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デマサイト「右翼の正体」内の記事の画像です。
そのほとんどが妄想や捏造にまみれたデマサイトの中でも、とりわけこの「同和系右翼とは」と題した記事はその全てが妄想と捏造のみにより構成されている。
あえて指摘するのも馬鹿らしい程度のデマであるが、以下に反証とその典拠等を列記する。
(記事からの引用は《》で表記)
1.まず載せられている画像(毎日放送の報道番組「VOiCE」のキャプチャ画像)に「八尾の同和のボス」とあるのは、逮捕された部落解放同盟安中支部相談役とNPO法人八尾市人権安中地域協議会理事長を兼ねているMという人物であり、その共犯者として逮捕された皇義塾塾長ではない。
さらに塾長は部落解放同盟員でもなく、蛇足ながら同塾の住所地は旧同和地区でもない。
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2.また画像にある「人権はカネになる」と豪語したとされる人物もMであり、塾長ではない。
3.仮に《同和地区で突撃ラッパを吹いている》者がいたとして、何故その者を即同和右翼と断定できるのか理解に苦しむ。
なお右翼団体の街宣車から鳴らされる突撃ラッパは人間が吹いているものではない。
4.《日教組や日本共産党の事務所に乱入したり》《多くの街宣車を所有しており》《徒党を組んで公道を乗り回す特徴があります》等と、もっともらしい事を並べ立てているが、それが同和右翼であった論拠が全く明示されておらず妄想の域を出ていない。
5.《恐喝事件による逮捕者が多い》とあるものの、その逮捕者や事件については何も言及されておらず、こちらも妄想に基づく虚言の可能性が極めて高い。
6.《企業に対して「同和問題・北方領土問題」などの書物を高額で購入させる》のはむしろ活動実態のある同和右翼ではなく、金銭を得る事のみを目的に右翼団体及び同和団体を仮装して立ち上げられたペーパー団体によって行われたケースが多い。
右翼を装う理由は断った際の街宣車による抗議活動を想起させ畏怖させる為であり、同和を騙るのは人権やかつての同和団体の糾弾活動を連想させ断りにくい雰囲気を醸成する為である。
この事は近年大きく報道されたかかる事件の逮捕者の中に、同和右翼に関係した者が含まれていなかった事実が証明している。
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7.《企業のスキャンダルに乗じて街宣し金銭を要求する等の犯罪で多くの逮捕者を出してきました》は、5.6.に同じ。
結論としては、そもそも「右翼団体」「同和団体」「エセ右翼(政治活動標榜ゴロ)」「エセ同和(社会運動ゴロ)」「同和右翼」の区別が全くついていない等、書いた当人が書くに際しての基礎的な理解を欠いており、はじめから右翼一般をおとしめるとの執念の下で画像1枚と自己の妄想のみを頼りに書き上げた感が否めない。
つまりこの記事とはデマを流すにも最低限の論理と調査は必要である事が改めて分かる以外には、何ら意味のない戯言に過ぎないものである。