生時にはUHP対応緊急会議に名称が変わる。

構成員

アメリカ

UHP特別軍
UHP特別軍は、UHP防衛を担当するアメリカ合衆国の統一軍の一つである。
配下の部隊
・アメリカ陸軍UHP作戦コマンド
・アメリカ海軍UHPコマンド
・第25空軍
・アメリカ海兵隊特殊作戦コマンド

国際連合

国際特異事象調査機構(IIPIO)
国連の専門機関の一つ。特異事象の調査、研究を行う。
UNESCOのUHP調査センターとIMOの海洋災害安全小委員会、国連UHP科学研究所、WHO感染症調査センター大規模感染症研究所などが統合されてできた。
UHP発生後には、IIPIOにより、IPIRS(特異事態被害評価尺度)が出される。

IPIRS策定基準

IPIRS発令事例

国際赤十字赤新月社連盟

IFRC事務局によると、過去に赤十字が活動したUHP関連の活動は、2074年より、532件、全活動の30%となる。

国際UHP研究ネットワーク

国際UHP研究ネットワークは、IIPIO国連IP科学研究所を中心に23の研究所や大学、シンクタンクが連携してできた団体である。

参加団体

過去のUHP(または、UHPに匹敵する事例)

1346~1353黒死病の流行モンゴル帝国、元朝、アラゴン連合王国など...SH
1908ツングースカ大爆発ロシア帝国SOC
1960バルディビア地震チリ共和国ND
1986チェルノブイリ原子力発電所事故ウクライナ・ソビエト社会主義共和国SH
2019~2023COVID-19の世界的流行中華人民共和国、イギリス、アメリカ合衆国、インドなど...SH

類似の存在

AEC

AEC(人為的緊急危機)は、人為的なもので、有害な事象を指す。
UHPは人為的なものは含まない。
UHP、AECの両方を指す場合はCDC(収束困難事象)という。

IPCS

IPCS(国際平和維持危機状況)とは、戦争やテロにより世界の平和が脅かされるような状況に至った際に国連事務局 政治・平和構築局から出されるもの。

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