日本人連盟
京都府京都市
ネット上に蔓延る《右翼団体=在日・反日勢力》と規定した《右翼団体一覧》なるものにほぼ必ず載っている「団体」。
代表者は在日コリアンであった高山登久太郎(四代目会津小鉄会長)とされているが、実際には中島会(後に復興された会津小鉄会の前身組織中島連合会の中核となった団体)系図越組組長の図越利一(三代目会津小鉄会・四代目会津小鉄総裁)が首領格を務めた。
また本拠地が福島県会津若松市とされている場合もあるが、これは会津小鉄会の団体名から思慮なく安易に連想したものと思われる。
余談ながら同会の団体名の由来は初代(会祖)の上坂仙吉の別称である「会津の小鉄」からきており、同会と福島県には何の由縁もない。
昭和21年1月18日、京都駅構内での物価統制令違反(ヤミ米)摘発事件を端緒として、在日本朝鮮人連盟(朝鮮総連の前身団体。以下、連盟)京都本部と京都府警察部(後の京都府警察本部)七条署が対立。20日には連盟の数人が同署に押し掛け騒動を起こした挙げ句、24日に再び集団で訪問(襲撃)する旨を通告してきた。
この事態に同署は「警察の力では最早対処できない」として、地元の親分である図越に救援を依頼。かねてより彼等の横暴に憤っていた図越は応諾し、当日は同署とその周辺各所に予め組員を配置させ、連盟の暴徒が署長室で乱暴狼藉を働いた事をきっかけに攻撃をしかけ撃退した。
しかし図越は連盟が直ちに報復に来ることを予見し、応戦するべく自宅に組員や武器を集め着々と準備を進めた。
その際、図越邸前には「朝鮮人連盟」と断固対決するとの気概と覚悟の下、「日本人連盟」と書かれた看板が掲げられた。
そして連盟が再び人数を集め七条署周辺を占拠したとの知らせを受けて図越側も出撃し、同署前に位置する烏丸通に於いて両者は再度激突した。
こちらは先の小競り合いとは違い、何れもが武装していた事もあって多数の死傷者を出しながら双方共に退かぬ凄惨な大乱闘に発展し、MPの出動でようやく沈静化するに至ったとされる。
この事件は当時「七条署乱闘事件」として新聞で大きく報じられたものの、捜査に当たった検察局に対して当事者である連盟や中島会そして京都府警察部の口は重く、死者が出る事態となったにも関わらずさしたる逮捕者も出ず公判も行われないままに、刑事事件としてはうやむやに終わった。
なお事件後「日本人連盟」は(元より組織実態があったわけでもないが)自然消滅した。
つまりそもそも右翼団体ではない。
代表者は在日コリアンであった高山登久太郎(四代目会津小鉄会長)とされているが、実際には中島会(後に復興された会津小鉄会の前身組織中島連合会の中核となった団体)系図越組組長の図越利一(三代目会津小鉄会・四代目会津小鉄総裁)が首領格を務めた。
また本拠地が福島県会津若松市とされている場合もあるが、これは会津小鉄会の団体名から思慮なく安易に連想したものと思われる。
余談ながら同会の団体名の由来は初代(会祖)の上坂仙吉の別称である「会津の小鉄」からきており、同会と福島県には何の由縁もない。
昭和21年1月18日、京都駅構内での物価統制令違反(ヤミ米)摘発事件を端緒として、在日本朝鮮人連盟(朝鮮総連の前身団体。以下、連盟)京都本部と京都府警察部(後の京都府警察本部)七条署が対立。20日には連盟の数人が同署に押し掛け騒動を起こした挙げ句、24日に再び集団で訪問(襲撃)する旨を通告してきた。
この事態に同署は「警察の力では最早対処できない」として、地元の親分である図越に救援を依頼。かねてより彼等の横暴に憤っていた図越は応諾し、当日は同署とその周辺各所に予め組員を配置させ、連盟の暴徒が署長室で乱暴狼藉を働いた事をきっかけに攻撃をしかけ撃退した。
しかし図越は連盟が直ちに報復に来ることを予見し、応戦するべく自宅に組員や武器を集め着々と準備を進めた。
その際、図越邸前には「朝鮮人連盟」と断固対決するとの気概と覚悟の下、「日本人連盟」と書かれた看板が掲げられた。
そして連盟が再び人数を集め七条署周辺を占拠したとの知らせを受けて図越側も出撃し、同署前に位置する烏丸通に於いて両者は再度激突した。
こちらは先の小競り合いとは違い、何れもが武装していた事もあって多数の死傷者を出しながら双方共に退かぬ凄惨な大乱闘に発展し、MPの出動でようやく沈静化するに至ったとされる。
この事件は当時「七条署乱闘事件」として新聞で大きく報じられたものの、捜査に当たった検察局に対して当事者である連盟や中島会そして京都府警察部の口は重く、死者が出る事態となったにも関わらずさしたる逮捕者も出ず公判も行われないままに、刑事事件としてはうやむやに終わった。
なお事件後「日本人連盟」は(元より組織実態があったわけでもないが)自然消滅した。
つまりそもそも右翼団体ではない。
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